219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[私が腰掛ける23時のゴンドラよりさらに少し目上、 0時を示すゴンドラの上に、象のノイズ<ステゴ>が座す。
この高度にいる、この重量を、如何にして引き摺り落とすのか。 または、引き摺り落とさずに倒すのか。 それこそが今回のミッション。
私は邪魔をしないで見ている予定。……あくまでも予定。]
(107) 2017/06/22(Thu) 01時頃
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[——と、どこからともなく、 黒い<バット>の群れがやってきて、こちらに飛び掛かってくる。]
んー、邪魔だべ。 落ぢろや。
[ケーンでそれを叩き落し、叩き潰し。 応戦しているとやがて、黒い<バット>たちは<ステゴ>の元へ向かって行く。
しかし<ステゴ>は、その鼻を鞭のようにしならせると、 そこから足を動かさないまま<バット>の群れを叩き落した。 禁断ノイズとはいえ、コウモリの群れではビクともしない象の威厳。
叩き落された<バット>たちは、凄まじい勢いで地上に落下した後、 体力が続く限り狂ったように<ステゴ>に襲いかかろうと真っ直ぐに上昇していく。 そして再び<ステゴ>の眼前に戻れば、もう一度同じように鼻の鞭を食らって叩き落される。 以下、無限ループ。
……地上から観覧車の天辺までを、懲りずに何度も往復するコウモリの動きは、 もしかしたら何かに利用できるかも、ね?*]
(108) 2017/06/22(Thu) 01時頃
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/* 攻略法フリースタイルなミッションだけど、 なんやかんやで奈直生くんのテレポで解決できそうだよねっていうおはなし
(-65) 2017/06/22(Thu) 01時半頃
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/* 本命が遠距離攻撃、対抗がコウモリに何か道具を運ばせて攻撃、 大穴がコウモリにぶらさがってスカイハイ っていう想定。
というかあれだな、感覚的には、こう、 離れたボスのところへ辿り着くために、雑魚敵を踏み台にして乗り継いで行くような、 懐かしいタイプの任天堂のアクションゲーム(
(-67) 2017/06/22(Thu) 01時半頃
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/* 遼ちゃんが生きてたら、ゴンドラの上をチェーンで登って行くかっこいいアクションが見れたかもしれないね っていう
(-69) 2017/06/22(Thu) 01時半頃
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/* 南師イズムがwwwww
(-84) 2017/06/22(Thu) 09時半頃
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/* 南師イズムを見てて思ったけど、やっぱり原作のキャラってすごくいい感じに濃いよなあ……
せめてリスペクトを込めて、 マジック用語まみれか金融用語まみれで会話したかったけど、 いろいろ詰め込みすぎてブレブレになってしまった案の定。
というかまあ、RP村はテキスト量が多いから、 特定の用語を2週間ほどごり押し続けるのは難しいんじゃないかっていうな
(-85) 2017/06/22(Thu) 09時半頃
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/* 今回は死神ズとは絡みまくったけど、 参加者と全然絡めてないんだよなーもったいない…
(-87) 2017/06/22(Thu) 11時半頃
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/* 戸隠くんがエントリー料に良心を取られたって、 えーうそでしょやさしすぎるじゃんもう……ってなってる(ほめてる)
(-106) 2017/06/22(Thu) 21時半頃
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/* めっちゃうれしいんだけど、おいしいんだけど、どーしよーかなー ほのめかすだけにしてた片思いを表にしちゃっても よいのかな
(-107) 2017/06/22(Thu) 22時頃
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[目下に集う参加者を見下ろしながら、 次々とやってくる黒い<バット>を露払い。 折角の絶景が曇るのが残念。]
ちょっとばり、多すぎだったっちゃね。
[まあ全部、私がしたことだけど。 禁断ノイズの量を少し鬱陶しく思いつつ、その羽にナイフを投げつけて消す。
——と、その時。 0時の位置にいる<ステゴ>が、鼻の鞭を勢いよく振り回しすぎて、 ぐらり、と、崩れそうになったバランスを、踏ん張っていた。*]
(189) 2017/06/23(Fri) 00時頃
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きゃああぁっ!?
[コウモリと戯れるのに夢中になっていたら、ゴンドラが激しく揺れた。 象が天辺から落下して行くのが見える。
そして近くにいた私も、揺れに耐えられずに中空に放り出され——]
……なあんて☆
[くるりと回りながら、黒い羽を広げ、 そしてさらに、それに重なるように“白い羽”も広げて、 ふわふわ、ゆっくりと地上へ降下。
<ステゴ>を落とせたみたい、おめでとう。 でも、それがそのまま地面に衝突したらどうなるか——想像できますよね?
“災厄”と呼ぶくらいですから。マグニチュードはどれくらいになるでしょうか。 ああ、RGの心配はしなくても結構。 それどころじゃあ、ないでしょう?*]
(207) 2017/06/23(Fri) 00時半頃
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/* あっもうちょっと待てばよかったかな
(-127) 2017/06/23(Fri) 01時頃
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[ふわふわ、宙を降下しながら、 左手に握っていた残り2枚の手札のうち1枚、スペードのAが、 風に飛ばされてどこかへと消えて行く。
“災厄”は祓われた。 とうとう、手元に残ったのは最後の1枚。
それを懐にしまいこみながら、 地面に優雅に着地をして、背中の“白い羽”は瞬く間に掻き消える。]
(224) 2017/06/23(Fri) 01時半頃
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震度4くらいまでなら動じませんでしたかね? この街は。
[<ステゴ>の落下の衝撃が食い止められた今、災厄は災厄にすらならず、 きっと真下にいた参加者も無事だったろうから、軽く肩を竦める。
誰かがこっちに気付けば、シルクハットを取ってお辞儀をひとつ。]
(225) 2017/06/23(Fri) 01時半頃
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6日目の生存、おめでとうございます。 ごゆっくりとご挨拶でもしたいところでしたが。 今は、いいでしょう。
[その場にいた数名を見回せば、無事な者だけでなく、会話をする余裕もない者もいたか。 追い討ちをかけるつもりもない。明日までタネは取っておくものだ。]
……明日。 生き返りを賭けたゲームの、最終日。
お待ちしております。
[それだけを告げて、取り出したコインを一弾き。 それは空中で薔薇のブーケに“入れ替わり”、受け取ろうとした者への餞別を。 質の高いお花を取り扱ってるへダラを、どうぞよろしくお願いします。
スカートを摘まみ上げて微笑み、そして踵を返してその場を去るだろう*]
(227) 2017/06/23(Fri) 01時半頃
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— 失われた回想・4 —
[長い時間を経て。 子供たちの悲願は、達成したかに思えました。
10億円を稼ぐという条件。 十数年を経て、それをとうとう満たした日のこと。 オトナたちに向かって、子供たち——既に成長してその枠をはみ出た者もいましたが——は解放を訴えました。 誰もが、鬱屈した暮らしからの自由を望みました。
しかし。]
(245) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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「君たちを自由にする?」 「さあ、何のことだか分からないな」 「それよりも次の公演の準備だ」
[——返ってきた返答は、これまでかけてきた長い年月を、 あっさりと裏切るものでした。
金の卵を産む雌鳥たちには、最初から、 檻の外へ出る権利など、与えられてはいなかったのです。]
(246) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[それが、火蓋を落とす切っ掛けでした。
マジック用のナイフを手に、オトナたちに最初に飛び掛かって行ったのは、 「あわてんぼうグレッグ」でしたか、それとも「ふまじめリッキィ」でしたか。
怒りと恨みに満ちた声を上げ、振り下ろした銀の刃は、 それも虚しく、オトナたちにあっさりと止められました。]
「まだそんな元気が残っていたのか、乱暴者め」 「何も分かっていないんだな、がっかりだよ」
[嫌な笑いを、オトナたちは浮かべていました。 子供たちの怒りを、悲しみを、絶望を、踏み躙るように。]
「そうだ、見せしめには丁度いい」 「逆らっても無駄だということを教えてやる」
(247) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[間もなく、子供たちは1つの部屋に集められました。 “見せしめ”をすると言って、笑うオトナたち。 その意味を、理解できる子供と理解できない子供は半々くらい。
一列に並べられた子供たちを、吟味するオトナたちの目線。 何やら話しているのが見えた後、オトナたちを掻き分け、「偉い人」が前に歩み出てきました。
その“女の人”が、何を考えたのかは誰にも分かりませんが。
彼女は、「おろかものメアリー」の目の前にやってきて、足を止めて、 そして——凶器を取り出したのが、見えました。
子供たちは、息を呑みます。 皆が絶望の中、10億円の目標まで頑張ることができたのは、 全ては「おろかものメアリー」の励ましがあったから。 それを誰もが知っていました。
彼女が“見せしめ”で殺されてしまえば、もうどうしようもない。 それを分かっていながら、恐怖で動くことができませんでした。 ……ただ、1人を除いて。]
(248) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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や、や、……やめでけろ……!
[「おろかものメアリー」に、処刑の手が下されるその瞬間。 「なきむしキャサリン」は、飛び出していました。 自分を救ってくれた大切な人を、救うために。 ここを出たら友達になろうと約束をしてくれた、彼女を救うために。
きっと、夢中でした。 マジックは失敗ばかり、みんなに責められ落ち込んでいた「なきむしキャサリン」は、 ひとかけらの勇気を振り絞って、処刑を執行しようとする凶器の前に飛び出しました。
「おろかものメアリー」は、死の覚悟をしていましたが、驚いて目を見開き、 そして「偉い人」は——]
(249) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[——。
凶器が、1人の子供の命を一瞬にして奪い去りました。
その子供は、死の間際も仮面をつけており、 本当の顔も、本当の名前も、誰も知らないまま。
本人が忘れてしまえば、全ては儚く失われてしまうものでした。
決して思い出されることのない悪夢の顛末は、これでおしまい。 死した子供が、その後にUGで辿ることになる物語も、 残された子供たちと、この闇の一座がどうなったかも、 処刑を実行した「偉い人」がその時に考えたことも、
全ては、知る人のみが知る、失われた記憶のお話。]
(250) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[余談。
「なきむしキャサリン」は、死の間際までたった一つのことを考えていました。 直向きに「おろかものメアリー」を慕っていた感情と、彼女がくれた全ての思い出を。]
(251) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[——「メアリー」は、役立たずの私に勇気をくれた。 どうしようもなかった私を守ってくれて、ずっと支えてくれた。 いつもどんな時も絶えなかった微笑みと、励ましの言葉は、あまりにも優しかった。
出身地はきっと違っていて、北方の田舎生まれの私とは違う、濁らない敬語。 仮面で見えなかったけど、間違いなく美少女を思わせる佇まい。 その全てに、憧れ続けていた。
願わくば、“ああなりたい”と思った。]
(252) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[暗く、辛い日々だったけど、 「メアリー」と過ごした思い出は、悪いものではなかった。
だから私も、きっと、彼女のように。 “自分のことよりも、誰かのために行動できるように” “例え全てを投げ打ってでも人に尽くせるような、素敵な人になりたい”と、
そう決意した気持ちは——
——「死んでも手放したくない」と、思った。]
(253) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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[ ……“酒衛 鳴李”が徴収されたエントリー料は、**]
(254) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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/* A:「メアリー」にまつわる思い出と決意
いい感じにまとまった気がするような、そうでもないような( 2割ほど、相方に相談してない思いつきの内容が入っている。
自分探しに拘るのはいいけど、そのために他の全てを犠牲にするやり方をしたのは実はエントリー料のせい、っていう。
(-142) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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/* 原作の北虹様まんまなイメージ。
いや、北虹様のは公式で明言があったわけじゃないけど。 北虹様のエントリー料に関する考察すきなんだよ
(-143) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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/* 「偉い人」部分は相方待ちでぼかしてるけど、 相方だいじょうぶかなー
(-144) 2017/06/23(Fri) 03時半頃
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/* りゅーせーくんむりすんなし……!
くぅ
(-150) 2017/06/23(Fri) 04時半頃
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