184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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この資料────。 先ほどの異人の方のお写真がありましたの。 如何やら、ここにある資料は様々な人の生き様や──罪悪が書き連ねてあるようですわ。 すべての資料を見るなんて、そんな。
偶々手にした一つが、これでしたの……。
[口元に添えていた拳をもう片方の手で握る。 しかし体を震わせるまでは出来ない。 その代わりに小さく溜息を吐き]
──もし。 この資料に書かれている事が全て真だと致しましたら………。
私………。
[それ以上は言葉に出来ない、とばかりに言葉を切る。 相手が己の姿を値踏みし、資料の内容に"勿体無い"などと考えているなどとは想像もしていなかった。
眉根を寄せて目頭に神経を集中すれば、漸くじわりと目の縁に雫が集まり始めていた]
(96) 2016/02/24(Wed) 13時頃
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/* そういや、生年月日に反応し損ねてたけど。 西暦なんでピンと来てないって事にしとこう←
(-45) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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( ……この男は、 最新の通信技術を知らないのか? ) [ それが相手の反応(>>55 ジェフ)への感想。
同じ囚われという境遇の中から 一番冷静そうだと判断した相手も 選ばれた者では無いのだと知った瞬間だった。
そもそも生まれた時代という 大前提が異なる事には未だ気付かず。]
(97) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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[ 耳小骨に埋め込んだ通信用ナノマシン。 外部への連絡はそれで行えるつもりでいた。
常時接続ではプライバシーが筒抜けになる為 任務が完了した時点でオフにしてあった。 手が自由になったと同時に使用可能、の認識。
然しこれ見よがしに使用するのもどうだろう。 この男は、他よりは使えそうだ。 気分を害すには早い、報告は後で行うとして。
──それにしたってベルとは何だ? 何かの製品名なのだろうか。 まさか本当にあのベルだとは思わず。]
(98) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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……そうだな。外に繋がる扉や 人の通り抜けられる通気口なんかを 犯人に気付かれないように探そうか
[ 相手の意見(>>55)は間違ってない。 連絡に関する部分だけさらりと流して肯定し。
方針が決まれば、後は行動だろうか。 他にも何かあれば聞いただろう。]
(99) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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俺はあっちが気になる
[ ざっと確認した(>>7>>9)ものの、 矢張り気になるのは、 死体と化した男が現れた方向(>>#2)。 今は何名かが資料を見ているか。]
犯人が潜んでいるか 或いは何処かへ通じているんじゃないかと
[ 独りでにここまで傷付ける訳がない。 尤も、この首で歩いてきたこと自体が奇跡か。 それには気付いていなかった。]
俺は出利葉 圭壱。あんたは?
[ ざっと名乗り、相手の名を訊ねて。 例え濁されようとも気にはしまい。]
(100) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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[ 他と同じく手枷の取れた男(>>92 オスカー)へ 視線をやり。] ……お前はどうする?
[ 先ほど彼も悲鳴を上げていた(>>41)か。 余り期待はしていなかったが 探索の目は多いに越したことはない。
返事があってもなくても。 同じ方向に行く者があってもなくても。 男はこの後、資料の部屋に向かう。]
(101) 2016/02/24(Wed) 13時半頃
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[彼女の考えていること>>が口に出されていたのなら、何か述べたかもしれない。だが確かにそれは"余計な詮索"だと言えるだろう。 この男は詮索されたところで何も気にやしないが。
元より、この"強欲"というのはフォンブリューヌ家のことを指しているのかもしれないと考えているのだ。 美術品蒐集に明け暮れ戦争に見向きもしなかった祖父、それを反面教師にし時代遅れの王に媚びることに明け暮れた父。 …どちらもその欲が罪であるといえるだろう。 ならば自分は?
(……私は、勿論戦争とあれば指揮を執る。皇帝の言葉も聞き入れる。趣味に明け暮れて家庭を顧みない、なんてこともしない。
────ほら、私は無罪だ。)
誰に言うでもなく、心の中で呟いた。]
サクラコ…。では、そうさせていただきますね。
[浮かべられた笑みと所作に、もしやこの女性は東洋でそれなりの地位のある方ではないか、と仮説が立てられただろう。 …それならば、家名を知っている者がいないか確かめた先程の行為も頷ける。尤も、東洋人のそれは普段目にする者とは大きく違うのだが。
(102) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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閉じたまま渡されたその資料を開けば、彼女がさっと目を背けたのを確認した。…そうすれば少しその本を立てて彼女に見えないように気遣ったろう。]
(Jeff Richard......Paris....1857……)
[その中身を見つめながら、この男は故郷を共にする者、それから───ほんの少し先の人生を生きている、ということを知った。 それから、そこに書き連ねられた罪も。
(……嗚呼、本当に勿体無い。女性はその外側が美しいのに。)
彼女の言葉を聞きながら頁を捲れば……なるほど、それが先程あの部屋にいた金髪の男────そう、自分が故国が同じだろうと推測したあの男だ───こそが、この資料の人物だと知るだろう。]
……どうか、ご心配なさらず。この男が貴方に何かをしようとすれば、私がそれを食い止めてみせますから。…美しい女性をお守りする────それは、男性の務めですからね。
[見上げた時に彼女の瞳に雫が浮かんでいたのなら、安心させるように にこりと微笑んでみせただろう。 それから彼女の手を取って、その甲に軽く口付けようとしたか。]
(103) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 14時頃
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/*ウッ……ニックというあだ名で透けそうな…気が……(頭を抱える) ニコラス、だと名前呼んだ時にかぶるのでフランス読みに変えたことで透けそうな…気が……(頭を抱える)
目的のためなら手段は選ばぬ(キザ)
(-46) 2016/02/24(Wed) 14時頃
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[余談ではあるが、女も資料を目にした時に自分のものも、今ニコラの手にあるジェフのものも、生年月日を目にしてはいた。 其処に書かれていた物が和暦であったならば、確りとその状況の可笑しさを認識できたかもしれない。 しかし西暦で書かれていた事と、まさか"時代の違う人物が存在している"とは想像もしていなかったからこそ、見過ごしてしまっていたようだ。 もっとも、その生年月日の記載を確り認識していたならば、逆に"この資料は嘘偽りが並べ立てられているのではないか"と邪推もしたかもしれないが。 だって余りに突飛では無いか、時代の違う人物らが一同に会しているなど。 しかし、余りにも鮮明な写真や自分についての詳細、そしてそもそもの異常な出来事に納得せざるを得なかったかもしれないが]
お上手ですわね、────頼りにさせて頂いても?
(104) 2016/02/24(Wed) 16時半頃
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(当然ですわよね) [そのような言葉は口に出すことは無い。ただ相手の微笑みに柔らかな笑みを返し、縁に溜めた雫をそっと指先で拭う。 ただ、手の甲への口付けには乙女らしく頬を仄かに染め上げた。自分の意思とは無関係に。 腐っても────などとは自分では意地でも表現すまいが、これでも伯爵家の娘なのだ。 良家の娘には特に性に関して無知である事、貞淑である事に価値を見出されていた時代。 その時代に生き、そしてそのまま異性との関わりを断たれてしまったこの娘には仕方の無い反応だったのだろう。 その反動でエス────女学生同士の秘めやかな遊びは楽しんだことはあるものの、あの資料に書かれている事を振り返れば本当にほんの遊び。 相手がどうだったかは知らぬが、自分にとってはその絆である桃色のリボンを呆気なく明渡す程度の関係だ。 さておき、わずかに熱を帯びる頬に片手を添えながら、スルリと相手から手を引こうとする。
────そして視線は、本棚へと]
(105) 2016/02/24(Wed) 16時半頃
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──最も罪深きものを示せ。 その者は全ての罪を、その命を持って贖罪するだろう。 先ほどの、あの死体に書かれた言葉は……ご覧になりまして? 私、この資料の通りならば、これ程に罪深い方は存じませんわ?
[あの言葉の通りにせねば成らぬと言うのならば。 最も罪深き者を示さなければならぬのなら。 この資料の男、色欲の異人に相違無いのでは無いか。
そんな同意を求めるよう。 然し内心の動揺を悟られぬよう、視線は本棚に向けられたまま囁くような声で言葉を紡ぎ出していた]**
(*2) 2016/02/24(Wed) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/24(Wed) 17時頃
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/* ちなみにこの村ではギスギスした空気楽しみたいですね。 エロルは………うーん。 舌を噛み千切る、男性器を噛み千切るが機会があればやりたいかなくらいでそれよりキリング楽しみたいです。
が。
調べてたらペニスを自分自身で噛み千切った男性の話が出てきてoh…となってました←
(-47) 2016/02/24(Wed) 18時頃
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[揺れる、かつんと揺れる。 僕は君たちの動向を見守るのだ。 天より注ぐ声に動揺し、揺れる君の瞳。>>57 不可解な、悪魔の声か? 過ぎゆく未来の新技術とは思わない。 置いてきたものが“ なに ”か、 それが鍵で、ひとを妬み続ける誰かの扉。 その奥に隠されていようとも気付けぬが。 少女の隠れる扉の隙間、覗く瞳。>>64 光を持たぬのは、些か気味悪く…… 然し、君は優しいから、その手を。 伸ばそうとしていた……
しかしながら、君の手には鍵はない。 鍵を手にする怠惰の少年がゆく様を、 かわりに横目で見ていた。]
(106) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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[問われる名に意識が浮上。>>100 職業だけではなく、名すらも、 簡単に素性を明かせるとは、 目の前のこの男の気がしれないが。 本名とはまだ決まった訳ではないのだろう。]
私は、ジョセフ。 よろしく頼むよ、ケイイチ。
[彼の耳の中に埋め込まれるチップも、 遥か未来の最新技術も、 君は何も知らないし、僕もそう。 だから、腹の底で抱える企みも、 なあんにも気付かないんだろうけど。]
(107) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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抜けられる場所、 そう、だな。コレが来た先。 向こう側が怪しいのは、重々承知だ。 ………仕方ない。
[手枷は外されたか?>>92 少年もまた、此方へついてくるだろうか。 視線だけ合わせ会釈でも。
残るものは、嫉妬と怠惰。 彼らもまた、あの部屋の向こう側へと、 来るだろうかと君は盗み見て。 あの少女のポケットの内に潜ませられた鍵。 差し込むことのできる鍵穴は、 きっとあの奥にあるのかもしれないけれど。]
(108) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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自分の身は、自分で守れ。
[弱いものは、守ることが君の口癖だ。 本当に弱いものが、此処にいるとは限らない。 強いて挙げるならば、 悲鳴を上げた二名くらいかな。]
(109) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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[資料の重なる書庫の奥を一瞥。
君の素性が明かされて、>>82 君の悪魔の所業が晒されて、>>94 君の罪が重いと罪を擦りつけられて、>*2 君の《 愛 》が否定されているとは、>>103 欠片も思っていないのだ。
その奥へ消えた二つの影を思い。 ───君は双眸を、僅かに伏せた。]
(110) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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[腰に下げていた銃に手をかけて、 資料の並ぶ奥の部屋。 君の悪魔の罪が既に、 晒されたその向こう側へ。
一歩、踏み出した……────*]
(111) 2016/02/24(Wed) 19時頃
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/* 72時間更新にしてもらえた!!良かったね、良かったねだぁりん!!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° ぴゃぁぁ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
(-48) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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ー”嫉妬”の部屋>>79>>80>>81ヨーランダー
[鍵を拝借して使用した事に警察の男が苛立っていたなど露知らず、視線を向けられていた事すら気付いてはいない>*1 もし気付いたなら謝る事はなくてもなんとなくの会釈ぐらいはしたかもしれないけど
そして現在 ”嫉妬”の部屋にて仕方なく金切り女の枷を外しに側まで来た訳だが、枷を外してもらえると喜んでいるのか? 不恰好で汚らしいというのは否定しないけど、やれ奇特な人だの駒鳥にでもなったような気分だのと言い出した]
(やっぱり鍵だけ置いて放っておけば良かったなぁ……)
[自分から部屋まで来てくれと言っておきながら俺の方から自主的に枷を外しに来てあげたかのような言い方をする金切り女こと駒鳥女、なんとも面倒くさい 枷に鍵を差し込みながら頭では軽く後悔する あんな2択を出されて死体を隠すか移動させるなんてどう考えても面倒くさい方を選ぶ訳がないだろう]
(112) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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[そうして無事に駒鳥女の枷を外した後でなんと首輪と足枷の解除まで頼んできたなら、また渋々やってあげようとはする ……まぁ、解除は出来なかった訳だが
『なんでこの人だけ首輪と足枷も?』 なんて考えはするけど、その理由までは別に興味はなく]
あそこの人達? はぁ……なんか本みたいなのいっぱいある部屋見に行ったりとかなんか相談してたりとか 多分あの死体の背中にあった文字気にしてんじゃない?知らないけど
[そう適当めに言っては首ポロリ男の背中にあった文字をかくかくしかじかで簡単に伝えた>>#1 奥の部屋はまだ見ていないから俺にも分からない 首ポロリ男の背中にあった文字の事もあるし早く確認したいのだが……そんな時にもう1人、鍵開けを頼んでくる黒尽くめの人物が>>92]
(113) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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あぁ、あんたも……面倒くさいなぁ……
[と、口から本音をだだ漏れにしつつその男の枷も外してあげた 駒鳥女の枷を外しておいてこっちは外さないとなれば無駄に敵を作る事になりそうで、面倒ではあるが仕方なく解除してあげたのだ そうしたところでのっそりと立ち上がっては駒鳥女と黒尽くめ男に向けて]
じゃあ枷外したし あんた達が他に何もないなら俺は奥の部屋行くぞ
[それだけ言ってのそのそと首ポロリ男が出て来た部屋へ向かおうとする 引き止められれば一応は止まるつもり]
(114) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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/* 大変遅くなってごめんですの…(ガッツリ寝落ちてた
(-49) 2016/02/24(Wed) 20時半頃
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―嫉妬の部屋の扉付近―>>112>>113>>114リツ
ふうん、そう、そうなのね。
[ とぼけた顔の男から、あの死体の背中に書いてあったことや、あの部屋の先にあるものを聞けば、少女はしたり顔で頷いた。
『―― 一番罪深いものを探す』
なんとここには恐ろしい者が沢山いるのかと――自らの罪を自覚することなどあるはずもなく――呆れたのだった。
未だ自分が持つ鍵の正体はわからないままだが、それでも今は十分だろう。]
……私の名前はヨーランダよ。 ヨーランダはスミレ。覚えておくといいわ。
[ 新しくやってきた男の手錠を外し、その場を立ち去ろうとするとぼけた顔の男にはそんな自己紹介をしておいたようだ。ちなみに、覚えていたからと言って特に良いことは何もない。*]
(115) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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/* みっじかい返事でごめんよ…ごめんよよよ……
(-50) 2016/02/24(Wed) 21時半頃
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[ 本名に他ならないが、 名乗ることには何の抵抗もない。
男が生まれたのは、 世界中で核が放たれた後の時代。
全世界が貧困を経た。日本も例には漏れず。
結果として格差の際立つことになった世では 嘗て普及した情報伝達手段も ごく限られた層のみの権利となっており。
下層は、知る権利すら持たされていない。
そんな者たちに対して 選ばれた存在たる己が僅かな情報を与えた所で 何も出来やしないだろうと。
──馬鹿にしているのだ。]
(116) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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ああ、こちらこそよろしくジョセフ
[ 名乗り返されれば(>>107)、 ほんの少しだけ微笑んで返事を。 こんな状況でも普段のような コミュニケーションを取れるのは有難い。
偽名の可能性もあるだろうが、名前は記号。 その真偽はいま男にとって問題ではなく、 この場で呼び合う記号が知れれば充分だ。
名乗られなければ頭の中で アンタレスとでも記号をつけただろうか。 かつんと揺れる輝きが視界の隅にあった。]
(117) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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[ 本棚の部屋に向かいながら、 人差し指で耳の後ろをトントンと叩いた。
リズムをモールス符号で表すと ・−・・・ ・−・−・ である。
前半が「O」後半が「N」。 体内に埋め込んだ通信機の起動合図だ。
周囲の音は全て拾われ本部へと届けられ 司令室からの支援が受けられる、筈だった。]
……エリス……?
[ いつもの甲高い片言が聴こえない。 小声での呟きにも反応が無い。 未だ此方の異常は察知されていなかったか。]
(118) 2016/02/24(Wed) 22時頃
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