277 黄昏草咲く出逢い辻
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― 回想 ―
[イヤイヤ、としがみついたまま首を振っていたが、頭を撫でられている内に力が抜けた。 慣れないことをして体力が削れたという部分もあったけれど。一番の理由は、その言の葉に込められた祈りが染み込んできたからだった]
……うん。 もっと元気にならないと、だめなんだよね。
[父母から引き離された時にも言った、自分を納得させるための言葉を紡いで。 ポロポロと雫を溢しながら、長身の影を見上げた]
きっと……?
(-145) 2020/06/09(Tue) 20時半頃
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[…の笑顔を見たい]
[…と離れたくない]
[…と共に過ごしたい]
[…の目を見て話したい]
[…の名前を呼びたい]
(-146) 2020/06/09(Tue) 20時半頃
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[泡のように浮かぶ幾つもの望み]
[けれど、一つだけなら、というならば―――――]
(-147) 2020/06/09(Tue) 21時頃
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今度こそ、いつまでも。
(-148) 2020/06/09(Tue) 21時頃
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[自分は…に守ってもらった。 …の想いは、常に傍にあった。
健やかに成長することが出来るようになって。 人の輪の中に入ることが出来るようになって。
約束したことを忘れてしまったのに。 ずっと忘れないでいてもらえて。 それでもいいと笑ってくれて。
分からなくても、嬉しくて]
(-149) 2020/06/09(Tue) 21時頃
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[でも、…は?
会えて嬉しいのは同じなのに。 それだけで、おしまいだなんて]
(-150) 2020/06/09(Tue) 21時頃
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[けれどその霧の向こう側には]
いやだ。
[忘れてしまったことへの怒りと悔悟がある]
(-151) 2020/06/09(Tue) 21時頃
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やくそく、したんだ。
[今度は待たせないと]
やっと、思い出せたんだから。
[二度も手放してなるものかと。 圧し負けぬように、死力を尽くして手を伸ばし]
(-152) 2020/06/09(Tue) 21時頃
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誰かが傷つくくらいなら、自分が失われる方がいい。
[決して言葉には表さぬまま、密やかに抱え続けていた思い]
それなのに。
――どうして目の前の"あれ"は傷ついている?
[自身の思いと、現状との矛盾。 それが霧に囚われた青年の、内面を揺らがせている*]
(-153) 2020/06/09(Tue) 22時頃
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/* これはのどかが元に戻ったら崩れ落ちるな( スリップダメージが結構でかい感。
(-154) 2020/06/09(Tue) 22時頃
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きっと、もう一度。
(-155) 2020/06/09(Tue) 22時半頃
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[いつ朽ちても構わぬと、封じていた鬼の心は、まっすぐな願いと想いに溶けて目覚めて。]
今一度...
[せめて、もう一目会うまでは、と、望みを抱き。]
叶うなら、ずっと。
[もしも、願いが叶うならば......]
(-156) 2020/06/09(Tue) 22時半頃
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……ああ、そうか。
[ふ、と理解に落ちるものがある]
そうな……そうさな。 我は、「しあわせ」を押し付ける羅紗と相容れぬと思ったから。 だから、あの時……。
[共に行けなかったのだ、と。 今更のようにそれを思い出して]
(-157) 2020/06/09(Tue) 22時半頃
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……触れる事を、赦して。
[小さく小さく紡がれるのは、兎がずっと封じていた、願いの言の葉。*]
(-158) 2020/06/09(Tue) 22時半頃
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ずっと、 側に。
(-159) 2020/06/09(Tue) 22時半頃
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『ホラ、ツカマエタ...』
[捉まったのは、人か鬼か、定かではないけれど。*]
(-160) 2020/06/09(Tue) 22時半頃
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[ずっとそれを、願っていたはずなのだ]
[今の律には、ただ頷くことしか出来ないけれど――*]
(-161) 2020/06/09(Tue) 23時頃
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/* >>143 過去に会っていた縁故を結ばなかった理由<こんな素敵な人知っていたら忘れない
(-162) 2020/06/09(Tue) 23時半頃
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[兎は、自ら他者に触れる事はほとんどしない。 触れさせるのも稀な事で――先のように抱えて運ぶを許すのも珍しいと言える。 こと、目の前の彼に関しては、呪の影響を強めてしまう事を恐れていたから尚更に。
けれど、そんな怯えや恐れに囚われていては、この状況を動かす事はできないだろう、と。
そう、思ったから、手を伸ばした。
触れる事で――己が望みをかなえる事で、力を安定させて、変化を発動させる。
もっとも、彼が望んでくれなければ、それは叶わなかったのだけれど]
(-163) 2020/06/09(Tue) 23時半頃
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/* そろそろネタを入れねばもたぬという定期( [※女子やってる時あるあるともいう]
(-164) 2020/06/09(Tue) 23時半頃
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…………みつけたよ。
(-165) 2020/06/09(Tue) 23時半頃
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[望んでいた言葉に、震えが止まらない]
(-166) 2020/06/09(Tue) 23時半頃
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ずっと。
(-167) 2020/06/09(Tue) 23時半頃
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[声には出さず、笑う] [じゃあ、次は何をしよう?*]
(-168) 2020/06/10(Wed) 00時頃
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/* 口付けるのも考えたんだけどね。 それは契約の時だな、となったのでデコ合わせになりました(
(-169) 2020/06/10(Wed) 00時頃
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/* 本来祝詞は神職が神に対して読み上げるものなんだけど……まぁよかろ( [てけとーマン]
(-170) 2020/06/10(Wed) 00時頃
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[唇重ね、想いを重ね、互いの吐息が混ざり合う。]
ふ...ゥ...
[深く、強く、と、求める合間、こくりと、鬼の喉が鳴り、ひび割れかけていた角がふわりと光る。
光が静まった時、紫紺の角の欠けた隙間を、僅かに淡く優しい竜胆色の煌めきが埋めていた。]
タクミ...、ありがとう。
[鬼は、微かに上気した頬を、隠すように、男の胸に顔を伏せる。]
(-171) 2020/06/10(Wed) 00時頃
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其方は、我を救ってくれた。命も、心も。
[男が鬼を忘れ果て、その手を取ることがなかったら、恐らく鬼は、いくらもせぬうちに、消えていた。 それを告げれば、きっと、男は鬼を見捨てない。だから、決して告げまいと、鬼は固く決めていた。]
其方は我の番...我の命に等しい者... 我の全ては、其方のものだよ...。
(-172) 2020/06/10(Wed) 00時頃
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[囁いてから、ふと、思い出したように、鬼は小首を傾げる。]
そうだ、タクミ...もしや其方、我が女子の姿をしているほうが嬉しいか?*
(-173) 2020/06/10(Wed) 00時頃
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/* もう、イベントはクリア済みなので、他のかぽーの邪魔をせんためにも秘話篭りでいいんじゃねーかと思ってる。
(-174) 2020/06/10(Wed) 00時半頃
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