88 めざせリア充村3
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
――お前も辛かっただろうが。
[己も、とそれは口に出さず。 白銀の髪を撫でて、撫でて。
視線はどうしてもカプセルへと向く。 あの髪に最後に触れたのはいつだろう。]
(*6) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 03時頃
|
|
[返された言葉はあの時の言葉。 やはりこれは、ポプラなのだと。 彼女――カリュクスではないのだと痛感して。
理不尽にも、彼女に溜息をつきそうになり。 それは押しとどめて――ただ、頷いた。]
落ち着いたら上に行くぞ。 チアキと――ソフィアも、眼が覚めてるだろう。
[ポプラがためらうようだったら 手を伸ばして彼女を抱き上げようと。]
(*7) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 03時頃
|
|
[辛いのは、強制される側。 またはそれを見ているしかできない側。
少し外れる視線に、細く呟く。]
…… 、いなかったら。
[こんな悪夢が実現されることはなかったのかもしれない。 口にするのはまだ、躊躇いがあるけれど。]
………。
[上へあがるのは少し躊躇われて。 それでもミナカタに抱えられれば、地上へと。]
(*8) あけひー 2013/07/06(Sat) 03時頃
|
|
……忘れるな。
[余計な事を考えていそうなポプラが それを本当に口にしたら きっと自分は壊れてしまうだろう。]
お前が死んでいれば 俺はここにはいない。
[この研究所もきっとないまま。 子供達にはもっと酷な日々があっただろう。]
(*9) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 03時半頃
|
|
[地上に出る前。 わずかな時間だけポプラを見下ろす。
ここでこの擬体を壊したら 精神だけが元の身体に戻って 彼女が目を覚まさないかと――
そんなばかげた妄想を。いつものように。]
(*10) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 03時半頃
|
|
……でも ……
[死んでいたら、 こんな思いもしなくてすんだだろうに。
言葉は途中で打ち切る。 もし表情があったなら、 醜く歪んだ笑みを浮かべていただろう。
もしもあの時に生にしがみついたりしないで、 そのまま死んでいたのなら。 ミナカタも、こんな飼われるような生活ではなくて、 もっと別の場所で、楽に。
死んでいただろうか。]
(*11) あけひー 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
……いつでも…いいよ。
[こちらへと向けられた、 少し濁るミナカタの目に音を投げかけたのは。
実験の後で、箍が緩んでいたから。 疲れていた。こんな歪んだ生き方に。]
(*12) あけひー 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
[なおも食い下がり続けるポプラの様子に すぅっとその双眸は細められる。]
死にたかったか? あそこで、死にたかったか?
……悪かったな。死なせてやらなくて。 お前をずっと縛り付けて。
お前が、
[ポプラを抱く腕をゆらりと揺らす。 大丈夫だ、まだ耐えられる。 まだ――]
(*13) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
お前が、悪いんだ……
[立て続けに見せられた子供達の実験。 それは自身の心をも酷く苛んでいて。
零された、ポプラの言葉には 耐えられなくて、その身体を――
床にたたきつけるように 落とす。]
(*14) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
――っ……!
[自身のしたことには ポプラが落ちた音と同時に気がつき。 慌てて駆け寄って、小さな身体を抱き上げた。]
すまんっ……! 大丈夫か、どこか壊れて――
[誰を心配しているのだろう。 何を心配しているのだろう。
これはただのぬけがらなのに。]
(*15) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 04時頃
|
|
[叩きつけるような声。 こんな声を向けられるのは、 「ポプラ」として目覚めてからは初めてだろうか。
体を支えていた手が消えて、 重力に流されるまま、床へと落ちる。
研究所の技術で作られた擬体は、 この程度の高さから叩きつけられたところで 傷ひとつつかないが。
再度抱えるミナカタの頬に、手を伸ばす。]
(*16) あけひー 2013/07/06(Sat) 04時半頃
|
|
……わたし…が……願った……から。
[おかえりを言いたかった。それだけ。 その願いは確かに叶って、 そしてその願いが「今」の「研究所」を生み出した。]
………みぃちゃんは…わるくない。
[落としたことか、実験のことか。 “あの時”あの場にいなかったことか。
ぺたりと頬に手をつけて。 笑ったように、見えただろうか。]
(*17) あけひー 2013/07/06(Sat) 04時半頃
|
|
[小さな手が頬に触れる。 これは紛い物の手。 偽物の手。 それでも、それは伸ばされる。]
……俺も、共犯だろう……?
[掠れた声で答えながら。 感情の浮かばないポプラの顔を覗き込む。]
(*18) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 04時半頃
|
|
[そうやって守られて。 あの時だって彼女はそう言った。
自分がいれば止めれただろうに、と そう後悔する己に。彼女はそう言って。 それから、何度も言い聞かせるように。
まるでそれが事実であるかのように。 本当は、彼女の方こそ何も悪くないのに。]
……ぃ
[ギリと奥場を噛む。 細いポプラの手を掴む。]
(*19) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 04時半頃
|
|
[いっそ折ってやろうか。 もう、心を揺らされないように。
彼女と同じ色の髪も 補色になっている瞳も
ぜんぶ。目の前から消してしまったら。
――きっと、何も考えずに狂えそう。]
(*20) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 04時半頃
|
|
[腕にかかる圧力を検知する。 人の力でどうこうできる強度ではないが、 内部で鳴る警告音は無視をして。]
……みぃちゃん。
[ただ、紡ぐ。 今も昔も、同じように。]
(*21) あけひー 2013/07/06(Sat) 04時半頃
|
|
……なあ、教えてくれ。 お前はどっちなんだ?
――カリュクスなのか。違うのか。 元に戻るのか。 俺はいつまで待てばいい? 俺が死ぬ前にお前は、目を覚ますのか……?
[聞いてはいけないことが。 ぽろぽろと口から零れる。 危うすぎる均衡。 よくもこんな長い年月もったものだ。]
(*22) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
――「みいちゃん」と呼んでいいのはカリュクスだけだ。
[指先を、ポプラの細い喉に。 これを壊したところで彼女は 死ぬことなんて絶対にないだろうけど。
この長い年月で己の心に根を生やした この存在を心から消し去ることは出来るだろう。]
――答えるな。 だから代わりに、そう呼ぶな。
[ポプラにはそう告げる。 まだこれを壊すわけにはいかなかったから。]
(*23) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
……俺は
[腕をつかむ力を緩めて 喉に当てた指も離して。
いつものようにポプラを抱き上げて。 ただし声の温度は低く。]
俺は、籠の鳥でよかった。 カリュクスを失うぐらいなら――
[ただもう一度あの紅を見つめたいだけなのに。
その望みはこんなにも――遠い。]
(*24) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
[答えようと開いた喉に指先が添えられる。 力はほとんど込められていない。
悲鳴のように突きつけられた通牒に、 機械の顔の内側で嘲った。
あの時の願いは、叶えてはいけなかったもの。 この擬体は、望んではいけなかったもの。
一番望んでほしかった人に、 誰よりも何よりも、疎まれている。]
(*25) あけひー 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
[抱えられ、ミナカタの望むとおりに無言のまま。 腕の中で低い呟きを聞く。
彼の望みはまだ、叶えられなくて。 これからも、叶えられるかは知れなくて。 自分の望みは悪循環ばかりを招いて。
それでも、自分はまだ動いている。
階段をのぼれば、 地下への入口ともども、揺れる感情に蓋をする。]
(*26) あけひー 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
[片手で抱きかかえれる身体。 本物の彼女よりずっと、ずっと軽い。
それでも迎えてくれてうれしかった。 同じ言葉で「おかえり」をくれて
本当は、よくできた紛い物などと思っていない。 カプセルの中ずっと目覚めない彼女のほうが 今では人形のように思えてしまう。
嗚呼――そんなことを言ってしまったら ポプラの中に居るカリュクスをどれだけ傷つけるだろうか。
擬体の中にまで入って待っててくれた男は もう己を待ってもいないし、必要ともしておらず 作り物の中にいる存在を]
(*27) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
[愛してしまっているのだと。]
(*28) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時頃
|
|
[だから名前を呼ばない。 呼べば本当にカリュクスが過去になってしまう。
それを何より恐れて その後に彼女が目覚めることを何より恐れて
愛しく――憎い擬体を抱えて 階段を上って地上へと。]
――な、ぁ
(*29) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時半頃
|
|
[掠れた声での囁きは。 絶対にポプラの耳でも拾えないだろう。]
(*30) もっぎゅ 2013/07/06(Sat) 05時半頃
|
|
……カリュクスはもう目覚めない。
だから……もう自由になっていい…の。
(*31) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
――お前も、死ぬのか?
[だから淡々とした温度のない声で尋ねるのは違うこと。
元になったカリュクスが目覚めない、ということは。 そのまま――ポプラの「自我」にも関わってくる。]
(*32) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
―ー 『今までありがとう。長い夢を見させてくれて。』
(*33) あけひー 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
……ポプラ。
[呼ばなかった名前を、そっと呼ぶ。
瞬きはまだあるだろうか。 彼女が彼女ではなくなる前に、言葉を紡ぐ。]
お前が好きだよ、ポプラ。
[子供達に惜しみなく愛していると愛を注ぐ男が 誰にも一度も告げたことがない気持ちを。]
お前が好きだ。 今まで側に居てくれてありがとう――
(*34) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
|
…………さぁて。どうしようかねぇ。
[研究所が男を縛り付けていた 「カリュクス」という存在はもういない。 男がここに留まる理由だった 「ポプラ」という存在ももういない。
ゆらりと立ち上がり、 黒い目は、もう何も言わない擬体を見下ろして。 暗く静かに――瞬いた。*]
(*35) もっぎゅ 2013/07/10(Wed) 00時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る