219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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/* 81ルートってなに!? 鏡で左右対称だからミラーズロード!?わからん!!
(-2) 2017/06/19(Mon) 07時半頃
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/* あー√81か 9か
(-3) 2017/06/19(Mon) 07時半頃
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[>>4:@196カメラの中にあった、 “サイガワラの風景”を眺める。
出会ったらしい参加者の姿>>2:534>>4:283だったり、 犯行現場(?)>>3:109だったり、 あとは、彼女のパートナー>>3:476だったり。 あぁ、本当についさっきのものもある>>4:425。
思い出し笑いをするわけでもなく、 いつものように、鮮やかな思い出を踏みにじるでもなく、 ただ、眺めるだけ。 さて、どれだけの時間、そうしていたのだろうか。
ふと、顔を上げて。 見えた姿に、僕は手元のカメラを取り落としそうになった。]
(@32) 2017/06/19(Mon) 19時半頃
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[そこにあったのは、消えたはずのふたつの姿。 鮮やかに染まった死装束の彼女と、 その傍ら、王子の如く寄り添った男も、目を覚ましたかな。
恐る恐る覗き込めば、もしかしたら。 伸ばされた手の向こう>>+9と目が合ったかもしれないね。]
……あぁ、その……おはよう?
[心当たり>>4:@14があるとはいえ、 僕もまだ、俄には信じがたいので、 ただ、間抜けなまでに普通の挨拶を、彼らに投げかけただけ。**]
(@33) 2017/06/19(Mon) 19時半頃
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[>>+18問いかけには、答えない。 ただ、目の前に伏していた彼らが、 (惨劇の跡はあれど)起き上がって、何事もなかったように 怪訝な眼差しを向けるのを眺めて。
そうして、差し出されたいつかの青色を見て>>+20、 死神は漸く、首をゆるりと横に振った。]
そんなのはいいから、答えて。
[淡々と、投げかけたのは、ふたつの問いかけ。 ひとつは、がばりと身を起こした>>+29、白金の髪の男に。]
(@48) 2017/06/19(Mon) 23時頃
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何故、君は、自分を犠牲にしてまで、 パートナーを助けた?
[もうひとつは、白を斑に染めた少女へ。]
……なんで、最期まで、笑ってられたんだい。
[その問いかけを投げて、死神は、一つ、息を吐いた。
さて、彼らから答えは得られただろうか、否か。*]
(@49) 2017/06/19(Mon) 23時頃
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[彼女たちの答え>>+35>>+36を、頭の中で反芻して、]
……そっか。
[死神は、すこぅし、困ったように口角を上げて。 彼女の手の中で踊る青いバッジを眺めた。
ねぇ、君はどうだったんだろうね。 一番答えを聞きたかった人―炎の力を持った、 活発な少年は、もうどこにもいないのだけれど。]
(@55) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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[あぁ、何にせよ、感傷に浸っている暇はなさそうだ。 頭を過ったのは、昨日のコンポーザーからの堅苦しいメールの文章。 口を開く前に、少しだけ周りを見回したのは、 どこからでも向けられそうな、蛇のような視線を警戒してのこと。
これくらいは許してほしい。 ルールの説明くらいはしないと、あまりに不公平だろう?]
……死神になったわけでもないし、サブミッションでもないよ。 どうやら、君たちは“特別”らしいし、 君たちのゲームはまだ終わってない。今のところはね。
[そんな前置きをしてから、今の状況が把握できていない彼らに、 メールから得た情報を与える位はするだろう。]
(@56) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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[とはいえ、そんなに情報は多くない。
今回のゲームで、君たちのように、 消滅しない『強き魂』がいたらしいこと。 彼らに、コンポーザーが『生きる権利』を掴む チャンスを与えたこと。 『強き魂』を、恐らく、 死神も血眼で探しているだろうってこと。
多分、僕が持っていた情報はそれくらい。
あと、コンポーザーについて聞かれたなら、 金髪の少女の姿をした、一番偉い死神、 くらいは付け足すだろう。 もしかしたら、心当たりがあった人もいたかもしれないね。]
(@57) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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つまりは、格好の賞金首になったと同時に、 チャンスも掴んだわけだ。
[だから、頑張ってね。周囲をきょろりと見まわしたのち、 引き留められることがないなら、僕はその場を去ろうとして、 あぁ、と思いだしたように振り返る。]
これ、もらっていくね。
[と、彼女の鞄から頂戴したカメラを軽く振って、 思案気な様子の死神は、雑踏に消えていくだろう。**]
(@58) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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[掴まれた手>>+42に、僕は怪訝な顔で振り向いて、 問いかけ>>+43には、]
……どうして?
[と、こちらも問いを返しただろう。 単純に、その質問の意図が分からない。そんな調子を含んで。]
……そりゃあ、いたかもしれないね。 けれど、どうして、そんなことを聞くんだい?
[意図を問えば、彼女から答えは返ってきただろうか。 どちらにせよ、僕の次の言葉が向いたのは、もう一人の方>>+49。]
(@65) 2017/06/20(Tue) 00時半頃
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生憎、今はそんな気分じゃないんだ。 けれど、次は気を付けた方がいいかもしれないね。
[殺そうと思えば、いつだって殺せるんだ。 脅しのようにも、ハッタリにも思える言葉を吐いて、 死神は笑って見せた。
そうして、今度こそ。 ひらりと手を振って、雑踏の中へ消えただろう。*]
(@66) 2017/06/20(Tue) 00時半頃
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[何がしたいのか、って? 僕にもよくは分からなかった。
(見た目通りの年齢かと言われれば、言い澱むものの) 多分、つるんでいる死神の中では新参の部類に入る。 とはいえ、迫り来る死で露わになった 人の本性ばかりはよぅく見ていて、
僕自身も、例にもれず、その一人だったわけで。
何だろうね。 少しばかり、情けなくなってしまったのかもしれない。]
(@79) 2017/06/20(Tue) 08時頃
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―5th Day:中央エリア/カタミ薬局前―
[と、感傷に浸る暇も、今日のサイガワラは与えてくれなかった。]
……これ、誰の仕業?
[僕の手に握られていたのは、黒いカエルの足。 とはいっても、僕が出したものでもなく、 見知った雑魚という訳でもなく、 もっと言うなら、敵意を持って攻撃してきたものだから。
些か機嫌を悪くした僕は、その足を握って、 こちらへ仕掛けられた攻撃を、全部、そのカエルに返してやっていたわけだ。
力ばかり強くても、知能はさほど高くないらしい。 腕を切り落とさんとする痛みは、カエル自身の腕を切り落とし、 肉を抉る痛みは、カエル自身の肉を抉る。 それでも懲りずに鳴き喚いているのだから、憐みすら覚える。]
(@80) 2017/06/20(Tue) 08時頃
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[とまぁ、そんなことを繰り返していたなら、 ポケットに入っていた携帯が鳴った>>@72わけで。]
もしもし?……あぁ、昨日ぶりだね。
[相手は、あの惨劇を繰り広げた死神その人。 あぁ、それについて咎めたりするつもりはないよ。 ただ、機嫌は直った?なんて聞くぐらいはしたかもしれないね。]
あいつらって、ポニーテール……じゃないな。 ドレスの子たちのことだよね。
[何度も何度も振り下ろされていた鉄パイプを思い出す。 彼女たちに何かしら思うものがあったのだろうか。 とはいえ、それに触れることはせずに、 ただ、見たものを彼に伝えたことだろう。
一応、僕だって死神だからね。 変に情を入れてしまったとて、参加者側を庇うような真似はしないさ。]
(@81) 2017/06/20(Tue) 08時頃
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多分、暴れたりない君にとっては喜ばしいニュースだよ。 彼らは、件の『強い魂』とやららしいね。
[ご感想をどうぞ、なんて茶化す僕の声は聞こえたかな。 手持ち(文字通り)のカエルがギィギィとやかましく暴れて、 その度に苦悶の声と傷が増えていくものだから、 舌打ちをして、僕は弱り切ったそれを無造作に放り投げた。
その先にいた、お気に入りのサメのノイズが、 ぱくり、と一口でそれを平らげたことで、漸く静寂が戻ったことだろう。]
彼ら、君の鼻っ柱をへし折ってやる、って息巻いてた。 後ろから殴られないように、気を付けてね。
[とはいえ、彼は僕よりずっと荒事に慣れているから、本心からの心配ではない。 揶揄うような調子で、その言葉を投げれば、さて、 彼はどんな反応だったろう?]
(@82) 2017/06/20(Tue) 08時頃
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―5th Day:中央エリア/カタミ薬局前―
[同僚とのスピーカー越しの会話は、 そんなに長い時間ではなかったと思う。 それを切ったのち、僕は深く息を吐いた。
ポケットから取り出したのは、先程もらったカメラ。 ここ数日の思い出が詰まったそれを眺めていると、 自然と口角が上がる。
けれども。
「“私”のこと、忘れないでね。」>>+60 そう言った彼女の真意はやっぱり分からない。
でも、ねぇ。 敢えて消滅を選ぶことが出来るとしたら。 そんな問いかけをする意味なんて、一つしか考えられないわけで。]
(@107) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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[目を閉じて、深呼吸を一つ。 そうして、死神は持っていたカメラを、無造作に放り投げた。 先程のカエルと同じように、 それが向かう先は、黒いサメの腹の中。
ほら、これで、彼女にとってのサイガワラは、 彼女の頭の中にしかないだろう?
自己満足だというのは分かり切っている。 それでも、先程までとは違う、 いつも通りの穏やかな笑みを浮かべて、 死神は雑踏を歩きだした。**]
(@108) 2017/06/20(Tue) 20時半頃
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―少し前:電話にて―
禁断ノイズ? あぁ、これが。
[足を握られ、ぶらぶらと成されるがままの黒いノイズは、 中々に厄介な代物らしい。>>@115 カエルであるからまだ良いものの、もし、他のノイズであったなら。 ……いや、今は考えるのはやめておこう。今はね。
電話口から微かに聞こえる殴打の音と、カエルの断末魔。 どうやら、彼も似たようなことをしているらしいが、 それはさておき。]
(@135) 2017/06/20(Tue) 23時頃
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[昨日見かけた、悪鬼のような形相とは正反対の 上機嫌な声>>@117に、内心で胸をなでおろして、 僕の方も、笑い声を漏らしたことだろう。]
それはよかった。 ……うん、ご心配ありがとう。
[>>@118生き残るか、否か。 それは、参加者たちだけの問題じゃあない。
蹂躙する側、僕らにとっても、これは命がけのゲームだし、 僕も未だ、死ぬわけにはいかない。 片手で頬を叩き、強張っていた笑顔を緩める。
会ったら、君が張り切ってたって伝えておくよ。 そんな言葉を締めに、電話を切る。そうして>>@107]
(@136) 2017/06/20(Tue) 23時頃
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