18 Orpheé aux Enfers
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―研究室―
……さて、と。 僕の「仕事」はここからですね。
ちょっとばかり踏み込みすぎな上、 かなり明確に越権行為ですけれど。
まあ、構わないでしょう。 武力行使よりかは幾分マシです。
[パソコンの電源をオフにし、転送されるメールの返信を待つことにした。]
(@0) leeha 2010/09/08(Wed) 07時半頃
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−夜・自宅−
[グラスの中に氷を入れ、その中にウィスキーを注ぐ。とくとくという耳に心地良い音を聞きながら、ひとつ息を吐いた。]
……彼らはうまくこの出来事を解決してくれるんだろうか。
[ウイスキーを舌に染み込ませながら、呟く。]
まあ、彼らは子どもとも大人ともつかない年頃だし。まあ、だからこそ俺も出番があるってものかもしれないけど。
……こういう日の夜ってのは、長いモンだなぁ……
(@1) leeha 2010/09/08(Wed) 23時頃
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−夜・自宅−
[携帯電話に新しいメール着信が無いことを確認し、それを枕の上に投げ捨てた。]
ああ面倒くせえ。 本っ当に面倒くせえ話だ。
[ベッドに身を投げ出し、かったるそうにごろごろと転がる。]
けれどしょうがない。 俺はプロの「厄介事担当窓口」だってやってる。
……今晩はもう何も無ければいいんだけどな。
[胸騒ぎがする。こういう時は厄介事が立て続けに起こるものだ。]
……寝よ。 最悪の場合、明日から泊まり込みかもしんないし。
[グラスの中に僅かに残っていたウィスキーを飲み干し、眠りの世界に入り込んだ。]
(@2) leeha 2010/09/08(Wed) 23時半頃
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−朝・研究室−
(あー……かったりー…… なんで大学にエロメール送って来るんだよくそったれ。そんな薬使わなくても俺はイケるっての……
……あ。明日の定例会議、場所変更か。)
[朝食のサンドイッチを口にくわえたまま、メール整理をする。大量のスパムメールの中に業務に関連するメールが混入しているのが堪らなく面倒なのは、どこの職場でもおそらく同じだろう。缶コーヒーを飲み干して、息を吐く。]
……さて、と。 僕の「仕事」はここからですね。
ちょっとばかり踏み込みすぎな上、 かなり明確に越権行為ですけれども。
まあ、構わないでしょう。 武力行使よりかは、幾分マシです。
[そう呟きながら、昼頃にタイマーを合わせて>>-70のメールをバーバナスに送信した。]
(@3) leeha 2010/09/09(Thu) 13時頃
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−朝・研究室−
そういば、あちらはどうなっているのでしょう。
[ブラインドの隙間を指先で開け、視界に入れたのは、合宿棟の屋上。そこには、殺人事件よろしくヤニクが大の字になって倒れ込んでいた。]
……何かあったのでしょうか?
[携帯電話を取り出す。 職場のメールアドレスでは事件が起きたことを明記するわけにもいかないという、講師らしからぬ防衛反応のせいかもしれない。]
(@4) leeha 2010/09/09(Thu) 13時頃
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―教職・教養研究棟 6階(612) 教育心理学研究室―
どうぞ、そこに座ってください。 あまり整理されていない所ではありますが。 僕の授業の際は……どうしましょうか。 大学の授業を先取りして受けてみます?
[サイラスに対して、掌で椅子を指し示す。 壁という壁は全て本で埋め尽くされており、南側の壁の本棚は天井まで届く高さだ。こじんまりとした冷蔵庫の扉には、何故か達筆な文字で「酒は飲んでも飲まれるな」と書かれたマグネットが貼ってある。]
だいたいの事情は伺っております。 ドランブルさん……ええと、友達にはヤニク君と呼ばれている彼のヴァイオリンが無くなってしまった……と。
(@5) leeha 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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―教職・教養研究棟 6階(612) 教育心理学研究室―
ここの引き出しにはクライアントの個人情報が入ってますから、開けないでくださいね。それ以外の本ならお読みいただいても構いません。あなたが興味を抱いたら、ですけれども。
[グラスに1杯、アイスティーを注いで差し出す。 そして、それだけのことを言うと、スティーブンは特に声を掛けずにそこに居ることにした。サイラスが話を始めたら、何かを答えようという判断だった――…のだが。]
……おや。
[沈黙の中に、もの悲しい低音が響く。 サイラスが何かに気付いたのにつられ、スティーブンもまた扉の方を見る。何かの旋律が聞こえたような気がした。]
ああ、この曲は。
[扉の方に釘付けになり、唇を動かして詞を口ずさむサイラスの横顔をじっと見つめている。]
(@6) leeha 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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―研究室―
……先ほど、メールでお知らせをいただきまして。 合宿棟の屋根の上で誰かが寝ているようだったので、気になって聞いてみたら……
[あくまで淡々と答える。 「事件をどう見てますか?」との問いには、黙って微笑むだけで返答をすることにした。]
美しい音色ですね。 ほんの少しだけ、悲しい音に聞こえますが。
「セシル」さん……?とは、あなたのお友達ですか?
(@7) leeha 2010/09/10(Fri) 00時頃
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―研究室―
ヤニク君、でしたっけ。彼が大丈夫かは分かりません。 なんとなく遠くから見ている分には、意気消沈といった雰囲気でしたから。
ほら、ここの窓から見えるんですよ。合宿棟の風景が。昨日の活躍とは一転、あまり動かない感じです。
静と動を表現する練習……などということはなさそうですし、あまり元気はよろしくないのでしょう。
[カップの中に入っているコーヒーを一口飲み、サイラスの方を見る。]
そうですか。同じ高校の同級生…… あの音がヴァイオリンのものではないことくらいは、いくら素人の僕でも分かります。
……いい音ですね。 楽器のおかげだけではない、別の理由が籠もった音です。ずっと一緒にやってこられる仲間がいるのは、素晴らしいですね。
(@8) leeha 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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―研究室―
……扉、開けてみますか?
[音の無くなった扉の向こうを思いながら、サイラスに告げる。]
どちらにせよ、僕も2限の授業があるので、行かなくてはならないのですが……。
アルバーンさん。 静かな所に居たいなら、学生相談室を開けて貰いましょう。あそこは冷房も効いていますし。もしここから出たくない場合は、パソコンと鍵の掛かった机の引き出しを開かなければ、それでいいです。
[扉を開け、外の様子が2人に公開される。 さて、そこにセシルの姿はあっただろうか。]
(@9) leeha 2010/09/10(Fri) 01時半頃
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―合宿棟―
[授業が始まる前に、合宿棟の様子を少しだけ覗くことにした。]
……さて。 何やらいろいろ大変なことになっているようですが。
[携帯電話を取り出し、メールをぽちぽちと打つ。 送信元は、仕事用のメールアドレス。]
(@10) leeha 2010/09/10(Fri) 01時半頃
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−合宿棟−
すみません。ベネットさん。 わざわざメールいただいてしまって。
……お話はお伺いしました。 僕が抱いた個人的な感想については伏せておくとして、これからどうしましょうかね。
(@11) leeha 2010/09/10(Fri) 03時頃
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[学生数人に話を聞き、ベネットが食堂から消えたことを知った。この合宿棟には既に不穏な空気が流れている。]
……いいんですよ。 僕ももうすぐ授業ですし、少し顔出しにきただけですから。
ああそれから。 トラヴェルソさんには、ちゃんと授業に出るようにとお伝えください。
[一礼し、食堂を出る。 廊下を歩いて少し経過した頃、誰かが一人で会話しているのを聞き、不思議そうに足を止めた。
こんこんと扉を叩き、談話室の中に居る誰かの反応を待つ。]
(@12) leeha 2010/09/10(Fri) 03時頃
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−談話室−
[迎え入れられた談話室で、ベネットと高校生のふたりの様子を見つめる。先程サイラスが言っていた「セシル」だろうか?などと思いながら。
それよりも、スティーブンにとって彼は「声が出ない子」という認識の方が強いのだが。]
ああ、僕のことはお気になさらず。 もうすぐ授業にいかなくてはいけませんし。 空気みたいなものだとお思いいただければ。
(@13) leeha 2010/09/10(Fri) 03時半頃
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スティーブンは、セシルの打った文章を読み、ひとつ息を吐いた。
leeha 2010/09/10(Fri) 03時半頃
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−談話室−
………。
[打ち込まれた言葉を、じっと見つめつづける。片側だけ音の無い会話の中で、スティーブンはじっと黙って考えていた。周囲が沈黙に包まれ、全員がそれを嫌というほど体感し終えた頃、口を開く。]
つまりあなたは、まずトラヴェルソさんに謝ってもらいたい、と。
[にこりと笑い、セシルを見つめる。]
……そうですねぇ。 「罪には罰を」というあなたのお気持ちを理解することも可能ですが……下手したらその与えた罰が「打ち込まれた3発目」になる可能性もあるかもしれませんね。そして、さらに別の方向から弾丸が飛んでくる可能性も。
下手をすれば、オーケストラ全体が、無数の弾丸が飛び交う戦場になってしまいそうですね。
そしてそれが、いつしかあなた自身を傷つけてしまうかもしれないし、いろいろなものが飛び交った末、戦場そのものが消え去ってしまうかもしれません。
(@14) leeha 2010/09/10(Fri) 07時半頃
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確かに僕も奇妙な心地がします。 あなたが言うとおり、「一歩引いて黙って見守る」ことに、僕もそれなりのシンパシーを感じています。
……ですが、今あなたは「見守る」だけでどうにか彼が謝れる空気を持っていますか?いいえ。あなただけではなく、皆さん全員が。
確かに彼がしたことは良くないことですけれど。まだ改めて彼と話はしてませんが……
僕には、彼のこの一連の行動が「自分の苦しみを知って欲しい」という叫びを上げているようにも見えるのです。音楽が嫌いなだけなら黙って立ち去ればいいのに、こうして場を壊すような行動をすることに、彼なりの意味があるのではないでしょうか。
「このままオーケストラの中に居るのは苦しい、されどここから黙って離れるのもまた苦しい」……というふうに、ね。
必要ならば、第三者である僕が、彼の告白と贖罪の為の行動を支えることもできます。最終的にそれを行うのは、間違いなく彼本人ですけどね。
……皆さんのお怒りは分かります。 ですから、怒りはきちんと外に出した方がいい。この場を崩壊させないように。僕はあなたたちの怒りを聞くこともできますから。
(@15) leeha 2010/09/10(Fri) 08時頃
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ねえ、ベネットさん。 ベネットさんが彼を心配し、庇うのは、そういうことでしょう。それを感じているから、必死になっているのでしょう……?
[と、ベネットの方を振り向いた瞬間、彼が苦しそうに胸を押さえて倒れ込むのが視界に入った。]
……ベネットさん。 大丈夫ですか?
[セシルの方を見る。その不安げな表情にコクリと頷き、ベネットの身体を背負う。]
とりあえず健康管理センターへ連れていきましょう。あいにく僕はこれから授業なので、彼の傍には居てあげられませんが。
……今、彼を合宿棟に置いておくのはあまり良くない気がします。ここは彼のストレスと心配の元であるだけでなく、また1発撃ち込んでしまうことになりかねませんからね**
(@16) leeha 2010/09/10(Fri) 08時頃
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−大講義室>>239−
……え?
[一瞬、背中に嫌な汗をかいた。 まさかそこまで噂が広まっているのかと思い、内心で「大学生の情報伝達能力おそるべし」と思いつつ、常のように穏やかな笑みを浮かべた。]
……そうですか。そうですよね。 皆さんオーケストラやら何やらでお忙しいでしょうし。ええ。
場所はどこにしましょう? 合宿棟の方がいいですか?それとも外にしましょうか?
トラヴェルソさんもお忙しいでしょうし、あまり遠くに行き過ぎない方が良いとは思うのですけれども。
ああ、僕は煙草を吸っても嫌な顔をされない環境であったら、何処でも構いませんよ。**
(@17) leeha 2010/09/10(Fri) 13時頃
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―朝のできごと:研究室 >>242―
……そうですか。 では、学生相談室までご一緒しましょう。 今日は特に来訪者はいらっしゃらない様子ですから。
[エレベーターで3階まで降り、廊下つきあたりの一室に案内する。決して広いとは言えないが、応接用のソファーが中央に設置され、空調もほどよくきいている環境にサイラスを導く。]
アルバーンさん。 もしどなたかとお会いになりたいのならば、招き入れても構いませんし、落ち着きたいならばおひとりでいらしても構いません。
ここなら防音設備もそれなりにありますから……よほど大きな話し声でない限りは外には聞こえません。
[それはカウンセリング用にしつらえられた部屋であり、音楽を奏でる為のものではなかったのだが、ヴァイオリンケースを持ってきているサイラスにとって、練習するにも良い環境かもしれないと思ったのだ。
分厚く白いカーテンが夏の光を浴びて、間接照明のようにサイラスの全身を照らしていた。]
(@18) leeha 2010/09/10(Fri) 21時頃
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―朝のできごと:学生相談室―
もしここから出る時は、1階の事務室のスタッフさんに一声掛けてください。施錠の問題がありますので。
それから…… 念のため、僕のメールアドレスを渡しておきます。 もし何か緊急事態が起きたら、僕に連絡していただいて構いません。
[メールアドレスが書かれたメモ書きを置く。 そこには、スティーブンの大学指定のメールアドレスが書かれていた。]
ゆっくり居ていただいていいんですよ。 ここを出るのは、あなたのタイミングで構いません。 事務職の方にもここを1日中使わせて欲しいという話を通してありますから、遠慮しないでくださいね。
[緩やかに微笑み、静かにドアを閉める。 ひとりになったサイラスがヴァイオリンケースを抱きしめる姿は、特に確認しなかった。]
(@19) leeha 2010/09/10(Fri) 21時頃
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―それから、昼:講義棟前―
……ままならないものだなぁ。
[バーバナスとの会話を終えた後、煙草を吸いながら、ひとり思案する。]
ま、即座に解決できるだなんて微塵も思ってもいませんが。むしろ事件が一度起こったら、じわじわと戻していくのが常套手段ということで。
各々が全てを納得いかせて丸く収められる世界なんかこの世にはありませんからねぇ。
[夏の日差しを浴び、両腕を上げてぐっと背を伸ばす。]
さーてと。 落としどころ、どうすっかなー。 ……なーんて、夜になったらみんな解決してたりして。
[紫煙を吐き出し、呟く。]
……ねえか。そんなモン。
(@20) leeha 2010/09/10(Fri) 21時半頃
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スティーブンは、立ち上る紫煙が青空に溶けるのを見つめている。
leeha 2010/09/10(Fri) 21時半頃
スティーブンは、携帯電話を取り出し、メールを打った。
leeha 2010/09/10(Fri) 21時半頃
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本当に――…
[白い建物の前にたどり着き、虚空を見上げて息を吐く。]
――馬鹿だな、俺は。
[健康管理センターの受付にひとこと挨拶をすると、ベネットが寝ている部屋へと足を運び、ドアをノックする。]
(@21) leeha 2010/09/10(Fri) 22時頃
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―昼:健康管理センター―
……どうも。 それから、ご気分はどうですか?
ああ、別に体調が悪いのであれば、 無理して「大丈夫です」と言う必要はありません。 そういう風に無理をする人だからこそ、倒れるわけですからね。とりあえず、今はゆっくりなさってください。
その……いろいろ心配されている事柄があるでしょうけれども。
[ベッドサイドに置かれた椅子に座り、ベネットの程近くに置かれた帽子に視線を送った。]
……ああ。なるほど! だからトラヴェルソさんが帽子を被って無かったんですね。
[図星を突かれて問うことができなかった違和感を思い出し、無意識のうちに手を一度だけ叩いて頷いた。]
(@22) leeha 2010/09/10(Fri) 22時頃
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−健康管理センター>>260−
……本音を?
[改めてバーバナスの帽子を見て、首を傾げる。]
なるほど。 そういえば、あんなに長い時間、トラヴェルソさんの目を見たのは初めてでした。
すごいですねえ。 あの鉄壁の帽子を奪ったのですから。 ベネットさん、意外とお強いんですねぇ。
(@23) leeha 2010/09/10(Fri) 23時頃
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−健康管理センター>>269−
いいえ。 言うなれば、これまで1秒しか見つめていなかったのが10秒になった、これは新記録ですね……っていう類の話ですから。
授業ですよ。 教育心理学概論の。 帽子被らずに出席した。それだけの話です。 まったく、あの人は素晴らしいレポートを書くのに、ああいう基礎的な授業の単位を取得しわすれているってことでしょうかねえ。
[バーバナスの帽子を見つめて息を吐き、ベネットの方に向き直る。]
だからむしろ、本音というものを引き出すのは、これから……でしょうかね。
(@24) leeha 2010/09/10(Fri) 23時半頃
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−健康管理センター>>276−
あれっ? ベネットさん聞いてないんですか? 確か彼は「誰も来たくない」……って……
[内心、主に酒癖的な意味合いで自分のアレでソレな話を暴露されていないことに安堵しつつ……]
ああ、いやいやいや。 ええ、これからお会いする予定ですよ。 ふたりで、ね。
[違和感と違和感が一本の糸で繋がったような気がして、少しだけ笑みが零れた。]
(なーるほど。最初からサシ飲み希望だったというわけですね。)
(@25) leeha 2010/09/11(Sat) 00時頃
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−健康管理センター>>280−
よろしいんですか?彼を「お借り」しても。
……なんて言っても、僕のできることはごくごく限られてます。
最終的に手を差し延べることができるのは、家族や友人、仲間や恋人なんです。僕はそこには立てません。
僕ができることは、そこまでたどり着くまでに困っている人の傍に立つことだけですから。心のもやもやが一発で治るような、魔法の薬の処方箋は持っていません。
……この間言ったように。
だから最後は、トラヴェルソさんの近くに居られるあなたの仕事が待ってるのですよ。
(@26) leeha 2010/09/11(Sat) 00時頃
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−健康管理センター>>285−
そうですか。 僕にはまだもうひとつだけお仕事が残っているように感じたんですが。
……「帽子を返す」こと。
ほら。 借りたものはお返ししなくては。
(@27) leeha 2010/09/11(Sat) 00時半頃
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−健康管理センター>>289−
……ええ。分かりました。ベネットさんもあまり無理はなさらないで、必要な手は借りてくださいね。
(@28) leeha 2010/09/11(Sat) 01時頃
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>>293 ……どうなさいましたか?
[ベネットの視線を感じ、そっと視線をそちらに送る。]
(@29) leeha 2010/09/11(Sat) 01時半頃
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>>296 ……え?
[胸のあたりがずくりと疼く。 しばらく俯き、そして。]
……構いませんよ。
[その表情はおそらく、笑ってはいない。]
(@30) leeha 2010/09/11(Sat) 01時半頃
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−昼間:講義後>>295−
……それじゃあ何の為に携帯電話を持っているかわからないじゃないですか。
僕のメールを受信していただけるならば、ちゃんとご連絡いたします。そうじゃなかったら、合宿棟に乗り込みますからね?
[妙に張り付いた絵美を浮かべている。]
……なんちゃって。 それじゃ、ついでですから合宿棟までお酒を持っていきます。 ベネットさんに見つからないように、こっそりとね。
(@31) leeha 2010/09/11(Sat) 02時頃
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>>297 ……いいえ。 さっきも言った通り、僕は「巻き込まれるプロ」ですから。
[距離を取らねばゆゆしき事態になる。 頭の中は妙に冷静で、ベネットの一挙手一投足がスローモーションではっきりとわかる。
それなのに、身体が動かない。 ……つまりそれは自分が冷静ではないということなのかもしれないが。]
(@32) leeha 2010/09/11(Sat) 02時頃
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>>300 ……僕が?
[ベネットの手をじっと見つめる。 それが自分に向けられるものかどうかをじっと見きわめようとする。]
苦しいのですか? 苦しいのなら、無理はなさらず。
……何を言っているのでしょうね、僕は。
(@33) leeha 2010/09/11(Sat) 02時頃
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>>302 [伸ばされた腕は、そのままに受け止める。]
つまり、迷い込んだのはお互い様、ですか。 ……なんだか困っちゃいましたね。
[ベネットの手の質感が白衣越しに伝わる。 演奏者の指先を振り払うわけにはいかない……というのとは全く異なる理屈で、彼はそれを受け入れていた。]
苦しいのも、お互い様なのでしょうね。 ですが僕は、生温い幻想の世界であなたを受け入れることはできません――…そう、あの時僕が火をつけるのを拒んだように。
僕は永遠に存在する「安住の地」ではなく、ただのひとりの人間です。僕は感情を持っているし、怒りもすれば動揺するときもある。
それでも構わないというのなら――…
[と言った瞬間、自分の言葉に目を見開いて、それから先の言葉を失った。]
(@34) leeha 2010/09/11(Sat) 02時半頃
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>>309 「幻じゃない」方の僕をお見せするのは、少々怖いですね。 少なくとも、温厚だとか、講義が睡眠導入剤同然だとか、そういうイメージとはかけ離れたような人間ですけれども。
[そこでやっと口許を緩める。しかし視線は床に落とし、ベネットの方を見ることはできずにいる。
暫しの沈黙の後、重い口を開く。]
……それでも、構いませんか?
(@35) leeha 2010/09/11(Sat) 03時頃
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>>312 なんだ。そうだったんですか。
[急におかしくなり、くつくつと笑い出す。]
……まあ、そりゃあそうですよねぇ。 あそこまでいろいろ揺さぶられたら、ちょっと横から押されただけで、つい「素」が出ますって。
『ベネットさん。 あの時の僕は、くれぐれも内緒にしておいてくださいね。 あなたが倒れたことを内緒にしておくのと引き替えに。』
[そっと振り返り、こちらを見上げるベネットを見つめる。彼の震える指先は振り払わぬままに…]
……なんていう見返りを求めてしまう悪い癖を持ってますけどね?
(@36) leeha 2010/09/11(Sat) 03時頃
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>>316 ……そう、ですか。
[掴まれた右腕はそのままに、左腕でベネットの頭を抱える。白髪交じりの黒髪を掌でぐしゃりと乱して、]
それじゃ、そういうことでひとつ。 ほら、あんまりこういう所を出すと、心証悪いからさ。
[まるで友人にじゃれついているようにも、恋人を抱きしめているようにも見える、曖昧な形のハグ。それに名称をつけてはいけないと感じて、声にならない声で、可笑しそうに笑う。]
(@37) leeha 2010/09/11(Sat) 03時半頃
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>>320 え?このままでいいの? ……というのは冗談だけど。
[冗談めいたような口調で告げる。 腕時計の文字盤を確認して、小さな声をあげつつ思案する。]
あと30分くらいしたら次の講義だから、その時までだけど。 続きが必要なら、いつでもお気軽に……というとさすがに示しがつかないか。いろんな面で。
……まあ、あれだ。 それもこれも、ジェミーにとって必要だったら、だけどね。
(@38) leeha 2010/09/11(Sat) 04時頃
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>>322 あ……
[自分の言ったことが分からず、指先で頬を掻く。]
正直何が「続き」なのかは俺にもよく分からないのだけれども。
まあ、少なくとも無碍にはしない。 俺が応じられる範囲でなら、いくらでも……
……って、酔っぱらった時はその限りじゃない……けど……さ
[何故か明後日の方向に目逸らし。]
(@39) leeha 2010/09/11(Sat) 04時頃
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>>325 いや……もうすぐ講義なのは本当だけど。
[何かを思い切りミスしたような気がする。 というか、言ってはいけないことを言った。 顔を近づけて瞳を閉じた相手の表情は、明らかにひとつのことを欲しているような気がした。]
ええと……あれだ。 酔っぱらった時にするやつと、今ここでするやつとは、全く別のものとして考えてくれると助かる。
[と前置きして、至近距離にあるベネットの唇にそっと口づけた。]
……ずるいな、ジェミー。 罠に嵌められた気分だよ。悪い気はさほどしないけど。
(@40) leeha 2010/09/11(Sat) 04時半頃
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>>329 [名前を呼ばれて、心臓がどくりと鳴る。小さく笑って、相手の頭を抱く腕に、少しだけ力が入る。]
名前で呼ぶのは、学校の外だけにしようか。 ……俺も気をつける。
いや、こういうの本気で照れるからマズイな。
(@41) leeha 2010/09/11(Sat) 05時頃
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>>333 [時計の音を聞き、そっと身を離す。予定の時間から少し過ぎてしまったようだ。]
それでは、また後ほど。 何かまた困ったことがあったら、「僕」にお声掛けしていただいて構いませんから。
いますぐオーケストラの音を、最高の形でひとつに纏めるのは、おそらく至難の業です。それは素人の僕でもわかります。
だからすぐに問題が解決できなくても、時間をかけてゆっくりと、絡まった糸を解くしかありません。
一緒にがんばりましょう。 一人で抱え込まないで、辛い時は相談してくださいね。
[そう言って、健康管理センターの一室から去っていった。]
(@42) leeha 2010/09/11(Sat) 05時頃
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−喫煙所にて>>335−
……誰が何をしているのですか?
[紫煙を吐き出すバーナバスの顔をじっと見る。今度は20秒ほど。またも新記録だ。]
学部3年生の教育実習指導の講義があったんですよ。 そんな妙なことはしてません。
それより、遅くなってしまって申し訳ありません。 どちらへ参りましょうか?
(@43) leeha 2010/09/11(Sat) 05時半頃
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>>339 ……言い訳じゃないですよ。 もし嘘だというならば、イアン・トールソン……打楽器やってる3年生の方に聞いてください。彼は僕の授業に出てますから。
[呆れたように息を吐く。肩にかけたクーラーボックスの中で、何かが擦れる音がした。]
はいはい。 あなたがお求めのものはありますから、まずは落ち着いてください。
[そう言いながら、バーナバスの後ろをついて、空き部屋へと移動する。]
(@44) leeha 2010/09/11(Sat) 05時半頃
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−空き部屋>>-342−
[緑色の缶ビールのプルトップを開けながら、バーナバスの声を聞く。]
いいえ。最初はここのオーケストラの方の何人かにお話を伺う予定でした。あなたに副部長としてお願いしたいこともありましたし。
でも、今は……少しだけ違うことを考えています。
楽器を盗んだ方のことを、少しだけ耳にしました。 詳しい事情や、盗んだ理由みたいなものまでは伺っていませんけれども。
……別に僕はその方を問い質したいと思っているわけではないのですよ。
(@45) leeha 2010/09/11(Sat) 06時頃
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−空き部屋>>343−
詳しい事情や経緯は、あなたが話せる範囲で。 無理に聞き出すのは、あまり僕の流儀には合ってませんから。
[缶を傾け、ビールを口の中に流し込む。その目はバーナバスの竜胆色の目をじっと見つめている。]
(@46) leeha 2010/09/11(Sat) 06時半頃
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舞台に上がれない……そうですか。 だからぶち壊す……同じ目に遭わせてやる……ですか。
音楽をやりたいと……そういう気持ちがとても強いんですね。トラヴェルソさんは。そういう憂き目に遭ってなお、そんなことを表面では微塵も感じさせなかったのですから。
[缶の下を垂れる雫を、テーブルの淵で拭う。]
なるほど。つまり「お前も楽器を奪われてみろ」というのは愚問なんですね。僕は聞く気は無いですが、名乗りを上げたら聞かれることもあるやもしれませんね。
……じゃあ、あなたと「同じ目に遭った」方を見て、どう思いました?
(@47) leeha 2010/09/11(Sat) 06時半頃
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ある事情……ですか。 その事情は、まあお話するかどうかはお任せします。
僕にとって大切なところは、そこじゃないんで。
……何といいますか……こう。 辛い日々だったでしょう。 やりたいことをやれない苦しみは、……しかも「できない運命」というものは。
孤独?苦悩? あなたが堪えてきたことは、きっと計り知れないほど大変な労力だったでしょう。そして、それでもあなたが守ってきたものがあると思うと、胸が痛くなります。
音楽が好きで、音大まできて。できなくなって。 ならば無くなってしまえばいい……か。
[ビールを飲み、息をつく。]
……叫び声のようですね。 言葉にならない、胸が引き裂かれそうになるくらいの、叫び声。
(@48) leeha 2010/09/11(Sat) 07時半頃
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>>350 居られなくなるために…… ……去りがたかったのですか?
[ビールを飲み干し、食堂からこっそり借りてきたグラスに氷とウィスキーを入れ、口に含む。]
僕には、あなたが皆さんに嫌われたかったようには、見えないんです。むしろ「叫びを聞いてくれ」と……そう言っているようにも見えます。
表面上では「楽器とスコアの盗難」という行為ではありますが、その奥に見えるのは……
……あなたの苦悩と、あまり誰の目にも触れなかった孤独の欠片、なのかもしれません。
(@49) leeha 2010/09/11(Sat) 07時半頃
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孤独が、好き……
[空のグラスを差し出し、自分で作れるようにバーナバスにウィスキーの瓶を差し出す。]
……そう、ですか? あなたの周りには、あなたを慕う人々がたくさんいるのに?そして、あなた自身も彼らを大切に思っているようすに見えるのに?
本当にあなたは慕われている。 それは傍目から見たときの、僕の素直な感想です。 ベネットさんは、あなたをどうにかしたいと……どうにかしてあなたがここで演奏するための方法はないかと奔走して……必死でした。
[居場所を言えばきっと、彼は駆け出してゆくだろう。そんなことを思う。]
ねえ、トラヴェルソさん。 何故、わざわざ孤独になりたがるのですか? ただでさえ孤独に堕ちそうなのに、さらに自分で自分を追い詰めてまで。
(@50) leeha 2010/09/11(Sat) 07時半頃
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トラヴェルソさん。 僕はね、こういう時、いつも思うんです。
自分の孤独や痛み、或いは苦悩に堪えてきた人は、それに「堪えうるだけの力」を持っている……と。それについては、学校臨床心理学演習の授業でお話しましたから、詳しくは割愛しますけど。
そこから先を考えた時…… これはひとりの人間として、ですけれども。
孤独や痛みや苦悩に堪えてきた人が、少しだけそれを和らげて……自分の目と手とあらゆる感覚を使って……
小さな一歩でもいい。 「完璧な幸せ」でなくてもいい。そんなものは何処にもないから。
……ただ、「少しだけ生きやすく」なる方法は無いかと考えてしまうのですよ。
(@51) leeha 2010/09/11(Sat) 08時頃
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だから、あなたがすることが何かを考えてください。
……けじめをつける、ということにしても、自分を孤独に追いやる真似はしないで欲しい。
自分の孤独を少しでも癒してくれる人達に、できるかぎりで良いですから、向き合ってみてください。そして、彼らを支える人達にもね。
大丈夫です。 今まで孤独に向き合ってこられたあなたになら、きっとできると思うんです。まあ、僕の勝手な言い分ですけどね。
……僕が言いたかったのは、それだけなんです。
(@52) leeha 2010/09/11(Sat) 08時頃
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んー……
[酒でぼんやりとした頭で、高校時代にかじった物理の授業を思い出す。]
円運動に外側からの力を加えれば、その運動エネルギーは少なくなるか、或いは止まるかもしれません。それか、別の方向に動き出すか。
ベネットさんがあなたにやってることって、多分それですよ。 外側から、内側から、いろんなベクトルから力を加えて、どうにかその円運動を止めようとしている。
[ベネットのことを愛称で呼ぶ姿を羨ましいと感じながら、つぶやく。]
……彼がまだ合宿棟に戻ってきてないとしたら、健康管理センターにいますよ。
(@53) leeha 2010/09/11(Sat) 08時頃
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>>352 人に教えるのが好き……ねぇ。 ああ、それは分かりますよ。なんとなくだけど。 教師も合ってるかもしれないですけど、それで納得は行くのでしょうか?
[酒が入ったせいか、少し語調が崩れる。]
……ああ、それから。
[こちらに目を合わせないバーナバスの首元に、半ば強引に腕を絡める。しかも微妙に目も座っている。]
あのさー。制服女生徒をにゃんにゃんしたら、それ淫行ですから。
ってか、教師やってるとそのうちエロいシチュエーションで制服見ても勃たなくなるどころか、頭の中で仕事モード入っちゃってチンコ萎えるらしいけど?「教師と生徒」のイメージプレイとかも堪えられなくなるんだとさ。
ソースは俺の後輩。 ヤツは男のロマンもくそもねえって言ってた。 現実って恐ろしいねぇ……いやマジで。
(@54) leeha 2010/09/11(Sat) 08時半頃
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まーいいや。 お前、とりあえずもっと飲んどけ。
[バーナバスの横顔を至近距離で見つめ、ニタリと笑う。そして何を思ったのか、バーナバスの頬にキスをした上で、耳たぶを丁寧に嘗めはじめた。]
……んー?何って、「お近づきの印」。
[ビールの空き缶を足先で小突きながら、何が可笑しいのか解らないけれどもケラケラと笑う。]
駄目だよバービーちゃん油断しちゃー。 周りに女の子がいたら服ひんむいて全裸にしたいとこだけど、何せヤロー同士のサシ飲みだから脱がせても面白みが無い!あれは女の子の反応を見るのが美学なんだ!
[何だかよく解らない理屈をこねている。まあ所詮酔っ払いの戯れ事ではあるが。]
……何ィ?それとも感じちゃったァ?
[何を言ってるんですかこの人は。]
(@55) leeha 2010/09/11(Sat) 08時半頃
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……なんつって。
[バーナバスの首元に絡めた腕を離し、ウィスキーをちびちびと飲む。]
ベネット君のとこに行きたいんなら行ってらっしゃい。俺は止めないよ。
ああ、でも健康管理センターでヤッちゃ駄目だかんね? そういうシチュエーションで一発やるのっていい思い出になるけどさ……痛い記憶と共に。
ま、行くにしろ行かないにしろ、頑張ってねー。
[壁に凭れて、バーナバスの挙動を見遣る。彼がどんな行動をしようと、スティーブンは特に止めるつもりは無かった**]
(@56) leeha 2010/09/11(Sat) 08時半頃
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―夜:空き部屋にて―
[バーナバスの背中を、にこやかに微笑みながら手を振って見送る。ドアが閉じる音を聴いて、天井を見つめて、溜息ひとつ。]
……ふう。 彼もなんだかんだで心配ってことかね、ジェミーのこと。なんというか、駆け出さなかっただけで、柄にも無くちょっと狼狽えた様子だったしさ。一方のジェミーもなんだかんだで彼のことを心配しているみたいだし。
[煙草を咥え、火を点ける。闇色の空に紫煙が弧を描いた。]
あー……ってことは、ひょっとして。 俺、けしかけちゃった?ヤッちまえって。
[茂みに棲まう虫の声が、空き部屋の中に鳴り響く。それを聴きながら、スティーブンは少し黙って考えた。]
………ま、いっか。 どうせアレだろ。「人類皆兄弟」ってヤツ。
[客観的に見たら少し意味合いが違う気もしないでもないが、酔っぱらいの頭の中ではしっくり来たようなので、細かいことは気にするべきではないのかもしれない。]
(@57) leeha 2010/09/11(Sat) 20時頃
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―夜:空き部屋にて>>360―
[それからいくばくかの時間が過ぎた後。 開け放たれた窓の縁に肘を掛けて佇むスティーブンの耳に、フルートの音が聴こえてきた。]
………凄い音だなァ。 音量じゃなくて、激しさの方。 感情的で、形が無く、きわめて原始的な……。 クラシックを専門としている先生には怒られそうな音だけど……
[激しく壁にぶつかりながら響く音を、遠くに居ながら、全身をもって受け止める。]
ん? つまり俺も音楽を聴く耳が持てたってことかな?
……なんて。まだまだ甘いよな。
[紫煙をもうひとつ、闇色の空に放って笑った。]
(@58) leeha 2010/09/11(Sat) 20時頃
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―夜:空き部屋にて―
[ほどなくして、男の声(>>362)が夜の闇で響いた。]
これで一件落着――…となればいいんだろうけど、おそらくそうはいかないだろうな。
むしろこれからが本題だ。 これから先どうやって「音楽と向き合うか」ってコトを考えなよ。今度はこんな方法じゃなくて、さ。
それに……別に破滅の道を歩まなくたって構わないだろ。やりたいことを、やれるだけの範囲で、遠慮せずにやりなよ。必要ならば周囲の手だって借りればいい。
[グラスに入ったウィスキーの残りを、ぐっと飲み干す。]
……お疲れさん。 あとはお前たちの音楽を楽しみなよ。 誰にも真似できない、お前たちの音楽を。
俺は誰よりも近い場所で、それが聴けるのを楽しみにしてるよ**
(@59) leeha 2010/09/11(Sat) 20時頃
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−文化祭当日−
……で。 何ですか、これは。
[手にしているのは、とってもアレな雰囲気の、料理サークルのメイド喫茶のチラシ。]
……これ、多分僕が行ったら、その場で穴掘って逃げますよね……
[きゃっきゃ言いながら絡んでくるメイド達(女装)をにこやかに振りほどきながら、彼らのオーケストラの会場会場へと足を運ぶ。]
(@60) leeha 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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−コンサート会場−
[用意されたチケットが指定した席は、中間より少し前の場所。全員を見渡すことができ、音の響きも良い場所だ。]
……特等席ですねえ。本当に。 まあ、これも彼らからの愛情ということにしておきましょう。
[ちょっとだけ申し訳なさそうな声で、小さく笑う。]
お礼は全員分の差し入れ、かな。 逆に高くつくかもしれないですけど。
[などと言うものの、既に研究室には人数分の飲み物が用意してあるのだが。「良い演奏を聴かせてくれたら差し入れをする」という言葉は、彼らの希望により、あの時からまだ果たされてはいなかった。]
(@61) leeha 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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−観客席−
[緞帳の向こうは、彼らだけの世界。 持たぬ者は、それを知っている。
彼らは陶酔と悦びを音で表現する資格を持っている。 否、彼らそのものが人間の身体という柵(しがらみ)から解き放たれ、音楽そのものになれるということを。
だから少しだけ、スティーブンの目には羨望の色が宿るのだ。 自分も居るこちらの世界と、自分には決して手の届かない世界を、無邪気な笑顔を浮かべて交互に渡り歩く彼らのことを見つめる、その時には。]
(@62) leeha 2010/09/12(Sun) 01時頃
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―観客席―
(……女の子? はて、あんな子いたっけ……?)
[物珍しいものを好奇の目で見つめる。が、それが実はベネットであることに気付くと、一瞬呆然とし、そしてくすりと笑ってしまった。]
(あーあ。せっかく料理サークルの喫茶店行くの避けてあげたのに。これじゃ意味ないじゃん……ま、いいけど。)
[笑い声を上げてしまった非を両隣の観客に詫び、再び彼らの音楽に没頭する。彼らが奏でる華やかで美しい音も、荘厳な音も、すべてが眩しく、いつの間にかその陶酔の渦に巻き込まれてゆく。]
(@63) leeha 2010/09/12(Sun) 01時頃
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―観客席―
[コンサートが終焉に差し掛かる。 もっとこの音の陶酔をと願っても、数分後には現実に戻らねばならない。
ならば、今はこの陶酔に浸っていよう。 彼らの音で、今ひとたびの自由を手に入れよう。 難しいことなど、何も要らない。音楽とはそういうものなのかもしれない。]
[音の渦が完全に止み、緞帳が下りる頃。 スティーブンは誰かにつられたわけではなく、自然とスタンディング・オベーションをしていた。
自由の音を奏でる彼らに喝采を。 そして彼らに、精一杯の感謝を。]
(差し入れ……あの量で、足りるかな……)
[――…研究室に密かに置いてある飲み物と菓子の量を思い出しながら**]
(@64) leeha 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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