171 獣[せんせい]と少女
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────ひゃっ!?
[わたしも一緒に樹を撫でて隣の先生を見上げた瞬間、 先生の指先が強く光った。>>74 足元の音にびっくりして、樹の影に逃げ隠れる。 おそるおそる半分だけ顔を覗かせれば光るランタン。]
……今の、せんせいがやったの?
[わからないものは、怖いけど。 わかってしまえば、怖くない。 だって先生は傷つけたりしないって、信じてるから。]
(153) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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すごい、すごい! これなら夜でも転んだりしないね。
[樹の影からひょこりと、先生の隣に戻って。 ランタンを持ってない先生の光った手に、手を伸ばした。 小さい頃、暗い夜だといつもよりよく転んだから、 いつもコリンや先生に手を繋いでもらったみたいに ぎゅっと掴めば、ちょっとだけ甘えて。
そして井戸からまなびやへの入口まで、送ってもらおう。 その先から部屋までは、わたし一人で帰れるから。]*
(154) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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―"つまみぐい"と"狩り"のおはなし―
[>>89やっぱり先生には伝わらなかったかなぁ。 パティシア先生がつまみ食いをしているところ、 見た事がないもの。
悩んでいる先生を見てそう思っていたら、 先生が、ひらめいたようにぽんと手を叩いた。]
狩り?狩りと一緒なの?
[>>90狩り。絵本の中では、 狼が兎を追いかけていたっけ。 結局逃げられてしまっていたけど。
こっそり隠れて、動物を捕まえる。 なるほど。ちょっと似ているかもしれない。]
(155) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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でしょう?でしょう?
[わたしはえっへんって胸を張った。 そして、声を潜めてこう言ったわ。]
あのね……、 ナイショのごはんは、おいしいの。
[こっそり果物を手に入れれた時の達成感。 そして、皆にナイショで食べる、わくわく感。 それが楽しいんだよ、って、 先生にこっそり教えてあげたの。]
(156) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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せんせい?わたしが、せんせい?
[>>91マスカットを受け取ってもらえて、 よかったって思ってたとき。 先生の言葉に、わたしの目がまんまるになった。
先生たちが、たくさんの事を教えてくれるように。 わたしも、先生に、 楽しいことを教えてあげれたんだ。
そう気付いたとき、とっても嬉しかった。 先生、って呼ばれるのも、 照れくさいけれど、なんだかうれしくって。 頬を掻いて、笑ったわ。]
(157) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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…… うん! また、果物を"とり"にくるね!
[次に畑に来る時は、"取り"にくるときか、 "盗り"にくるときか。
それは、わたしとパティシア先生だけしか、 しらないひみつ*]
(158) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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…えぇと。 話を総括すると。 僕は死神であっても怖くない。
ということかな?
[凄んで息を切らす。 先程まで突き付けられていた人差し指は納められ その拳が小さく震えているのを見て しゃがんだまま、骨ばった手で頭を撫でた。]
話してくれてありがとう。 嫌われたかなって思ってたから。 嬉しいよ。
大丈夫、コリンはまだこれからいろいろやれるさ。 人より、僕らより短いのかもしれないけど 人には絶対に出来ないことがたくさん出来る。
(159) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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―きのうの朝・ヒナコと―
[>>102頷くヒナコに、でしょう?って笑った。 色んなドキドキで眠れないことは、 みんなもよくあるのかもしれない。]
そうだよね……今日が、さいごかも。
でもね、でもね! わたし、みんなのこと絶対忘れないよ。 ヒナコのことも、絶対覚えてるからね。
[ヒナコも、みんなとの別れを 寂しく思っているのかな。
きっと大丈夫だよって、 わたしの気持ちを伝えたくなって。 忘れないよって、ヒナコの手をぎゅっと握って、 そう言ったの。]
(160) 2015/10/11(Sun) 22時頃
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えっ、なんだろう!とても楽しみ!
[>>103おやつの時間に、厨房へ。 何だろうってわくわくしたから、 絶対に行くからね!って、ヒナコと約束をした。]
あ、そうだ! あのね、ヒナコの淹れてくれた紅茶、 とってもおいしかった!
[そう伝えることも、忘れずに。 だって、本当においしかったのよ。 自信作と言うだけあるって、感心しちゃった。]
(161) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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それに、こないだは言いそびれてしまったけれど コリンはちょっと擦りむいたくらいですぐ力を使ってたけど 大きな怪我じゃなければ、きっとそんなに支障はないよ。 って、気休めかもしれないけど…。
[そこまで口にして、ひとつ気にかかったことがあって 目線を同じ高さにしたまま、おそるおそる尋ねる。]
力の話…、クリスマスから聞いたんだよね? ということは…クリスマスも 怖がってた?
(162) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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[おやつの時間になって、 わたしがわくわくしながら厨房に行った時。
そこにあった、おいしそうなタルトを見て、 すごい、すごいって、わたしの目は キラキラ輝いていたわ。
果物が宝石のようにキラキラ光ってる、 とってもすてきなフルーツタルト。
あまりに素敵で、感動しちゃったものだから、 そこに居たみんなに、 ぎゅーって抱きついて回っちゃった。 たぶん、テンションがおかしくなっていたのね*]
(163) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* どう動けばいいんだろう……(ものすごくなやんでいる)
(-51) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* あ、投票動かしてないと思うんだけど、でふぉぺすぱたいんでした
(-52) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* コリンエフでふらぐでいいのかな?
(-53) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* よし、返したいところは返そう ただしモスキュートせんせいを待たせてる気がするからね! 順番というものがね!
テンションがおかしくなったミツボシかわいい
(-54) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/*「テンションがおかしくなっていたのね」 じわる……じわる……! テンションがおかしいみちゅぼし…(かわいい
しかしみんな、そろそろ方針をだね…? 大丈夫かなあ。そわあそわあ。
(-55) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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[モスキュートと分かれた後。
泥人形が、見つけたよ、と上を指差して。 鐘楼は、コリンが朝に上る場所で、そこだったのかと指差す先を見上げると、別の少女の姿がちらりと見える。>>141
危なくはない、と思う。 毎朝コリンが上っている位だ。 けれど、不慣れだろうクラリッサだから、と心配性が顔を出しかける。
上っても大丈夫か、自重を心配しながら下から手を振れば、少女には見えるだろうか。]
(164) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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―きのうの朝・ユージンせんせいと―
[>>117最後の日、 先生と一緒に果物を取りにいけたら、 きっと楽しかったと思うのに。
パティシア先生に見つからないように、 果物を盗む最後のチャンスでもあった。 よく見つかってしまっていたから、 リベンジしようって思っていたのだけど。]
しーりませんっ。
[そうしてぷいって、先生と反対のほうを向いた。
でもね、わたしのお皿の上に、 小さなりんごのウサギさんが 乗ってるのに気付いてしまったから。]
(165) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* あのさ、ところで、さ。今、やっと。少女の夜遊びコマンドに気づいたんですけど。ねえ。ねえ。(まがお)
(-56) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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…… しかたないなぁ!
[半分こしてあげる!って。 ユージン先生と一緒に笑って、 肩を竦めたわ。おねえさんみたいに。
……だって。 半分こするのも、今日が最後かもしれないもの*]
(166) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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>>123めも
(-57) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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[高さにも大分慣れてきた。 それでも怖いけど。
下を眺めていれば手を振る人物が目に入った>>164 大きく手を振り、それが思った以上に安定が悪くて。 落っこちるなんて事はないのだろうけど、怖くて小さく手を振る様に切り替えた。]
ヴェラせんせい、お散歩?
[大きな声で話しかけてはみるけど、ちょっと遠い。 私の声はヴェラ先生に届いただろうか。]
(167) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* あ、二日目以降か。もしかして少女ももう赤窓見てるのかと思った
(-58) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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−昼食後、巨大書庫−
[当面の用事を済ませ、あとは特にすることも、無く。 どこか落ち着きのない、がっこうの空気を愛しく肌で感じながら。 定位置と化した書庫の奥で、静かに本の、頁をめくっていた。]
―――……ヴェラ、か…?
[こんな、奥の席まで。 彼がやって来ることは、珍しい…と。 文字から顔を、上げて。親しい友の、顔を見れば。
差し出された、二枚の紙>>143
そこに描かれた、羊の頭骨は。 最初に貰った5枚>>1:153よりも、ずっと上達していて。多分、誰に見せても、「これはモスキュートだ」と、答えただろう。]
また…描いてくれた…のか。
[ない表情の代わりに。声色を、優しく緩ませる。]
(168) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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[そして、一緒に差し出された、二枚目には…。 成人した、男性を思わせる、顔は…。
確かに。クラリッサだと言うのには、無理があり。 あの日、一目でこれを自分ではないと、見抜いたクラリッサの洞察眼に、内心で賞賛を送る。>>1:161>>1:234
私には、この男性に覚えが、ない。 だが、ヴェラがわざわざ、二度も描いて寄越したという事は…。
おそらく、知らない人物では、ないのだろう…。]
………ヴェラ。 また、間違っていたら、すまないんだが…。
[座ったまま、隣に立つ、ヴェラを、見上げて。]
これは……私、か…?
[彼女と共に、このまなびやを、去る前の。*]
(169) 2015/10/11(Sun) 22時半頃
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/* てすと。 [[dice6]
(-59) 2015/10/11(Sun) 23時頃
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[風の音に紛れ、クラリッサの声が届く。>>167 怖がっていそうな手の振り方に、此方から振っていた手を下ろす。
少女の高くよく響く声に応えようと、息を吸って]
……クラリッサ、を、さがしていた!
[相変わらず通りの悪い、少し枯れた中性的な声だったけれど、届いただろうか。]
(170) 2015/10/11(Sun) 23時頃
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/* まちがえた。テスト 1
(-60) 2015/10/11(Sun) 23時頃
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―今日のおひる “ないしょ”の場所―
―――― ♪
[なんでもない、鼻歌を。 ないしょの場所>>125で、小さくうたう。
もう、旅立った子も居るのかな。 そんな事を、思いながら。
誰かと旅に出てしまったかもしれない、 ブローリン先生を待ちながら。 わたしは、ひとりで音を奏でるの。]
(171) 2015/10/11(Sun) 23時頃
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[怖いけど、ヴェラせんせいが見てるから怖くない。 手を振るのをやめて、耳を欹てる。 うん、遠いけどちゃんと聞こえる。]
探してたの、私を?
[ぽつり、と呟いてゆるりと首を傾げた。]
ヴェラせんせー! 私、降りた方がいいかなー?
[ヴェラ先生と私の距離は遠い。 会話をするには不向きだ。 それならば下に降りた方がいいだろう。 そう思って、大きな声で叫んだ。]
(172) 2015/10/11(Sun) 23時頃
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