270 「 」に至る病
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今、救急車が来るからね。 大丈夫だから。
[セイルズは努めて落ち着いた様子で呼びかけたが 濡れた髪の毛をタオルで拭ってやる手つきは震えている。
何を語りかければいいかもわからずに 救急車のサイレンが聞こえてくる頃合になって、 ようやく、再び唇を開いた。]
(137) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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僕はセイルズ。 きみは、なんという名前だい。 ……仲間になんと呼ばれているんだい。
教えておくれ。
[震える声が薄暗い部屋の壁を打つ。 救急車のサイレンは、もう間近にまで聞こえていた。*]
(138) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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なんて、美味しそ…… いえ、 あなた、とてもいい香りがするのね [思わず本音が洩れかけた紅い唇をぐいと引き締め、 穏やかに笑みの曲線を描く] [ふだん嗅ぐヒトの香りといえば、使用人の加齢臭くらいのもので。 べったりとしたヤニの匂いの裏側で囁くように馨る 久々の若い人間の――新鮮な血肉の香りに女の胸が密かに踊る 杖を引き摺るのも忘れ 足は花に誘われる蝶のごとく引き寄せられ] 車はすぐに退かすわ。 でも、それより……
(139) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[そうして彼女の頬へと手を伸ばす]
私と、永遠の夜を見ない?**
(140) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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― 甘い施しとたくさんの”アリス”達 ― [ころころころころ。飴玉を転がす事70個! 頬張ればそれだけで微笑みが溢れる素敵な飴玉。 僕の大好物なんだ。
吸血鬼っていいね。 虫歯があってもすぐ治っちゃうもの!
ところで、僕はお菓子会社の他に、ポケットマネーでささやかな孤児院も運営してるんだ。 少しでもこの街から可哀想な子供が減ればいいなって。 僕がみんなのお父さんになってあげるの。 (もちろん、救えない子もいるよ。>>22>>40 でも、僕は僕の手で救える精一杯を救うんだぁ)
孤児の子達はみんな可愛らしくて一途だよ。 お父さん、お父さんって。 僕より大きな子も、みんな僕を父親みたいに慕ってくれる]
(141) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[だから僕、にっこり笑って子供達を抱きしめるんだ]
大好きだよ、僕の可愛いアリス達。
[愛情を込めてそう呼べば、みんな笑ってくれる。 ”アリス”――それはこの孤児院の子供の呼び名。
大人になるを拒み、子供を無心に護り続ける。 永遠の子供。 そんな僕が贈る子供達への、最高の愛の言葉だ。 (ある人はそれを”呪い”と言うけれど。 ――誰が、言ったんだったっけ……?)*]
(142) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[来訪者の声に、パサリ、と足元に寝そべっていた大型犬の尻尾が揺れた。>>127 頁をめくる手を止め、一瞥した玄関のドア。 ソファから動かずにいれば、催促するよう足をつつく犬の鼻先にため息をつき。 仕方なく本を置いて、向かったドア。
開ければそこに立っている男を見上げて。]
……どうも。 押し売りは間に合ってる。 酒だけ買い取ろう。
[素気ない口調で、いつものお断りを口に乗せ。 ちらりと眼鏡の奥の目を向けたのは、その手元の酒。]
飲んだことがない銘柄だ。
[外はすっかり陽も落ちて、ひんやりとした空気が頬を撫ぜる。 僅かに首を縮めれば、冷気から逃げるように一歩下がり。]
(143) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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美味い飲み方を教えてくれるなら、 おまけも一緒に入ってもいいぞ。
[もうひとつ。 毎回この男が選ぶ手土産も、嫌いじゃない。*]
(144) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[待合室と、形ばかりと思しき受付にて対面した 医師からの。開口一番の台詞に唇が歪む。>>129
此処に通う患者は専ら自家用車か、タクシーか 日に数度、この近くを通過するバスを利用すると 知るのはもう少し後のこと。
まさか主治医も、患者がいきなりこのような 大冒険に及ぶとは予見しなかったのだろう。]
────…いえ、 多少の運動は必要です、し 景色を楽しみながら歩いていたので 遅くなりました
[解りやすい言い訳と強がりを口にしつつ、 視線は道すがらにも目にした大量の野草へ。]
(145) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[騒がせないことが目的だったらしく 打たれたのは、麻酔のような薬だった。
眠る直前のような感覚に、思考が纏まらない 話し声や感覚もどこかぼやけて感じられる。 そんな状態で、仲間達の話し声に耳を傾ければ]
──夜があけたら……? お父さんは、もう?
[面白半分もあるのだろう。 丁寧に説明される言葉に、のたりと首を傾ける。
最初から自分は囮であったこと。 犯人としてカメラに顔を撮られる役割が必要で そのために、他に繋がりの少ない自分が選ばれたこと。 夜が明ければ"お父さん"同様に海へ落とされること。 そんなことを他人事のように聞きながら、意識はぼやけていき]
(146) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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/* めちゃくちゃ大事にしたい。 飴とかあげたい。
(-26) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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────── ……ぅ、ん
[次に起きたのは倉庫の外で物音が聞こえた後>>88>>89
ぼんやりと瞼を明ければ 目の前でカメラを構える人の姿があって>>90]
あのね苦しいのも、冷たいのやだ 写真も、死ぬところを撮られるのはいや
[なぜ写真を撮られているのかはわからない。 それでも、死んでいくところを撮られるのは嫌だと 駄々っ子のようにしきりに『嫌』と首を振る*]
(147) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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……、 …あ、の
[活けるにしても摘み過ぎじゃないか。 道中、所々剥げていた白の絨毯を思い出したせいで 握手を辞する機を失った。
如何にも血の巡りが良さそうな、 大きく太く、厚くて、熱い。 発育不良な少年の手指とまるで違う形と、 慣れない他人の体温に思わず肩が跳ねる。>>133 ともすれば怯えているように見えたかもしれないし 実際、少しだけ慄いてもいた。
彼が吸血鬼だから、だけではない。 思えばひとりで外出するのは何カ月かぶりで 知らない場所に知らない人とふたりきり、というのは ほとんど初めてに近かったから。]
(148) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/06(Sun) 00時頃
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ええー?
[断り文句に眉を下げるのも最早何度目か。>>143 自分よりも低い位置にある髪は、彼の出自が自分と同じ国であることを示唆する色をしている。 足元では大型犬が自分の訪問を歓迎するように尻尾を振っていた。
土産を彼の視界にちらつかせれば、どうやら下戸という訳ではなさそうな反応。 感情が表情に表れやすい男は途端に口元を緩ませる。]
こっちに来る前は、飲める年齢じゃなかったのか? 取り寄せたんだ、 ――東の方から。
[冷気から逃げるように離れた距離を、踏み出した一歩が縮める。]
(149) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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入れてよ。 上手く酔わせてやるから。
(150) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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[彼は何だかんだで優しい。 眷属になることは断られるが、なんだかんだで部屋に入れてくれるのだから。>>144
吸血鬼にとって、ヒトと同じ食物が同じ栄養効果を齎すものではなくとも。 それを理由に土産を断られたことは、一度もない。]
おじゃまします、
[普段の会話はこの街の公用語だが、それに置き換わらない故郷の言葉はそのまま口にする。 挨拶を省略できないのは、棄ててきた家の躾の賜物かもしれない。]
(151) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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きゅうきゅうしゃ。
[聞き慣れない単語に、目を瞬かせた。
そんなものを呼ばれても、 払うお金なんてあたしには一銭もなくって。 それを伝えようとしても、口が上手く回らない]
セイルズ、さん。
[消え入りそうな声で、彼の名を呼んだ。 不思議と、その名前の響きは あたしの耳によく馴染んだ]
(152) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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……ミルフィ。
(153) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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ファミリーネームはないの。 ただの、ミルフィ。
[それが、あたしの名前。
結露で曇った窓の向こうから、 けたたましいサイレンの音が聞こえてくる。 ぼうっとした頭で、外の赤色灯を見つめていたあたしは そのとき気付いたんだ。
ああ、あたし。 いま中に入れてもらえたんだ>>33って。
途端に、安心感と疲労感に意識が遠のく]
(154) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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("Sir, Father Christmas...")
(155) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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[ねえ、サンタさん。
ずっとずっと欲しいものがあったんだ。 もう、ひとりぼっちはいやなんだ。
――あたしは、家族が欲しいです。
あたたかさに包まれて。 視界が、真っ白になった]*
(156) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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[緊張と困惑は、医者でなくとも伝わるだろう。 気さくな態度を前に、じ、と顔を見上げ。]
フェルゼ、でいいです。アルブレヒト、先生。 こちらに通うかどうかは… カウンセリングを受けてから考えます 迎えについても
──…あの、……
[そのまま、飲み込まれそうな錯覚を覚えて 握り込まれる前にさっと右手を引こう。>>133
触れ合った時間はほんの僅かであるのに 常に冷えている掌に残る温もりへの違和感を、 拳を握って、開くことで紛らわせ。]
(157) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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鍋借りるな。
[借りる、とはいえこれもまた男が持ち込んだものだが。 何せこの家には調理器具らしきものが殆ど存在していなかったので。
もしかすると家主よりも既に台所に立つ回数は男の方が多いかもしれない。]
新作。 こっちが徳利で、こっちがお猪口。 陶器が一般的なんだけどさ、ガラスでつくると中の酒が煮えるのがよく見えて綺麗だよ。
[そうして火元に誘う。 沸かした湯に酒を入れた徳利を置き、温める。 ガラスの中で揺れる液体はアルコールの香りを室内に広がらせた。]
(158) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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熱燗より温めの燗が好きなんだよね俺は。 だからここらで引き上げて……っと、あちち、 ち、
[タオル越しでも感じる熱に思わず声を上げつつトレイに置いて、並べたふたつの桜のお猪口と一緒にテーブルに誘うようにトレイを軽く持ち上げて見せた。*]
(159) 2019/10/06(Sun) 00時頃
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先生は吸血鬼だって、本当ですか 痛みを和らげる治療ってもしかして
……血を…吸うの…?
[質素なソファに、背筋を伸ばして腰を下ろす。 何と口にするか逡巡する間もなく 向ける問いは、彼にとってはありふれた誤解。>>128
別にいきなり取って食われるなんて思っちゃいない。 ただ、ただ。 吸血鬼と言えば血を吸う、という程度しか 世間を知らない雛が、急に野生に飛び出して 何をどうすればいいのかわからない。 そんな心細さを乗せた視線が、じ、とあなたを見上げる]*
(160) 2019/10/06(Sun) 00時半頃
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/* サンタさんネタがまさかのセイルズとミルフィペアと被ってた! これはもう絡まずにはいられない。絡もう(決意) でも、その前に眠いから寝ます。相方来ないの寂しい……(くすんすやぁ…)
(-27) 2019/10/06(Sun) 00時半頃
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ミルフィ。 かわいらしい名前だね。
[セイルズは舌足らずに己の名を呼ばれ、>>152 微笑んで頷き、少女の名前を呼んだ。
孤児院はあれど、 その救いの手から零れ落ちた子供の1人。 ファミリーネームも無いなら、 生まれてすぐ捨てられたのかもしれない。
咄嗟にそんな孤児に手を伸ばしてしまった事実を 自覚するのはまだ先の話だ。
暖めた室内と外気の気温差で窓が曇る。 救急車の鈍い光が目を射る頃合になって 迎えにいかねばと立ち上がろうとした。]
(161) 2019/10/06(Sun) 00時半頃
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……ミルフィ?
[目の前の少女が目を閉じている。 セイルズは慌てて彼女の顔を覗きこむ。
そしてその口元から寝息がこぼれている事に気づけば ほっと息をはいて目を閉じ、軽く頭を掻いて笑った。
薄暗い部屋の中を静かに出ていく。 ほどなくして呼び込まれた救急隊員が少女を運ぶ。
救急車に同乗しながら、 セイルズは心配げにその顔を覗きこみ その小さな頭を無骨な手のひらで撫でた。]
(162) 2019/10/06(Sun) 00時半頃
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(「子供が――欲しかったわ。 あなたとの間に子供がいれば……
……何かが変わったかしら……」)
(163) 2019/10/06(Sun) 00時半頃
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―― 冷たい雨降る日の後 ――
[少女の罹っていた病は、吸血の力か医療の力か いずれかによって癒えただろう。
どれほど入院していたかわからないが、 すっかり病気が癒えてしまってから、 セイルズは少女と目線をあわせ、彼女にこう言った。]
(164) 2019/10/06(Sun) 00時半頃
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