184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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── 殺める ──
[彼の中には2つの人格がいる。
ひとりは臆病で彼女の死ぬ夢を見た。 もうひとりは我儘で彼女を愛す現実を手にした。
ひとりは全て知っていて、 もうひとりは肝心なところの記憶はない。 夢であったと、信じて疑わない。
あの血生臭い夏の夜を、 破裂しそうな程煩い心音を。
けれど都合が良すぎはしないか? 宝箱から甘いお菓子をただ欲望の儘喰らう姿が、 彼女が生を失う瞬間の事が、 何故彼の記憶には出てこないのか。
────そう、彼は知っている。]
(*36) 2016/03/01(Tue) 16時頃
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[自分が彼女を轢き殺した事も、 其れで彼女の内蔵が日に焼けたコンクリートの上にびちゃりと転がった事も、 彼女の肋骨が衝動に耐え切れず折れた事も、 其の様な彼女の人成らざる者になったところへ駆け寄り舌舐めずりをした事も、 はっきり何ひとつ残さず覚えている。
漸く其の体を自分の物に出来ると喜んだ事も、 彼女の何処だか分からぬ部位をずるりと引き出して千切って其の口に頬張った事も、 彼女を噛むたび口に広がる甘い味も、 彼女が見た世界を自分の中へと取り込んだ事も、 其の瞳が何かを言いたげに此方を向いていた事も、 骨に付いた肉を余さず舐めて、歯を立てて、味わった事も、 忘れる等ということがある訳がない。]
(*37) 2016/03/01(Tue) 16時頃
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[全て終わった後放心状態の儘暗い夜自分の家へと戻った事も、 晴れた夜に浮かぶ煌きが黒を纏い誰も此の光景等見ていないと思うのを愚かだと嗤っていた事も、 全て昨日の事の様にありありと浮かんでくる。
彼は其れが嫌で知らない振りをしているだけ。
でなければ自分の服を漁った時に疑問に思う筈だ。 " 自分のポケットには空腹を満たす為(>>2:24>>2:25)ではなく、 人に傷を付ける為の物が入っている(>>49>>50) " という事に。
だからあの日彼は狂った様な口調では無かった。 ただ何度も愛を囁いて、そうして満足そうに微笑んでいた。 だから"大体一緒"(>>61)等と言うのは、紛れもなく嘘だ。 彼≪β≫の彼≪α≫を守る為、狂ったかの様に振る舞う事等、其の時は要らなかったのだから。]
(*38) 2016/03/01(Tue) 16時頃
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[彼は自分の罪を別の人格に全て償わせ、 自らの所為では無いと信じて疑わない。
彼は愚かにも其の罪との性格の区別として、 更に窃盗という罪を自ら負う。
全て喰らい己の物にしたいという欲望は、 暴食という名に相応しい其れだった。]*
(*39) 2016/03/01(Tue) 16時頃
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/*いぇーい
(-65) 2016/03/01(Tue) 16時頃
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/* はー?!?!ヨーランダちゃんクソ可愛いな なにこれなにこれ>>*35もおおおおおおおお 殺してもらえる人が羨ましくて仕方ないよ
(-66) 2016/03/01(Tue) 17時頃
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/*あっそしてうっかりミス今頃気付きwwww ひえー そしてなぜか中の人発言を赤喉でしようとするくらいにはなんか分かんないけど疲れてる 何やってんですかー。
(-67) 2016/03/01(Tue) 17時頃
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── 利都と話す(>>78>>79) ──
[その傷がすーっと消えていくのがきっと見えるだろうと思っていた。 だからつまり消えるまでずっと目を凝らして見ようと思っていたのに、 その傷が塞がってくるようには思えなかった。 おかしいナぁ、と思いつつ更にじっと見つめていたら"何?"と言われてしまう。]
エェーアレレレ?? 治ルト思ッテェータノニ治ンナイイヒヒ…ッ!! ゴメンネェ??
[その頃には血は新しく溢れ出す事は無かったけれど、やっぱり治ってなどはいなかった。 少なくとも傷口が消える様なそんな事にはなっていなかった。 悪い事をしちゃったなぁと思いつつ、なら死ぬ程の怪我を負わせなくて良かった、と。 まさかそうしなければ治らないとは気付かなかった。]
(95) 2016/03/01(Tue) 18時頃
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エ?アルェ?? 悪イ事ナノ??エェ?? 僕ノ何ヲ知ッテルノ?ネェネェアハハッ!!!!! 死体ヲ喰ベテ何ガ悪イノ??? ウフフハアハァァハハ!!!ヒヒヒヒヒヒヒ! 君モスルデショ?ソレクライネェネェ! 君ハ何モシテナイノ? ソレトモ何カ悪イ事シタトカ思ッテンノ!?!? イヒ……ッ!クハ!!
[捲し立てる様に喚き叫べば彼は何カ言っただろうか。 あの資料の数々、様々な罪人についての記録だった。 そしてここにいる人達の物も同じ様に紛れている。 彼が自分のを見つけた様に、自分がヨーランダのを見つけた様に。 ならば目の前の彼だって所謂罪人なはず。 それがどんな罪だかは分からないけど。 僕らのよりもっと軽いかもしれないし、重いかもしれない。
…と、彼が会釈をするのが目に入れば何となくそっちを見やって"変ナノ!"と言ったかもしれない。]
(96) 2016/03/01(Tue) 18時頃
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──地下室への扉のそば──
[娘は地下室への扉を閉めると、今度は先程は手をつけなかった、自分が舌を失った現場へと視線を向けた。 様々な所に比較的新しい血痕と、そして資料の山。 ────あの山の中に、誰かの資料は混じるだろうか。未だ見ぬ、怠惰や憤怒、暴食の資料は。 近づいては、空になった本棚に資料を戻しながら自分に必要な資料を探し出す。 いずれ、"色欲"の資料も片付けているうちに見つけ出すのかもしれなかった]
(97) 2016/03/01(Tue) 18時半頃
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/* そろそろこの未来人に他人の罪に興味をもたせて話し合いに持っていきたいので、ニックくんが素通りさせてくれると助かる。でも一回確定で通過しちゃったから、今回は反応を待ちます。あれエンカ目的だったのかなぁ。なら申し訳ない
(-68) 2016/03/01(Tue) 19時頃
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[ ────少し前、資料室の手前で。 死体の近くで足を止めた。 それには何の変化もなかっただろうか。
屈みこんでは、切断された首の付け根と 頭部をじっくり眺める。 何故この男は鍵が埋め込まれていたのか。 それでなお生きていたのか。 ……いや、生きていたのか?]
( …こんなに首を切られて 歩けるものか? )
[ 身の安全を優先して、 元々好かない死体への関心は薄かった。 落ち着いて見れば、可笑しいと気付く。
──死のない少女。 今想っている彼女だって、ことわりから外れた存在だ。それには、……それだからこそ、目を背けている。その自覚は少々。 異常には、漸く気付き始めていた。]
(98) 2016/03/01(Tue) 20時頃
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[資料室から広間へと足を運ぶ途中、恐らくあの怠惰な少年と目でもあったろうか?>>79 それならば一礼をしてそこから退くのだが、ネクタイで目を覆い隠す姿を不審に思われているとは、露にも知らず。
それから、広間に出た時にはそこにはちょうどあの警官の黒髪男>>93の姿も見えたかもしれない。すっかりその男への興味をなくしていれば、大して視界に入れないまま。 尤も、彼があの醜い人形を大切にしているなど知れば驚き笑うに違いないのだが。
そこには色欲の男もまだいただろうか? それならば彼に挨拶を。]
こんにちは。貴方は────……
[あの資料にはなんと名前が書いてあったか。…ああ、生まれ年は覚えているのだが。
嗚呼、そうだ。彼の名前は、]
ジェフ・リチャード氏、であってます?
[にこりと微笑みを浮かべ、彼の名を呼ぶ。]
(99) 2016/03/01(Tue) 20時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 20時頃
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ー 暴食さんとの会話>>95>>96オスカー ー
[あまりにジッと見ているものだから声をかけてみたのだが”治ると思ってたのに”と言って謝罪も告げられた]
はぁ……まぁ別に ぶっ刺されたならあれだけど、もう血止まってるし
[相手が突然やってきた事なのだから謝罪される事自体は何の違和感も問題もないけど、そう素直に謝られると調子が狂うというか 治ると思ってた、というのは多分死んだのにこうして復活した俺を見て傷もすぐ治ると思っての事だったのだろうか? 尤も、予想するだけで本人にその予想をぶつけるつもりはないけど
責めるつもりも煽るつもりもなくただ思ったままの言葉を口にしたのだが…… 癇に障ったのかなんなのか、捲し立てつつ喚き叫びながらあれこれ言われてしまった なんだか分からないけど、面倒くさい]
(100) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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いや、資料で見た事しか知らないけど 人間食べるのが悪いかどうかも俺は知らない でも普通は食べないだろ、死んでたとしてもさ
……あと、俺は別に何もしてない
[オスカーを気遣うでも責めるでもなくやっぱり思ったままに伝えた だって普通に生活していれば人間を食べるなんてしなくていい訳だし食べようとも思わないような気がするから
俺の事については金髪男にしたようにとりあえず誤魔化した もし資料を見られてたなら金髪男みたいに何か言って来たりするのかもしれない 楽に過ごす為に必要な事をして来ただけだけど、わざわざ話す必要はないなぁと]
(101) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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(そういえば、俺の資料どこにあるんだ…?)
[俺の覚えてる限りでは金髪男が持っていたはず しかし本棚に戻されたのか、そのまま持ち去られたのかは把握出来ていない また誰かに見られてあれこれ言われるのも面倒だから隠そうと思ったのだが行方が分からないのではどうしようもない
そんな中でもニックの姿を見ては会釈をして”変なの”と言われた訳だが、特に気にせずチラッと視線だけ向けたと思う]
(102) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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[広場に出ればらそこには誰かいただろうか。
いたとしても、そこに少女が探している人物(黒髪の愛おしい彼か、黒髪の憎い女か)がいなければ視線はすぐにうつろう。 (何故あの黒髪の女を憎むのか?答えは簡単、彼女は自分よりも美しくて愛らしく、何より"女"だからだ。) 嫉妬の部屋からでは見えなかったが、見覚えのない扉があるのが目に入った。>>#0
その一つに手を伸ばしてノブを開けば、また同じ位置に扉があって目を瞬く。そうしてまた扉を開けばまた扉が……]
……閉じこもっているつもり? 奥に、いるんでょう?ねえ、ねえねえねえ。
[少女は扉を開ける、開ける、開ける。 変化があるまで、イライラしながら扉を開け続け、そして8枚目を開けた時にはなにかあっただろうか? そこで先程の黒い髪の娘は小瓶を手に入れていたようだが>>22 何もなければ、少女は小瓶があったその先、9枚目も開こうとするだろう。
そして、一心に扉を開いていたものだから、後ろから誰かが来たとしても気づかなかったはず。]
(103) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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( …いや、歩けるのか? )
[ "斬首後の人に意識はあるか"については男の時代でも未だ解明されぬままである。単純に、試行が人道的でないから許されていないだけで技術的には可能なのなろう。
ギロチンでの斬首刑後瞬きをしたり医師の問い掛けに反応を示す者があったなどという情報は、信憑性が低いとされているものの、記録として残っている。]
( あー、わっかんねー )
[ 違和感を覚えつつも立ち上がり、背中の文字を再度確認して記憶すると、資料室へ足を踏み入れ、壁伝いに歩く。
もはや博物館にしかない執行装置が全盛だっただろう時代を生きる者(>>99)とすれ違ったのは丁度それを考えているときだが、まあやはり。 あらゆることに気付かず通り過ぎたのだった。]
(104) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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何度扉を開こうと、そこには何もない。…が、折角だから神を騙る少女からの贈り物。
「Hello, Black sheep. Do you wanna get crisp? oh, I reckon you're soooo pretty girl. Ha-ha.」
血文字でそう書かれた紙を、手に入れることができただろう。
(-69) 2016/03/01(Tue) 20時半頃
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/*日本語訳載せておきますね、一応。
「やあ、≪厄介者≫のお嬢さん。焼け焦げてしまいたいかね? ああ、君はとっても美しい!私はそう思っているよ。ははは。」
みたいなノリです。煽りました
(-70) 2016/03/01(Tue) 21時頃
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[罪の意識とは、どう生まれるのだろうか。 罪を背負う彼らは、何のために生きるのか…。 ゆらゆら、ゆらゆら。 僕は、君の胸元で小さく揺れ続けるのだ。
不意、に……。 君の名が、呼ばれる。>>99 首を動かして、声の主を探してみると、 嗚呼、其処にいるのは、 【 強欲 】の男だった。]
…やあ、間違ってはいないがね。 私の資料も、あの山の中にあったかい?
[薄っすら感じ取っていたのは、 君自身の資料の存在。 彼が探し読んでいるのなら、 此処で嘘を吐くのは得策ではないだろう。]
(105) 2016/03/01(Tue) 21時頃
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[だからこそ、君は……素直に返答をした。 火浦の女性、彼女を襲ったという男。]
君の名は、何というのかな?
[君はゆっくりと問いかけた。 彼を刺激してしまわぬように。
もしかしたら、 先ほど盗み聞いていた扉の奥から。>>104 出てくるケイイチの姿があったかもしれない。 でも君は、一瞥するか見逃していたのだろう。*]
(106) 2016/03/01(Tue) 21時頃
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/*あっ!!そうだわフランス語なのにスペルで覚える癖をやめろと、何度も…。リチャードじゃなくてリシャールじゃんか。。。。フランス語の読み方難しいよお。。。。
(-71) 2016/03/01(Tue) 21時頃
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[読んだ名前は間違っていないようだ。リシャールという家柄は記憶になかったが、自分が覚えている家というのもなかなかに限られた話だから無理はないのかもしれない。
資料があったか、と問う男に対して>>105にこりと微笑んだまま]
ええ、ありましたよ。…と言っても見つけたのは別の方ですが。
[嗚呼、そういえばその資料は 向こうに置いてきてしまったと今更思い出す。 だとしてもどうにもならないだろう。…それに、持っていたとしてもどうするというのだ。
名を問われたなら、暫し迷う。 …今まで遠い昔に母が呼んでいた愛称を名乗ってはいたが、どうしようか。 故郷を同じくするものなら、家名を言えばどこの生まれのものか分かってしまうかもしれない。
…嗚呼、それでもそれが未来のことならば関係ないのだろうか?]
……ニコラ・ド・フォンブリューヌと申します。恐らく同郷のものかと。
[この男自身は自らの家が後々どうなったかは知らない。…が、きっと自分がいなくなったところで5歳下の弟が継ぐに違いないのだ。
ならば、家の名前くらいは残っているだろうか?]
(107) 2016/03/01(Tue) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 21時頃
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[資料の山を、その内容を確認しながら元に戻していく。 中には血に塗れた資料もあったが、取り敢えずは今現在関係なければそのまま興味も示さずに本棚へとしまい込む。
やがて、見覚えのある資料が目に入った。 色欲の男"Jeff・Richard"の資料だ。 それに手を伸ばしてはピクリと指先を震わせる。 あの男、自分には罪の意識は無いのだろうか。 強欲の男もそうだ。ここにいる者は皆、罪の意識など無い罪人なのかもしれない。 ────もっとも、それはこの娘とて。 コレを突きつければどんな顔をするだろう。 突きつけて、自分が妙な目に遭うのは避けたいが、生憎今は言葉が喋れない。
然し、写真がすり替えられるなら、コレを見せた所で────改竄されるか。それとも、改竄された後なのか。
ぱらぱらと、頁を捲りつつしばし娘は考えを巡らせる]
(108) 2016/03/01(Tue) 21時半頃
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[君がまだ、生まれたばかりであろうか。 とある男が公爵家を継いだのは。
もう40年ほど前になるのだろうか。 近年の、切り裂きジャック事件とは別に。 美しい女の人形を作り上げゆく1人の男の存在。 彼が生きているのならば、67歳ほどだろう。 犯罪史が明るみになっているならば、 職務上、その名を聞いたことはあるだろう。 しかしながら、表舞台に上がってないのなら、 ……単なるお貴族様の名前としての認識。 それだけに過ぎぬのだろうが。>>107]
ほう、お貴族様が、なぜ此方に? 貴方の、その瞳は、……?
[なぜか?、疑問の答えは既に出ている。 彼もまた、罪を犯した存在なのだと。]
(109) 2016/03/01(Tue) 21時半頃
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[此方を向くその瞳は、 ……先ほどの黒髪の女同様。
初めにこの男を見たときは、 綺麗な瞳がふたつ並んでいた筈なのに。 いまやもう、ひとつは空洞だった。*]
(110) 2016/03/01(Tue) 21時半頃
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[少女は、見た。 9枚目も通りすぎて、その後ずっと開け続けた扉の先にあった一枚の張り紙を。]
Hello, Black sheep. (やあ、≪厄介者≫のお嬢さん。)
Do you wanna get crisp? (焼け焦げてしまいたいかね?)
oh, I reckon you're soooo pretty girl. Ha-ha. (ああ、君はとっても美しい!私はそう思っているよ。ははは。)
[まるで嘲笑うかのように書かれた文字は、血によって書かれていた。それを見た少女は張り紙をむしり取り、怒りに燃えた。]
まあ!なんてことかしら! 私がここを開けるのを知っていて、こんな所業を?ひどいわ、どうせあの女の仕業に決まってる!私が扉をあけてクタクタになるのを、影であざ笑っているんだわ!そうよ!!
ああ、憎い……憎い!今度あったらただじゃおかないんだから!
[この張り紙をおいたのは櫻子だと、なんの根拠も無く決めつけて憤慨する。くるりと踵を返したのなら、扉も閉めずにまた広間へと戻った。]
(111) 2016/03/01(Tue) 21時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/03/01(Tue) 22時頃
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[そして広場に戻るや否や、叫んだ]
あの女はどこ!!?
[そこに誰かいたのなら、振り乱した白髪を鮮血に濡らし、服も血に染まった壮絶な姿の少女の姿に驚いたかもしれない。しかもナイフを手に持っている。
誰もいなかったのなら、広場の扉のノブを片っ端からガチャガチャと回して開けようと試みる姿があっただろう。]
(112) 2016/03/01(Tue) 22時頃
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/* ※キチです
(-72) 2016/03/01(Tue) 22時頃
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