241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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─ →中央エリア・スクランブル交差点 ─
[ ──♪♪、♪♪♪ ]
[渡りなさい、の合図が鳴っている。 うつ伏せに倒れていた身体をむくりと起こして 胡座をかいて、頭をかきながら周囲を見渡す。
どこかで見たような顔、奇抜な服装、 スーツのリーマン、高校生、早足の人々。 誰にも気にされない、既視感──]
……あ?
[喘鳴は。覚えている。 白に散った赤も、─声も。]
(+0) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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───っ!
[頭から熱湯を被ったようだった。 目覚めたばかりの頭の中の靄が晴れて 鮮明に間際の記憶が甦る。]
ゼン!どこ行った、──ゼン!!
[勢いをつけて、もう痛くはない身体で立ち上がり 白を、探す。きょろきょろと。 見つからなくても探してみせる、 絶対に諦めない、気持ち。]*
(+1) 2018/05/21(Mon) 17時頃
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「 寝ているところ、 人形のようって、皆言うのよ。 」
「 全、貴方も吃驚したかしら? 」 「 死んでるなんて、そんなことないのに。 」
(+2) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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「 生きているの。 」 「 今、確かに。貴方も、私も。 」
(+3) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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……うん、そうだ よ
(+4) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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── 二度目の死のあと ──
(+5) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[ 灰の地面で、目が覚めた。 雑踏、を 見るに、覚えがある。 スクランブル交差点。
傍らに咲いていたはずの勿忘草はとうに散り、 張っていた氷も見当たらない。
身体にかかった赤色はそのままで、 …然し痛みは何処かへ消えてしまったよう。 ── 蒼が、眩しかったから、 全く異なる色の 碧を、細めた後、
緩やかに、起き上がる。 ]
(+6) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[ ……死んだと思った。
あれは確かに死への歩みだったし、 全身が"凍る"感覚だって、全て、現実だった筈で。 ( …現に真っ赤な跡は消えていないのだ! ) ── ならば此は何なのだろう。 至って"何時も通り"の行動が出来る身体は、 そりゃァ何時も通りに、 尻ポケットから携帯を取り出したのだ>>#4。 ]
(+7) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[ 敗者。 との言葉が冷たく刺さる。 ]
(+8) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[ …碧は、きゅぅ と細められた。 現実として受け入れられない自分は、 どうやら何処かには居たらしい。
後の祭りとはこのことか、と、 実感しながら、携帯の画面をスクロール、 暫く 白い指先を滑らせて、 ]
(+9) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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─── まだ、勝てるけれど。
[ 後方で名前を呼ぶヒーロー>>+1に、 さも、其処にいるのが当たり前の様に、 碧を向けて問うた。 ]
(+10) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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きみ、此処で諦める?*
(+11) 2018/05/21(Mon) 22時頃
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[───見つけた!>>+10 白は、そう遠くないところにいた。 駆け寄って彼の身体をぱすぱす叩くのは許されるだろうか、 間違いでなければ、刺されていた。
あの時側にいたら何か出来たのでは、と 幾分はっきりしてきた頭で思ってしまう。 目の前の白を息が詰まる気持ちで見詰めれば。>>+11]
─、勝てる……? そういえばさっき鳴ってたな?
[優先度:パートナー>ミッションの確認という 参加者としてはあるまじき意識が透けただろう。 習うように端末を弄れば、敗者、と。>>#4]
(+12) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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[──違う。
まだ、負けていない。 まだ、まだ、この意識と身体はここにある。 ならばまだ、負けていない!]
…まだ、勝てるンだろ?これによると。 なら最後まで諦めずに行こうぜ。……ゼン!
[二度目の死を迎える前より 更にこのからだ、力が無いようで。
なら、背中をばしん!と叩いても 大して痛くはないさ。きっと!]
(+13) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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んで、えー…と? そのピ グ ノ イ ズ ─がいるトコ。 やるからにゃあ本気でやりたいし 効率重視すんなら別れた方が……
[口許に手を当ててブツブツと。 すると、向かい合ったパートナーの背後に─ぴぎ。と 一匹の丸いブタのようなノイズが現れた。]
(+14) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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っあーーーー!? ゼンっ!あれ!あれか!?ピ グ ノイズ!
[突然叫んでピグノイズを指差せば 当然奴はぴゃっと逃げてしまう。 凄まじい早さで跳ね回った後─ ピグが逃げていったのはマナ・マリンパーク方面。]
あ、……すまん、あっちに逃げてった。
[訂正:逃がした。 申し訳なさそうに肩を落としてパートナーに報告。
どうしよう、と問う間も いつでも走れる と、その場で足踏み。]*
(+15) 2018/05/21(Mon) 22時半頃
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── 痛いな、
僕 死人なんだけどさ、 こういうの、ゾンビって、言うの?
[ 諦める、なんて。 ヒーローから返ってくるわけ無かったんだ。 知っていて聞いた自分はずるいだろうか。
でも、これもある意味僕なんだよなァ、って。 ばしん!と来た背の衝撃>>+13に、 このおとこ、負けたって言うのに、 気が抜けたみたいに ふ、っ と、笑った。 ]
(+16) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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[ 全てを、諦めないように、って。 そう、言われた。から。
全部諦めてしまった結果は、 どうしても やるせないものなんだと、 二度死んだ後に 思う* ]
(+17) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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── → マナ・マリンパーク前 ──
[ なんとかノイズとやらは、 歩いてちょっと、向こうに居た。
突然叫んだパートナー>>+15に吃驚したらしい。 足踏みを追い越して駆けた、その先だ。 入り口の隅っこでぴぎぃと鳴くその格好に、 愛らしさは感じるけれど、 ]
(+18) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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…冷凍豚にしたらどうにかなるんじゃない? 美味しくないだろうけど。
[ 花屋の王子は特に遠慮も何も無いので。 ぱちん、と弾いた指先で遠くから凍らせようとして、
── 、舌打ち。 "生きて"居た頃と比べて出せる氷が小さすぎた。 どうやらハンデはあったらしい。 ]
(+19) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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[ 冷たい息を吐き、構わず礫を生み出す。 小さければ数打ちゃ当たるだろう。そんな風。
その数、45(0..100)x1程が、 一気に雑音に襲いかかって、── ]
(+20) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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……む、
[ …そりゃあ見事に全弾外した! パートナーの前方で不服そうな顔をしたおとこの姿* ]
(+21) 2018/05/21(Mon) 23時頃
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[一度諦めたからって、終わりじゃない。]
(+22) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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─ →マナ・マリンパーク前 ─
[一般的に、水族館は、 デートスポットして断られにくい場所、らしい。 なんでも館内が適温なので汗もかかず 冬場も遊園地等のように震える必要も無いからと。
底抜けに明るい、イルカの顔出し看板を横目に パートナーを伴った俺はじり、じり と ピグノイズを追い詰めつつあった。]
(+23) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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[追い詰められたピグノイズは つぶらな瞳を潤ませてぴぎぴぎ鳴いている。 走り出そうとする前足は、威嚇して。]
… ふっ。観念しろ、ピグノイズ!!
[それから、男はピグを捕まえようと、 びょんとピグに飛びかかった!──【55(0..100)x1】]
(+24) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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── べしゃ!
[バッタよろしく飛んではみたが、 着地地点に獲物は居ない、空である。 お座りをする犬のような体制で 逃したピグノイズを仕留めようと姿を探せば、 そう遠くないところでぴぎぴぎ鳴いていた。
足にぐぐっと力を込めて、解放、 再度飛んで手を伸ばし─]
待てごらぁああああ!
[…そのいちいち叫ぶのをやめなさい。──【19(0..100)x1】]
(+25) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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── べしゃっ! *
(+26) 2018/05/22(Tue) 00時頃
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[パートナーの吐息>>+20もものともせず 雑に飛び掛った男の突進も見事かわして ピグノイズはつったかたー!と。 どこかへ見えなくなってしまった。]
…………
[俺はというと、水族館の入り口にて 地面に突っ伏して動かなくなっていた。 (生きてます)(死んだが)]
(+27) 2018/05/22(Tue) 17時頃
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――ぐぞう…あのブタ、 なんか食いもんで釣ったりでもしないと あの素早さ……今の俺には辛いものがある。
[参加者だったときは手足が燃えましたので 擬似的な身体強化も出来ていた。 試しに寝転んだまま掌に力を込めて開いてみると 灯ったのは可愛らしい掌サイズの炎。 ぽいっと放ろうものなら空中で消えた。儚い。
思えばパートナーも不服そうにしていた。 今までより確かにサイキックが弱体化している。]
(+28) 2018/05/22(Tue) 17時頃
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[―だが、確かにまだ炎は消えていなかった。 内側で燃え続けている。]
仕方がねぇな…。 こうなりゃ生身とこれでやれるだけやるか。
[よいしょ、と身体を起こして 土がついていれば軽く払う。 それから、いつものようにパートナーの傍に行って 作戦会議を始めよう。]*
(+29) 2018/05/22(Tue) 17時頃
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[ 豚という生き物は、 自分たちが想像するより ずぅっと素早いのかも知れない。
パートナーの健闘もむなしく、 冷凍豚を逃れたノイズは何処かへ行ってしまった。 多分もう追いつかないな、と、 参加者"だった"ころより幾分か温くなった頭で考える。
指先を口元に添えて、 隣のパートナーを碧でちら、と見た後、 ]
(+30) 2018/05/22(Tue) 21時半頃
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── 虱潰ししかないんじゃないかなあ…
[ 作戦会議と言っても、取れる手などこんなもの* ]
(+31) 2018/05/22(Tue) 21時半頃
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── → 南エリア ──
[ 歩いて、漸く知る。
"生きていた"頃の街は、 ……少なくともこの白いおとこが 二度目の死を迎えるまでは。 こんな、戦闘に関してはてんで素人の 花屋ですら分かるほど、空気が張っていなかった。
まさしく幽霊みたいな身体の目の前を通っていく 黒いけものたちを送りながら、 ……喰われていく参加者達を遠くに見ながら、 ]
(+32) 2018/05/22(Tue) 21時半頃
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本当に何がしたいんだろう、あのひと 勝手に参加させておいて、勝手に殺して、 ……死神って何様なんだろうね。 神なんて、名乗れるの?
[ ぽつぽつ、呟く。声の届かないゲームマスター様へ。 まさか庭園で裁かれたなんて、 そんなこと、知る由も無いおとこは好き勝手。
返事があったかどうか、 会話すらかき消されるかも知れない咆哮、 ……狼飛び交う南エリアの木徳図書館。 ふ、と、碧が植木の隅を覗き込めば>>#5、 ]
(+33) 2018/05/22(Tue) 21時半頃
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[ ……つぶらなひとみと、ばっちり。 きっと恐らく、35(0..100)x1秒ほど見つめ合い。 ]
(+34) 2018/05/22(Tue) 21時半頃
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[ ─── ぴゃっ、と 逃げられた。 ……敗者復活を諦めかけたのはここだけの話。 ]
(+35) 2018/05/22(Tue) 21時半頃
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[聡明なパートナーとの作戦会議は一言で終わり>>+31 おっシンプルで分かりやすいと頷いた。
操作はまず足から、歩いていると 忙しなく走り回るのは見たことのある顔。 ─生きていた、昨日の自分を思い出しながら がんばれよ と小さくエールを送った。]
(+36) 2018/05/22(Tue) 22時頃
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─ →南エリア ─
…何なんだろう、な。 死神の個体差というよりは 生きていた時の経験がそうさせる、…とか。 あ、でもヒントくれたりする死神もいたぞ。
[ほら前に話したウシコ。と補足して。
ばうわう ばうわうと狼の合コンかというくらいうるさい、 何でこいつらこんなに元気なんだ、 耳がキーンってなるだろ!と怒り気味に あちこちの藪を暴いていると パートナーの側から飛び出してきたノイズが>>+35 こちらをじっ…と見詰めている。]
(+37) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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……る、るーるるる るーるるるーーるーーー…………
[そっとしゃがみこんで、 地面すれすれで指を面白げに動かす。 興味を引かれたか、一歩、また一歩とノイズが近寄ってきて 手が届きそうという距離で───へっ【82(0..100)x1】]
(+38) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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っっとったどーーーー!!!!!ゲッホゲホ
[くしゃみの続きは口の中で爆発したものの 無事ピグノイズを抱き上げてがっちりホールド!
捕まえた!捕まえた!!と見せに行けば 腕の中でぴぎぴぎと暴れられて。 悲しいけど、倒さなきゃいけないんだよな…と 逆さまにしたピグノイズをパートナーに差し出せば 一思いに倒してくれただろう。]*
(+39) 2018/05/22(Tue) 22時半頃
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[ 人間相手には、 ある程度どうにかなってしまう経験はあったけれど、 …動物、のような生き物相手にしたのは初めてだ。
逃げられた豚をパートナーが追いかけて、 ……謎の挙動を、 しかかったくしゃみと認識するまで少しかかった。 てっきり豚が懐に突撃するものだと思っていたから!
ぱちぱち、碧は瞬きを繰り返し、 ── すごい、と素直な言葉すら零して、 ]
(+40) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[ 差し出された雑音を見て、 生きるために殺し、生きるために殺される、とは こういうことかと、ふと思う。
相手が人かばけものか、その違いだけ。
成程此が正当化されるのならば、 自分が殺されてしまったのだって、きっと、 "この世界"では正しいことだったのだろう。 二度死んで、段々と理解する仕組み。 ]
(+41) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[ 其れでもきっと、 "悪いこと"だからやらないのではなく、
母が悲しみ、父と同列になってしまう、 それだけ。自分が可愛い、たったそれだけのために、 僕は殺す側で無く、殺される側に立つのだろうと思う。
此は、センスのある魂と、 とっても偉いなんとか様が判断するかは、 まったくもって興味は無いけれど。 ]
(+42) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[ ── 豚の頬に触れようとしたその瞬間、 確かに僕はわらっていた。
王子の顔か、悪役の顔か、 其れはきっと、誰にも分からない。
僕自身ですら。 ]
(+43) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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── おっと、?
[ 触れる間も無くバッジに変わったものだから、 おとこの顔も、直ぐ、吃驚顔に早変わり!
宙に浮いたバッジをキャッチし、 碧は手元で光る其れをじぃっと見て、 ]
(+44) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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……成程、此の数なのかな。 ヒイロ、やるじゃん。
── だけど、あとまだ居るものなのかな。 東、南、ときたから、当たるなら他か。
[ 今度は取られないようにしよう。 そう呟いてしまっておく。
次の場所、何処を行ってみるかは、 豚を捕まえた運を持つパートナーに任せてみようか。 別エリア方面を示す指先で、 お先にどうぞ、と、おとこは言う。 ]
(+45) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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[勿論、俺にだってこのピグノイズは倒せるが ぱっと思い付くのが撲殺の二文字で。 それはこいつかつらいだろうなぁ、と 命を奪う役目を、パートナーへ。 綻んだ様は 花のよう。>>+43]
…悪いな、すぐおわっ……!?
[不意にピグがぴたりと動きを止めたかと思えば、 次の瞬間俺は空間を抱きしめることとなり 前のめりによろけたところ、バッジが宙に浮く。
鮮やかにキャッチして観察するので>>+44 捕まえたらいいのか、と呟きながら 少し高いところからバッジを観察する。]
(+46) 2018/05/22(Tue) 23時頃
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へっ、どーよ。 この調子で集めていけばいいんだな! 大体の早さは分かってきた、 きっと次はもっとすんなりいく。
[フラグに聞こえるって?気のせいです。 要領をなんとなく掴めた男は 続く言葉にふむ、と頷いた。]
他……あー、そうだよなぁ。 あのノイズがびびりなんだとしたら 中央とかよりも静かなとこが好きそうだ。 もう一匹ぶんくらい、欲しい、な ー……
[小さくなっていった語尾の理由は とととと、と視界の端を歩くノイズを見つけたから。]
(+47) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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─ゼン!今度はあいつだ! あっ逃げた!待てぇぇエエエエ!!
[叫ぶと同時にノイズはぴゃっと跳ねて 日継塚アヴェニューを北上していく。 勿論逃がすわけにはいかないので走って追いかけよう。]
[そのまま、線路にあたるまで直進─ ──して、左折したところまでは目でなんとか。]
(+48) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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─ →西エリア ─
はーっ、はぁ……、っ どこ行った、あのノイズ。
[線路に沿ってくまなく探したが、影も形も無い。 大きくはないノイズなので仕方はないと思いながら 逆に動いた方が目立つ可能性もあるのでは?と悶々。
そうこうしているうちにフキノハラ駅が見えてきた。 かつて一人でここに来たときは空振りしたが 果たして今回はどうだろう。]
(+49) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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[駅構内はさほど人はいなかった。 通勤ラッシュの時間であれば 人の波が出来るであろうホームも 今は閑散として。鳩が鳴いている。
ふ、と横にめを向けると ベンチにお行儀よく座ったピグノイズが居た。 ベンチは、背面がこちらになっており、 つまり奴はまだ敵に気づいていないらしい。]
…………
[そぉー っと、近寄って──【45(0..100)x1】]
(+50) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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[馬鹿め!丸見えだ!]
[…と聞こえてきそうなくらい。 くるっとこちらを向いたピグノイズは 俺の頭を踏み台にして、ぴょーんと飛んだのだ。]*
(+51) 2018/05/22(Tue) 23時半頃
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── →西エリア ──
[ やる気になったヒーローを見て、 そうそうその調子、なんて声をかけた。
── まったくこの白いおとこという奴は! 命が再度かかっているのに、 調子なんて殆ど変わらないのだ。
…良いことなのか、悪いことなのか。 パートナーの背を追って、ぼんやり考え事。 それでも、豚を見つけた声に従って>>+48、 駅の方へひたすら駆ける* ]
(+52) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[ 脱落者足るおとこはもう、思い出せやしないけれど、 何時かのちぃさい頃だって、ヒーローの背中を追っていた。
すこぅし足せば、自分と同じ名前になる、 たったひとりの誰かを。 ]
(+53) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[ そうしてたどり着いた、駅の構内、
何時かの森よろしく、 おとこはパートナーの背から顔を覗かせ、 豚との攻防戦を見守っていた。
…何せ全て逃げられた身分である。 此処は、任せる方が良いだろう。 幸いにもそっぽを向いた様子のあれは、 前二匹よりはるかに捕まえやすく見え、
── た、けれど!>>+51 ]
(+54) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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ぅ、わ っ
[ 目の前の頭を踏み台にした豚に、 碧は何度目かのまんまる状態で!
熊相手に決めた飛び退きを慌てて行った後、 パートナーの背と自分の間に立った豚を見た。 じり、とにじり寄って、 タイミングを見計らうこと、──44(0..100)x1秒。 此処で漸く真白な手を伸ばして、── ]
(+55) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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── 僕、これ、向いてないんじゃ無いかな!
[ …王子だろうと叫びたいときだってある! 手をすり抜けた豚に間髪入れず、 ちぃさな氷柱を一気に8(0..100)x1個振らせ、 ]
(+56) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[ ……これまたするりと逃げた なんともすばしっこい豚を、遠くに捕らえたまま、 血糊の付いた手で頭を抱えた。 何故か無駄に疲れた感覚さえある。
溜息、──力を使ったからだろう、 幾分か冷たくなった息を吐いて、
パートナーに振り向き、 ごめん、と言いかけて、…ふと、>>@66>>@67 ]
(+57) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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─── 覗き見?
[ ── ぱち、 何時かみたいに、高いところへ居る"くらげちゃん"と、 眼が合った気がして、漏れる声。
…そういえば、自分たちがどういう存在かなんて、 どう見えているのかなんて、 ちっとも気にしていなかった** ]
(+58) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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