人狼議事


127 【完全RP村】P.S Episode2

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【独】 双生児 オスカー

/*
エピ乙。落ちロル……ってか、『怠惰の悪魔《バアル・ペオル》』を道ずれに異次元へ跳ぶ描写を唐突に落とす予告をば

(-16) おーがまる 2014/07/28(Mon) 09時半頃

【独】 双生児 オスカー

/*
ずっとカリュクスの発言をOFFにしたままだった事に今気がついたCO……すまぬ

(-35) おーがまる 2014/07/28(Mon) 19時半頃

【独】 双生児 オスカー

/*カリュクスさんめっちゃ喋っとるやん……マジやらかした感……

(-52) おーがまる 2014/07/28(Mon) 21時半頃

【人】 双生児 オスカー






 深い、深い、深い闇の中を、何処までも果てなく落ちて征く。
 上も下も、右も左も、前も後ろも、東も西も、南も北も、全てが暗い。
 自己の存在すら曖昧で、ただただ落ちていると云う感覚だけがその思考を刺激していた。
 哀しみも、喜びも、悲しみも、歓びも、憎しみも、親しみも、怒りも、慈しみも、何も、何も感じない、感じ取れない、感じ取ろうと思えない。
 世界を呑んだ闇の海に放り込まれて、ひたすらに身体が落ち征くのを僅かに残った自我が認識するばかりであった。
 

 しかし、其れでも。


 男の表情は、何故か満足気に歪めた侭で、固まっていた。
 とても、とても、満ち足りたと言わんばかりに。

(40) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



 ーー『忌児』と呼ばれる人間がいる。


 魔法が発達したこの世界に於いてなお、人智を越えた現象を生み出し、またこの世に仇為す怪物。
 関わることは禁忌とされ、『忌児』と知れた者は一族郎党国家の敵と認定される。逃れるためには『忌児』を差し出す他に、道はない。
 だが、その身に宿った『権能』へ理解を深めた、深めてしまった『忌児』を屠るのは容易い事でないのだ。
 一説に依ると、『忌児』は生まれ出でし時より『悪魔』に魅入られた存在であると語られている。『忌児』を殺してもその内に巣食っていた『悪魔』は暫く現世から退散し、再度顕現した後に新たな宿り木となる『忌児』を探す。故にこの世から『忌児』が消えることはあり得ない。

(41) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



 ーー盗品を見通す千里眼を持ち、盗人を捕らえ取り返す力を持つ少女が居た。
 だが、少女は片腕に大蛇を宿し、異形の『忌児』と罵られ焼き殺された。


 ーーあらゆる知識に長け、人の心を読み取り、幻すら操る老人が居た。
 だが、老人は一つの頭に複数の顔を有し、フードを剥ぎ取られた日に串刺しとなった。


 ーー翼ある馬に乗り、頼りとする者全てに手を差し伸べる、美しい金髪の少年が居た。
 だが、人とは思えないその美貌に、理性を失った者の刃が迫った。


 ーー木に石に、そして鳥に詳しく、主君を支えた賢者が居た。
 だが、賢くあった者は異形も異形、無機質な五芒星の姿を恐れられ、闇へと消えた。

(42) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



 ーー天使の姿に相応しい美声を有し、燃え盛る戦車に跨る貴公子が居た。
 だが、彼の言葉を信用しなかった者達によって、その翼は折られた。


 ーー音楽の優れた技能を誇り、さまざまな楽器を奏で、踊りや歌に精通する楽師が居た。
 だが、その額から生える角は万の病に効く薬とされ、彼女は首ごとそれを奪われた。


 ーー倫理学と修辞学、文法について造詣が深く、男を勇敢な戦士と変える戦士が居た。
 だが、その力は心弱き強兵を生み、国は荒れた。


 ーー幾何学や天文学、測量術などに詳しく、また非常に弁の立つ青年が居た。
 だが、彼は孔雀の顔と翼を持ち、其れらは権力者の屋敷に飾られた

(43) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー


 ーーこの世のものとは思えぬ業火を操り、友軍を守り抜いた傭兵が居た。
 だが、その炎がいつか敵となることを友軍は恐れ、傭兵は過酷な戦場に送り込まれ最後の敵を燃やし尽くした瞬間、味方の放った鉄矢に貫かれた。


 ーー縁切りを得意とする、巨大な狼を飼い、敵軍を内部から食い荒らす女兵士が居た。
 だが、その波紋は仲間達の仲すらも裂き、皆死んだ。


 ーー占星術や天文学、薬草に関する知識を持ち、山奥で祖父と長閑に暮らす子供が居た。
 だが、その姿は双頭のドラゴンに乗る天使であり、山から街へと降りた子どもは百の剣と、千の矢に滅ぼされた。


 ーー金属を硬貨に、水を葡萄酒に、葡萄酒を水に変える手品師が居た。
 だが、其れにはタネも仕掛けもなく、気付かれた手品師は余生を鉄檻の中で過ごした。


 ーー哲学、そして工芸の技に精通する、とある村を治める翼ある獅子が居た。
 だが、その年は飢饉に見舞われ、村人達は金を得る手段にもまた、飢えていた。

(44) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



 まだまだ、こんなものは悲劇の一例に過ぎず。多くの『忌児』が今までに存在し、その数だけの殺戮と怒りと、そして涙があった。
 『悪魔』は只々己の器を入れ替えるのみ、自らを宿す者の末路を見ては、欲を満たし腹を満たす。


 彼、オスカー・フィニオンもまた、そんな一人の『忌児』であった。

 そして、其の身に宿すは、『怠惰』を象徴する怪生。3種の頭に蜘蛛の身体を持つ、邪悪にして偉大なる、東方66の軍勢を率いる悪魔の王。


 『怠惰の悪魔《バアル・ペオル》』


 かつては『嵐』と『豊穣』を司る王であり、そして今は天を裂く六眼の悪魔。

 過去に数度、かの大悪魔を宿した『忌児』が確認され、その度に壮絶な討伐戦が繰り広げられた。と、文献ではそう伝わっている。あまりに強い力を持つ為に、その『権能』を十全に扱える器は未だ現れず、其れ故にこれまでの討伐は成っていたと。
 仮にその器が見つかれば、其の時が世界の節目になる。
 吹き荒れる『嵐』の担い手は、いずれ世界の心臓に爪を、喉笛に牙を突き立て君臨する、終焉の獣となり果てる。

(45) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー




 かくして、器は産み落とされた。この世に、この世の中に、其の全てを無へ帰すだけの悪夢を背負って。]



 

(46) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



ふむ、思えば、随分と遠くへ来たものだ


[ ガルディア国のエリートが集う学び舎ルブト……であった壮大な建物。その裏庭で校舎へ寄りそうように聳え立つ、セゼルの大樹に背中を預け、オスカーは全てを懐かしむ手つきでその幹を撫でた。
 十三年前、此処にやって来た彼は何をしても一行に満たされない、そんな己が心を慰める時に、この大樹の根元に腰を下ろした。そうしていると、何故か答えが出せそうな気がして。

 『賢者セゼル』。前代の、『怠惰の悪魔《バアル・ペオル》』を宿し散った『忌児』

 其の名を継ぐこの大樹に身体を触れ合わせていれば、何か、何かが、変わるような気がして。]

全く、救いようがないなワタシも。自分から動かなければ、何一つ事態は好転しないと、分かっていた筈だと云うのに……なぁ、『怠惰の悪魔《バアル・ペオル》』よ

[ 声は帰ってこず、またオスカーも気にした様子もなく立ち上がった。肩に積もった雪を払い、十数年来の動作に感慨を抱く。
 『怠惰』を内側へ仕向け、『嵐』をも全てとある裂け目を開くことに注ぎ込んだ今、彼の体は凍てつく極寒に晒されている。
 指先が取れかかっている感覚を、オスカーは感じた。]

(47) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー


何処でもない何処か……ワタシの推測だと、世界と世界の狭間と云うべきか。螺旋の世界からはみ出た終わりのない終わりの場所だ、何ともワタシ達の永遠にやって来ない最後の、その舞台としては上出来だと思う、ね?

[ 

 ーー異様な裂け目が、其処にあった。

 先ずサイズがおかしい。高さ50mは優に越えているだろう其れがオスカーの立つ位置を中心に、少なくとも左右200mは伸びている。横並びに建つ校舎が可愛く見える超弩級の、次元に空けられた空虚な空間。
 そして、其れまで常に裂け目と共にあった迅雷は其のなりを潜め、思いつく限りの色を一箇所にブチまけたような黒が一様に広がっている。
 ただ見ているだけでも、見えない何かに背中を押されて呑み込まれそうな、そんな不安に駆られる異形のオブジェクトであった。

 ーーだが、其れを目の前に、オスカーは一人笑っていた。

 これは自分一人分だけの笑いではないのだとでも言いた気に、誰かの分まで代わりに笑っているのだと。]

(48) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー


これが、ワタシの、ワタシ達の幕引きだ。観客もなく、舞台は殺風景、大道具も小道具も全く用意されず、照明の一つもありはしない

[ 一歩、また一歩、オスカーは眼前の裂け目へと歩を進める、其れは大きく開かれた獣の顎への行進であり、長い旅の最後でもあった。
 そんな彼の進軍に、地獄の奥底から響くような重低音が鳴り響く。]

 

(49) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



「アァ……怠イ

生きるのが怠イ、死ぬのが怠イ、息をするのが怠イ、立つのが怠イ、歩くのが怠イ、座るのが怠イ、這うのが怠イ、寝るのが怠イ、朝起きるのが怠イ、瞼を開くのが怠イ、体を起こすのが怠イ、扉を開けるのが怠イ、顔を洗うのが怠イ、歯を磨くのが怠イ、朝食が怠イ、昼食が怠イ、夕食が怠イ、食器を持ち上げるのが怠イ、掃除が怠イ、体を使うのが怠イ、頭を使うのが怠イ、恋が怠イ、愛が怠イ、誰かを想うのが怠イ、喪うのが怠イ、傷つけるのが怠イ、憎まれるのが怠イ、怒るのが怠イ、悲しむのが怠イ、羨むのが怠イ、蔑むのが怠イ、群れるのが怠イ、助けるのが怠イ、怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠イ怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠怠……」


 

(50) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【人】 双生児 オスカー



[ 常人がこの声を聞けば、すぐさま生きることを放棄するだろう。心の臓を止め、呼吸を忘れ、思考を投げ捨て、一刻も早く其の声から逃れようと、命すら省みず、一切合切を否定し死へと向かう、それだけの『意』が込められていた。

 対して、オスカー・フィニオンは欠片も戸惑わなかった。]


ーーここで全て、終わりにしよう『怠惰の悪魔《バアル・ペオル》』


[ そう言って、オスカーは終わりのない終わりを迎える為に、地を蹴り、風の抵抗を感じ、大地を踏みしめた感触を、風の中を突き進む感動を体に刻み……その身を闇へと踊らせた。


 ーー深い、深い、深い闇の中を。]

 

(51) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【独】 双生児 オスカー

/*
とりあえずやり損ねていた落ちロルをば!


あれ、ダイナミック引きこもりを実行に移すだけなのに何でこんな難産になったんだろ(白目

(-157) おーがまる 2014/07/29(Tue) 23時半頃

【独】 双生児 オスカー

/*
オスカー@taida

繰り返す世界の理からも外れた狭間に引きこもってるなう!

(-160) おーがまる 2014/07/30(Wed) 00時半頃

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