229 観用少年
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[容赦―――? どこかに忘れてきた言葉。
加減―――? 必要そうに見えなかったので却下。
貪り立てるように容赦無く突き入れる。 南方を反応を見ながら強弱をつけて。
ただただ抉り穿つだけでなく 時にはゆっくりと抽挿して内壁を擦りつけるようにして。
耳を塞いでもオスカーの責めが変わらない。 五感を遮断するのはより過敏になるのでむしろ小悪魔のような笑みを浮かべただろう。]
(-96) 2017/10/14(Sat) 23時頃
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ッ…! ほら、イケた。
[やだ、という抗議は全て流した。 南方の腹を汚すように白濁の液が飛び散る。
一際強い締め付けと悲鳴のような嬌声。 動きを止めて満悦したように口元をゆがめる。]
大丈夫、お前が俺に飽きない限りは責任、取ってやるから…
[落とした声はオスカーが思うよりも低く掠れて 僅かに昏く]
けど、俺まだだから…もう少し付き合って…?
[ねだるような声音で有無を言わさずに抽挿を再開する。 二度も果てた身体は倦怠感で脱力していたが内は貪欲に絡んでくるようだった。
南方が抗議をあげようが後ろを責める行為は止めない。 後から怒られるかなと過ぎったが今だけは康介”が”自分のものになればいい。]
(-97) 2017/10/14(Sat) 23時頃
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[人形にはあってはならない独占欲。 予感めいたものが過ぎる。自分はきっと他の持ち主をもう持てない。
弱い部分と奥を忘れぬようにと劣情に任せるまま腰を振り続けながらも 早々に達してしまわないようにと自らを制する。荒い吐息がどちらのものかわからない程濃密な空気が溜まらなかった。]
なぁ…ゴム、着けてねえから、中に出す、ぜ
[薄ら汗ばみ出した。 許諾ではなく宣言をして、南方の内部の全てを塗り替えるように吐き出した。
南方の熱が少しでも緩く勃ちあがっていればこのままでは辛いだろうと酔い痴れるような声音で囁いて手で扱き、本日三度目の絶頂へと導いた。
南方の内から屹立を引きだした時にはわざと内から卑猥な水音を立てる。]
(-98) 2017/10/14(Sat) 23時頃
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もう1回したいけど、だめ?
[即座に却下された。]
(-99) 2017/10/14(Sat) 23時頃
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[――――さておき流石に南方はぐったりとしていたか。
元々は世話焼きかつ熟れているため タオルを引いて南方の否定も抗議も無視して身体の内に吐き出した欲を描きだした時にはどんな反応をしたか。
嫌がっても腹下した困るだろうと、しれっと告げて反応の良さに疼くものを我慢しただけ褒めて欲しいぐらいだった。 新しい下着と寝間着を着せて頭を撫でる。自分はしっかりと濡らしたタオルで身ぎれいにした後でパジャマに袖を通して置きながら、南方の身体は吐き出したものが飛び散ったところを拭うに留めた。
いそいそと同じベッドに入り込み先程まで南方を抱き寄せる。]
……気持ち良かっただろ?
[恋人めいた囁きをどう受け取ったかは知らない。 額に口付け宥めるように頭を撫でる。
もう1回やりてえとか非常に正直な呟きを零すとどんな反応をしたか*]
(-100) 2017/10/14(Sat) 23時頃
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[ ── 大丈夫、なら、良いのだけど。 ぱち。 瞳は半ば蹲っていた直円さんの柔い笑みを映し、 緩慢に瞬く。
……起ること、感じること、思うこと。 それを僕は他人事のように捉えていて、 僕にとってそれは主であって、 でも、…多分、きっと、 何かを"実感"したのは初めてだ。 パンフレットを覗き込みながら、また、ぱち。 もうひとつ 瞬きを落として。 ]
(37) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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……、うん。
[ 喜んでいる、という 感情を覚え。 次の場所を指差そうとして、
─── くぅ、と 腹の音。 ]
(38) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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…… ごめん、お腹が空いた。 もらっても、いい?
[ 生憎、動物園に売っているものを、 僕は食べることが出来ない。 …食べられない訳じゃあ無いけれど、 どうしたって好みはあって、 要は…食べたくない、から。
頼みながら、また ぽつ。 ]
(39) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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…そういえば、僕、枯れてない。 多分、髪も…変わってない気がする。
[ 指先で前髪を弄る。 ひとつ、ふたつ、必要なものは与えられている。 ── みっつめ。 僕の知らない"何か"のかたち。 これだ、と言われて貰ったことは、無いけれど。 枯れていないなあって ふと 思う* ]
(40) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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[掴んだ頭が揺れるが、拒絶とするには弱い。主人のため、兄のためという言葉に効力があると知っていて、あえて使う狡猾さ。圧を加え、体制を低くさせると共にしゃがんだ]
……そうそう、その調子。
ただの砂糖のまま食べるよりは、 こうやってクリームに入れた方が美味しいと思う。 弟なら僕の好物も知っていないとね?
[躊躇いがちに伸ばされた舌が、白色を舐め、掬う。残飯を口にする様を側で観察しながら、美味しい?と問いかけるが。抑えた手は緩めるどころか、一層押さえ付け、言葉を紡ぎ難いよう仕向ける。 味を知れとは言うものの、過剰に食物を与えるのは避けたい。崩れた山が半分も減らない内に、栗色の髪を鷲掴み、引き上げる]
……よく出来ました。いい子だね、ジョージ。
(41) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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どうしてって、そんなの……
[答えられない問い掛けには、眉を潜める。>>35 兎に角気に入らない──、その明確な理由を、或いは心の内に巣食うものを、自分自身で理解出来ずにいる。僅かに狼狽し、瞳を揺らしたが。己以上に不安げで、危うい彼の様子に直ぐに立ち直る]
お前のお兄ちゃん、らしいね。僕は。
[縋る先を与えず、曖昧に言葉を躱す。兄という体でいるけれど、家族だとは毛頭思っていない]
(42) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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[ほんのり苺色に染まった頬は、果汁の所為ではないだろう。クリームに塗れた、汚れた顔と向かい合う。堪らず口端が歪み、くつ、と喉奥で笑う]
床とキスをして食事をするなんて、人間よりも犬みたいだな。
[そう言って、不意に距離を詰める。彼の口許を汚す白色を食み、ぺろりと舌舐めずり。親愛のキスをするような軽さで微かに触れたが、少年にとっては眠る前に贈るキスよりも、特別ではないものだった。生温く蕩けたクリームは、甘ったるさが舌に纏わり付きただただ不味い]
こんな不味いモノ、よく食べられたね。
[感心するというよりは、軽蔑した、そんな理不尽な視線を送った]
(43) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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片付けはもういいや。 それより──、そんな汚い格好でいられると家が汚れる。
[後片付けは他に任せることにして、彼を風呂場に連れて行こうと考える。トレーに置いてあったナプキンで、彼の顔を拭い、遊びの残骸を拭き取ると、浴場に向かって手を引くだろう]*
(44) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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/* 抑えろ……抑えるんだどえむすいっち…… 時すでにおすし……
(-101) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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貴女はいいわ。 あの子を見てて。
[芙蓉にはそう告げて、 ギリアンと共に商談に向かう。 その仕事の中身は、大っぴらには出来ない。
たまたまそういう生まれだった。 たまたまそういうことが出来た。 選択することをやめたのはいつからだろう。 少し頭の痛む気がして、こめかみを抑える。 仕事の交渉は決裂目前だ]
なら、仕方ありませんわね、 この件は父に預けることにしましょう。
[優雅な微笑みが脅迫であることは、自明の理だ。 提示されたジョーカーに商談相手がどうでたかは、さて]
(45) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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[気苦労の多い仕事をようやく終えた。 ナナの相手を頼んだ友人が何をしていたかというと。 なにやらバーカウンターに身を乗り出していた]
『貴女、綺麗な指をしてるわね。……触れてもいい?』
[芙蓉はそれは楽しそうに、 店のバーテンダーの女の子を口説いていた。 差し出された手などやんわり握ってご満悦なようだけれど、 友人の頼みはすっかり忘却の彼方のようだ]
……知ってた。
[呆れるままに放っておいて、部屋へと向かう。 仕事は少しばかり長引いてしまったから、退屈しているだろうか。 人を待たずに、急いて重い扉を開ける]
(46) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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ナナ、 ……ナナ?
[部屋の中は、ソファの上はもぬけの空だ。 窓の外に宝石箱をぶちまけたような夜景が静かに広がるばかり。 毛布が無造作に床に落ちていた]
ナナ、どこにいるの? 隠れているの?
[呼びかける声に返事はなくて、酷く胸の鼓動が乱れた。
いつかこんなことがあった気がする。 大事にしていたのに勝手に処分されてしまった。 わたしはそれが悲しくて――悲しくて]
(47) 2017/10/15(Sun) 00時頃
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……っ、ナナ、
[部屋を出る。 探して見つけてあげないと。
迷子を捜すようにして、 店内の物陰を覗きながら、何度も名前を呼ぶ。
時間が遅くなったから、眠ってしまっているかもしれない。 出入口にはカメラがある。 連れ出されることはないと思うけれど。 心配で、不安で、涙ぐみそうになるほどに駄目だった**]
(48) 2017/10/15(Sun) 00時頃
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/* そわそわしてる、ずっとそわそわしてる ながれんさん大丈夫だろうか ただ忙しいだけなら少しだけ安心出来るんだけど 別要因があったらどうしようって… 今日、仕事終わるまでに動きなかったら連絡入れてみようそうしよう…!(震え
(-102) 2017/10/15(Sun) 00時半頃
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[聞かれたところで味の感想など答えられたはずもなく。>>41息苦しいほど甘さばかりが纏わりついて、無理に床から引き離されれば、けほ、と少しだけむせたように咳き込んだ。 目を伏せて視線は床に落としたまま、日頃は喜ぶに違いな1褒め言葉にも反応はせず、きゅっと唇を噛みしめる。] ……うん。 [肯きつつ、内心では「そうだよ」と返事があるのを期待していた。>>42曖昧な言葉に不安は拭いきれず、けれど否定をくらうよりはいくらかましで。──ほら、だいじょうぶ。彼はぼくの兄だ、とか、無意識に心のうちで言い聞かせもしてみたか。]
(49) 2017/10/15(Sun) 00時半頃
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[そろりと視線をあげて、彼を見る。しゃがんだ背丈とさして変わらない高さで目が合った。様相を笑われたとすぐには気付けず、ただただ間の抜けた顔で。] ひゃぅ…… [汚れた口元を掠める感触に肩を震わせた。クリームを舐め取ったそれを理解したのはすぐ。向けられた視線に気づけば、きまり悪さを露わに目をそらした。 稚拙さの中にも少なからず自尊心は備わっている。 蔑まれたと気付いたこの時ばかりは、不満げな顔を浮かべて。]
(50) 2017/10/15(Sun) 00時半頃
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あ……ご、ごめん。
[それでも、謝罪はすぐ口にした。現状に至った原因など、とうに記憶の端ではあったけど。“兄らしい”彼の振る舞いに、どこかで安堵を覚えつつ、大人しく世話される。そのまま手を引かれれば、従順に後をついて歩いただろう。*]
(51) 2017/10/15(Sun) 00時半頃
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― 翌日 ― [ふわふわとした意識が上向いて、 瞼を上げて、呆然と周囲を見渡す。
隣にいるべきはずの存在は留守だった。 時計を見れば朝の7時ちょっと前、 起きる時間を間違ったりはしていない。
不安に襲われ、寝台に掌を沈ませた。 軋む音すらないやわらかな寝台から身を起こし、 滑り落ちようとしてぺたりと床へ座り込む]
(52) 2017/10/15(Sun) 08時頃
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あ、れ……
[眩暈がしたわけでもなく、 空腹なだけで身体は至って健康のはずだ。 だから、脚に力が入らない理由が分からない。
小首を傾げ、寝台を頼りに何とか立ち上がる。 傍に落ちたパジャマを羽織ってふらりと扉へ、 そこを開いて、顔を出せば]
(53) 2017/10/15(Sun) 08時頃
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ケイイチ、どこ?
[昨夜の脱走の反省か、見張りは一応いたらしい。 扉の外に立つ従者の一人に訴える眼差しと、 有無を言わさぬ泣く寸前の表情が功を奏した。
つまりは、慌ててリビングへと走って行く。
そこについてゆこうとして、また転がった。 力のは要らない身体は言うことを聞かず、 だから仕方なく――そこでケイイチを待つことに。
素肌にパジャマの上だけを羽織るとんでもない姿で**]
(54) 2017/10/15(Sun) 08時頃
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[ばたばたと慌てた足音がして、見れば見張りを任せたうちの一人が掛けてきていた。]
どうした?転職希望か?
[あまりに際どい転職ギャグに、賢い従者は首を横に振るのみで応えた。 そして、ガーディの状況を告げると、]
……それじゃあ皆戻って、僕はガーディのところへ行く。
[言うが早いか、ケイイチは早足で寝室へと向かった。]
(55) 2017/10/15(Sun) 13時頃
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ガーディ!
[従者に言われたそのままの姿で、ガーディはそこに居た>>54 ケイイチは倒れた身体を抱き起すと、そのまま横抱きにし寝室へと戻る。 情事の名残が色濃く残る肌に、投げ出された素足に、 なるべく目をやらないよう心がけながら。]
あー、おはよう。 ……身体、痛む?上手く歩けなかった?
[移動しながら、尋ねるのはそんなこと。
ベッドにガーディを下ろしたのなら、 パジャマのボタンをはめ下着とズボンを履かせる。 額に唇を落として髪を撫でると、目を細め]
今日はゆっくり過ごそう。
[瞳にも声にも触れる手にも、 どこもかしこも甘さが宿るままに、ケイイチは告げた。]**
(56) 2017/10/15(Sun) 13時頃
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[不満気な態度は反抗と同義とし、表情の失せた顔を向けた。>>50 何?と問い質すが、有無を言わさぬとばかりに視線は鋭い。 とはいえ、彼が思い描く兄とかけ離れ過ぎないよう注意を払う。>>49 無慈悲で高圧的な言動を取りながら、すぐに柔和な笑みを浮かべる。謝罪には言葉なく、さらりと髪を撫で、浴室へ向かって手引きをする]
あちこちクリームだらけだね。
[脱衣所の中へ引き入れると、浴室の扉の前に彼を立たせた。新緑のシャツの釦をぷつぷつと外しながら、くすりと笑う。押さえ付けた拍子についたのか、襟元にも白色がべったりと付着している。衣服の裾や足元にも、飛沫が散っている。 既に着替えは用意されており、着せ替えだけで済まそうとも思ったが──、ふわりと清廉な香りが鼻先を掠める]
……お風呂の香りがする。
[浴室の扉を開くと、内部に充満していた 湿度の高い湯気が脱衣所に流れ込んだ]
(-103) 2017/10/15(Sun) 13時半頃
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──ねぇ、ついでにお風呂に入ろうよ。 僕らの為に用意してくれたのに、 このまま冷ますなんて、勿体無いよ。
[並々と湯の張られた浴槽に、楽しい遊戯を思い付く。意地悪を悟られないよう歪みがちな口許を正し、彼に向き直る。一人で入らせるには心配だと両親が言うので、彼とは毎日風呂には一緒に入っていて、今更目新しさも感じないけれど。中途半端に乱した人形の衣服を脱がすと、自分の服にも手を掛ける]
脱いだらすぐ行くよ。
[そう言って湯気の立ち込める浴室に向かって、裸の背を押す]*
(-104) 2017/10/15(Sun) 13時半頃
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[もらってもいい、と。 突然の頼み事>>39に、男はきょとんとして、 けれど、あぁ、と合点がいったように、 カバンの中から、水筒を取り出した。]
気が付かなくて、すまなかったね。 ……はい、どうぞ。
[魔法瓶の中には、温められたミルクが入っている。 あの日、彼が家に来てから、ずっと。 鍋で彼の唯一の食事を温めることは続いていたと思う。]
(57) 2017/10/15(Sun) 14時頃
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