29 Sixth Heaven
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……わたくしが、あの方の"視"ているものが得られぬと識ったとき。 わたくしが、あの方と、あの方との恵みを失ったとき。 わたくしは、どうしようもなく理由を求めました。どうしてこのような災いがわたくしに降り掛かるのかと。 どうして、わたくしが、わたくしだけが、と。
[告悔のように、あるいは独り言のようにぽつりぽつりと言葉を続ける。 夫のことはいつも、あの方、と告げて名は呼ばない。名を呼ぶことさえ自らの身には恐れ多いと。 少し乗り出していた身体を戻す。 腰を抱くチャールズの手にもたれかかるように、ふたたびその身を長椅子に沈めた]
やがてそれは、わたくしが賎しい存在だからだと。穢れているからだと。そう思い至りました。 いえ、そう思いたかったのでしょう。賎しい考えから逃げるために。
今なら、そう考えてしまうのです。様々なものが耐え切れぬ、この場所では。 ……傲慢。ああ、わたくしにふさわしい言葉ですわ。
[深く、息を吐いた]
(132) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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まあ、フィリップのいうとおりですよ。 深く考えなくてもいい。感情のまま、おもむくまま。
[いうなり、唐突にその頬を撫でる。]
他人の手が温かい、それくらいは覚えておいてもいいんじゃないですかね。 それだけでも違うものです。
ま、僕の手は温かいふりだけ、かもしれませんが。 落ち着いたら大部屋にどうぞ。トニーたちの姿も見れますし。
[笑って、台所を去っていく。]
(133) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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/* うむ。 やはり4dで墓いきたい。 墓いって暴れたい。
そろそろほぼ全員と満遍なく会話できたっしょ。 そろそろブチっとイっちゃっていいでしょ。 向こうの悲惨な管理者の扱いを こちらの皆様に教えて差し上げたいワ。
(-54) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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……いや、ですか。
[歯切れの悪い言葉に、しばし沈黙を挟んだ後]
ええ、そう、わたくしもいや、ですわ。 でも、ムピス。 あなたとなら、善く在れると、思っているの。
[緩やかに、笑みを浮かべる]
(-55) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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― 個室11 ―
[気のつく、と言われてぱちりと灰青色が瞬いた]
そう、かな。 でも、そう言ってもらえるのは嬉しい……かな。
[それを褒め言葉としっかり受け取った様子で。 トニーの話をした時に彼が動きを止めたの気付くと、 スティーブンを見上げるようにして]
うん……ペラジーお兄ちゃん以外は、皆。 ペラジーお兄ちゃんの前の器も、かな。 1年しか一緒じゃなかったから、 そんなにいっぱい仲良くなれなかったけど。
(134) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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― 台所→個室11号 ― [台所を立ち去る前に聞こえた百合の花。 その単語と発想を思い出して小さく笑う。 その言葉には、”ま、気軽に声かけてよ”と 難しく捕らえる様子に苦笑して手を振った。 >>133は見てないけど見てたら 裏手突っ込みぐらいはしたかもしれない。]
[それはさておき辿り着いた11号室 まさか、自分がスティーブンの個室を 訪ねることになろうとは 少し前から思いもよらぬ急展開と思いつつノックする]
スティーブンのおっさん、いる?
(135) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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…「こう」? ん、と。 …あんまり、思いだせない んだけど。
[実の年齢には明らかに相応しくない幼子に向ける様な褒め言葉>>131に、 ――気分を害する様子も無く、黒檀を見たまま、一つだけ頷いて。 続く女の問いを咀嚼するように。こくり、こくり。と、再び何度か浅く頷いた。]
…え、っと。 ――学校に行ってて、とうさんと、かあさんと…、おとうとが、いて。 …ともだちと、あそんだり、してた。
[たしか。 と付け足すその記憶は、酷くうろ覚えらしい。 忘れた訳ではないのだけれど、思い出そうとすると―― 直ぐに面倒になって、…どうしても思い出せない。
ただ、器として――呼ばれるまでは。 ありきたりとも言える極普通の生活を送っていたのだけは、充分に伝わったか。 これで聞きたい事の答えになるのか判らないと、かくり、首を傾ぎながら。]
学校にいくのも。あそぶのも、すき だった。
(136) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―微回想:>>119―
――……、ぅ。
[>>119縋るようにして顔が近づけば、 少しだけ呻くようになり、気恥ずかしさも混じってか顔が赤くなる。 けれどそれを止める事は無い。
囁きには、一度目を伏せ。 ……顔を上げれば、表情は先程>>115と同じような。 そんな顔のまま、言葉を落とせば身を離したのだった。*]
(137) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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い、え。 大丈夫……大丈夫、です。 何だかお腹が、思ったよりも空きすぎてるみたいで。 だから、ついでに何かつまんできますね。
[声が、余り大丈夫でない事は自覚もできた。 けれど、それを取り繕う事もできず。
先ほど鳴ったお腹の音を利用して、微かに力なく笑む気配を落としながら、 誤魔化すようにそう言った。]
(-56) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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/* いいえ!それぐらいならお安いご用さ!
本当に、眼球いじめであった。 流石に10時間座りっぱなしの会議とは 予想外だったぜ…。
とりあえず、ちょっとお椀風呂とか入ってこいおれの眼球。
(-57) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[>>132秘めていた思いを零す声が、間近に聞こえる。 あの方、というのが彼の夫で 恵みというのが、生れ落ちなかった子であったと 知っている]
――…ベイル夫人
[長椅子の傍らに、まるで妻と寄り添うような近さで 体重が半身にかかると、そっと腰を抱く手を滑らせ 肩を引き寄せる]
何時も通り、非難も、批判も、意見もいたしませんよ。 私はただあなた方の話を聞いて差し上げる事しか出来ませんが 少しでも心穏やかになれるなら いくらでも、この身を割きましょうね。
[黒檀色は陰りを帯びたまま、其の視線が ふくよかな胸元をすべり、下肢を眺める。 それから一度首を振ると、無理矢理のように ペラジーがうろ覚えの記憶を引き出す様子へ意識を向けた]
(138) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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―個室11―
いえ、大丈夫。 ……お腹が空いていた、みたいで。 ありがとう。
[>>122気遣いには、へらりと誤魔化すような笑みを見せ。 ……祈りに反して鳴ったお腹を、逆に利用した。
そうして個室に辿りつけば、ぺこりとスティーブンに頭を下げて。 幾つかあるうち、椅子を一つ借りて腰掛ければ、 二人の話を静かに聞きつつ、フィリップの来るのを待っていた。]
(139) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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[ノックの音と声に、扉の方へ視線を向ける]
フィルも、来たみたいね。
フィル、皆いるよ。
[そうして、開いたままの戸口へとひらひらと手を振ってみせた]
(140) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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あなたの ……父親と母親は、今はどうなさっているのでしょう。 別れの日 彼らに何といって出て来たのですか……?
[ペラジーに家族が居た、と聞いて。 脳裏に妻子の顔が浮かぶ。 傍らの夫人に、擡げかけていた欲は 静かに波が引いた]
(141) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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/* 恋愛、と言うよりは。 並び立てない事に対する歯がゆさと嫉妬…かな。
まあ、多少マムに対しては憧れと言うかそんなものはあるのかもしれないけれど。 こいつ、自分の気持ちににぶちんな感じがするからわからないなー…。
(-58) 2011/04/19(Tue) 23時半頃
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ムパムピスは、ノックの音に、視線を其方へ向けた。
2011/04/19(Tue) 23時半頃
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すごく
邪魔をしている気分になる不思議!!!!wwwwwwwwww
(-59) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/20(Wed) 00時頃
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― 個室11 ― [開いたままの戸から見えるのは マーゴ、ムパス、スティーブン。 マーゴの小さな手が言葉と共に呼びかける。]
わりぃ、遅くなった。話はどの辺まで?
[そう面々に向かって言葉を発しながら 行儀よく座るマーゴの隣にたって]
(142) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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―個室11―
―――…。
[マーゴの答えに、 ほんのわずか眼を細めたようだ。 だが、続いた前の器の話しには、表情は常のように。]
…君は、ギルバートを知っていた。 少なくとも7年より長く――器として、居ることになる、か。
[10年。その区切りを思うムパムピスはどんな顔をしていたろうか。]
ペラジーの、前の器とは、どんな ―――
[問いかけたとき、 フィリップの声がした。 開いたままの扉まで行き]
どうぞ。まだ、話しは始まっていない。
(143) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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[自分となら、善くあれる、と。 その言葉には、いちどぱちりと瞬いて。]
マムが、善くあれるなら。 その役に立てるなら、きっと、善い事だね。
――……なら、嬉しい。
[向けられる緩やかな笑みに。 返す表情も口調も、心から嬉しいと言う風に。
この場に居られる事は幸福だと。 いつかフィリップに言った言葉を、胸に思い返していた。]
(-60) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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ひゃっ!?
[頬に伸ばされた手に、驚いて小さく声をあげた。 女子修道院に女学校、世界は閉鎖的で しっかりとした意思を持ってからというもの 男とのふれあいなどないに等しかったのに] …お、おぼえて、おきます…。
[真っ赤な顔で俯いたまま蚊の啼くような声で告げる。 そのまま、台所から去っていく二人を見送ったあと へなりとその場所にへたりこんだ]
………〜っ…
[どうやら、驚いたどころではないらしい]
(144) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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…? なか、いいね。
[共に引っ張ってきた毛布を引き寄せ抱えながら、 近い距離で触れる二人に、ぱちりと、瞬いた。
知人なのかと問いの意味なのか。 …夫婦の様な、その距離の近さを示しての言葉か 足りない言葉で、その真意までは計り知れないが。]
――、…わかんない。 7年 うちに 帰ってないから。
[今、両親が如何しているのかと。 その問いには、暫しの空白の後にふるりと首を振った。]
いつもみたいに。いってきます、って。
(145) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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フィリップは、スティーブン>>123に翠は濃紺を見据え頷く。
2011/04/20(Wed) 00時頃
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わすれものかぶしき会社
(-61) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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/* そろそろばくはつしたいです けれど難しい。 吊り狙いは、チャルベルが先に行った方がいいだろうから微妙という。
(-62) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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唐突に「さわやか3組」のサブタイトル思い出した。
……俺眠いんだな、たぶんな。
(-63) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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7年……そっか、そんなになっちゃうんだ。 ギルバートお兄ちゃん達が此処を出ていってから。
私は……8年、のはず。 もうすぐ9年にも近いのかな。
ヘンリエッタは、赤い巻き毛の女の子で。 外に出たい、もう疲れた、って。 最後の方は毎日のように言ってたらしいわ。 私、まだ小さかったし新しい器だったから。 あまり見ない方が良いって遠ざけられてて、 そんなに詳しく知ってるってわけじゃないんだけど。
[当時を思い出して、少し痛々しげな表情になる]
(146) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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横になるよりも、何もしないよりも、すき、でしたか?
[ペラジーの日常に耳を傾ける。 ぺたりと進む音や覇気のない声は、それとはかけ離れたもので。複雑そうに、見えぬ眼を瞬かせた。 "接続"されていない状態でもこうならば。ふたたび繋がれたなら、彼は。 そして、自分は]
…………。
[想像してかぶりを振る。思いは綴れぬまま口をつぐんだ。 それでも仲が良い、という言葉には微笑んで、さらに身を寄せる。 彼の視線には気づかない。欲情など湧かない。ただ、自身が欲するままに、ぬくもりを求めているだけ]
(147) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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―個室11― [一度廊下の方を見てから、 すぐに続くものがないようであれば、扉を閉じる。 強い翠色がスティーブンを見ていた。 マーゴの語るヘンリエッタの様子に 僅かに目を伏せた。 ギルバートは――と。呟きかけて、今は止め。]
…では、話そうか。
まず、マーガレット。 私は君に謝らなければならない。 私は、君に嘘をついた。
[謝罪から始まるそれは、彼らにどんな印象を与えるか。]
(148) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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……ありがとうございます。
[独白に返る応えはいつもの言葉。>>138 嬉しそうに唇を緩めるも、どこか物足りなさも感じて。 帽子の縁をすいと上げる。するりとした額と、透いた蒼が露わになる]
けれど、わたくしは。 このままで、いいのですよね……?
[平時のような遠慮がちなものではなく、そのまま同意を求めるような語調。 見えぬ瞳でずれた視線を、それでも彼に向けながら問うた**]
(149) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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[仲が良いと言われて、眉を下げた顔で笑った]
私と夫人はずいぶん前からの、知人です。 こんなところでお会いしたい方では、ありませんでした。
[七年。 彼が口にした年月に、笑みは消える]
…………
[いつものように家を出て それきり七年。 彼がそうなら、これからつながれるだろう自分は何年? パピヨンが口を噤むのと同時、己もまた口を閉ざす。 身を寄せた彼女の肩を、慰めるように軽く撫ぜる。 指先から伝わる感触は、己の欲を擽るもの。 小さく喉が鳴った]
(150) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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― 個室11 ― [何かの話の途中、だったのだろう。 大部屋でも名前が出ていた”ヘンリエッタ”という 少女の話をマーゴが口にする。 ヘンリエッタが器、ギルバードが……そのこの 担当管理者、と、言うことだろうか?]
[スティーブンが戸を閉ざす。]
[話そうか。] [その言葉にはマーゴの隣に立ちながら、頷く]
…………?
[軽く、片眉を上げる。 一度、マーゴを見、また視線はスティーブンに戻す 話が見えないこともあり マーゴの肩に左手を添えつつ ただ、黙っていた]
(151) 2011/04/20(Wed) 00時頃
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