45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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うん……急に目の前で泣き出したらそりゃ、驚くでしょ。 大丈夫。もう、平気だから。
[こうしてこのままこの桜の樹の下に居続けられたなら、もう何も思い出さなくても済むかもしれない。 それなら本当に、平気なのに。]
手。うん、握ってる。 元気出るまで、いつまででも、こうしてるよ。 忍耐と根気だけは、ある方なんだ。
[なんせ12年も地縛霊やってますから、とは言わないけれど。]
や、でも、ほんとごめん。 具合悪そうだから、様子見に来たのに、こんなの馬鹿じゃん、ね。
[少しの間(>>4)、と頼まれて手を握る。 そうして繋いだ手元見て、ようやく気づいた。ほんのりと自分が向こう側を透かしていること。 希薄すぎる僕という存在が、いま彼女の手をとることで繋ぎとめられている気さえして、僕も不安になって握る力はぎゅっと強くなった。]
(10) 2012/03/14(Wed) 02時頃
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苦しいなら、なおさらごめんだ。 せっかく様子を見に来たのに、僕のせいで苦しかったら意味ない。
[もう一回謝って、今度は少し笑えた。 繋がる手は、あたたかい。 こうして手を繋ぐなんて、もう一生ないと思ってた。 死んで久しい僕に、一生ってのが正しいかどうかは、知らないけど。]
(17) 2012/03/14(Wed) 14時半頃
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エリアス。覚えた、綺麗な名前。 僕、望。楠木望。
[名乗ったら、少し不思議そうにされた。 やっぱり外国の人には難しいだろうか。 呼びにくければ、のん、でもいいよ。そう言おうと思ったのに、口が錆びついたように動いてくれなかった。]
(18) 2012/03/14(Wed) 14時半頃
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[望は希望のことだから、神様に祈るときみたいに、のんのん、の、のん。 はじめにそれを言い出したのが誰だったかはもう忘れてしまった。母さんだったか小6のときの初恋の子だったか、もう知らない。 でも、確かに呼んでくれた。あいつものんって呼んでくれてたから。 もう、誰にも、そう呼ばれたくない。]
――言いにくい、かな。 何でもいいよ、好きに呼んで。
[そう言った表情は、もしかしたら固かったかもしれない。]
(19) 2012/03/14(Wed) 14時半頃
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[ぴん、と弦を弾く音。 それに続くみたいに曲が変わった。静かに耳を傾けて、時々隣のエリアスの様子を伺い見る。]
なんか、気持ちいいなー。
[つないだ手、ぶらぶら揺らしつつ。 音楽が聞こえる、暖か過ぎも寒過ぎもしない桜の木の真下。 静かな夜を、数人と過ごす。 本当にこのまま、ここに居られたらいいのに。]
(35) 2012/03/14(Wed) 23時頃
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そう、そう、のぞむ。 別に、さんはなくてもいいよ。
[のん、じゃなかったら、何でもいい。 彼女が選んだ呼び名がストレートなものだったから、強ばりはすっと溶けてった。]
(44) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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夢の世界……
[うーん、と首をひねる。 正直、夢ではないのではないか、と疑い始めてはいるのだけれど。 けれど、夢でなかったら、一体何だ。]
あの樹が呼んでる? あの桜? 僕には聞こえてないけど。
[でも、怖くて、という女の子の手を、気のせいだと離すほど野暮じゃない。 ぶらつかせていたのをまたしっかりと握って、確かめて。]
ねえ、エリアスは、ここが夢じゃなかったら、何だと思うの? 天国? 地獄? それとも知ってる街の、どこかなのかな。
[薄あおい桜を見上げる。 ざわつく梢に、誰を呼んでいるの、と心の中だけで問いかけた。]
(45) 2012/03/14(Wed) 23時半頃
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