218 あした、ぼくはきみになる
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[ 三年を飛び越えて年上になったあんたへ 不服そうに付け加えた一言は 泣き虫のちんちくりんではなくなった そう認めているからこそだ。 ]
(!58) Rouge 2017/06/15(Thu) 00時半頃
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[ 服が引っ張られる強さが増した>>!42気はしていた。 理由は分からないし、気にせずにいたのだが ハンカチ代わりにされて>>!49は抗議の視線も向く だけどやはり、何も言わずに逸らした。 今くらいは優しさを見せてやろう。 今だけ、だ。
この場の四人がどんな風に関わっていたのか 日記を通して部分的にしか知ることはない。 だが、こんな遠くまでやって来て 見たことのない筈の相手に気付く。 決して薄い関わりではなかったのだろうとは分かる。
女達の再会のやり取りを耳に思うのは 水戸部祥子はもう過去の亡霊などではない そんな改めての実感だった。
そうだな……俺の夢見は良くなることだろう。 ]*
(!59) Rouge 2017/06/15(Thu) 00時半頃
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──── 数ヶ月後:由良区・某美術館 ────
[ この日、都会の割には寂れた美術館へ コンクールで賞を取った絵が展示された
“誰かの海“
澄んだ海の中に漂い、遠い空を見上げ 光が水中まで差し込んでいる光景を描いている しかし、そう気付けない者のほうが多いのだろう。
これは俺が出会ったある男、 そいつが青として視認する色で構成されているから。 振り向けば映る前衛的芸術 奇しくも向かい合うように対面した壁にあるのは
“名前しか知らない色“ ]
(!60) Rouge 2017/06/15(Thu) 00時半頃
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眞琴、これだ。
[ 隣のクラスメイトに 今日の予定を付き合ってもらった女へ呼びかける。
俺は何も自分の絵の展示を見にきたわけではない 一色那由太 初めて聞いた時から妙な感覚があった。 いつかその名前を聞いた気がして けれど非日常の中では思い出す暇も無かった
答えはこの場所にあったのだ。 今となれば分かる あの時橙が何処なのか聞いてきた理由 水戸部祥子が心を痛め悩んでいた相手のこと。 ]
(!61) Rouge 2017/06/15(Thu) 00時半頃
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[ 『空の青さを伝えるには 青い絵の具を使えばいい
夜空のお月様の色を伝えるには 黄色い絵の具を使えばいい
でも、赤が見えない人に 太陽の緋色を伝えたい時 どんな色の絵の具を使えばいいんだろう』
だけど、俺は今でも答えが出せていない。 きっと美術大学に進んでからもずっと あのスケッチブックを思い出し、 正解を探し続けるのだろう。
今言えることは 俺はあの絵の方が好きだということ。 あんたが思いのままに描いていた 夜空のような海のような世界が。 ]*
(!62) Rouge 2017/06/15(Thu) 00時半頃
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─── 数ヶ月後・美術館にて ───
[ 澄んだあおい世界は、>>!60 あたしが決して見ることの叶わないもの。 堂々とした額縁に納められている、 繊細な色彩の、スランプを抜け出した、 隣に居るきみの描いた世界を見上げる。 ]
( …… さすが、やなぁ。 )
[ 突然呼び出された今日、 この寂れた美術館に連れられて来たのだ。 静寂の中にある絵画たちやけど、 本来の目的は、これじゃあないらしい。 ]
(!63) ゆら 2017/06/15(Thu) 01時半頃
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[ ───── 眞琴、>>!61
あたしの名を呼ぶその低い声が、 ヤケに擽ったく感じてしまう。 それでも、あたしは何でもないように、 対称的に飾られた、その絵を見上げて。 ]
…… すごいなあ、 流くんのとは、正反対やねえ。
[ 絵の具の位置がわからん誰かも、 この絵を見る隣の誰かの胸中も、 あたしは、なぁんも知らん。 … あの日、本屋でばったりあった、 あの男のひとの名前やって知らんもん。 ]
(!64) ゆら 2017/06/15(Thu) 01時半頃
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[ 嗚呼、流くんが教えてくれとったんなら、 カケラぐらいは知っとったかもしれんけど。 それでも、あたしが今言えることは。 ]
…… このひとの絵もすごいええけどなあ、 こういうのって、比べるようなもんやないけど、 あたしは、ずっと見とりたいって思うよ?
[ 見える世界は、みんな違う。 赤色を知らん誰かも居れば、 あたしらみたいな、男女でだって、 可視スペクトラルの長さん違いから、 色彩の視認が異なるゆうやろ? ]
(!65) ゆら 2017/06/15(Thu) 01時半頃
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──── …… 流くんの絵、あたし好きよ。
[ 同じ世界を見ることは なかなか難しいことなんやと思うけど、
…… すこしでも、 きみに近づけとるとええなあ。 ]**
(!66) ゆら 2017/06/15(Thu) 01時半頃
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── 数ヶ月後・ショッピングモール ──
[非日常とちょっとした大冒険から、いくらか。 非日常は日常に戻り、 あたしはまた、高校生活を送る。
助け船のような車>>!56の中で、 電車で聴いてた曲の事は訊けたかな?>>79 たまたま買い物してただけなんだけど、 その曲のバンドのミニライブを見つけて、 あたしは足を止めたんだ。]
(!67) Ar_nelico 2017/06/15(Thu) 07時半頃
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[ ──── 星が、落ちた>>84。
覚えがあり過ぎるくらいあるそのワード。 『FLASH』と題されたその曲>>85は、 歌詞をさらうだけで分かる、隕石絡みだって。
ああ、浦美里の人なんだなって思うと同時、 その曲調に、ちょっと驚いた。 隕石に住処を奪われたとは思えないくらい、 明るくすっきりと綴られたその曲は。
何度踏まれても春に咲くたんぽぽみたいな、 地にしぶとく根を張る強さを、感じたんだ。]**
(!68) Ar_nelico 2017/06/15(Thu) 07時半頃
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[ ああ、そういえば 見たい絵があるから付き合えとしか話していない。 それではあいつと一度会ったことがあっても すぐに分からなくても仕方ないことだ。 言うべきことも言わずにいてしまう。 これから治すべき悪癖だ。 ]
これ、あいつの絵だよ ほら、会っただろ。一色那由太。 浦美里高のやつ。
俺も暫くは気付かなかったんだけどな。 一色の絵がここにあるってこと。
[ 絵を見上げる眞琴>>!64にそう教え 額縁の下のプレートを指差して見せた これできっと思い出すだろう。 作者を知った反応はどうだったか。 「気付くのおせーよ」なんて 自分を棚に上げた軽口を向けて。 ]
(!69) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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……あ?何の話だ
[ 誰かの海を描いた当初は やはり作風が違うと心配された。 ( どうやら水戸部祥子が描いたらしい 前衛的芸術のせいもあったようだが ) 何しろ描いた本人にすら意図通りには見えない そんな絵なのだから仕方ないことだろう。 別に、理解されたかったわけでもないし。
だから、眞琴の口にする>>!65 その意味をすぐに察せずに 聞き返した直後だったか。 ]
(!70) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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…………
……………………ふん。
(!71) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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なんだ。パンケーキでも奢らせたいのか?
[ 思いもよらない続きの内容に>>!66面食らい いつも通りを思い出すのに時間が掛かった。 ]
あっちに気に入ってる絵がある 行くぞ。
[ 断りもなく手を掴み、引いて ちっとも同行者を気遣わない大股で歩く 少し先を行く俺の表情をお前は知らない。
けれどいつかは、きっと 知られてしまうのだと思う。 ]*
(!72) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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───── いつか・一人思う ─────
[ 好んで聴くバンドのインタビューが載った音楽雑誌 その見出しを眺めながら思い出す。
あの日、浦美里で再会した水戸部祥子の車に乗せられ 俺達は由良区へ帰ってきた。 しかし、三人を送り届け最後に着いた俺の家 出迎えた親父は全てを忘れていた。
この人が、と水戸部を紹介しても 入れ替わりについて打ち明けた話をもう一度繰り返しても。 ついに彼女を思い出すことは無かった。
夢がある話だと微笑み、 ご迷惑をおかけしましたと頭を下げる。 そんな振る舞いは否定はしないいつもの親父で 一層複雑な心地にさせた。 ]
(!73) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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[ だけど、車へ戻る水戸部の背中に向けて あの人は確かにこう言った。
────『料理は、上手になれたかい?』
すぐに自分は何を言っているのかと目を丸くし おかしいね、と笑う。 驚いた顔など久しぶりに見たものだ。
変わった未来で改変された記憶。 だけど、何もかもが消えたわけではなかったのだろう。 あの二日間は本当にあった出来事だ。 ]
(!74) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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『 隕石墜落も住民全員が生還 奇跡の街浦美里町出身の新星バンド 「Bloody Angel」「RIN」 彼らに三年前当時の話を聞きました そして若者達の故郷復興への想いは 』
[ 印刷された文字を指先で一つ一つなぞり ふと顔を上げる。 今は何時だろうかと開いたスマフォ 壁紙に設定した花火が鮮やかに映った。 ]*
(!75) Rouge 2017/06/15(Thu) 13時半頃
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― 花火と大学生 ―
[再会した皆との花火は、 また後日ということになった
あの日。”3年後の私”は皆を各御家庭に送って行って やっぱりって言っていいのかな 変化した世界では、私の事を 流パパは覚えていなかった
でも。忘れ得ぬものは確かにあって>>!74 私は、はい、ってすこし泣きそうになりながら 流君のパパさんに、言うのですよ
ご迷惑、をおかけしたのは私で 貴方が覚えていなくても 私が、あなたをおぼえてる
油絵具の香りも、貴方のカンバスに向かうその指先も 柔らかな笑顔も。ね、パパさん]
(!76) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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[そして今日 由良の皆と、それから浦美里の有志にて 合同花火が開催された
私はナイアガラやら線香花火やら すすき花火やらときゃらきゃら、楽しんで 少しは変わったつもりだけど やっぱりちんちくりんと言われそうである
3年で変わった人、沢山 変った関係性もたくさん――ほら、例えば ふうちゃんとなゆ君の距離が近くなったこととかね?
私は花火をシューシューさせつつ 髪を切った丞君に言うのです]
ショート、似合ってるね
[って。ね]
(!77) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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[眞琴ちゃんも、慧ちゃんも 浴衣姿がとても綺麗。ふうちゃんもそうだったかな?
今日の私は、夏らしいワンピースで 白のサンダルを履いて、きらきら輝く花火を 楽しんでいたのです]
(!78) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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[その日、によってころり変わる願い 誰かのために、が自分の為に、になって
3年という月日の中で目まぐるしく 私の周囲はかわっていって でも変わらぬものも、確かにあって]
(!79) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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[由良の皆の顔を見て 彼らと笑いあう皆を見て
私は、3年前の気持ちを思い出していたのです
心は、言わなければ伝わらない 大事な皆が生きていた事への歓びを もう二度と、後悔しない様に生きることを]
(!80) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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[シューシュー、花火 宴も酣ってことかもしれない
眞琴ちゃんが持ってきた打ち上げ花火 これ、連続で花火のカーテンが出るんだって 凄いよねぇ]
(!81) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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[開催された花火大会 ゆう君の絵のことやら、かなちゃんの作曲した曲やらで 盛り上がったんじゃないかな ふうちゃんと眞琴ちゃんはきっと気があったのではと そんな事を思うのです
慧ちゃんと、丞君は仲良く花火をしているように見えて 私は3年前、夏祭りに参加できなかったのは残念だけど
ああ、彼らに逢えてよかったって思うのです]
(!82) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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『流れ星が降ったら 何を願う?』
(!83) sirotae 2017/06/16(Fri) 00時頃
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─── 数ヶ月後・美術館にて ───
──── …… なゆぽん!
[ 名前を聞いて、指差す先のプレートを見て、 綴られる言葉に合点がいったように手を叩く。 叩かれる軽口も慣れたもの。>>!69 あの夜、共にカーテンを作る花火を見上げた、 有志の浦美里町の皆さんの中に、 その名前のひとがおったことを思い出す。 ]
(!84) ゆら 2017/06/16(Fri) 01時頃
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[ 意気投合した、べっぴんお姉さんが、>>!82 そんなあだ名で昔≠ヘ呼んどったって、 ばっちしあだ名で覚えてしまっとったから、 フルネームを一目見ただけじゃあ、 ぴんと来んかったのよねえ。 ]
…………
[ その後に続けたあたしの言葉。>>!66 生まれる沈黙に、マズイこと言ったかな?>>!71 と、少しだけ不安な心地になる。 けれども、すぐに向けられる 何時ものテンションの君の言葉に、 安心したような、がっかり、なような …─── ]
(!85) ゆら 2017/06/16(Fri) 01時頃
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[ ──── 触れる指先が、あつい。>>!72
あたしなんかを気にもせんと、 前を向いていてくれてよかった。 繋いだ掌から伝わる体温は、 ばれてしまうかもしれんけど、 必死に追いつこうと小走りで走る あたしの表情を、君は知らない。 ]
…… っ、なあ、もうちょっと、 ゆっくり歩いて欲しいわあ。
[ けれど、いつかはきっと 知られてしまうのやろなあ。 ]
(!86) ゆら 2017/06/16(Fri) 01時頃
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───── … 、やなあ
[ すこしだけ、空気を震わす音。 それはまだ、あたしの胸を打つ鼓動よりも、 ずっとずっとちいさな音やから、
…… 君に届くはずも、ないの。 ]
(!87) ゆら 2017/06/16(Fri) 01時頃
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