253 緋桜奇譚・滅
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/* 眼鏡についてちょっと調べたら昔は眼鏡は目上の人の前では外していたらしい。 自分の博学をひけらかすようなのは好ましくない、という事らしく。 なら僕は常に掛けっぱなしだな。
(-28) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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これ! お行儀!
[そぉーっと伸ばされた手をぺいっと払う。>>187 儂の皿に置かれたかすてぇらは渡さん。]
まったく、食い意地が底なしじゃ。 ふぅ……これだから近頃の若いもんは……
[うめぼしよりも口酸っぱく口癖になりつつある。]
強請るならもっとこう…あれじゃ。 襟を崩してシナをつくり色気を出してのぅ。 それからあーんをせんかあーんを
[お座敷遊び全開の脳内を隠しもしない。 おっと鼻血が……。]*
(195) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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[真っ白い煙童の身体から伸びた煙一筋。 すすす、と意志持ち店内を伸びて行く煙は。 がま口確認する天狗>>185に用意された茶から浮かぶ湯気を掠め取ろうと。]
ふわぁ?
そうそう、言葉はこぅひぃに来た。 そうしたら暖琴のがけむけむだったんだぞ。
[ほわんとひも状に延ばした煙が霧散する。]
(196) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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赤い桜が紅散る時に。 冥府への扉が開くぅそうな? はて、言葉はそれをだぁれに聞いたのだったかなぁ?
[人真似して首を傾ける。 煙は色々噂話は聞くけれど。 それを何処で聞いたかあんまり覚えていない事も多いのだ。]
それにしても人喰い桜。 人は美味しいのかなぁ? かすてぇらより美味しいのかな?
人間燃えるけむけむは美味しくはないけれどね?
[火葬やら火事やら煙が多いのは楽しいが。 この煙が好きなのは、良い香りなのだと。 かすてぇら争奪横目に、珈琲の湯気へと煙を伸ばす。]
(197) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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/* 爪輔のお店のこぉひぃ飲みに行きたいしそこにいる面子に会っておきたいけど多角に飛び込むのはなぁ。 どこいこ。
(-29) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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あーん。
[伸ばした煙の先が蛇のようにぱっくり口開いた。]
(198) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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/* ほのぼの空間だなあ。 へいも屋も物騒かわいい。
(-30) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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いたいぞ! いいだろー!かすていらうまいんだぞー!
[さすさす、と叩かれた手を摩って。 ぶー、と唇を尖らせる。]
襟?こうか? えーと、あーん!
[しな、とかいうのはよくわからなかった。 うんしょうんしょ、と襟ぐりを広げ、大きく口を開ける。 遊んで帰って着崩れた子供が、おやつをねだる姿だった。 いろけってなんだろう。]
(199) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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せやねえ、肉も美味しいもんなあ。
[何の肉かは聞かないままに。 状況的には簡単に分かる回答だけれども。]
都合よく舶来もんの付喪神が居ればかあ。 イマイチ、ぴんときまへんなあ。
[そんな風に彼の言葉に応じ。 凜もまた、都合よく舶来もんが来ているとは知らないままに。]
(200) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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そうやねえ。 香ばしいて、良い匂いがするて。
さっき作りはった時に思ったなあ。 後で、もう一度作ってみるのもええなあ。
[そんな風に笑って応じ。 続く言葉にも頷いて。]
うちはどうやろうなあ。
今はこの店を維持するのが目標ってところやしねえ。
[やがて、蓮が支払いを済ませて。 店を出る時は入口まで見送っていた。]
またおこしやすー
(201) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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[歩きながら知り合いを見かければ声を掛け噂話を仕入れていく。 その中に天狗の爺さんが鼻血を出しながら女と戯れていた、なんてものがあった。 天狗の爺さんが女好きなのは今更なので兎も角置いて。]
はぁん、そらまあ変わった風貌やねぇ。
[興味を引いたのは女の方。 話す鼠の妖が小さな手をわちゃわちゃ動かしながら話してくれたのは。 どうもその女は外つ国の妖怪らしいという事。 らしい、というのは見た目がそうではないかとの判断からだ。]
(202) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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[だが今どこにいるのかまでは分からない。 都を歩いていれば見かけるだろうか。 天狗の爺さんに話を聞いてもいいだろうし。
舶来物についてなら爪輔に聞いてもいいだろう。 だけど特に急ぐ理由もない。 聞きたい内容が舶来物の珍しい食い物屋でもやりたい、という実に馬鹿げたものなので*]
(203) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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― 密談>>188>>189 ―
せやねえ、まあ。 用件によっては命がけになるけれどなあ。
私らならば。 まず、問題は無いしなあ。
[依頼主が誰であれ。 自分とへいも。
或いは他の妖が助力するのだから。 依頼者の安全は保障されたようなものであっただろう。]
(204) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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せやねえ。 人攫いの噂も聞くしなあ。
[そんな軽口を言っている間に。 彼女から真の依頼を受けると。
一度思案してから。 笑顔を向けたのだった。]
まかしとき? ちゃんと魂も残したままで。
生きのええ相手を連れてきたるわあ。
[ならまあ、どの辺りを狙い目とするのか。 頭の中には悪徳商人などが浮かんでいて。]
(205) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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器用なことを。 茶とこぅひぃの湯気の味比べか?
[席に座るわっぱのかたちを保ちながらも、 一筋の煙が覗き込むように近寄っている事を悟り>>196 そうして煙を味わっているのだろうと想像。 何処の誰が口にしていたかと不思議がるものだから 童子の顔で鼻をさすりながら口を割る>>197]
誰が口にしたとて、 そやつが言い出した噂ではあるまい。 京のまちに古くから伝わることじゃて。 人を食わぬは儂も同じこと 人喰い気質――妖怪には珍しくもないが…。 [たとえば鬼―― 『定住者』では心当たりはないが>>73 妖で食人を好むものなどそれ以外にも数えられる]
(206) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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じゃが、立て続け――
いかに京が紛れやすい地といえ 次々に喰っておれば目立つものよな
[一人二人消息を立っただけで 『神隠し』とはされまいて。
……ここ最近の失踪歴がすべて 線と線で繋がっていると讀むのなら。]
(207) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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へぷちっ
[噂された気がする! たぶん!]
(208) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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店主はやはり『ある』んかのう。 おんし、壬生狼に混ざっておったのじゃろが。
[鎖国中滅多がなければ山を下りはしなかった為 この目で見てはいないものの 寄り付いた時にそんな話も聞いたような。>>34
山の麓まで届く話では首がようよう飛んで 死体には困らない――と悪評。 提灯娘は論外、菓子以外を口にしているところを 少なくとも天狗爺は見た試しがない。]
(209) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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おまえさんが甘い菓子を好いてんのは、よぉく知ってる。 が、できればあんまり跳ね回んないでほしいなぁ。 埃も立つし、珈琲の器が倒れたら大変だ。
[>>154オイラこれでも、かなり綺麗好きなんだよね。 なんで、暖琴には、買い物のおまけでもらった鼈甲飴でも渡して、ちょっと落ち着いてもらおうか。 ……無駄なあがきかもしれないけど。]
なくても、あるように見えちゃうとさ。 それだけで気になっちゃうっての、よくあることだから。 とくにヒトの間では、やっぱ見た目って大事でしょ。
[>>157そうそう、言葉はこんなに愉快なやつなのに、この姿形で、ヒトは驚く。 オイラだってこんなイイ奴なのに、狼の爪と牙を見せた途端に、怯えて逃げたり斬りかかってきたりなんて……いやいや、やめようこの話は。]
(210) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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―へいも屋―
…そうか。そのぐらいなら持ち合わせはある。
[店主の言い値>>152を聴いて、路銀袋を取りだし、小銭をいくらか並べて置く。]
我は占いも多少は嗜みがある。 足りなければ言え。その時はそなたの運勢を見て払うとしよう。
[そう言って、揚げたての胡麻団子をまた頬張る。点心なら茶も欲しいところだが、そこまで贅沢は言うまい。大体日ノ本の緑茶はこういう揚げ菓子には合わないのだ]
うん、美味い。餅は食えなくなっても団子は相変わらず美味いな。
[無愛想な血の気のない青白い顔が些か緩んだのが分かったかもしれない。]
(211) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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「そういえば、六道さんの桜が狂い咲いてるって聞ぃた?」
[施術も終盤、上体を起こした客の片腕をとり、肩に肘を当てながら女は相槌をうつ]
ああ、噂には聞いてますねえ、もう霜月だというのに咲きはじめて、なんでも普通の桜とは違う、薄紅い染まり方をしてるって。奥さま、見に行かれたんですか?
「いやあ、日中は仕事で中々行けんの、でも見事なものだって評判なのよ。まるで*魅入られそう*になるって」
それは、それは、恐ろしい美しさなんでしょうね。
(212) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[こぅひいの湯気を取り込む隣で>>198 無邪気に襟を乱して強請る様子は>>199 残念ながら天狗爺の妄想に一寸足りとて重ならない]
あやゃーーどこにも色気が見当たらん 違うちがーう…はぁ……。 どろんこで遊ぶ女童子と変わらんのう
[仕方がないので匙に取ったかすてぇらを ひとくちぶん与えてはやるものの 不満を隠さず大きなため息をつく。]
古き良きおなごがめっきり減ったわい…。 このまま儂の理想里からかけ離れてゆくんかのう。
(213) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[なんともわびしいもの。 山の上まで噂が煙のように登ってきた 花魁も今生にはいない。
いっそ冥府の扉でも開けば―― 亡者を現世に呼び戻す秘術も試せようか…… ……ふと、頭に過ぎりはしたが 平穏に浸かりきった今の暮らしも これはこれで気に入っている。 余計なことは口滑らさんでおこ]*
(214) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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あっはは! なんというかね、孫と息子と爺さんとでも言ってやりたいところだけど、今のあんたらはむしろ小童三匹ってところだね。
……いや失敬。
[>>185誰が誘っただのついてきただの、あーだこーだ。 ついに八手が大きな声をあげたもんだから、思わず声出して笑っちゃったじゃないか。 いいじゃないか、仲良きことは良いことだって、一応擁護しておこうか。]
ていうか八手さん、そこ、なんか気にしてるみたいだけど……。
[ひょいと覗き込む、がま口。]
かすていらは、オイラのおごりだから。
[三人分の茶代だけで。]
(215) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[白い頭を撫ぜながら店主の言葉に機嫌よく答える。>>178]
こども 好きなの 私 にも、ね、こどもがいたんだけど いつの間にか、いなくなって しまって
[いつの間にかお腹の中から居なくなってしまった。 だから、とても哀しくて子供を見るたびにお腹へ戻したくなる。」
だから私 龍神様、の――――
[思わず言葉を止めてしまった。抱きしめている少女の匂いが変わった事に気づく。>>180]
この、 この かおりも懐かしい わ
[漂うは河の匂い。 少し体を離し、撫ぜた手を少女の頬に添え顔を覗き込む。 この子には懐かしいものが色々詰まっている。 今はどんな顔をしているのだろう。]
(216) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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茶もこぅひぃもどっちもだ。 どっちも香る。 どっちも好きだ。
[足比べ>>206にご満悦とばかりにふふんと笑うのを真似る。 それに湯気はすぐに香らなければ。 あっという間に冷めるし、飲まれてしまう。]
(217) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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ふむんふむん。 昔からの噂ならぁ、言葉もきっと誰それに聞いたのだろう。
ヤツデのも食べないかぁ。 言葉も誰それが喰っているかは知らないなぁ。 たぶん。たぶん?
[気付かず煙が素通りした可能性は否定はできない。 興味のないものに一々近づく質でもない。]
(218) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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「あれ、センセ知らへんの? 恐ろしいも恐ろしい、近頃物騒やろ、神隠しがあったとか。
…あれ、桜が人を食ろうてるらしいわ。 怖や怖や、いくら見たくても夕暮れや夜中なんかにそんなところ行けまへんわ」
[客はひそひそと声を潜めて教えてくれるが、自身も半信半疑といったようすではあり、乗っかるように女も合いの手をいれる]
なんとまあ、それは知りませんでしたわ。 そうですね。逢魔ヶ刻、ともいいますし、夕暮れからあとは、用心に越したことはないですねえ。 何に逢ってしまうかわかりませんから。
ま、私たちのような按摩師にとっては夕暮れからが稼ぎどきなんですがねえ。
(219) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[私らならば問題ないと言う言葉に>>204納得したわけで、ああ、と息が漏れた。]
そうなの。凛は人間が好きなのねえ。 人間の我儘をわざわざ聞いてあげてるんじゃなくて、遊んであげてるのなら手間を取られるのも楽しいのかしらね。
[妖怪集団は強そうだもの、と凛の1番の相方の唐傘を眺め、微笑む。]
(220) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[女の言った隠された意味に客は気づかず。 あらあら、じゃあうちは桜じゃなくて神様に出会っちゃったのかね?極楽を見せてくれる、なんて笑い飛ばす客にまだまだ修行の身ですよ、と笑みをうかべて謙遜し]
はい、終わりましたよ。 ああ、名乗り忘れてしまい申し訳ない、今回施術させていただきました揺籃(ようらん)と申します。今後とも、ご贔屓に。
[お代金を受け取ると、見送る客に一礼して屋敷を後にする。
さて、今日はもう一件くらい客はとれそうかと竹笛を鳴らした*]
(221) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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