191 The wonderful world -7 days of MORI-
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あァん、幾何。 テメエ調子が悪そうじゃねえか。
[小津に軽く目配せすれば、 これがサブミッションだと説明を受けるだろうか。 中里が幾何に音楽を聞かせるのをじっと見遣って]
気分が悪くて、頭痛がするならよォ。 俺が“最高にハイになる薬”を持ってるぜ。 一発キめれば、体調の悪さもふっとんじまうよ。
[懐から取り出したのは、“ふしぎな白い粉”だった。 普段シノギに使っている代物だ]
(302) 2016/06/10(Fri) 12時頃
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末端価格だと。 これだけで7万円もするんだぜ。
[得意気に胸を張ってみせるが。 たぶん幾何が求めているのは、そういうものじゃない**]
(303) 2016/06/10(Fri) 12時頃
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……あァん? テメエは昨日の糞インコじゃねえか!?
[「ヤベ」>>310とカタコトの日本語が聞こえて視線を巡らせれば。 昨日、怒鳴の顔面に特攻をしかけてきたインコの姿>>310]
おい、待ちやがれ! くそ!
[ガンを飛ばすが、焦ったようにインコと青年は姿を消してしまう]
あんな鳥に負けてられっかよ。 俺をコケにしやがって……!
[呟く低い声は、やたらとドスの効いたものだった。 さすが本職である]
(312) 2016/06/10(Fri) 14時頃
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あァん? 死神のくせにテメエは臆病だな、幾何。 バレねえように気を付ければ大丈夫だって。
[合法かどうかを気にする幾何>>@66に。 テメエは肝っ玉が小せえなァ、とヘラリと笑ってみせた。 質問には敢えて答えない。合法のはずがない]
ああ……なるほど? ゲームマスターの奴を気にしてるのか。 確かに白上の奴は、うるせえからな。 サツが目を光らせているんじゃ仕方ねえのか……。
[この場にいない白上に対して、舌打ちひとつ]
(315) 2016/06/10(Fri) 14時半頃
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なんだァ? 頭痛が酷くなってきたのか。 見た目通りに貧弱だな、テメエはよ。
[その頭痛の原因が自分だとは気付かない。 懐から別の錠剤を取り出すと、幾何に渡そうとする]
この薬は合法だぞ、安心しろ。
[それは、某半分が優しさの頭痛薬。 最初から“アブナイ薬”などではなく、頭痛薬を出していればよかったと言われればそこまでなのだが。 生前、人に親切をすることから最も縁遠い生活を送って来たのだ。体調の悪い子供が何を望んでいるかなんて、怒鳴に察せるはずもない*]
(316) 2016/06/10(Fri) 14時半頃
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[「誰のせいだと思ってんの」>>@69という幾何の呟きに。 怒鳴は分かるぞと言わんとばかりに、うんうん頷いた]
テメエもあの白上の奴にはウンザリしてるんだろ? 死神ってやつも、組と一緒で上下関係が大変そうだなァ。
[違う、そういうことじゃない。 したり顔で頷いていたのも束の間]
あァん、50点だァ!? テメエ!1度ならず2度までも! 俺の薬の何が不満なんだよ!
[無情な幾何の採点結果に、怒鳴は激昂する。 それこそ、頭に響くような大音声で。 どうやら「ふしぎな白い粉」は、 怒鳴にとって全くの善意だったらしい]
(326) 2016/06/10(Fri) 18時頃
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……ああ、すまねえ。 体調が悪いんだったな。
[声のボリュームを少しだけ落として]
おい、ヒントはねえのかよ。
[幾何に対して上から目線で言ってみせた。 少なくとも物を頼む口調ではない]
(327) 2016/06/10(Fri) 18時頃
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小津。あと50点だ。 テメエは何か考えがあるか? [横にいる相棒に問いかけた]
その、俺は―――
[少しだけ言いよどんで、それから]
(328) 2016/06/10(Fri) 18時頃
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生まれてこのかた、人に親切なんてした記憶がないもんでな。 テメエの方が、こういうのは得意だろ。 やっぱり、慣れないことはするもんじゃねえなって。
[その声音は、ひどく寂しげなものだっただろう。 「それに」と。小さく付け足して]
死神といえども。 ガキが体調悪そうに苦しんでるのを、見てらんねえ。
[怒鳴らしくもない台詞を吐いた*]
(329) 2016/06/10(Fri) 18時頃
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― 後悔と罰 ―
[これは、たぶん罰なのだと怒鳴は思う。
このゲームの参加者は全員、エントリー料を徴収されている。 ゲームが始まってから自分がおかしくなったのは、 間違いなくそのせいなのだろう。
死神というものが存在するのだ。 きっと神様だって、いるに違いない。
生前の行いを悔いよ、とでも言いたいのだろう。 その意地悪な神様という奴は]
(330) 2016/06/10(Fri) 18時半頃
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[前日ゲームマスターから自身に寄せられていた視線>>2:521に。 怒鳴が気付くはずもない。
他人の不幸に鈍感だった「生前の」怒鳴は。 自分の不幸に対しても、また鈍感であったはずなのだ。
それを、こんなに苦しんで。 贖罪の意識にさいなまれて。
死んだらそれで終わりだと思っていた。 楽になるはずだった。 こんな気持ちなど知りたくなかった。
―――こんな「善人」、俺じゃねえよ]
(331) 2016/06/10(Fri) 18時半頃
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……そういや、小津。 ミッションの途中でこんなことを言うのはなんだが。
[そこで、一旦言葉を切って]
テメエのエントリー料って、何なんだ?
[ずっと聞きたかったことを、口に出す]
俺の取られたエントリー料。 大体想像はついてるだろ。 [生前の行いを悔いるように、 そのエントリー料が自分から徴収されたのなら。 目の前のこの小津は、何を失ったのだろうと]
(-131) 2016/06/10(Fri) 18時半頃
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[だから怒鳴は、テレパシーを使って。 ひとつの質問をしたのだった**]
(332) 2016/06/10(Fri) 18時半頃
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色んな意味で駄目……? 小津、じゃあテメエはどうするっていうんだよ。
[>>381お手並み拝見といこうか、とばかりに。 怒鳴は腕を組んで、小津の様子を窺った]
……ほう。
[小津の見せる金魚の写真と、それに纏わる蘊蓄。>>390
野性では生きていくことのできない金魚に、自分を重ねた。
組の為に生きていた。 組の為ならどんな醜悪なことも厭わずやった。
そして組も関係ない、ゲームの中に放り込まれた今。 どう進めばいいか分からないでいる]
(413) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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[小津から吐き出された煙は。 美しい金魚へと姿を変えた。
まるでここが水中だとでもいうように。 優雅に宙を舞い泳ぐ。
視線を幾何に合わせれば。 「合格」>>@74と、あっさり幾何は通行を認めるだろう。
便利なものだ。 す、と見えない壁が掻き消える]
(414) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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お、やるじゃねえか。小津。
[ぽんぽん、と。 へらりと笑みを浮かべたまま小津の肩を叩いて。 そうして、幾何の言葉>>@75に。眉を寄せる]
……あまり長居しない方がいい? どういうこった。
[この少年の死神は、初日といい助言をするような発言が多い。 その言葉も、怒鳴たちを思ってのものと感じられた]
(415) 2016/06/10(Fri) 23時半頃
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……とりあえず、ガキ。お大事にな。
[まるで舎弟に気合を入れてやるように。 幾何の背中をバシーン、と叩いてから。 にい、と悪びれない笑みを浮かべた]
小津、気を付けた方がいいかもしれねえな。
[地下へ足を向けながら、表情を引き締める。 嫌な予感に背筋が粟立つのを感じた*]
(418) 2016/06/11(Sat) 00時頃
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[美しいものを美しいと感じる心。 考えもしなかった答えに、怒鳴は眉を寄せた。 それが、小津の支払ったエントリー料]
俺は学もねえし。 芸術だとかそんなのは全く分からねえが。
[そう前置きしてから]
さっきの金魚は、すげえ綺麗だと思ったぞ。
[その口振りでは。 小津自身はもう「美しい」と思う心を失ってしまったのだろう]
(-153) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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……はァ? 事務所にある美術品を全部売り払うって。 そりゃ、テメエ。
[何のために借金を重ねたんだ、と言いかけて。 ふと、怒鳴はそこで気付いてしまう]
ああ、なるほど。
[くつくつと笑いを漏らして]
小津、テメエも俺も。
(-154) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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―――死んで真人間になったのかもしれねえな。
(-155) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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[「美しい」と思う心がなければ。 小津が借金を重ねることもなかっただろう]
似た者同士かもしれねえぞ。俺たちは。
[可笑しくて堪らない、というように。 怒鳴は笑いながら言葉を続ける]
……最悪の気分だ。そりゃあ、な。
[どんな気分だ、と小津に問われて。 怒鳴は正直にそう返す。 す、と。怒鳴の表情が消えた]
(-156) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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なんで死んでから、 生前の自分の行いをこんなに後悔しなきゃいけねえんだ。
[段々と声が震えて]
いっそのこと、俺は“このまま”の方が。 世の中の為には良いのかもしれねえな。
[今いる自分は、「本来」の怒鳴ではない。 昔の怒鳴は、やはりあの時に。死んでしまったのだろうと]
(-157) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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『ジリリリリリリリリリリリ』
[突如聞こえてきた警報音に。 小津とのテレパシーでの会話を、 そこで打ち切ることになるだろう]
いったいどうなってるんだ。こりゃあ……。
[小津の顔を見遣って]
本当に、長居しない方がいいのかもしれねえな。
[極道としての勘も、そう告げていた*]
(423) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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/* 小津〜〜〜〜〜>< ごめん私が遅筆で!!!!! ちょっと齟齬っちゃったね><><><
(-158) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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/* ば、爆弾!?!?!? どうしよどうしよ〜〜〜〜ひええええ。 (メモ見て戦慄する)
(-159) 2016/06/11(Sat) 00時半頃
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ぶえっくしょい!!!!!
[くしゃみをひとつ。 まさか舎弟たちがカラオケに興じているとは知らず。>>449 それでもって、その中にゲーム参加者が紛れ込んでいるとも知らず]
もしかして、俺。 誰かに噂されてるのか……?
[ムズムズと鼻をすする怒鳴であった]
(483) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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―→ 電源管理室 ―
なーんか、ブレーカーとかいっぱいある部屋だなァ。
[薄暗い部屋。 人差し指にぼう、と炎を灯して。 懐中電灯の要領で、辺りを照らす。 瞬間、気付いた。 手のひらのタイマーが消えていることに>>#6]
……小津。やったぞ。 誰かがミッションをクリアしたらしい。 こんな場所にいても仕方ねえ。さっさとずらかる、ぞ……?
[怒鳴の声が裏返った]
なあ、小津。 俺の見間違いでなければ、これは。
[唇が震える]
(484) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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―――爆弾じゃあ、ねえか。
(485) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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[その刹那、けたたましいブザーの音が鳴り響いた>>#7]
逃げるぞ! 小津!
[幾何の言葉の意味を理解した。 長居などしてたまるか]
地下に、爆弾だ!爆弾! テメエら、“また”死にたくなかったら逃げろ!
[もしも逃げる途中に他の参加者と出くわすことがあれば、 そう声を掛けることだろう]
(486) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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─→ 屋外 ─
ぜえ、ぜえ、はあ……。 助かったなァ。
[アスファルトの上に大の地になって。 隣にいるであろう小津に向かって笑いかけた]
“Kill , a vein” ……いったい、どういう。
[暴れる心臓に、整わぬ息。思考はまとまらないまま。 そして、思考はそこで途切れた**]
(487) 2016/06/11(Sat) 02時頃
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