35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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―寄合所―
……解せぬ。
[ものっそい不機嫌な顔で、腕組みをして呟いた]
長老、出し物のからくりを作らねばならんから、僕は役員にならんでいいという約束だったではないですか。
[たしか出し物の依頼を引き受けた時に、そういう口約束をしたはずなのだが。精一杯ねめつけてみるが、長老は何かふがふが言うだけで、まったくもって要領を得ない]
祭りの出し物がひとつ減っても、知りませんよ僕は……。
[溜息ついて、寄合所の端に座り込んだ]
(+0) 2011/08/18(Thu) 22時頃
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[何かおかしい、という想いは、夜も更けてからますます強くなる]
いや、離してください、夜くらい帰らせてくださいよ!
[家へ帰ろうと思ったら、顔役に首根っこつかまれて引きもどされる。寝泊まりの道具なら充分にあるからと。食事ならおかみさん連中が差し入れを持ってきてくれるからと]
やです、やですよ、僕は南瓜を食いに帰るんだっ。
[頑として言い張ってみるものの。聞き分けのない子供を諭すように、再びころりと、寄合所の奥に転がされてしまった]
……どうなってんだ。
[まるで、何か見えない力に、この場所に閉じ込められているかのような。昨日、団十郎と話をした時の、『神通力』という言葉が脳裏に過った]
(+1) 2011/08/18(Thu) 22時頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 22時頃
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― 寄合所 ―
ほうこの漬物なかなか美味ですな。 この漬け方はどうして―?
[漬物の話やら世間話やら。すっかり役員と談笑している。帰宅しても特段することもないので宿泊に抵抗はないようだ。
海岸を見張る―其れが出来ないのは心残りだが。]
(+2) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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―寄合場の窓際―
……また人連れてきたかんじですか…? わたしは手伝わないってば……。
[相変わらず不機嫌な様子で外を眺めている。 障子、そして雨戸を開いたそこは外の空気が直接流れ込んできていて。 逃げ出そうと思えば逃げ出せなくもないが。]
…………あーあー……。 つまんないですねー……。 お祭りは楽しむほうがいいに決まってるのに…。
[そこに、訪問者が現れた。]
(+3) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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[ぶちぶちと文句をいいつつ、部屋の隅っこで祭具の組立中]
……日向の質問に、答えそびれたなぁ。
[手助けなしでも、彼女は答えを出せるだろうか。 「みらいじんはわるい」、日向ははっきりとそう言った。けれど、そう確信しているならば何故、彼女は「質問」をしたのだろう。 それはきっと、迷いに他ならない。誰かのお墨付きを得ることで、自覚ない迷いを振り払おうとする行為]
……あながち間違ってもいないと、思うけどね。 本来交わるべきでないものが交わると、必ずひずみは生れる。 時の仕組みを完全に理解しないまま、その場しのぎの誤魔化しで記憶操作を続けているとしたら。それは良いことではないのだろう。
……いや、
[ほつれた飾り紐を編み直しながら、小さく呟く]
そんな説教くさい話ではないな、
(+4) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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おょ、甚六さん…? え……傘……?
[それは修理に出していた傘。]
あー…団十郎さんから…ですよね…? ありがとう、って伝えておいてください……。 忙しいから…甚六さんも外出れないですよね…。
[受け取った傘はやけに軽くて、見違えるようだった。]
…………。
[修復された傘。 あのおんぼろだった傘。 繕い、直し、そして、また傘としての働く。]
(+5) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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―― お迎えがやって来た ――
燈火運び?
[井戸にスイカを放り込んだ後 お豆腐が多すぎると、母さんに怒られた だって、皆で食べられる方がいいと思ったんだもの お味噌汁にだって、使うと思ったんだもん
そんな時に、お祭りの実行委員だって人が来て 私に、その役が来たんだと言った]
…――――
お家に、帰れないの?
[未来に帰れないのは、構わないけれど 夕ちゃんと一緒にいられないのは、嫌で]
(+6) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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…………、うん。
[なんともいえない空虚感。 この原因が分かることは恐らくないだろうと確信している。]
………外出られないから。 傘届けてもらっても使わないですけど…。
[寄合場の部屋の中で傘を広げる。 傘の中から見上げるようにしてみれば、そこにある風景はいつもとは変わっていた。]
……毎日、進んでいく、ってこういうことですよね…。
[風が吹き込めば、そのまま外を見た。]
(+7) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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人として出会い、関わってしまったんだ。 ……忘れたくないよ。
[過ごした記憶、大切な記憶。 細かな砂のように両手から零れおちて、きっと]
ひとりで見上げる星空に悲しくなっても、 僕は、その理由をきっと思い出せないんだ。
(+8) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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夕ちゃん…―――
[代わりに行こうか、と言ってくれる夕ちゃん でも、夕ちゃんが代わりに行ったって 一緒にいられない事に、変わりはないから]
…――――
いいよ、私、行くよ 夕ちゃんと一緒にいられない時間は、寂しいけれど 一度、こういう役もやってみたかったんだ
[母さんがやって来て、荷物や着替えの準備をしてくれて 夕ちゃんに、行ってきますって、言う前に 連れていかれてしまった]
(+9) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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[障子の向こう
あおいいろ
ほろ り こぼれる
なみだが1つ
そらも うみも
いまだけは
このかなしみを隠してほしい]
(+10) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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源蔵は、部屋の中で傘を広げた志乃に気づいて。後ろ姿をぼんやり眺めた。
2011/08/19(Fri) 00時半頃
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……理解できないですね…まったく。 なんなの……、本当に。
[抱くはずのない感情だけが胸に残り続ける。 その理由を知らないまま唇を噛む。]
………仕事、手伝えば気分転換になるでしょうか。 掃除ぐらいは…できるかな…。
[気が向いてはじめた掃除が逆に止められてしまうのは後の話。**]
(+11) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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―― そして、朝 ――
[目を覚ましてみれば、集会場の天井が見える 外では、誰かが忙しそうに走る音 隣には、夕ちゃんがいない
一年前までは、こんな朝が当たり前だったのに 目覚めてみれば、随分と寂しい気がする もし未来に帰ったら、こんな日が毎日続くのかと思うと 心から、恐ろしくなってしまった]
…――――
夕ちゃん、いない…――――
[起きた所で、私に手伝う事なんてない 約束事を覚えたり、道順を覚えたり そんな事ばかりで、正直暇だ だからこそ、夕ちゃんのいない時間が、異様に寂しく感じる]
(+12) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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[なんとなし、その背に声をかけづらく。結局志乃の傍には寄らぬまま、集まって談笑している男衆の方へ>>+2と向かう]
漬物、僕にもくれんか。
[そう言って、茄子の浅漬けをつまんで口に放る。 もぐもぐと物を噛んでいるうちに、そういえば昨日の朝以来、食事をしていないことに気がついた]
(+13) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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夕ちゃん…――――
[ぐすり、泣きそうになってしまったけれど でも、立派にお勤めを果たせば 未来に帰らなくても、きっと怒られない 仕方なかった、で済む気がする]
…―――
[よし、頑張ろう 私は、頑張るのだ]
でも、何をがんばったらいいんだろう
[とりあえず、お手伝いでもしようかな]
(+14) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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[ご飯を食べている人達に、お茶でも出そう ええっと、お湯を沸かして、お茶っぱにお湯をかける? ああ、湯のみにお茶っぱを入れて、お湯をかけるのかな?]
どうぞー
[そんな淹れ方で淹れたお茶を、皆に配った 所々から、お茶を吹きだす音が聞こえた]
(+15) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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あ、せんせーも、お茶どうぞ
[お茶っぱの浮いたお湯を、差し出した]
(+16) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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おや、あさも来ていたのか。 ……大事な話は、ちゃんとできたかい?
[差し出された湯のみを、礼を言って受け取って]
――ふむ、
[茶葉の浮いた湯をじぃっと見つめる]
よし、あさ。今日の授業は「お茶の淹れ方」だ。
[とても真面目な顔で頷いた]
(+17) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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はい、せんせー 大事な話は、まだ途中です 今は、二人で、一緒に考えているところ
[先生は、じぃーっと湯のみをみている 何かあるのだろうか、と思ったら 今日の授業は、お茶の淹れ方らしい 美味しい淹れ方があるのかな、面白そうだな]
はい、お茶の淹れ方ですね
[先生の前に、正座してみた]
(+18) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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[おやこれはと源蔵の姿を見るや、>>+13役員が漬物を差し出す。周囲に居たものにはこれは珍しいと明後日の言葉を出したものも。]
いやいや私どもと同じく、どうやら役員として招かれたようですよ。
[と申せば、うーんそうだっけなあと返された。 キレの悪い返答に疑問符を少し浮かべた。]
(+19) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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あ、博史さんも、お茶どうぞ
[お茶っぱの浮いたお湯を差し出した]
(+20) 2011/08/19(Fri) 01時頃
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>>+20あ。 どうもありがとう。
[差し出された湯を受け取る。しかし直ぐに年端もいかぬ少女の姿にめをぱちくりさせ。]
もしかして、きみも、役員に選ばれたのかい?
[あまり考えず聞いた。]
(+21) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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うむ。学びの基本は、知識と実践のひと続きだ。 まずは煎茶の淹れ方にしよう。まず湯のみに湯を注ぎ、その湯を急須に移す。そして急須の湯を、別の器、湯ざましに移す。 こうして湯の温度を、沸騰したよりもいくらか低い、適温に調節するわけだ。そして茶葉を急須に……、
[昔こうやって、一平太にも茶の淹れ方を説明した気がする。例の手記を読むに、祖母も茶の淹れ方がわからなかったようであった。 ひととおりの説明を終える頃に、その様子を見ていたおかみさん連中が薬缶と茶筒と、新しい湯のみと急須、一式を持ってきてくれて]
さぁ、何事も経験だ。
[朝顔に、真面目な顔で頷いた]
(+22) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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はい、燈火運びのお役目らしいです お籠りしなきゃいけないんだけど、良くわからないし やる事がないので、お手伝いをと、今お茶を
[私が手伝いをすると、皆がやめてくれって言うの なんでだろう、本当に]
(+23) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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珍しいとはなんだね。そっちで呼びつけておいて。
[男衆の中から漏れた言葉に、露骨に不機嫌な調子になりつつ二つ目の漬物もぐもぐ。博史の言葉にも煮え切らぬ返答をしている様子に、昨夜感じた違和をまた感じた]
……博史殿は、普通に招かれたんで間違いないですか?
[少し不自然な質問かもしれない。けれど体裁構ってられずに、そのままに問いを投げた]
(+24) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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えっと、お湯を、湯のみにいれて…―――
[先生に教わった通り、湯のみにお湯を淹れて それを急須にいれて、湯冷ましに・・・湯冷まし? これかな? これにいれて、冷やしたらいいのかな?]
うん、と…――――
[適温って、どのくらいだろう 触って、熱くないくらい? でも、触るの怖いしな…――― まぁ、いいか]
えいっ
[茶漉しにお茶っぱを淹れて、急須にお湯を注ぐ くるくると回すと、良いらしい 何回とか、作法があるらしいけれど 私には、良くわからない]
(+25) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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はい、せんせー
[急須から湯のみに注いで、先生に差し出してみた]
大丈夫かな?
[少々温いかもしれないが、大丈夫だろうか]
(+26) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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[役員の任命の件で、先生が不信を感じている 当たり前か、長をこちらで操作したのだから 普通はやらない事を、平気でやっている]
…――――
[だけど、それを説明するわけにはいかないし もしも説明したなら、どうなるのだろう ああ、でも記憶を消すだけなのかな]
(+27) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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ありがとう。
[湯のみを受け取り、香りをかいで、一口含んで飲み込んだ]
……うん、上出来だ。
[にこりと笑って、空いた手で朝顔の頭をぽんぽんと撫でる]
学びはまず先達に習い、倣い、それから経験。そしてより良くしようとする向上心だ。 先達を見て、わからないことがあれば懼れずに尋ねてごらん。そうすればこの茶はさらに美味くなる。
[そう言って、ずず、と茶をすすり]
大事を話せるようになったあさなら、きっとこれから、もっといろいろをできるようになっていくだろうさ。
[たとえそれが、どの場所であろうとも]
(+28) 2011/08/19(Fri) 01時半頃
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>>+24―ええ。私は普通に家に来て呼ばれました。 何故私が早くに呼ばれたかはよくわかりませんが。
[普通に、という言葉に若干の違和感を覚えた。例年の祭りを思い起こし、そしてそのときと違うことを考えれば、呼ばれたこと位か。]
(+29) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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あ、よかった…――――
[上出来だって、先生が頭を撫でてくれた 頭を撫でてくれる先生も、未来にはいなかったな 強く怒りもしないけれど、優しくもしない お仕事として教師をしているのであって、それ以外ではない そんな人にばかり出会って来た だから好きなんだ、この時代の人達は]
尋ねる…―――― か
じゃぁ、せんせー 尋ねてみても、いい?
[私が、何よりも気になっていた事 大人に聞いても、なかなか答えてくれない事]
(+30) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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>>+23なるほど、では役員ではないのですね。
[役員の選び方に問題があるのでは?と作業時の人手の少なさから、やや思っている節がある。]
まあしかし。 呼ばれた割りにやることが無いというのも、変な話ですね。
[お湯をずずーっと。]
(+31) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 02時頃
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うん、私は役員ではないよ なんて言うんだろう、こういう役の人
…――――
いけにえ? ひとばしら?
[なんだか、間違っている気がするけれど 博史さんに、そう答えた]
(+32) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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双子 朝顔は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 02時頃
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[尋ねてもいいかと、問う朝顔に。目線合わせて、小さく頷く]
もちろん。言ってごらん?
[そう言って言葉を待った]
(+33) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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[先生が、尋ねてもいいと言ったから]
子供は、どうして生まれるのかな
[そう、尋ねてみた]
皆言うの、好きな人のお嫁さんになりたいって お母さんも、最初はそうだったと思うの
でも、私は、お父さんとお母さんの 喧嘩してる姿しか、見た事がないの 同じ場所に住んでいるのに、顔も合わせないの
子供が産まれたら、皆そうなるのかな?
(+34) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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>>+32ひ、ひとばしら…!? いけっ、いけにえ…!?
[話を聞いて、表情が真っ青に見えただろう。 言葉の意味くらいは十二分に知っている。]
ちょっとまつんだ、それは本当なのか? 私の街ではそんな風習なかったぞ―
[故郷とその周囲に人を犠牲にする風習は無く。]
(+35) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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[本当なのか―と、周囲に視線を求めた。]
流石にそれは、しきたりでも―。
[まずは反対するだろう。 このまま視線が素通りされたなら、勘違いのままに。]**
(+36) 2011/08/19(Fri) 02時頃
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刺客 博史は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 02時半頃
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…――――?
[博史さんが、なんだか真っ青になっている 何か、可笑しい事を言ったろうか]
うんと、禊をしてね 体を清めて、火をつけて歩くんだよ
[言い方が、誤解を呼びやすそうであるが 間違っては、いないとおもう]
(+37) 2011/08/19(Fri) 02時半頃
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[質問の、最初の出だしに、一瞬ぎょっとなるが。続いた言葉に、表情を改める。 『夕顔の』父母が不仲だという話は聞いたことがない。今まで何となしに理解していた考えが、さらに補強された形だが、そのことには触れる必要もなく]
ん……、そうだな、それは僕には難しい質問だな。
[湯のみに残った茶を飲み干す]
僕にはね、自分の親の記憶があんまり無い。 幼いうちに、学者の家に預けられて、それ以来会ってないからね。 でも、だからこそ思うのは、
[想うのは、祖父母のこと。手記に綴られた、長い、長い、想い]
夫婦ってのは結局他人が寄ったもので、だからそれが寄り続けてあるというのは、とてもすごいことなのだと思う。 別の環境と価値観の中で育った、他人同士。他人だから離れやすい。けれど他人でも、寄り続ければ家族となれる。
[そこで一息ついて]
子どもができたから、離れてしまうんではないよ。「子はかすがい」という言葉があるくらいだもの。 夫婦というのは、家族というのは、ものすごいものだ。だから子どもだけのせいなんてこともなければ、これから変わらないなんてことも、ないと思うよ。
(+38) 2011/08/19(Fri) 02時半頃
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[博史の答え>>+29に、顎に手を添えて首ひねる。
普通に呼ばれたらしい、博史や他の男衆たちと。 この場にいることを、不思議がられる自分や志乃や仁右衛門と。 両者を並べた時の相違点を思う時に、行きあたった答えは]
……まさか、あの場所に寄せぬためか
[気付くと同時、寄合所の出口へと駆け出して。 けれどすぐに、顔役らに腕を取られて引き留められる]
やめろ、放せ!このままぺーたが帰ってしまったらどうしてくれる!
[珍しく激昂した様子で、じたばたと暴れて。ふいにすぅっと血の気が引いて、ころりとひっくり返った。しばらくの寝ず食わずと、先の癇癪とで、貧血を起こしたらしい。悔しそうに唸りながら、その場に*蹲った*]
(+39) 2011/08/19(Fri) 02時半頃
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発明家 源蔵は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 02時半頃
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そっか、他人か…――――
お父さんとお母さんは、他人のままだったのかな 寄り添い続ければ、家族になれるのなら 私も、誰かの家族になる事が出来るのかな
[私は、男の人に恋した事はないけれど いつかそんな日が、来るのだろうか そんな日が来るなら、私は、出来る事ならば 私の両親のようには、なりたくないとも思う]
で、せんせー かすがいって、なぁに?
[意味がわからなかったらしい]
(+40) 2011/08/19(Fri) 02時半頃
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…――――?
[先生が、何かを呟いたと思ったら 急に走り出して、止められて、倒れてしまった 貧血だろうけれど、無理がたたったのではなかろうか]
せんせー、無理しちゃいけないよ
[ぺーたが帰る、と言う言葉を聞いて 通信相手が言っていた言葉を思い出す]
そっか、ぺーた、そうだったんだ
[うんうん、と納得したように頷いた]
(+41) 2011/08/19(Fri) 02時半頃
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大丈夫だよ、せんせー ぺーたはきっと、帰らないよ
だってぺーた、せんせーの事大好きだもの せんせーも、ぺーた、大好きでしょう?
[よいしょっと、先生を引きずっていって お布団に寝かせて、枕の上に先生の足を乗せた 割らないように、眼鏡を取ってお布団の横に置いて 唸る先生を、膝枕してみた]
大好きな人と離れるなんて、きっと、凄く辛い事 私には、耐えられないほどに辛い事
だから、信じて待ってみよう 帰るにしても、帰らぬにしても ぺーたはきっと、せんせーに会いに来るよ
(+42) 2011/08/19(Fri) 03時頃
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[一つ、二つ、頭を撫でてみて さっきまで、教えてもらう立場だったのにな 私の知らない事を話す時は、頼りになる大人なのにな
こんな時は、なんだか私よりも子供みたい そんな所も、先生の良い所なんだろうけれど]
だから、ちゃんと体調を整えておくんだよ いざという時に体が動かないと、悲しいんだからね
後で、血になるご飯、つくったげるから 鍋とか、どう?
[漁師さんにお願いして、何か取ってきてもらおう]
(+43) 2011/08/19(Fri) 03時頃
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ちょっ…どうしました?
[>>+39突然呟いて外に出ようとして。 言葉は聞き取れなかったものの、弾かれた彼に寄る。]
いきなりどうしたと言うのです。 どちら様がどうとか…。
[素早い動きは、一瞬>>+37それは少女のとんでもない言葉から逃避をしたくて。しかし戻ってくるのは反芻。]
(+44) 2011/08/19(Fri) 22時頃
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[磔、火炙り、生贄、子供。しきたり。幾つものパーツが一つの答えを出すには時間がかからなかった。]
まさか―お主等…。
[源蔵の傍で彼を留めた男達を睨み付ける。 言葉の量は小さいながら、舌の根ははっきりと動く。]
年端も行かぬ女子に磔をして火刑に処すとは、流石に古くからのしきたりと言えどその所業は許せんな。
[ゆらぁりと立ち上がる。]
お前達の誰かが、大凡、海岸を見張ると私が口にしたのを聞いていたのであろうよ。その所業を余所者の私に見せないために…。
[今までこの村に流れ着いて、まともに怒ったことが無かったかもしれない。が―。]
(+45) 2011/08/19(Fri) 22時頃
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ゆ、ゆるさんぞ、きさまらー!
[わなわなと震え、村長に談判しようと塞ぐ男達を退けようとして。
源蔵と同じようにはじかれた。]
(+46) 2011/08/19(Fri) 22時頃
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―寄合場の窓際―
………騒がしいですね…。
[誰かの怒鳴り声が聞こえた気がして振り向く。 そこに見えたのは出て行こうとする先生の姿。 止められているを黙って見た後、首を傾げた。]
………??
[先生を引き摺っていく、双子のどちらか。 それから、先生と同じように向かっていく博史も。 ぼんやりと眺めながら黙っていた。 けれど、双子のどちらかの言葉を聞いて顔をゆがめる。]
大好きだから…帰らないなんて嘘…。 ………いや、一平太殿が帰る場所なんて他にないだろうし、何の話をしているのかさっぱり分からないですけど。
[呟いた言葉は無意識。 その後、呟いた言葉を取り消すように言葉を重ねるのだった。]
(+47) 2011/08/19(Fri) 23時頃
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…――――
[しばらく、先生を横にならせた後 血になるご飯を作る、というミッションを遂行すべく 私は、膝枕を解除した]
まっててね、せんせー
[ぱたぱたと、役員の人の所に歩いて行って そっと、袖を引く]
私、血になるご飯の材料が欲しいの 猪、取って来て
[いきなりそんな事言っても、難しいと言うのはわかるけど 子供だもん、少しくらい無理な我儘、言ってもいいよね]
(+48) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
|
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あぁ、なれるさ。きっとなれる。
[夕顔の呟き>>+40に、力強く答える。それは願望含みだったかもしれないし、思い出すものがあるからかもしれない]
子はかすがい。かすがいというのは、二つの材木をがっちりと繋ぎ合わせるための金具のことだ。今度団十郎に見せてもらうといい。子どもの存在は、離れそうになった夫婦のきずなを繋ぎとめる力がある。大雑把に言うとそんなところだ。
[そこで一度言葉を切り]
……世の中綺麗ごとばかりじゃないということは、わかっているよ。でも僕は信じたいな。僕も、あさも、きっと愛され望まれて生れてきたと。
[たぶんきっと、自分の母も。きっと愛されていた。 手記に綴られた、祖母の、この時代に対するたくさんの想い。それは嘘ではないと信じたい]
(+49) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
|
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猪鍋がいいの、だめ…――――?
[役員の人達が、何か相談し始めて 仕方ないから、と、狩りに行ってくれる事になった ついでに、団十郎さんがくれたと言う、お菓子を貰った]
わ、ありがとう 夕ちゃんと…―――― あ、夕ちゃんいないんだ
どうしよっかな
[お菓子の袋を抱えて、ぽてぽて、歩いてみた 材料が来るまで、鍋はつくれないものね]
…――――?
(+50) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
|
|
[貧血で倒れた後、ずるずると朝顔に布団まで引きずられて、されるがまま。童女に膝枕されても狭くない、小柄な体がなんとも情けない]
……ん、すまん。
[起き上がれる気力も体力もなく、そのまま膝を借りる]
醜態を見せたな。……僕は、うん、わかっているんだ。 帰ることを、邪魔しちゃいけないってことくらいは。
[片腕で顔を覆いながら、ぽつぽつと呟く]
それでも僕は怖い。思い出すら残してくれないなんて、あんまりじゃないか。 ……でも、ぺーたを困らせたくない。この気持ちも本当なんだ。
[あまりにも素直に言葉が零れ過ぎて、まるで子どもに還ったようで。鍋とか、という言葉に、こっくりと頷いた]
(+51) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
|
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[志乃先生が、なんだか寂しそうに、悲しそうに 一人で、何かをしているから]
しのせんせ、何してるの?
[そう、声をかけてみた]
私ね、しのせんせと、お話したかったんだ お菓子、たべる?
(+52) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
|
源蔵は、猪鍋の相談を遠く聞きながら、布団の上で*くったり*
2011/08/20(Sat) 00時半頃
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―― ちょっと回想 せんせーに膝枕 ――
うん、そうね…―――
帰りたい人の、邪魔をしちゃいけない でも、帰りたくない人は、引きとめて欲しいかもしれないね
[顔を隠して、ぽつりと語る先生 私はそれを聞き、自分なりの感情を発露していく]
想い出すら残せない、私達も悲しいのよ 心が繋がってしまった、愛してしまった人に 自分の欠片が、何一つ残っていないと想像をしたら 私は、耐える事が出来ない気がする
だから、今、素直に言ってしまえばいいんだよ 帰らないでほしいって、さ 帰ってしまったら、その恥は記憶から消えてしまうし 帰らないでくれたなら、恥なんてなんともないでしょう
(+53) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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えぇー…と……。 どっちのほうですか?夕?
[朝はもう少しぼんやりとしているという風に記憶している。 もっとも、2人いたところで見分けはつかない。 正確にはどちらがどちら、ときちんと把握していないのが真実だった。]
……お菓子は…そんな贅沢できないからいいです。 じじ様…長老からもらったならあなたが食べるといい思いますよ。
わたしとお話、ってなんですか?
[何をしているの?という問いには何も答えない。 何もしてないから答えられなかったのだ。]
(+54) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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私は、朝だよ
[隣に座ろうと、歩み寄ったけれど]
これは、団十郎さんからの差し入れなの 夕ちゃんとわけようと想ったんだけれど
夕ちゃん、いないし…―――
だから、一緒に食べてくれないかな? 一人は寂しいの、何をするにも
[はい、と袋を差し出した]
何を話したかった、と言うんじゃないんだけれど 凄く、寂しそうだったから どうしてそんな顔をしてるのか、聞きたかった、かな
(+55) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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…そう、朝ですか。
[そのまま視線を窓の外へと向けた。]
……夕のために残しておくといいですよ。 ずっと会えないわけじゃないんだから、お祭りが終わった後に一緒に食べればいいじゃないですか。 お祭りまでもう少しありますけどね…。
[何をするのも一人は寂しい。 その言葉に再び視線を少女へと向ける。 差し出された袋は笑顔で受け取るが、少女へともう一度返す。]
……ふふ、寂しい、わけないじゃないですか。 わたしは寂しいって思う人がいないですから。 おとーちゃんとおかーちゃんに会えないのは寂しいけですけどね。
[仮にこの気持ちを寂しいとして。 原因がまったく分からないのだから答えようがない。]
(+56) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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寂しい、って思うはずないんですよねー…。 やっぱり、こう、理由がほしいですよね。 仮にこれが寂しいとか悲しいとかだと。
[苦笑いの後、また視線は空へと。]
(+57) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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[拒否はされなかったようなので、隣に腰をおろして 志乃の視線の先を、追ってみる そこには、窓の外の景色しかなかった]
お祭りが終わった後、私がここにいられるかわからないもの
[それでも、笑顔で返された袋を受け取って 夕ちゃんに、残してあげようと思った]
…――――
志乃せんせ、強いんだね 夕ちゃんと、おんなじだ
でも、私は、寂しそうだと思ったよ
[私の想像が、正しいとして その気持ちの解消の方法を、私は知らないから どうしてあげる事も、出来はしないのだけれど]
(+58) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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んと、それはきっと 忘れてるんじゃ、ないかな
夕ちゃんと、おんなじで
[空を見上げる、視線を追ってみた 私は、記憶操作をする立場である だからこそ、何かを忘れているのでは、と思うのだが]
この世界から、完全に、痕跡を消す事は出来ないんだよ 何かを忘れてしまっても、心や体、景色の中に 小さな、傷が残るの
寂しさは、心の傷なのかもしれないね
(+59) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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なんですか…それ…。 村を出て行くにしても夕も一緒でしょう、それなら…。
[ここにいられるか分からない。 仲良しだった双子が離れ離れになる。 そんな風に聞こえてしまった。]
強いんだったら、こんなところでそら見てないですよ…。 いろんなことの、なんで、を知りたい。 そう思うのは弱いからです。
[趣味と銘打ってはじめた会議。 でも、それは自分の気を紛らわすためのもの。]
……は?忘れてる? いったい、わたしが何を忘れてるっていうんですか…?
[酷く、いらついた。]
(+60) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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寂しさは心の傷なんかじゃない……。
心の傷を表すなら、絶望。 寂しさはその心の傷が化膿して塞がらない痛み。
…朝に何が分かるっていうの…? 何を知っているっていうの…?
変な想像で話するのは…やめてほしい。 完全に痕跡を消す、って何? その言い方だと、誰かがそうしてる、ってことみたいじゃない………、ですか…。
[最後の語尾は消えそうになりながらも。]
…ご、ごめんなさい…。
[そうして、口を閉ざす。]
(+61) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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お互いに、同じ願いを抱いても それが形になるかはわからない そういうものでしょう、世界って
離れ離れになって、二度と会えないかもしれない 私にとってのお祭りは、別れるか繋がるか、決まる日なの
[お菓子の袋を、ごそごそ あまいもの、何かないかなぁ、と思いながら]
知りたい事を知ろうとしたら、傷つくよ 世の中には、知らない方がいい事の方が多いんだ それでも知りたいと思えるのなら それはきっと、志乃せんせーの強さだと思うけれど
(+62) 2011/08/20(Sat) 02時頃
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ああ、駄目か…。
[あれから2、3回押し込もうとして押し出されて結果力及ばず座している。必死さから彼らの表情の変化をうかがうことは出来なかった。]
ぬ…かくなる上は。
[この村に来て主に刀から鍬に持ち替えたとは言え、刀そのものを捨てたわけではなく、それを差していることもある。
たった一度だけ使って、その後もう二度と使うまいと決めたそれに手をかけようとして。また手を離した。]
やめろ。 それだけは駄目だ。 それこそが駄目だ。
[息を静かに整える。]
(+63) 2011/08/20(Sat) 02時頃
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どうだろうね、誰かがそう、しているのかもね 少なくとも私は、なんで、の回答を知っているけれど それを語る事が出来ないの、ごめんね
[ごめんなさい、と言う志乃先生 私は、傷ついてはいないけれど]
答えを知ったら、傷ついてしまうし 答えを聞いたら、苦しんでしまうし 答えを覚えたら、忘れてしまう
それで構わないなら、教えられるけれど
どうせ、夕ちゃんには話してしまったし 一人も二人も、かわらないものね
(+64) 2011/08/20(Sat) 02時頃
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…わたしは、この村のことしか知りません。 せかい、なんて言われても分からないわ。 この海の向こうのことを言ってるの…? 朝ちゃんは、ガイジンさん…なのかしら…?
[少女が話す内容のほとんどを理解することができずに頭を抱えた。 必死に搾り出した答えは、海の向こうに帰るというもの。]
傷つくから知らないは理由にならない。 知らないことで傷つくから。 それは強さではなく、人の欲です、きっと。 ……朝ちゃんの言いたいことがわたしは分からないです…。
[お菓子をごそごそとしている姿を見ながらそう告げる。]
(+65) 2011/08/20(Sat) 02時頃
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…………。
[それからも、少女の言葉を耳にして。]
……何も聞かなくても。 この空虚の気持ちのままいるなら。
わたしは その 痕跡を消した何かを憎むかもしれない。 はっきりいって、すごい迷惑……。
勝手なこと…しないでよ…。
[涙をぐっと堪えるかのように唇をかんだ。]
(+66) 2011/08/20(Sat) 02時頃
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