191 The wonderful world -7 days of MORI-
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5日目。
ゲームもそろそろ後半に突入する。
ミッションのメールが着信する音が、変わらず響いた。
そして、手のひらに浮かび上がるタイマーも、同じく。
――――――――――
From:Game master
subject:緊急指令<5>
美術館にて虚ろを彷徨う男に
純朴なる愛を届けろ
リミットは240分
しくじったら殉職
死神より
――――――――――
(#0) 2016/06/13(Mon) 05時頃
「は、はは……もう、なーんもできねえや……。
無理……もう無理……疲れた……。
仕事なんかクソ食らえ……やってられっか……。
……永遠に寝てたい……いっそ死にたい……。
田舎の母ちゃん、ごめんなあ……。」
モリ美術館の入り口、広場の噴水に背を凭れて、虚ろな表情で独り言を延々と繰り返す男が1人。
身に纏うスーツと、投げ出されたカバン。名前の入ったハンカチも無造作に。
立ち上がる様子もなく、誰に話しかけられてもこんな調子でいる。
——男のネガティブな感情に反応して、UGに次々と産まれるノイズ<ジェリ>。
クラゲの姿をしたそのノイズは、ふよふよと周辺を漂いながら、ゆっくりと増殖を繰り返す。
放置していれば、モリ区のUGの空をクラゲが埋め尽くすだろう。
(#1) 2016/06/13(Mon) 05時頃
「タカシ、元気にしてるかねえ……。
最近は全然電話もよこさないから、心配だねえ。
ふう……それにしても、都会は人の多いこと……。」
電車でモリ駅に到着したものの、慣れない都会に戸惑ってベンチで休憩する老婆がいる。
手提げの荷物の中には、息子に届けるために拵えたお弁当。
そこには、働く息子を応援する内容の手紙も添えられている。
彼女に話しかければ、のほほんとした無警戒な様子で、
「息子に会いに行くところなんです」と、息子の名前を添えて教えてくれるだろう。
(#2) 2016/06/13(Mon) 05時頃
/*
Tips:ノイズ<ジェリ>
クラゲ型のノイズ。
ふよふよと宙を漂い、触手を伸ばして攻撃する。
体力も防御力も低いが、放置していると分裂し、無限に増殖を繰り返す。
(#3) 2016/06/13(Mon) 05時頃
/*
Tips:ノイズ<ブーマー>
中型のカンガルー型ノイズ。
蹴りを中心とした格闘と、高くジャンプしてからの踏みつけ攻撃を繰り出す。
(#4) 2016/06/13(Mon) 05時頃
「ひぃっ……!」
[>>31老婆は、その恐ろしい背格好と形相の男に話しかけられ、身を竦ませた。
縮こまりながら、でもおそるおそる口を開く。]
「あ、あ、あたしゃ都会に慣れとりませんので……見逃してください……。
息子のタカシにお弁当を届けたいだけで……。
でも、息子がどこの会社にいるか、さっぱり分からなくて……地図の見方もわかりゃしません……。
ご、後生ですから……それが終わるまでは、命だけは……ひぃぃっ!」
[弁当の入ったカバンを抱えながら、懸命に命乞いをするその様子は、
間違いなく周囲の人目を引くのではないだろうか。]
(#5) 2016/06/13(Mon) 20時半頃
[>>40その恐い人は、話してみたら案外親身になってくれて。
怯えていた老婆の心も解きほぐされていった。]
「こっちに来るときはいつも連絡入れてるのに、全然返事よこさなくてねえ。
仕事が忙しいってのは聞いてるから、邪魔はしたくないですし。
会ってくれなくてもいいから、お弁当と手紙を渡せさえできれば、いいんですけど……。
栄養あるもの食べてるか、心配で心配で。
……そんな、わざわざ!
なんだかすみませんねえ。甘えてしまいますけど。
ああ、そうそう。母が心配してたって、伝えてください。
お願いしますね。」
[>>42警戒心の無い老婆は、頼りになりそうな男に、弁当と手紙の入った包みを託すことにした。
都会の人って案外やさしい。そう思ってほっこりするのであった。]
(#6) 2016/06/13(Mon) 21時頃
……あ……ぁ……母ちゃん、が……?
俺、に……?
[>>220名も知らぬ誰かから差し出されたものを、
自分の名前と、母のことを添えられたことで受け取るタカシ。
虚ろな表情のまま包みをほどき、そこから零れ落ちた手紙を開く。]
……う……ぅぅ……。
ごめん、ごめんな母ちゃん……俺、頑張ったけど、もう……。
でも、……無理する必要、ないんだな……。
俺、田舎に帰るよ……。
そしてジャガイモ育てて地道に暮らすよ……。
(#7) 2016/06/14(Tue) 22時半頃
[ただひたすらに純朴な、子を気遣う愛の篭もった母の直筆のメッセージを読み、
虚ろを彷徨っていた意識を現に戻すことができたタカシ。
我武者羅に進むだけではなく、退くのもまた一つの道であることを、思い出して。
彼はなんとか立ち上がり、涙を拭ってふらふらとその場を後にした。
クラゲのノイズが生み出されることもなくなり、
ミッションクリアを告げるように、手のひらのタイマーは消えた。
——ただし、既に生み出されたクラゲは消えずに、行き場を無くして周囲を漂っていることだろう。]
(#8) 2016/06/14(Tue) 22時半頃
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