191 The wonderful world -7 days of MORI-
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何、輝にい。 さっきの、鮫のやつ? 怪我したのなら、先に確認しねーと…
[視線を皆方に向け、眉を寄せた。 足元に、微かに落ちる血痕。]
(-89) 2016/06/12(Sun) 15時頃
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輝にい、おい。それ、なんかやばそうだ。
ちょっと動くな。
今日を乗り切りさえすれば、なんとか塞がりもするだろうから。 それまで、無駄に動くなっ
[腹を押さえる皆方の足元に、抑えている手の間に。 赤い色が染みているのを見て。 叔父が、鮫戦での>>266の負傷を残している事を知る。
この様子では、エコーシティに行って戻るのは難しいかもしれない。 自分が単体で走るか…でも一人で乗り切れる自信はない。 心の中で幾つもの案を出し、破棄し、考えが揺れる。]
(372) 2016/06/12(Sun) 15時頃
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>>@51>>@52 [天からの恵みならぬ、激辛スナックが 落ちてきたのは、その直後。 明らかに、ノイズと分かる細長生物がそれを銜えて走り始める。 見覚えのある金髪が、ふわりと移動を始めるのが見えた。]
(373) 2016/06/12(Sun) 15時頃
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……沙音君。 何か落とした。 ノイズが、拾った…?
――――そういう、事か!
[この行動から、考えられる事は一つだ。 多分、このサブミッションのヒント。 きっとこの、赤い豚を捕らえるための鍵。]
やってやろうじゃないか。 あの、細長いのを倒して…袋を手に入れてやる! 他の連中もいないようだし せめてここは、俺達が抑えておかねーと。
(374) 2016/06/12(Sun) 15時頃
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[光球を4個出現させ、自分の周囲にふわりと浮かせる。 もう、力加減がどうとか言っていられる段階ではなさそうだ。
選択をした。 ここで、決めてミッションの四分の一を完遂させると。
自分の足や皆方の具合も考えると、これ以上移動や戦闘は厳しい。 残り3箇所は、他の参加者がクリアをしてくれると信じて。 今は、ここを乗り切る事を選んだ。
そして、移動を続けるミンクを睨み、動きの確認に全身系を集中させた。**]
(375) 2016/06/12(Sun) 15時頃
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―考えない人の像前―
まずは痺れさせて動きを…止められれば。
[足の調子はあまり良くないので。 まずは、低い位置から光球を滑らせ追尾させる。 ミンクは、動きが早い。>>@56 にゅるりと光の球を避け、縦横無尽に走り始める。]
(441) 2016/06/12(Sun) 21時頃
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>>427 あぁ。多分……この、長い鼬みてーなのが銜えている袋。 こいつが、キーになるとみてる。
[光球を操り、ミンクをこちらに近づけようとするが… にゅるり。再び逃げる。]
――やばい!逃げ……っ
[ミンクの位置が自分達より遠ざかる。 慌てて追うため、駆け始めるが。 方向転換。再び、像を中心に円を描くように動き始めた。]
(442) 2016/06/12(Sun) 21時頃
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―考えない人の像前―
――ッ…… いや、大丈夫だ…まだ、全然走れる…
[踏み込む際に、足に走るチリっとした痛み。 眉を寄せるが、今ここでミンクを逃すものかと。
像を挟んで皆方・幾何のいる方角とは反対側に周り、 走るミンクに光球をぶつけようと力を放つ。 パチパチと電流の流れる音と共に、光の球は2 (1.ミンクに直撃。その動きを大幅に鈍らせた。 2.ミンクの前方で爆発する。今度は自分の方へ走り始める。 3.ミンクを掠めた。ピキュっという声と共に動きがやや鈍る。 4.ミンクにあたらず、ひらりと避けて追いかけっこ再び。)]
(455) 2016/06/12(Sun) 21時半頃
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―――ッ!!!うわっ!!!
[急な方向転換。思わず避けようとしかけて、ぐっと足を止める。 ここで捕獲しなければ、意味がない。]
えい!この……痺れろっ!!!
[真正面から、ミンクに電撃を食らわそうと、光球を操って…3 (1.ミンクは、真正面から雷撃を受けて動きを止めた。 2.ミンクは、圭一の顔を踏み台にして皆方の方角へ逃げ始めた。 3.ミンクに両手を伸ばし掴み掛かる。菓子の袋を捕らえた。 4.ミンクを掴んだが渾身の蹴り。圭一は61のダメージ。)]
(465) 2016/06/12(Sun) 22時頃
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―――ッ……と……っ……わっ… >>464 今走らなくてどうすんだよっ 輝にい!こいつで、豚を起こせる!
[袋を加えたミンクと、袋を掴んだ自分。 バランスを崩しながらも、袋ごとミンクを引っ張って走りはじめる。
暴れるミンクには、4 (奇数.残った光球をぶつけ、おとなしくさせる。 偶数.かまわず全力疾走。) 像の正面へ戻ってきた。]
(468) 2016/06/12(Sun) 22時頃
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――悪い!こいつ、ぶったぎってくれ!
[皆方の正面までくると、タイミングを合わせて袋を銜えているミンクの胴体を振り回した。 ちょうど、狼手の正面にくるように。]
(469) 2016/06/12(Sun) 22時頃
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よっしゃぁぁぁ!!!! やったぜ!菓子袋!ゲットだぜ!!
[目標物確保。吹き飛ばされて塵になるミンクを見て歓声。 皆方の姿を見てはっとしたように表情を曇らせる。]
――あぁ。すぐに豚を捕まえるから。 輝にいは、そこでおとなしく待ってろ。 ちょっと今だけ中身置いていくな。 ミッションクリアしたら、詰め直す。
[背負っていたリュックをひっくり返し、中に入っていた医療品類、マスク、残ったベビースターラーメンの袋等を皆方の足元へ。 空になったリュックと、ミンクから奪い取った激辛チップスを持って像へと歩く。]
(480) 2016/06/12(Sun) 22時頃
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………。
[像の前…眠る赤い豚の前までくると、まず中くらいの光の球を出して。 リュックに被せ、その口を豚の真上に配置する。
当然、リュック自体は豚には触れることができないが。 制御された光球の浮力により、空に浮くスカイランタンのように、隙間から光を漏れさせながらふわふわと浮きながら、固定される。]
おはよう、朝だぜ。赤い豚。 これでも食って、目を覚ませよ。
[豚の至近距離まで近づき、徐に袋を開封。 唐辛子の匂いのする激辛チップスに反応し、豚の鼻がひくひくと動き始める。 豚を覆う、謎の力が弱まり始めて…]
(496) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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――起きた所悪いが、もう一度おやすみなさい、だ!
[力が弱まった所で、リュックを一気に下へと降ろし、紐を引いて口を閉じる。 バチバチバチッと、リュックの中で電流が弾ける音。 一瞬、共に閉じ込められた豚のもがく気配がするが、 気絶をしたのかすぐに、抵抗感はなくなった。]
(497) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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……これで、ミッション達成ってことで…いいのかな。 とにかく、豚を捕まえたぞ輝に……
[ずっしりとした重みのある袋をぶらんとぶらさげ、皆方へと指し示そうとして。 >>483>>493 赤に染まり、倒れこむ姿に気がついた。 袋は抱えたまま、慌てて傍へと走りだす。]
(501) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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大丈夫か輝にい! 豚は捕まえた。
あとは…残りの奴らがどうにかしてくれるだろうから。 それまで、がんばれ。 あと少しの我慢だ。な?
[皆方を力づけるように声をかける。 焦るように掌を覗き込めば、他の方面の豚が倒された後なのもあり、最初よりやや薄くなっているのがわかる。
そして、持っているリュックの重さが突然消えうせ… 目の前で、タイマーの色は更に薄くなった。>>#7]
(507) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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>>510 あぁ…そうか。 わき腹、ざっくりやられてたんだな…。 日付変わるまでは抑えておいてやっから。 痛くても文句言うなよー。
[地面に落としておいたままのリュックの中身を引き寄せて。 タオルをあてがい、血を止めるように上から押さえる。]
(517) 2016/06/12(Sun) 23時頃
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…今、豚が消えた。 ほら…タイマー見ろよ。 かなり、薄くなった。
[タイマーの浮いている方の掌を皆方に見えるように開き、柔らかい口調で話しかける。]
明日はちょっと痛むかもしんねーけど。 どうせ目覚めるのは似たような場所だろうから。 薬局寄って、コルセットみたいなのでも買っていこうぜ。
大丈夫。 輝にいは、生命力強いんだから。 こうして、死んでも再チャレンジのチャンスだってもらえたんだから。 きっと、大丈夫だ。何とか…なるさ。
[まだ薄くタイマーの残る手をそのまま皆方の頭へ。 普段は自分が頭を撫でられているので。 落ち着かせるように、その髪の毛をかき混ぜた。]
(520) 2016/06/12(Sun) 23時頃
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>>@68>>@69 [横を見れば。上を見れば。 死神達が、こちらを見ているのがわかった。
そして、幾何の言葉には、あえて笑顔を向けて答える。]
やっぱり、これでミッションクリアになるんだな。 ちょーっとばかり厳しくて、ひやひやしたけど…良かったよ。
幾何ちゃん、今日も世話になったな。 明日も逢えたらよろしくな。
[これで最後かもしれない、という思いを振り切るように、あえて明日と表現をした。]
(524) 2016/06/12(Sun) 23時頃
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>>@69
沙音君も、菓子、サンキューな! 買いに行く余裕なかったから、超助かった! おかげでクリアーできたぜ。
[視界に入った空を飛ぶ彼にも。 皆方の傷を抑えていない方の手を振りお礼の言葉を告げた。 掌のタイマーは…。]
(526) 2016/06/12(Sun) 23時頃
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>>525 ――やった!タイマーが消えた!! 終わったぜ、輝にい! あとは…日付が変わるのを待つだけだ。 もうちょっと…もう少しだけがんばれよ。
[皆方からの返事はない。もうかなり調子は悪そうに見えたのだが。 血にぬれるのも構わず、皆方の頭を支え、傷口を抑える。 あと少し。あと少しすればこの傷も……明日は、もうすぐ目の前だから。]
(528) 2016/06/12(Sun) 23時頃
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[ロスタイムに入ったのなら、もうノイズと戦う必要もない。 自分がするべきことは、皆方の傷口を押さえ…少しでも血が流れるのを防ぐ事。 意識が暗転するまで、彼の命を繋ぐ事。 周囲への注意は向かない。 ひたすらに、皆方の顔色だけを確認していた。]
(535) 2016/06/12(Sun) 23時頃
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>>538 ……紀陸、君。 君達も無事だったんだな。
[声が聞こえた。向坂の相方。 昨日、名前を教えてもらった彼だ。]
こっちは少し、へまやっちまった。
でも、ミッション終わったから。 あと少しで……
[言いながら振り返る。 その時、彼はどんな表情をしていただろうか。]
(541) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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>>539
―――――………。
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(542) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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[返そうとした言葉が、それ以上続けられる事はなかった。 動きの止まった身体。
>>543>>544 目の前で刃物の銀がきらめいても。 こちらに笑顔を向けられたとしても。 反応を、返すことはない。できない。
茶色の瞳は、虚ろな空洞のように紀陸の方を向いたまま
そして、彼の手が振り下ろされて――]
(553) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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[圭一の動きが止まる。 皆方を支えていた手が、急速にその力を失う。
皆方の身体に、彼自身のものではない赤い色が降り注ぐ。
少年の体は、ゆっくりと…地面に向かって崩れ落ちた。*]
(556) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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[最後の会話を皆方に届けたのは、まさに彼からの言葉を聞くのと同時だったかもしれない。
日を超えられなかった。 守れなかった。 生きていくことができなかった。
いろんな思いが去来し…伝えられたのは短い一言だけ。]
―――輝にい、ごめん。
[最後の最後。こんな時まで。 自分達は気があうんだな。 一番最後の思考の欠片は、笑うように微かに震える。 …そして、世界から転がり落ちる。 UGの底。さらに深い闇の中へ…]
(-127) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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―失われた記憶―
この仕事をしている理由…ですか?
[そんな事を問いかけられたのは… 一体いつの事だっただろうか。 そんなに昔の話ではない。 目大成功に終わったイベントの企画が終了した直後。]
……そうですね。 世界を創り上げるお手伝いができるから…。
…って、少し気障な言い方でしたね。あはは。
[あまりされた事のない質問に面食らい。 つい、そのままストレートに伝えてしまった事に気づいて 照れくさそうに笑顔を向けた。]
(585) 2016/06/13(Mon) 00時頃
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[人から見る世界と、自分が思っている世界が違う。 それを実感したのは、高校三年の時。
それなら、意図的に望む姿を見せることもできるのではないか。 そんな考えを基にして、現在の好感度の高いイケメン。 北見圭一像が創り上げられた。
そして、更に転換があったのは 大学時代…アルバイトを通じて イベント企画の仕事に触れた時。]
(586) 2016/06/13(Mon) 00時頃
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最初に私が手がけたのは、なんてことのない…小さな遊園地の、小規模なヒーローショウの手伝いだったのですけど。
大人から見れば玩具のような着ぐるみで。 ヒーローの中身も臨時で集められた大学生ばかりで。
それでも、舞台を整えて…効果音を動きに合わせて。 そうしたら、信じられないくらい迫力のある場面が出来上がったのですよね。 もちろん、子供達も大喜びで。
こんな風に、楽しい時間を。 夢のような世界を創る手伝いができるのっていいなって…思ったんです。
[でも、ちょっと恥ずかしいので、他言無用にお願いしますね。 そんな風に相手には釘をさした。 失われた記憶の一つ。 日常の思い出。
北見圭一が対価として支払い…彼の消滅と共に失われる運命にある記憶の―――欠片。**]
(589) 2016/06/13(Mon) 00時頃
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