15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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―銃撃地点と思しき場所の近く―
[チャールズの手によって向けられていた銃口、赤い羽の塊と、鉱物のようなもの、ホリー。更に側で顛末を見守るコリーン。フィリップも居たかもしれない。
そして、見張り塔に飛んでいくシィラ、ヨーランダがくっついていたようにも見えた。
銃口を下したチャールズとすれ違う。意識なく縋るような視線を彼に向けたが、向こうは気付いていないだろうか。]
(60) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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/* >>60
くっつき虫、ぺとり
(-20) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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[ああ、彼は寝床に戻るのだと、 外の暗さを見て思う。
シィラの声を聞きながら。]
っ、ぐ……ぁ…
[やがて苦しそうに頭を押さえ、蹲るだろうか]
(61) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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[シィラの苦しむ声を聞く]
痛い
痛い
くるしい
[自分もまた共鳴を受けて、]
(*17) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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― 見張り塔 ―
[見張り塔のてっぺんの窓からシィラは中に滑り込む。 そこは、ついこないだも来たフィルの棲家で、おそらくは力がなく長く飛べないシィラがからがら飛び込んだことは間違いなかった。]
あ…シィラ?
[そしてヨナ自身もダメージが隠せない。 手荒な飛行と、何よりシィラの体液のせいだろうか。 身体が痺れて……そのまま、シィラの触手を離すこともできず、倒れ伏している。**]
(62) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
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ベネットは、ヨナの髪の毛に紛れてチィチィいってる。**
2010/07/23(Fri) 17時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 17時頃
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[痛む頭を抱え、意識のうちにぼんやりと]
ねえ。
ねえってば。
[持ち主の呼び掛けが、竜にようやく届く]
(*18) 2010/07/23(Fri) 17時頃
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森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 17時頃
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[永い旅の中で、死んでしまったと思われた 自分と同じで、違う声]
あのね、 私、目が覚める前に、夢を見たの。
女の子が、眠ったまま覚めないの。
左腕が銀の男の人は、紅い目の子に刺されちゃった。
[少女は無邪気。 竜に事実を突き付ける]
(*19) 2010/07/23(Fri) 17時頃
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/* ……フィルこれ ホリーの性別勘違いしてるな
いやPLも勘違いしてt */
(-21) 2010/07/23(Fri) 17時半頃
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―生命の泉―
[ 銃声 ]
[ 悲鳴 ]
[ 不協和音 ]
――……ヨナ、 ヨナ だめだ フィル、止めて
[水面を通して見つめた世界、 異形に駆け寄り縋る少女、止められない。 介入出来るはずもなく進行していく全て]
[ 大樹の枝葉はさわさわと震えたけれど ]
[ 生ある者には音は届かない ]
(+32) 2010/07/23(Fri) 18時頃
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[チャールズの、懺悔の言葉]
[ ――殺すときには、 いつだって殺される覚悟を持っている。 穏やかな表情の意味は、そんな気もして ]
[神様のことはよく知らない。 けれどその姿は、
人の子の全ての罪を背負った人によく似てた。]
[ 人は何かの命を奪わずには、生きていけなくて ]
(+33) 2010/07/23(Fri) 18時頃
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[ 赦すのは、かみさま だと言っていた。 かみさまは、それを赦してくれなかったのだろうか ]
(+34) 2010/07/23(Fri) 18時頃
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[マーゴの元へと歩いている間に、 響く銃声。 蘇る記憶。
異形を"支配"しようとした、 とある学者の成れの果て。]
(+35) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[ 竜の少女に苦痛の色が見える、 シィラの狂ったような あの悲鳴のせいか ]
ホリー……
[名を呟く、その名は人としてのものなのか あるいは異形としてもものなのか、知らない。
けれど、自分が言葉を交わした少女は、 その自我は、確かにホリーという名だったから]
[ そして ]
(+36) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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―見張り塔―
[ 亡霊は既にそこにいる ]
[ 連れ去られる彼女を亡霊は追って、 けれど それは 肉を持たないまやかし ]
[ 倒れ伏すヨナを なす術もなく 見下ろして 暗がりに佇むだけ]
(+37) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[両親が死んで、きょうだい二人ぼっち。 優しい言葉で自分たちを拾ってくれたのは、 変わった風体の男だった]
『どこぞの町の研究所では、異形を戦の道具にしようとしているそうだよ。 果たしてそう上手くいくものかねえ』
[それはまだ、人々が本気で世界の終焉に怯えていなかった頃。 異形はいつか消え、また元の生活ができると、まだ、多くの人が思っていた頃]
『私はね、異形と共に生きるための研究をしているんだ。 こいつは――生き物に寄生するタイプの異形だ。 そして、主食は、同じ異形だ』
『今、あちこちで輸送路が止まって食糧危機だのなんだの騒がれているだろう? ――こいつを身体に住まわせてしまえば、食うものには困らないさ。はっはっは』
[難しいことを言う男だった。 しかしまだ幼かった自分たちは、男に促されるがままに、その異形を体内に入れてしまって]
(+38) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[地獄を見た]
[思い出しても、思い出したくない]
[だから、妹の手を引いて、その男の元から逃げた]
[途中ではぐれ、自分は連れ戻された。 妹の行方は、そのまま知れず。 更なる実験と研究のせいで、妹の記憶すら失ってしまった]
(+39) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[思い出すのは。 水面に映る嫌な予感]
それから、妹を探していた人は、妹を名乗る異形に中から食べられて。
足が崩れた女の子は、その人と一緒に。
天使のような女の子、紅い羽を散らして消えた。
最後に、石の男の子が砕けてしまう。
そんな夢。
[そして竜は皆の終わりを知る]
(*20) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[ああ、もう。こんな身体では生きられない]
[だから、一緒に死のう]
[最後に花畑をもう一度見てから。 その中で眠るように死のう]
――マルガリータ…。
リタ……。 …怒ってます、ね?
(+40) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[異形なのか、妹なのか、もうわからないものが胃を、腸を、膵臓を、肝臓を、肺を、肉を、血を、身体の全てを内側から喰らう]
………… かはっ…
[一滴の血も逃さない、そんな執念と共に] [血を吐くことすら許されず]
[それでも、……それでもマーゴの声のほうに向かうのは] [何故なのだろう]
(+41) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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[手は、取れたかもしれない。 取れなかったかもしれない。 わからない。それは、マーゴも死んだ今となっては、誰にもわからぬこと。
しかし、いずれにせよ。
異形は己の宿主を完全に喰らい尽くすと、 そのまま自らの足を食べ手を食べ頭を食べて、
セシルという人間の痕跡ごと、*消えてなくなる*]
(+42) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
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セシルは、遺品くらいはどこかに転がっているかもしれないが、それだけ*。
2010/07/23(Fri) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 19時頃
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/* あ、セシルいもうとの。
ターリャ、リタ マルガリータ マーガレット、マーゴ。
は、なるほど、と思いました。
(-22) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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/* しかし、なんだかこう。 プロとか初日で、ベネヨナいい雰囲気だね! フィルヨナいい雰囲気だね!俺自重しよう!
とか思ってたはずなのに、 どうしてこうなった。
全部ランダム神のせいだ。
(-23) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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― 見張り塔 ―
[思った以上に動けない。 動けなくて、自分の息の音が大きく聴こえる。
髪に何かがいる。ああ、さっきの鼠だと思う。
視界に誰かがいる。]
――…ラルフ……いる?
[そして、ラルフにシィラの様子を訊こうとして、躊躇った。]
(63) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―城内・回廊・銃撃現場―
この赤い羽は誰なんだ…? ―そっちの向こうのは、ベネットか何かか?
[赤い羽の正体はわからないが、もう片方は鉱石化していたベネットを思い出した。そこに残っていた誰かが答えたかもしれない、でも半分聞き流しただろう。
立て続けに消えていく命が、自分の何かを浸食している。壊れた残骸を見るたび、都度心と体が気だるくなっていくのを感じた。]
まーちょっと疲れた。 休憩するわ。
[それは今までの丁寧な言葉ではなく、斜に構えたような男が吐くような科白だっただろう。
ふー、と上空へと静かに息を吐いた。そしてそのまま泉に向って歩いていく。]
(64) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―見張り塔―
――……いるよ、 ヨナ、ここにいる。
[ 亡霊は歩み寄り、傍らに膝をつく 湛えたそれは、彼女の望む表情に見えただろう。
指先に手を伸ばす]
(+43) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―城内・中庭―
お前は変わらないんだな。 ―よかった。本当によかった。
[泉の前には相変わらず異形の樹が佇んでいた。 変わらないそれを、仲間であるかのような気分でそっと撫でた。
樹の基に腰を下ろし、樹の下で汲んであった泉の水に口を付けた。泉の清らかな水が喉越しに通るたび、絵具をぶちまけたような汚い空の色が透き通った青に戻った気がした。]
(65) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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[ラルフの声がして、すると、それから顔が見えて、ほっとした息遣い。]
――…ラルフ…ごめんなさい。 シィラは、どうしてる?
[身体に力が入らないまま、シィラのことをそれでも訊いた。きっとラルフなら、赦してくれると思って…。]
(66) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―泉・異形の大樹―
――……、あなたも。
[幹にガストンの手が触れれば、 梢は応えるようにさわさわと揺れる、生ぬるい風の仕業]
[答え無き大樹に語りかける彼は、 この異形をも仲間のように、みなしているのだろうか。 かつて言葉無き獣を相棒と呼んだ様に。
生きる力の強さが眩しく、水面が揺れる]
(+44) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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―見張りの塔― [ヨナの問い掛け、亡霊は彼女の望む言葉を紡ごうとして]
――……シィラは、 まだ、生きている。と思う。
[“天使”は、彼女を敵から護るために、 ここまで避難したつもりだったのだろうか。
打ち込まれた銃弾は数発、 無理をして飛んだそれはもう長くは持たないだろうか。]
(+45) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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[耳を劈く叫びに、思わず両耳を押さえ、しゃがみこむ
風圧とともに、近くを巨体が通り過ぎていった。目をあけ、振り返る。暖かい血液の道の先は、城の外。塔の方角。空中で消えた]
[ゆっくりと立ち上がる。まだ耳の奥がきんきんとして、真っ直ぐ歩けなかったが、中庭の方へ。血に足を取られないよう、目を凝らす]
……しんだ?
[気づけば、城の中はだいぶ、静かになっていた気がして、思わず呟く。それでもいくつか、人の動く姿が見えた]
(@1) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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