105 CLUB【_Ground】
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/* チアキがシメオンに買われるルート チアキがヴェスに買われるルート どっちも見たい( 人◜◡◝)
あとなにげに シーシャ買い取って 一緒に川に投身自殺するルートも ほんのちょっぴ……いや結構興味あります( ◜◡◝)
(-478) 2013/12/20(Fri) 17時頃
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[濡れたからだを抱きしめるティーの耳に ほとんど同じ内容の、二人からの通信が入る。
一途に人間を愛するために作られたいのちを これほど怯えさせる言葉とは。 そんな言葉を用いた相手へ、苛立ちを覚える。]
誰に───
[なにを言われたの?
問いを口にし切る前に、 チアキの悲しげな疑問の声に、意識をさらわれる。]
……変わりたいと、望むひとがいるから。
[さみしい、かなしい、こころぼそい。 だれかにそばにいてほしい。
その感情を、ティーは誰より知っている。]
(@163) 2013/12/20(Fri) 19時頃
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[黒縁のガラス板が目隠しなら、 ノンフレームの球面レンズは堤防だったから。
おさないころに傷ついて、 修復するすべを覚えるより先に 逃げることを覚えてしまった脆い内面を 現実という棘から守り、同時に、 わがままで身勝手で、虚(から)っぽゆえに貪欲な 子供の自分が表出しないよう、 閉じ込めておくための囲いでもあったから。]
…────、
[今、それはティーの視界から落ち、 やわらかな毛布の上に転がっている。]
──、
[社会的でものわかりのいい、 理想の自分(たてまえ)が保てない。]
(@164) 2013/12/20(Fri) 19時頃
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愛玩動物(チアキ)がいるのは、
それは──、
人間(オレ)が、望んだからだよ──……。
(-504) 2013/12/20(Fri) 19時頃
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[目許に直接触れる濡れた体温。
常より近い距離から囁かれた掠れ声に 囁き返したのは、 罪悪感と自嘲の入り混じった苦い吐露。
喘ぐような吐息とともに吐き出された言葉(もの)は、 寄る辺を求める仔栗鼠の胸に、どう届こうか。]
(@165) 2013/12/20(Fri) 19時頃
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/* だめなこだティー
(-506) 2013/12/20(Fri) 19時頃
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[手は、チアキの額に 濡れて張り付く髪をどかしてやるように動き、 懺悔のあとの、すこし軽くなった心地でふたたび唇を開く。]
──もちろん、 チアキがいてくれたら、嬉しいに決まってる。
[チアキには見えない薄氷を細めて笑う顔は いつもの、包み込むようにやわらかなそれに近かった。]
(@168) 2013/12/20(Fri) 19時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 19時半頃
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/* 囧
(-516) 2013/12/20(Fri) 20時頃
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[──こうしていれば、チアキは寒さを感じないだろうか。
調整された室内でも、 濡れていれば気化熱で体温は下がる。
言いかけた疑問に答えをくれる、 落ち着きを取り戻したような声を聞き、 ひどいことを言われたわけではないと知って どこかぼんやりとした安堵に浸りながら、 濡れた身体を、隙間を埋めるようにしっかりと抱き直した。]
(@172) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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チアキも、ヤニクも、 ひとと同じ複雑な感情は持ってる。
おなじくらい、長く生きて いろいろなことを経験すれば さみしくて、かなしくて、──さむくて、 誰でもいいから温めてくれるひとが欲しいって、 思うときが来るかもしれない。
[やわらかい笑みは、どこかすこしうつろ。
そう思う日が来る前に 誰かに買われ、愛(プログラム)が隙間を埋め尽くす。
研究所員が言ってはいけない言葉。 語ってはいけない可能性(いつか)。
堤防を失ったティーは、それを容易く口にする。]
(@173) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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[見えないかたちを確かめるように 輪郭を辿る指。
くすぐったいような、心許ない指先が 近く感じる呼吸が
──吐息と区別つかないほどの小さな問いかけが。
心のやわらかく、脆い部分を甘く刺激する。]
(@174) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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[『だれかそばに。』
それは他ならぬ自分の希求。 満たされない心を抱え、知るからこそ、 無条件の愛(愛玩動物)を作り出せる、 この仕事に可能性を感じた。
けれど、わかってもいた。 どこかでこの研究が、倫理を歪めているのだと。
わかっていても、なお道を進み続ける代償に、 世界と自分を隔てる薄い硝子を選んだ。
甘い毒(ゆめ)を与えるかわりに、 自分はずっと、虚(から)っぽのままでいるのだと──。]
(@175) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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[その問いは、ひどく甘い誘惑。
『YES』と言えば、 あきらめたものが手に入るような気がした。]
(@176) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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[冷えてゆく手が、チアキの髪を撫で下ろす。 指先が、目隠しの結び目に触れて、震えた。]
(@177) 2013/12/20(Fri) 22時頃
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[僕(チアキ)を望むのか。
──うん。 ティーは迷いなく頷いた。
僕(チアキ)じゃなきゃ、駄目?
────。 ティーは頷くことも否定することも、出来なかった。]
(-540) 2013/12/20(Fri) 22時半頃
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[結び目を下った指は、チアキのうなじを撫でて]
…──────、
[チアキの胸に甘えるように顔を埋めて、 わずかに、 ほんとうにわずかに、首を横に振った。]
(@178) 2013/12/20(Fri) 22時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 23時頃
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/* チアキ……:゚(。ノω\。)゚・。
うんって返事しても目隠しとる流れとは限らなかったのに先走ったPL目線のト書きだったのを多少後悔しつつ、娘を送り出す親の心境で泣きそう。
(-550) 2013/12/20(Fri) 23時頃
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/* いっしょに死のうかとは思っているよ……(*⁰▿⁰*)
(-562) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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[思ってはいけない。 想ってはいけない。
罅割れた隙間から 入り込んだ健気であたたかい笑顔が、 いつの間にか胸を占めるようになっていても。
唯一を求める問いへ、 頷いたとしても、何も変わらない。
繊細なチアキにとって、 期限つきの唯一は、 やがて来る別れの時を、致死の毒に変えかねないから。]
(@182) 2013/12/20(Fri) 23時半頃
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[乾いた笑いが突き刺さる。
撫でられると、整髪料で固めた髪が一筋額に落ちた。 何度も辿る指先は、自分と同じ冷たさで]
(@184) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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(チアキ────)
(-570) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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[チアキの胸に抱かれて漏らした震える吐息は、 音にならずに濡れた服に吸い込まれた。]
……うん……。
[倒れこむ身体に逆らわず、体重を預ける。 濡れた毛布の海は、身体と同じで冷たかった。]
(@186) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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/* おおしくないな……このティー
(-577) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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/* チアキが好きだよ……!
(表で叫べないからこっちで叫ぶ)
(-578) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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/* 事故っちゃう流れがうまく作れないティーさんだった。 YOU、目隠しとっちゃいなよ! とか言えないしNE☆
好きだけど、大好きだけど 結婚式場から花嫁を強奪する勇気が足りない。
(-581) 2013/12/21(Sat) 00時頃
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[毛布の上にチアキの身体をよこたえて、 指の甲で額から顎へと輪郭を辿る。
右手で濡れた服から少しずつ解放してやりながら、 見上げた視界にチアキの顔を映していた。]
……ッ
[目隠しの下で、チアキの目が開くのがわかった。
溢れる声。 なにかを、見つけたのだろう──。]
(@190) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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[寒さを忘れるための熱を煽ろうと 顎から尾へと伸ばした手を引いて、 チアキの顔の脇に両手を突いた。
動きを止めて、じっと顔を見下ろす。]
うん、 ──うん。
[乾きかけの目隠しが、水分を吸って色を変える。]
うん、チアキ──。
[チアキの手に鎖骨を辿られながら、 にこりと微笑んだアイスブルーは たいせつな、宝物を見るようにやさしい色をしていた。]
(@191) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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[ちいさなくしゃみに、くすりと笑んで]
よかったね…───?
[呟いて、肘を折る。 毛布を巻き込んで、チアキに覆いかぶさるかたち。
一瞬、カメラに映る二人は、毛布の波に呑まれた。]
(@192) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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[毛布の海で────]
……ごめんね、 (しあわせに、なって)
[ちいさなちいさな懺悔を呟き、 甘い果実のようなチアキの唇に、 自らのそれを、そっと落とした。]
(-593) 2013/12/21(Sat) 00時半頃
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[愛玩動物と直接性交に及んではいけない。 愛玩動物とは、 出来るだけ唇と唇を合わせるキスをしてもいけない。
世話をする研究所員の基本的な決まりごと。
それは飼い主になる人間の特権だから。]
(-604) 2013/12/21(Sat) 01時頃
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