68 熱砂の絆
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― ジッド ―
［岩に囲まれた隘路の果て、ジッドの偉容が姿を現す。
初めてここに来た時は、毛皮に包まれて外は見なかった。
宮殿の中にいた時は外に出なかったし、
王命で砂漠へ出た時は、慌ただしい出立だった。
初めてじっくりと見る岩の宮殿に、暫し息を呑む。
だが、後ろから聞こえる同行者が呑んだ吐息は、
まったく違う意味合いのものだった。］
(116) catroad 2013/01/20(Sun) 22時頃
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［崩れている、と言われてみれば、確かに岩肌が一部陥没している。
軽々と登っていくフランシスカの手を借りながら後に続き、
辿り着いたその場所には、見覚えのある扉が寂しげに残されていた。］
――― 神域が…？
［緑滴る空間の面影はどこにもない。
だが確かに、あの場所だった。］
(117) catroad 2013/01/20(Sun) 22時頃
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［崩れたがれきをどかし、木箱を探すフランシスカを手伝う。］
―――…、
［作業が徒労に終わったあと、近くの岩に腰掛けて巫を見上げた。］
…無くなってしまったな。
［聖地が失われた衝撃を、神を見失った巫の心を分かち合うことはできない。
共に過ごし、初めてを行った神秘的な場所が失われたことに、心が痛むのみ。
傷ついた指先を無意識に口に含み、フランシスカを見守る。］
(118) catroad 2013/01/20(Sun) 22時頃
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正座待機中。（ぜんらで
(-579) catroad 2013/01/20(Sun) 23時頃
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だれもバッドエンドに一直線しなくて、ほんと良かったなぁ。
(-580) catroad 2013/01/20(Sun) 23時頃
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中の人にバッドエンド志向が無いので、バッドな方向とかまったく考えもしてなかったなぁ。
絆を確かめ合う村ですしおすしたべたい。
(-588) catroad 2013/01/20(Sun) 23時頃
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>>-584 レティーシャ
心中ｗｗｗひどいｗｗｗ
小鳥さんのところは設定がまじ鬱でしたからね。
幸せになってください。（なむなむ
(-591) catroad 2013/01/20(Sun) 23時頃
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（なんか見られた気がする
ここだけの話、あんまり服着る文化圏に居なかったんですよね、私。（大嘘
(-593) catroad 2013/01/20(Sun) 23時半頃
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おおう。かいぬしから来てるけど眠すぎるから寝るのだ。
いろいろお返事すっ飛ばしてる気がするけど、
今日はもうおやすみなさい。
(-608) catroad 2013/01/20(Sun) 23時半頃
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― ジッド ―
―――変わる。
国も、人も、神も。
［独白に答えて空を見上げる。
片翼の鷹はなぜ現れたのか。
部族をどこへ導こうとしているのか。
未だ不明なれど、吹いたのは変革の風だ。］
(186) catroad 2013/01/21(Mon) 12時半頃
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［手を取られ、視線を交わす。
一歩分の距離。］
望み―――？
［問われて、薄紅を伏せる。］
(187) catroad 2013/01/21(Mon) 12時半頃
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私は、国を追われた人間だ。
ここを出てもいいと言われても、行くところはない。
神が去って、私が必要なくなったというなら、
……… どうしたものだろうね。
(188) catroad 2013/01/21(Mon) 12時半頃
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［引き寄せられ、腕に包まれる。
耳元で告げられる言葉が、身体にそのまま染みる。
は、と吐いた息が黒髪を濡らした。］
(197) catroad 2013/01/21(Mon) 21時半頃
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わたしは、
あなたの側に、居ても良いのだろうか。
［水が器の縁から溢れるように、心が言葉の雫となる。］
あなたの心に、応えるのが怖い。
役目と関係なしに、あなたと繋がるのが怖い。
これ以上側にいると、愛してしまいそうで怖い。
けれども、もう離れたくはない…。
(198) catroad 2013/01/21(Mon) 21時半頃
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［未だ繋がる銀の鎖を握る。
ひどく澄んだ音が、砂漠の風にさらわれていった。］
………わたしは、愛してはならぬひとを、愛してしまったのだ。
ゆえに、そのひとは死に、私は流された。
それが、私の許されざる罪だ。
［銀鎖に込められた意味。自らを縛る呪縛。］
(199) catroad 2013/01/21(Mon) 21時半頃
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私はもう、人を愛してはならぬのだと、
愛することで、死に追いやってしまうからと、
そう、覚悟を決めてきた。 … のに、…っ
［泣き出しそうな声が、食いしばった歯の間から零れる。］
あなたが、
そんなに、私に心を許す、から ――― …っ
(200) catroad 2013/01/21(Mon) 21時半頃
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ログだけ投げて、ふろるー。
(-829) catroad 2013/01/21(Mon) 21時半頃
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［褐色の背中を濡らして、滑り落ちる自分の言葉。
「頑張った」、と、告げられたひとことが、それを掬い上げる。
示されて、見上げれば蒼い空。
高く巡る飛影。］
――― チェ、ラ 。
［押し付けられ、奪われるように口付けられる。
―――全てを注がれるような。］
(208) catroad 2013/01/21(Mon) 22時半頃
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私は、 … 《片翼の鷹》 になれるだろうか。
片翼の民になれば、あなたの言葉を信じられる。
…そんな気がする。
［死なないと、約束する言葉を。］
(210) catroad 2013/01/21(Mon) 22時半頃
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……私を、解き放って。
どうか。あなたの手で。
［切なく鳴る銀の鎖］
それができるのは、 私に名を与えたあなただけだ。
――― チェラ 。
(211) catroad 2013/01/21(Mon) 22時半頃
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時間がにゃい！
もう、心は落ちているのに理屈が追いつかない残念な子よ。
（よよよ
(-904) catroad 2013/01/21(Mon) 22時半頃
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レティーシャはお大事に？
さっぱりログは読めていないけれど、いろいろ流行ってるからねまでは読んだ！
挨拶？挨拶！！
(-906) catroad 2013/01/21(Mon) 22時半頃
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村建て相方のnekomichiです。catroadはサブＩＤです。
初めましての方もお久しぶりの方も前村ぶり！の方もいらっしゃいますが、みなさん、楽しい村をありがとうございました。
進行でいろいろ不手際も無茶振りもありましたが、乗り越えて絆を紡いでくれたみなさんに感謝ですよ。えろすえろす！
またどこかでお会いした時にはよろしくお願いします。
(-915) catroad 2013/01/21(Mon) 22時半頃
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落ち着いて眺めると、まわりがぴんくい。
後で読もう、あとで…。
(-921) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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［重ねた手の中から、銀の鎖が解け落ちる。
過去に繋ぎ止めていた、最後の欠片。］
レイ・ロー、 チェラ、
――― 片翼の民とは、
共に手を携えて飛ぶものたちのことだったのだな。
［二人の名を並べて、得心の笑みを浮かべる。］
(216) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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あなたは私の片翼。
私は、あなたの片翼。
どこまでも、共に行こう。
(217) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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―――愛している、チェラ。**
(218) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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せめてこれだけは。
な、台詞をようやく言うのだ。
愛してる。最初から愛してた。
うにゃー。
(-943) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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たまらないね。
これほど時間が足りないと思った村も久しぶりだ。
せめてあと１日あったら。
……あってもやっぱり足りなくなる気がするけれども。
(-948) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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ああ、何度でも言うよ。
愛している、チェラ。
(-954) catroad 2013/01/21(Mon) 23時頃
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