212 冷たい校舎村(突)
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変だって思わなかったか? 何で俺が、いつもずっと笑ってるかって。
……俺は、分かんねェんだよ。 悲しいとか、ムカつくとか、怖ェとか、 そんな気持ちが。
そーだなァ…… 具体的に言えば、那由多がいま 何で泣いてっか、俺には分かんねェ。
[零れ落ちる涙が、可哀想だとは思う。
でもそれをどーすりゃいいのかとか、 そもそもなんで泣いてんのとかって、 そういうのが、分からない]
(140) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[言ったろ?那由多さ。 自分と違うひとのこと想像して動くの 消耗しないかって。そーだよ、正解]
両親死んで、みーんな泣いてるのに 俺だけ平気なツラしてたりさ、 上級生に殴られても、 腹立たねェし怖くもねェし。 でもさ、そーっすっと周りが変な目でみてくンの。 何だコイツは、みてェな。
[すすり泣きとか、目の絵とか、 ひそひそ遠巻きに話してる声とか あれは俺が受けてたモンだ。
溜息一つこぼして、それから、口元を吊り上げる]
(141) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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だから、俺は感情が欲しかった。 みんなが持ってるモンが欲しかった。
死のうとしてみりゃ「怖い」って 分かるかと思ったけど、駄目だったなァ。
そんで、俺、この中で浮いてたろ? みんな顔色悪そうにしてンのに、俺は平気でさ。
……やっぱ、混ざれねェな。
[はは。笑い声は乾く。 視界の端、通と入間の姿を見つける。 あ、ヤバイな。長々話し過ぎた]
(142) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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だから、もういいんだ。 諦められなかったけど、結局、駄目だったからサ。
―――― だけどな、那由多。
[俺はもう一歩、那由多に近づく。 そして、右腕を後ろに回した]
(143) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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アンタらは、帰らせる。 どんな事しても。
[突き付けた、銀色。 ベルトに差していた、包丁。
見覚えあるだろ? マネキンから引っこ抜こうとしてた那由多なら]
(144) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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この世界で死ねば、帰れるんだろ? だったらアンタ刺してでも帰らせるよ。
……こーゆーのも平気なんだよ。俺は。
[にぃ。口元に弧を描いて、駆ける。 刃の切っ先は、水野のマネキンと同じ場所を、 那由多の身体の真ん中を狙う]*
(145) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/*
ちょ
(-48) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/*
まってまってまってたちばな
(-49) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/* んっふふふふふふ まっじで!!!! って一気に目が覚めました(仮眠をとってた)
わあ
(-50) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/*
どうしたいいの……
(-51) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/* え……………ど、ど、どうなるの、これ。
(-52) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/* なんか毎回ホストが予想をこえてくる(すごく褒めてる)
(-53) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[ 平気?いいや、嘘だよ。
怖くはねェけどサ。本当はやりたくねェよ、こんな事。 ごめんな。でも時間が無さそうだから。
俺は、みんなをここに残したくねェんだ ]
(*1) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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[知っているようで知らないのは私だけだと思っていましたから驚きました>>129 でもその間に進んでいるものは確かにあって。 この校舎の中は時が止まったかのように昔を表しているのに、実際、刻一刻とタイムリミットは迫っているような気がします。
「死んだらできなくなる」>>131 足裏を焼くような冷たさを唐突に思いだせば、深呼吸を。
吸った息が新しくて、 新しいことに気付くのは、不意に>>133]
………意外。 だけど、通も意外と怒るよね。 でも2人とも笑うのは、あんま上手じゃないね。 勉強会…か。………、そだね、うん、また、混ぜて。
[あんまりに冷えた手>>134はいつかの前髪を上げた時の強張った表情を思い出しましたが、振り払われることはなく。
上等でしょう。 そのまま破片だらけの廊下を通り抜けて、階段を蹴って、屋上まで]*
(146) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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─→屋上─
[吹き付ける風が頬に刺さります。 思わず肩を竦めれば、差し出されたブレザー>>135 リレーのように回ってきているとは知らず、有り難く頂戴しました。
その代わり随分と寒そうになってしまった通には申し訳ないと思いつつ、ブレザーのポケットに両手を突っ込んで。
一歩前に立つ通>>136越し。 対峙するかのように対極に立つ理一と那由多と、それから───…不意に右腕を後ろに伸ばす理一の姿>>143]
(147) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/* そうきたか〜〜〜〜〜わあ 毎回、こう、どこまでホストに帰ろ♡っておねだりしていいか、 わかんなくなるんだよな! おへんじかきまっす!
(-54) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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うん……。
[>>+25>>4:+472人のそれぞれの言葉に、 同意するように返事だけして、軽く俯く。
複雑な胸中。 残った人たちが橘くんを死の淵から引き戻してくれることを、 期待する気持ちと、重荷を背負わせてしまう申し訳なさ。 それと同時に、わたしにはできないことだから、やっぱり残らなくて良かったという心の逃げ。
この状況下でいまいち緊張感が持てないのは、 わたしは、他人に重みを託している、いや、人任せにしているから、なのだろう。
卑怯なわたしは、それに気付けば歯がゆくて、もどかしい。]
(+36) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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そうだね。 戻ってきたら、殴ってあげて。 わたしはカメラを準備するから。
[>>+26いつかの文化祭の、あの時のように。 >>0:171>>0:189つばさ氏が右ストレートを振る舞ったあの一瞬、 それでも笑顔を浮かべていた彼の写真を、拡散した時みたく。
何気ない日常の一部として、戻ってきてほしい。 どこか薄情なわたしでも、それを祈るのは自由だよね。 って。
図々しいでしょうか。]
(+37) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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……あまり気を張るのも疲れちゃう、し。 コンビニでも行って来ようと思うけど。
上須賀くん、何か欲しいものある?
[莉緒ちゃんもまだそこにいれば、彼女にも目配せして。 暗く行き詰まりそうな思考を晴らすように、ロビーを出ようと。*]
(+38) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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───!
[鈍く光っているのは包丁。 何処かで見覚えがあるように思えたのは、那由多が引き抜こうとしていたところを見ていたからかもしれません]
那由多!
[反射的に名前を呼んだのは、なぜでしょう。 今の状況>>145が飲み込めません。
ブレザーのポケットに入ってたもの>>78は、飴玉。 これじゃない。 反射的に投げそうになるのを押し留め、代わりに理一の手元目掛けて投げたのは上履き。
当たっても当たらなくても、 理一がそんな行動に走ったのか頭が、追いつかなくて、私は、目を見開いたまま]
理一、あんた、何してんの! バカじゃないの!?
[意味がわからない、とばかりに、声を張り上げては、両足で踏みとどまっていたでしょう]*
(148) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/* 入間ちゃん空気読めない子でごめんすぎ〜〜る。 またみんなを困らせてしまう〜ゾ。
(-55) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/* 入間ちゃんマジカッケエな…。
(-56) 2017/03/18(Sat) 22時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/03/18(Sat) 22時半頃
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/*
保田待ったほうがいいかーーーどうかーーううむ
(-57) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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…………そっか。 [それ以上に、なんて返すべきなのか>>+27 いけないと思いつつ、沈んだ声音になってしまいます。
当然の事ながら、 外に居る私達に出来る事なんてありません。 解っていた事ではありますが、 もしかしたら、そう重傷でもないかも なんて 必要以上に落ち込んでしまうのは、 そんな希望を持っていた所為でしょうか。
……けれど、軽い言葉で誤魔化されるよりはマシで。 一度、深夜の病院へ視線を向けてみたり]
(+39) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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ただいま。……ありがとね。
[おかえりって言ってくれた事と、 笑いかけてくれた事>>+28。 その二つに小さくお礼を言って、 つられたみたいに、私も唇を持ち上げました。
ついつい、帽子を直してしまうのは、 此処最近出来た癖みたいなものですが。 これは、今となっては、顔が見られたくないとかじゃなく ただちょっと照れくさいというか、そんな感じで。
……本当なら、帽子なんて要らないのかもしれません。 でも、大っきなガーゼを晒すのも、 それはそれで、気不味いですしね]
(+40) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[彼のマネキンが見られなかったのは、残念ですけれど。 見たって多分、特に何も言わなかったでしょう。 彼が可愛い物好きって知ったって、 そっか って、そのくらいの反応で。 可愛い物好きが高じてお裁縫が得意というなら、 それは寧ろ、長所なのでは?とも、思ったり。
隠し事は、まあ、お互い様というか。 今なお健在の私の母の事を思えば、 責められるわけも、ありません。
……そう、謝らなきゃいけないんでした。 小さく、口を開閉して、 言い淀んでいる内にかけられた言葉>>+30に、 漸く寒さを、自覚したでしょうか]
(+41) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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そうだね、寒い……全然気付いてなかったや うん、中に────……、
[腕を擦りながら、白い息を吐き出して。 困ったみたいに笑いつつ、院内に入ろうとしたんですが。 ふと、何気なく。手に持ったスマホを見て]
ちょっとごめんね、
[目の前に立っていた健士郎とつばさに断りを入れて。 どうせだから、中に入る前に一度、 返事の確認をしておこうと思ったのです。 院内でスマホを使っても怒られはしないでしょうが、 何となく、マナーとして]
(+42) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[見れば、莉緒から返事が来ていて>>+21 どうやら無事帰っているらしい莉緒に、ささらに、 安堵を深いものにするのです。
もし、万が一、先に消えた誰かが 帰っていないなんて事になったら…… そんな恐れは、無くなっていませんでしたから。
一日二日話さないの、無くもないんでしょうが こうして莉緒からの返事が返ってくるのが、 何だか、すごく、懐かしくって。 彼女を傍に感じられる事が、心強く思えるのです。
伏せた濡羽色で、じ っと、暫し画面を見詰めてから 返事を書かずに彼女の姿を探そうとした所で、 二通目のメールに気付きます>>+22]
(+43) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[たった一言、切実めいたその言葉に 大きく目を見開いて、私は顔を上げるのです。
莉緒はどうやら、病院に着いている様ですが さて、何処に居るのか 中に入れば会えるかしらと、上げた視線を彷徨わせ。
視線の先、偶々彼女の姿>>+23を見付けられたので 駆けていく前に、もう一度、健士郎と向き合い]
ごめん、私行かなきゃ。
えっと……健士郎。 中に入るなら、お言葉に甘えて コート借りても良い……かな?
[病院の中って、 深夜でも、空調は効かせているんでしょうか?]
(+44) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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[そんな疑問も湧きましたが、 今回はお言葉に甘えさせてもらう事に。 少し図々しいかしら なんて思いつつ、 健士郎の表情を窺ったりして。
もし貸してもらえたのなら、 「後でちゃんと返すね」って、そう伝えて 莉緒の方に駆けて行ったでしょう*]
(+45) 2017/03/18(Sat) 23時頃
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