241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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― 東エリア→???道中 ―
[まさか死神に倫理観の説教をされるなんて思ってもいなかったのでしょう。>>208 濡羽色のお嬢さんとわかれた後、女は南の方角へ向かっていた。
南を選んだ理由は簡単。 彼も参加者である以上、ただ闇雲に探すよりミッションに関わる場所を回った方が理にかなっていると思ったから。
東エリアにいないとすればここから近いのが南―― いちご横丁だったからにすぎない。]
(@48) 2018/05/22(Tue) 19時頃
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[その道中、霧江警察署の近くを通りかかった際。 もうひとりの探していた人物を見かけた。>>@38]
まぁ…私が心配するまでもなかったわよね…
[さすがにあっさりやられているなんて事はなかった。 よくよく見れば彼女の近くにもうひとりいるのが見えて。]
あ…!
[忘れもしない、苺大福を無残な姿にした張本人。
まだこちらに気づいていない様子だったから、 奇襲としてレイヴンの大群でも向かわせてみようかなんて思いもしたけど、どうやら何か話をしている様子で。>>187
サブミッション中の可能性を思えば野暮な事はしない。 女はさらに南の方角へ飛び去った。]
(@49) 2018/05/22(Tue) 19時頃
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[いちご横丁に到着したものの彼の姿はなく。 ここにいただろう参加者ともすれ違う形になっていたようで目撃情報を得る事もかなわなかった。
となれば残るは二か所。 両者共にここからの距離はそこまで変わらない。 そのかわり遠方になるのがネックだが…いつまでも迷っている時間はない。
6偶数なら知恵の林檎像、奇数なら盟海珈琲店へ]
(@50) 2018/05/22(Tue) 19時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/22(Tue) 19時半頃
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― 北エリア:知恵の林檎像 ―
[失敗だったのかもしれない。 道中空気の読めない漆黒レイヴンだのラニウだのに襲われるまではまだ許せた。
お気に入りのドレスが一部破かれてしまった事も。 しばらく本来の形で経口摂取をできず飢餓感を誤魔化せなかった事も。 結果差し入れ予定だったマドレーヌに手をつけてしまった事も。
けど、すでに伝言を聞いた彼があん屋に寄っている可能性も考慮するべきだったと今更にして思う。 その次に盟海珈琲店、それでも駄目なら知恵の林檎像へ。
つまりはまたこの場所でも彼を見つけられなかったのだ。]
(@51) 2018/05/22(Tue) 21時頃
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[厄介なのはこうしてる間にも状況が変わりつつある事。 あれから時間が経過している以上彼が東エリアに向かっている可能性もある。
さらに失念していた事として、彼が正しく問題を解読できていないという可能性まであった。 例えば、つつじの言葉から花のある場所に向かったとか…。
きりがない。可能性を疑いだせばきりがない。
第一、何で死神が命を狙う以外の理由で参加者を探しているんだという至極真っ当な疑問まで出てくる。 それでも、探す事をやめるという選択肢はとれなかった。]
(@52) 2018/05/22(Tue) 21時頃
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…とにかく、ここからなら喫茶店よね。
[落ち着くように深呼吸。
仮に、彼が東エリアにいるとしよう。 それなら伝言を聞いている可能性だってある。 つまり、疑心暗鬼で現在地から近い東エリアに向かうより結果としてあん屋に向かう可能性をみた方が効率がいいはず。
だから次に向かうべきは盟海珈琲店だ。 それでも駄目だったらあん屋に行けばいい。]
(@53) 2018/05/22(Tue) 21時頃
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― 盟海珈琲店へ ―
[盟海珈琲店へ急ぐ女は何も知らない。
自分の何気ない行動がシュンタロを苦しめている事を。 彼が今、天使のような悪魔の囁きに晒されている事を。
一刻も早く彼の安否を確認する事。 そしてハンカチを返す事。 それだけしか頭になかったから。
女は何も知らない。 今まで見てきたものはあくまで彼の一面である事を。]
(@54) 2018/05/22(Tue) 21時頃
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[だから、店の外まで響く彼の怒号に硬直したのは当然の事だったのかもしれない。>>240
間違いなく彼は、シュンタロはこの中にいる。 けど、普段あれだけ温厚な彼が怒っているのは何故? 何が起きているのか、それは中に入らねばわからない。
女はおそるおそる扉に手をかけただろう。*]
(@55) 2018/05/22(Tue) 21時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/22(Tue) 21時頃
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[じーっと見つめながら、答えを待った。>>187 何を聞かせてくれるのか、どんな表情を浮かべてくれるのか。 観察するように、ただじっと。]
うん
[>>188先に嫌いなひとのことが挙がる。 理由はよくわからないし、聞くつもりもなかったけど、 どうやら“まじめ”な子じゃないらしい、しょうやちゃん。 そんな印象を抱く。
教師。そうだね。 わたしも、ホーイチ先生じゃない先生は大嫌いだった。]
(@56) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[>>189>>190そして、好きなひとのことを、 嫌いなひとの何倍も言葉を重ねて、 そしてUGに来てからの出会いまでも、好きの範疇に入れている。]
へええ……。
[背丈も同じくらいの、わたしと仲良くなれそうな女の子。 そう思っていたのが、今この瞬間、
……確かな隔たりを感じた。]
(@57) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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きせかて くれて あとがりう
せせんい のこと? あのね、せせんい は いんろこなと を おえてくれして わしたの ねいごがと を かえるてなれくの
[>>191むにむに、ほっぺを弄ばれつつ、 にへーっとした表情で、淡々と答えた。
わたしは先生が好きって言ったけど、 よーく考えれば、シンプルな話で。
ただ、他に好きな人のことを、知らない。]
(@58) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[わたしを愛してくれない、このせかいは
誰かにとっては、すばらしいせかい。
壊してしまってもいいですか。
誰に、許可を求めたらいいですか。]
(@59) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[質問に答えてくれたしょうやちゃんに撫でられながら、 ホーリーバッジを1個渡して、忘れずにヒントも伝えただろう。 といっても、残りやることも限られているけど。]
『みっつのかじつをあつめて めいかいにとどけよ』
『ミッションメールの文章を並べ替えると、こうなります。』
[スケッチブックに解説を書いて、破って渡してあげただろう。 そこまで教えたら、もう何も難しいことはない。……たぶん。]
(@60) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[>>262先生への伝言、を受け取ってきょとんとする。 続く言葉。しょうやちゃんが何を考えて、なんでそんな自信に満ちあふれた顔をしているのか、 わたしにはよくわからないけれど。]
……がっんばて。
[しょうやちゃんのエントリー料。 それを取り戻したら、彼女は彼になる? デカくて怖くて、ヤバい奴?
想像もつかないけど、想像もしたくない。 やっぱり、わたしとは別のすばらしいせかいを生きているらしい、このひとのことは。
行くべき場所に向かうしょうやちゃんに、手をふりふり、 おとなしい仕草で見送った。
そうしたらわたしもすぐに、ぴょーんと飛んで周囲の様子を見回しに。*]
(@61) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[店内を確認すれば彼と、他にも知った顔がいるのに気づいただろう。>>284 次に感じたのは肌に刺さるような張り詰めた空気。 そのせいか、誰も扉の開く気配に気づかなかったようで。
店内の様子から察するに先程の怒号は彼女に向けられたものであろう事が予想できた。
(でも、どうして?)
訳がわからず扉の前に立っていれば その横を彼女は、ジリヤはすり抜けて行く。>>285
…もし、全ての事情を知った後ならその背中にノイズの1匹や3匹を向かわせたかもしれないけれどそれはifのお話。 大事なのは現在だ。]
(@62) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[どうやら彼もこちらに気がついたらしい。>>294>>295]
えぇ、だって約束だったから。 あなたが無事でよかったわ、シュンタロ…。
[席に座るよう促されれば素直に従って。 ポーチの中からハンカチを取り出し彼に差し出しただろう。*]
(@63) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[震える手元。先程は気づかなかったが顔色もすぐれない様子で。>>301 彼の体調不良の原因が自分にあると知らない女はきっと余程の事があったのだろうと心配そうな顔をしたでしょう。
だから、ハンカチへ伸ばされた手にこちらの手を包み込まれた際も特に動ずる事もなかった。 体調が悪い時は人のぬくもりが恋しいというし。 このまま彼が落ち着くまで待つべきか…なんて思ったから。]
えっ、あ、あぁ…こちらこそ、ありがとう?
[予想外の復活に少々拍子抜けしてしまった。>>302]
(@64) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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[そして、先客の使用したカップが下げられた頃か。]
…ところで、ここに入る前…怒鳴り声が聞こえたんだけど 一体何があったの?
[言いたくないなら無理に言う必要はないけど。 そう前置きした上で。
掘り返されて気持ちのいい話でない事は予想ができる。 けれど、彼があそこまで声をあげる原因は何だったのか。 自分が力になれる話ならいいけれど。 そんな思いで女はたずねただろう。*]
(@65) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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― 西エリア・フキノハラ駅 ―
[なんとなく、妙な気配がしたので。 空から様子を伺うと共に、”脱落者”の魂を追いかける。]
……なに?
[脱落者はゲームに介入できない次元に落ち、 そのへんをふよふよと漂って、後は見守るだけ。 ――本来はそのはずなのだが、何やら追いかけっこをしているのを感じ取れる。>>+50>>+51]
(@66) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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あんでそ いのかるな もすうぐ しうめょつ だんもね
[消滅までの間、精一杯遊んで気を紛らわせているのだろうか。 わたしの目には、そうとしか映らない。
……脱落者に配信されたミッションの存在なんて、知ることも無い。*]
(@67) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[わたしの口は、正しい音を紡げない。 先生から教えてもらった言葉を、何一つ正しく話せない。
エントリー料として取られた“言葉の紡ぎ方”。 自分の気持ちを伝える方法を、せっかく教えてもらったのに、 思うようにいかないのは、苦しくて、もどかしい。
でも、ひとつだけ……。 救われたことが、ひとつだけ、ある。
それは、先生の耳が聞こえなくなったこと。 先生と“会話”をする時は、先生のサイキックを介して行うようになったから。
先生には、わたしの歪な言葉を知られることはない。]
(@68) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[―分かり合えない人。
その言葉で先程までの空気は口論の結果だったのだろう事を把握する。 確かに生きた人の数だけ、人生の数だけ考えはある。 だから、きっと彼女は彼にとって余程境遇の違った…合わない相手だったんだろう。
黙って相槌を打ち、聞き手に回っていればこちらを見つめられて。>>313]
(@69) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[向けられた感謝の言葉にきょとんとしてしまう。>>314]
えっ… 私はそんな、大した事はしてないわ。
[あの日何気なく言った言葉を感謝される時がくるなんて。 内容だって、あくまでこのゲームにおける基本でしかない。 それでも、目の前の彼は感謝しているという。 何て返そうかしばし考え。]
それは…他の誰でもないシュンタロだったからだと思う。
かつての参加者として、死神として 私は今まで数多くの参加者たちを見てきたわ。 だけど、本当に最後までパートナーとしていられる例は多くはなかったと思うの。
(@70) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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[偶然、同じゲームにいた参加者同士である事。 元から知り合いの事もあれど、大抵はただそれだけにすぎない即席パートナーができあがる。
となれば当然、後々意見の不一致等が起きる事など珍しくもなく。 他人が何を言ったところで結局どうするかは当人次第なのだ。]
だからね、感謝してくれるの嬉しいけど それは他でもないシュンタロの力なのよ。
私はほんの少し、その背中をおしただけ。
[死神は、優しく微笑む。*]
(@71) 2018/05/23(Wed) 00時半頃
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── 北エリア:日継塚公園付近→??? ──
[漆黒のノイズを出来るだけ避けながら、盟海珈琲店の方へと移動することにする。 どうしても避けられなかったものは、サイキックでどうにかこうにか対処して。]
……しっかし、気疲れするわねえ。
[死神特権。これまで、さほど襲撃を恐れることもなく悠々とUGを闊歩していただけに、ノイズの襲撃に気を張って過ごすことに慣れない。 それに、サイキックを立て続けに使っていることで、気持ち悪さがなかなかのものになってきた。]
(@72) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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[それでも、──ここにきて。 道中、漆黒のノイズとともに、何人かの参加者を消滅させている。
つい1日前、このままじゃなかなかにまずいのではないだろうかと焦りを抱いていたことを思い出して、やれやれ、と肩を竦めた。>>4:@28]
……ちょっとだけ、 頑張りすぎちゃっていたかしら。
[序で、ぐらいでちょうど良かったのかもしれない。 今回のゲーム、初っ端から、予想外にも後輩たちになんて出会ってしまっていたものだから。 ちょっぴり、肩に力が入り過ぎてしまっていたのかもしれなかった。]
(@73) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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[──死んだら、頑張らなくていいのかもしれない。
そう、思った。 自分の中から失われたエントリー料が何なのか、気付いた時に。>>4:@108
人よりも少し、勉強することが苦じゃなかった。 だから、いくらだって勉強に打ち込めた。 だけど、それだけだった。
それぐらいしか自分には無かったけれど。 それぐらいしか無かったからこそ、 それだけを頑張っていた。]
(@74) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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[だけど結局死んで、一番大切なものも失って。 ──けれどこうして、魂が失われずに在るのなら。
死んだら、頑張らなくてもいいのかもしれない。
自分の、辛うじて持っていたものにしがみついて。 頑張る以外のやり方も、あるのかもしれない。]
(@75) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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["一番大切なもの"を失ったからこそ、 "一番大切なもの"を失ったままで。
──陰気な死神少女は、 この7日間のゲームに関わり、寿命を繋いでいる。
日々ミッションに挑み、バッジを集める。 試験のような形式のそのゲームは、かつて少しでも高得点を取るべく机にかじりついていた自分を思い出させて、あまり好きな仕組みではなかったけれど。 ……せいぜい肩の力を抜いて、魂を狩ろうじゃないの、と。]
(@76) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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── 中央エリア:兄間薬品付近 ──
……ちょっと、遠回りし過ぎたかしら。 そろそろミッション達成の頃合いかしらね。
[盟海珈琲店へと向かうつもりだったけれど、漆黒のノイズを避けようとしているうちに大きく迂回してしまっていた。 兄間薬品の近く、路地裏の方へと入ろうとして──戦闘の気配に気づいて、はっとする。 羽根を広げて、上空へと。]
(@77) 2018/05/23(Wed) 01時頃
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