268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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美味しい
[カクテルが喉の奥に熱を点す。 ポテトとチーズのオーブン焼き?良い匂いが漂ってくるのはそれか] [魚は……先週みた、路上に散らばる魚の死骸のインパクトがまだ残っていて。 思い出さないようにしながらカルパッチョとピクルスを立て続けに口に入れた]
[美味い]
(39) 2019/08/01(Thu) 01時半頃
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そう。 ……たしかに規模は大きくないが、若者が元気な街は良い街だよ
俺はあの路面電車も好きだ 乗ってみたいが機会が──
[そんな話をぽつぽつ。 酒は舌を滑らかにし、これまでチャレンジしていない変わった──料理に手を伸ばさせる。 チーズの食感も意外と平気だと知った。なにこれ伸びる面白い]
え?
[つまり、普通に楽しんでいるつもりだったので]
……変か
[手袋を見下ろした]
(40) 2019/08/01(Thu) 01時半頃
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[小さく鼻を鳴らして、フォークを置いた。 指の先端部分を引っ張って手袋を脱ぐ]
これは、あー…敏感肌というか
ちょっと人より苦手なものが多いだけだよ 気にするなと言っても変だろうけど……
では、なるべく普通にするから
[君にザーゴと呼ばれたいのと同じだ。
一度手を握って開いて、もう一度フォークを素手でつまんだ。 金属の滑らかな感触。問題ない*]
(41) 2019/08/01(Thu) 01時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/01(Thu) 01時半頃
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[ごく軽く、さらりと返された反応>>42に笑った]
うん、ありがとう
我慢するのは── 嫌いとか苦手だとか、ネガティヴな言葉を使いたくなくて。 嫌なものよりも、好きなものを覚えておいて欲しいから
[頭が痒くなるやつ、と聞いてぞわぞわ] [なんだそれ。たぶん泣いちゃう。と]
昨日触れなかったものも、明日は平気になるかもしれない だから どうしても駄目な時には「無理」と言うけど そうでなければ、ちょっと時々変な奴、くらいでいいんだ
[残念(なイケメン)、だっけ。それで良い。 お酒は、また君と同じもの が 良い]
(50) 2019/08/01(Thu) 12時半頃
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夢? ……どんな?
[酔いは人の自制心を鈍麻させる][空になったボトル] [窓の外をヤニクは眺めている] [手を伸ばせば、触れられそうだった]
[皿の上に残った小魚のフリットをフォークで浚う]
(51) 2019/08/01(Thu) 12時半頃
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放射点が高いほど観察しやすいから 流れ星は朝まで営業してるはず
[雲がかかってなければの話だけど。 ああ、もう夜明け前。一番好きな時間帯なんだと、簡単に教えてしまう]
眠くないか?遅くまで……楽しかった
[立ち上がる。 ふわり、平衡感覚が波をうち。 いつもは意識の隅に居座る不快な衣擦れの感覚が遠い。息がしやすい。
帰る前にもう少し、外を歩いていくけど君は、と**]
(53) 2019/08/01(Thu) 12時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/01(Thu) 12時半頃
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[美味しい食事と酒。 会計の額はとても良心的に思えた。比較対象の経験がないからわからなかったけど]
朝が好きな理由? ……綺麗だろう 薄蒼くて、静かで、冷たくて
しかも、ペルセウスマーケットの今なら、夜明け前でもひとの気配がある
[言いながら、自分でも、孤独こじらせた吸血鬼みたいだと思わないでもない>>1:77] [支払ったガイド代は、仮眠を要するだろう休養時間まで含めての1日分、小切手ではなく現金で。 お札独特の湿った触感は苦手。手袋をはめてそれを数えた]
(60) 2019/08/01(Thu) 20時半頃
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[外に出ればやはり、ふわと香る祭のいろと暁前の風]
……ザーゴ、だ。ヤニク
[呼べば『スイート・スチュワード』の車を回してもらう連絡はしてあった] [けれど]
歩きたい気分なんだ
[ハワード氏に迎えに来てもらった先週、ヤニクの表情は見ていた。 もう一度、『そういう風』に見られたくない]
(61) 2019/08/01(Thu) 20時半頃
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[送りますよ、と言葉が続けば>>59少し首を傾けた] [“特別”と、彼は容易く口にするがその効果をわかっているのだろうか]
もしかして俺は一人で歩くとコケそうに見えるか? ……
…ん、そうかも
[階段を下りて倉庫に挟まれた裏通りへ出るのに、何度かふわふわして手すりを掴んだ。 手袋ごしの、錆びた金属のざらつき]
酒を飲んだの久しぶり ふふ、そうか、酔うとこんな感じ
[喉の奥で転がすように笑い、一緒に歩こうとするヤニクに左手を差し伸べた。 転ばないように繋げ。と手招く黒い指先]
(62) 2019/08/01(Thu) 20時半頃
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[夜明け前の散歩。 上り坂にも息を乱さない程度の緩い速度]
(63) 2019/08/01(Thu) 21時頃
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ヤニク、君がここにいる理由は 生きる理由も夢も本来、君だけのものだけど
[それは別れ際か、 あるいは薄い薔薇色に染まり始めた空を見上げて立ち止まった時。 食堂でははぐらかされて>>57終わった会話を]
君がここにいたのは、俺には奇跡のように思えるよ
[願いが叶うといいな、と続けた**]
(64) 2019/08/01(Thu) 21時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/01(Thu) 21時頃
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─ 幕間・3週目へ ─
[また一週間。 平日、相変わらず日中はホテルの部屋から出なかったし、仕事は忙しい。
デスクはごちゃごちゃしながらも、雪崩を起こさない絶妙な乱雑具合。 本質的には繊細でも神経質でもなかった。あの便利屋のヤニクに言われた通りだろう]
[平日のある夜、あの絵描きのサイラスがいた街角まで歩いたことがあったが、店は出ていなかった。 そのまま旧知の時計屋まで散歩して、アリーへ「お土産」のオイルランプを持っていく>>2:216。 ドアは足でノックするし、アイスティーはストローで飲むのは変わらないが アリババという店の内装に、魔法のランプが如何に必要か熱弁するのには稚気を見せた。アブラカタブラ。
そこに絵描きや、あるいは他の客などがいれば行儀よい柱時計のように口を噤んでいたが。 アリーしかいない時間、 「あの地方紙の企画とやらはどうなった」と聞いたのは優しくも暖かくもないいつもの声で*]
(93) 2019/08/01(Thu) 23時半頃
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─ 港 ─
[3度目の週末、賑わう港。 宵の口を過ぎ、短針が廻って日付を変えそうな頃]
この蝋燭入れは売り物?
[マーケットの一つ、木濠の装飾品や置物の並ぶ港の露店前にいた。 2年ほど前の夏の時期、『So』に手触りの良い木製のマウスをオーダーしたことがあった。 電子機器との融合を要求してくるクソ面倒客だったが、店主の方はいちいち覚えていないか]
触って見ても、いいだろうか
[照明が非売品とわかれば置物の一つをじぃと眺めて、]
(111) 2019/08/02(Fri) 00時頃
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[バッグから小さく鳴る音に眉を寄せた。 仕事の件ならメールか留守番電話サービス。私用の電話に直接かけてくることなはい。 プライベートでかけてくる相手など片手で数えられるほど]
……
[知らない番号が表示されているのを見て、店主に軽く会釈した。 スピーカーモードのそれを片手に持ったまま、その場を離れ]
はい
[ひとつ、脈の弾むような声は、短い沈黙に変わる]
(112) 2019/08/02(Fri) 00時頃
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……はい、そうですが ええ。はい
……
……成程
いいえ、私が行きます。搬送先は?
保険の有無はわかりませんが、保証金が必要なら私が ええ、よろしくお願いします
[冷んやりと乾いた声で応じながら、足早にタクシープールへ向かう。 一度夜の空を見上げた。 他の客が降りたばかりの座席に滑り込み、その誰かの体温残るシートに舌打ちし、奥側へ座り直した]
(115) 2019/08/02(Fri) 00時頃
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[車窓からオリュースの街を眺める。 何が。 何故。
思考は回るが感情がついてこない。 電話はそのまま、素手で握っていた*]
(118) 2019/08/02(Fri) 00時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/02(Fri) 00時頃
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─ 救急病院 ─
[深夜の病院。 観光客の多いこの時期、病院にも人は多く来るのだろう。 外来は明るく、真昼のような騒々しさだった]
[一転、容体の安定した外傷患者を収容する階は静か] [その個室の一つのドアを横に滑らせ、中へ入った]
……
[怪我人はベッドに横になっている。 処置と経過を説明したスタッフは、今は強い鎮痛剤が効いているので意識がぼんやりしているか、痛みがなければ眠れているでしょうと言っていた。
枕元に椅子が一つあったが、ぐるりとベッドを迂回して。 窓枠に腰掛けた]
(135) 2019/08/02(Fri) 01時頃
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[星明かりが差し込む病室に、モニターの青みがかったLEDの光。 ヤニクの顔はよく見えた。 フードは被っていない。砂色の前髪の代わりに白いガーゼで隠された額。
太陽に愛された褐色の肌が、今は夜に染まって見える]
……連絡先、捨てずに持っていたのか
[何故救急隊がザーゴに連絡してきたのか。 考えればわかるが思考は追いつかず。
しんと囁くような声で呟いた]
(136) 2019/08/02(Fri) 01時頃
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[ずっと握ったままだったスマートフォンを窓枠に置いて、少し身を乗り出す。 片手をマットレスにかけると少し沈んだ。 ヤニクの瞼は開いていたか。手を伸ばして、]
[頬に貼られたガーゼの上に、触れるか触れないか、指先を這わせた*]
(137) 2019/08/02(Fri) 01時頃
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[顔が動いて>>141手が宙に浮く。 目を開けたヤニクの視線が動いて、眼があう]
……
[力のない眠たげな声を聞いて、目を細めた]
君が呼んだんだろう 大丈夫だ、ここにいる
[引っ叩いて、何が最後だ馬鹿か馬鹿めと言うべきかもしれないが]
(147) 2019/08/02(Fri) 02時頃
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[顔の前に翳していた手を戻した]
休めば良くなる ……痛いところはないか?
[刺し傷は深く出血も多かったが幸い内臓の損傷は問題ない、万一があるとしたら感染症くらい、と聞いている。 点滴をしていない方の腕を入院着の上から軽く叩いて] [それから、掌に触れた]
(148) 2019/08/02(Fri) 02時頃
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[添えた手をゆっくり握る。先週もした動作>>91だけど 手袋をしていない素手で、直接]
…、
[少し乾いて、冷たい感触。 もともとなのか、体温が下がっているのか。
吐き気を催すほど厭うはずの人肌、最後に自分から直接人に触れたのがいつか思い出せないほど。 過敏な不快感が今は湧いてこないことを、不思議だとも思わなかった。ただ、冷えた指が心配だとうすく考えて、 手を握りこんだ**]
(149) 2019/08/02(Fri) 02時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/02(Fri) 02時頃
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─ 病室 ─
[指が絡む>>169 感触は冷たい。なのに熱い]
へーき……かな。なんだか…… むずむずするけど
[落ち着く、という音が病室に滴って、]
(176) 2019/08/02(Fri) 21時半頃
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俺も ヤニクが怪我したと聞いて
もしかして君は死ぬのかもと思ったら どうして、触れないままで別れたんだろうと思った
[二度とその機会がないかもと思ったら、 苦しくて喉が詰まって、なのに頭だけは冷えたままだった]
[握り合った手の上にもう一方の掌を重ねて置いた]
(177) 2019/08/02(Fri) 21時半頃
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……で?何故咄嗟に俺の顔を?
変わった趣味なのか?
[彼の苦笑を覆い隠すように、小さく笑った*]
(178) 2019/08/02(Fri) 21時半頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/08/02(Fri) 21時半頃
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忘れたよ 俺は、猫は好きだし(見るのは) 魚も好きになったし?(味は)
……走るのは、まだ無理かもしれないけど
[それだって明日は平気かもしれない。 手を伸ばせば触れられそうなのに、触れられずにいたものに。 振り払わずにいられなかったものに今こうして手を伸ばしたように]
(199) 2019/08/02(Fri) 22時半頃
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死ぬ前に── 人の好みにとやかく言える人間じゃないがそれは何か……
[咳払い]
んん。いや、死なないから、大丈夫だ
[ふ、と。片手を伸ばして、もう一度ヤニクの顔へ近づける。 乾燥した唇へ指の先を乗せた]
……無理しない方がいい 話している方が楽なら、付き合うが
(201) 2019/08/02(Fri) 22時半頃
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子守唄は知らないぞ
[指先が痺れるように感じた*]
(202) 2019/08/02(Fri) 22時半頃
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[そうだ、寝ろ寝ろ。 何故こんな怪我をする羽目になったのか詰めるのは日が昇ってからだ]
……は…?
[休めと告げたつもりが]
(224) 2019/08/02(Fri) 23時半頃
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[顔へ伸びて来る片手に、睫毛が震う]
どうしてもと言うなら、いいが たかいぞ…?
[変わった趣味め] [緩慢に上体を傾け、顔を近づけ。 彼の片手が肌に触れれば微かに息を漏らした。 耳の先が紅くなるような感覚]
……耳のそれ。痛くないのか
[視線を逃亡させて。怪我と全く関係のない耳介のヘリックスを見つめた*]
(226) 2019/08/02(Fri) 23時半頃
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