270 「 」に至る病
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今日はあいつ、来なかったな。
[ぽつり。 こぼれたのは、ここ一月程の間よく訪ねてくる男のこと。 自ら吸血鬼の眷属を望む、物好きだ。 いらない、と断っても懲りずに頼みにやってくるそのしつこさにはほとほと呆れるし、正直うざったいと思うことも多いけど。 あの男の話を聞くのは、嫌いじゃない。
仕事の話をはじめ、面白かった映画や、まだ読んだことのない本の話。そして僕にはなかった、学校の話。 だから訪ねてきたら部屋に上げるくらいは構わない。]
(111) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[催促するよう傍らに身を寄せる頭を撫でてやり。 フードボウルをリビングのいつもの場所へ置けば、飛びつくように顔をつっこむ犬に目を細め。 なんとなく仕事に戻る気も起きず、ソファに腰を下ろせば、テーブルに積んだままの本を一冊手に取った。]
……まあべつに、待ってるわけじゃないしな。
[これはただの休憩時間だ。*]
(112) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[こんな痩せこけた孤児を助けたところで、 きっとあなたには何の益もないのに。
――赤と白。サンタさんの衣装みたいね。
白いシャツに滲んだ血の赤を見て、 そんな場にそぐわないことを考えた]*
(113) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[こんな調子であったから、白亜の壁を間近にしたのは 予定時刻より30分ほど後だったかと。]
あ──…国立リンディン大学付属病院から 紹介を受け、 まし…た、…
フェルゼ・シューマッハと申し…、ます
[緩いニットの胸元に手を当て、ゆっくりと呼吸して それでも挨拶が途切れ途切れとなるのは、 発作というより単に緊張しているからだろう。
想像以上にこぢんまりとした施設の様子と、 看護師すら在席していないような規模、それから。
道中に耳にした噂。主治医が隠していた事実。 ──曰く、此処の医師は"吸血鬼"だということ。]*
(114) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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/* お待たせしすぎにもほどがあるし、 野草詰み過ぎじゃないですかね。
ってのは次の返事で突っ込もう。
>>82>>83 早速、僕と働く下地を置いてくれてるのやっさしー
(-22) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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――"サクラ"のはなし――
[東方の島国で生まれ育った男は、世間から見れば「恵まれた」環境にいた。
代々政治家の家庭の長男は、幼い頃から興味がある習い事は何でもやらせて貰えたし、勉強が出来れば両親も祖父母も褒めてくれた。 子どもが貰うには充分過ぎる額の小遣いを貰い、上等なオーダーメイドの服を身に着け、父親に同伴して大人の社交場にも顔を出した。
誰もが彼は父親の後を継ぎ、ゆくゆくはこの国を背負って立つ総理大臣になると思っていただろう。 誰も、彼が内に秘めた計画に気づくことはなかった。]
(115) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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― 百年ほどの月日のお話 ― [僕の家は、僕の産まれた家の一族は、 世界中に数多の武器を売りさばく死の商人の家。
「ホワイトウルフ」って怖がられてたんだ。
それを先祖代々に渡って護り、受け継ぎ続けたんだ。 当然、僕もそれを受け継ぐはず、だったんだけどね。 僕の成長が10歳から止まった時、 両親達は僕を見捨てたんだ。
「子供を作れない子供はいらない」ってね。
世襲制で受け継がれる会社。 だから、子供のままの僕はいらないんだって。
10歳まではいっぱい愛してくれたのに。 僕はいらないんだなぁって思った]
(116) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[彼だけが、自分の居場所は此処ではないと思っていた。]
(117) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[そうして、吸血鬼じゃない人間の子供を産んだら僕はいよいよ自室って名前の独房に監禁だ。 僕は生まれた人間の子供の補佐をするべく一日中部屋に篭って勉強ばかりしていたよ。
つまんなかったけど、僕、頑張ったよ。 だって、だって、ねえ。 頑張れば、きっといい子にしていれば。 サンタさんは僕のお願い、聞いてくれるよね?]
サンタさん、あのね。 僕、勉強いーっぱい頑張るから、だから。 僕をホワイトウルフの社長さんにしてください。
[そうお願いして数十年経ったかなぁ? お父さんはよぼよぼのお爺さんになって、 僕より後に生まれた子供は恰幅のいいおじさんになって。 いっぱい時間が経ったねぇって思いながら]
(118) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[気付けば、僕は会社の全権限を受け継いでたんだ。 恰幅のいいおじさん(僕の弟)がね、
「チトフの経営手腕には敵わない。 私はチトフに会社の権限を全て譲渡したい」
って、言ってくれたんだ。 だから僕、うんって素直に頷いたよ。
やっぱりサンタさんはいるんだなぁって。 僕、その時とっても嬉しかったんだ。 だから、プレゼントをもらった子供みたいに笑うんだ]
(119) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[だが「子ども」の内は反抗しても何の得にもならないことはわかっていた。 父親に反抗した秘書が無様な末路を辿るのを幼少の頃から目の当たりにしていたからだ。 だから、表向きは従順な子どもを演じて与えられた金と時間とを減らされない努力をした。
そうして18になった。
まだまだ世間では大学進学率が高くなかった時代で、国一番の難関にも余裕で合格できるだけの学力を持った男は――ほんの少しだけ両親に期待してみることにした。]
(120) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[『モノを つくる 職業に就きたいのです。 美大を受験しても、』
良いですか、という言葉は紡げなかった。 父親の拳が飛んできたからだ。 母親は息子が殴られたというのに心配顔ひとつもせず、反抗した男をまるで虫けらを見下すような冷たい目でじっと見ていた。
期待は無駄だったと知った男は、そのまま家を出た。
隠し口座に貯めてあった金で国すら捨てた。
行先は、芸術が発展した国だ。 長命の――「吸血鬼」が住む街へ、船を乗り継いだ。*]
(121) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[それからね、お爺さんになったお父さんが死ぬ時にね。 僕、ベッドの傍で優しくその手を握るんだ。
「チトフ、ホワイトウルフはお前に任せたぞ」
って、お父さんがそう言うから。 僕、にっこり笑ってお父さんに言ってあげるんだ]
うん、安心してお父さん。 僕これからこの最高につまんない武器会社を、 なんとなく気分で楽しそうだから美味しいお菓子会社にしてあげる。 武器会社も工場も、もう全部ぶっ潰してやったよ。 これからは銃をチョコレートに、弾丸を飴玉にして、 世界中にお菓子をいーっぱい売りさばいていくんだ。
[にっこりと僕は父さんに僕の夢を語る。 その時の父さんの顔! すっごく面白くて今でも笑っちゃうなあ]
(122) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[爆破した工場の動画、稼働し始めたお菓子工場の写真。 全利権を手中に収めた僕の書類。 代わる代わる父さんに見せながら]
あ、そうだ! 会社の名前も変えちゃおっか。 ホワイトウルフ、なんて正直ダサイもんね。 ホワイトラビットにしよ?
白兎はアリスの友達なんだよ、知ってた? ねえねえ、可愛いでしょ? ねえったらぁー?
[僕は虚ろな目で虚空を見る父さんをゆさゆさ揺すって]
(123) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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あっははははははははは!!!!!
[とってもとっても、楽しそうに笑うんだ。 子供が蟻の巣を踏み潰すように。 (だって父さんも弟も蟻以下なんだもの!)
サプライズプレゼントが成功した子供みたいにはしゃいで。 (そういえばもうすぐクリスマスだね。 最高のプレゼントになったかな、父さん)
そうして、父さんが臨終するまで傍で見守ってあげたよ。*]
(124) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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/* このチトフさんだいぶやばい(ほめてる)
(-23) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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[ころころと、口の中で飴玉を転がす。 今日はこれで70(0..100)x1個の飴だった。
ホワイトラビット社の主力商品。 「アリスの微笑み」
あれからどれだけの月日が経っただろう。 今やホワイトラビットは世界有数の菓子会社だ。 僕はその社長として「世界中の武器をお菓子に変えた平和の人」ともてはやされて賞ももらったかな?
みんなが僕に優しくしてくれるようになった。 (でも、みんなはいつ僕を裏切るのかなぁ?) 大切に、愛してくれるようになった。 (でも、結局最後は裏切るんでしょ?)
でも、どうしてかなぁ? いつもちょっぴり寂しいんだ。*]
(125) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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チトフは、飴を無邪気にころころ口の中で転がし続けた。
2019/10/05(Sat) 23時頃
炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/05(Sat) 23時頃
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――と、こんな時間か。
[呟きは、誰に拾われることもない。 男が過去を思い出して佇んでいた場所には、かつてもう二人男が暮らしていたが、今はどちらもいない。 窯には火の気配はなく、かつてテーブルいっぱいに並べられていたガラス工芸品の数は今やほんの数点のみ。
ヒトひとりが生涯作れる数には限りがあるのだ。
元の持ち主から受け継いだ工房をあと何年守れるのか――
出来れば、出来得る限り、長く。 その為ならば、何だってする。
吸血鬼の「眷属」は、ヒトの寿命を延ばせると聞いた。 これしかない、と思って始めた訪問だった。]
(126) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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――「吸血鬼」のアパートメント――
[工房兼自宅は町中からやや離れた場所に存在する。 そこを出て暫く歩いて目的地に着くと、日はすっかり傾いていた。]
ごめんください、
[声楽も習っていた名残か、職人となってからも声の張りや響かせ方には力がある。 所謂バリトンボイスは室内にいる人物に届いたか。]
「俺」を押し売りに来たよ。 それと、美味い酒を。
[相手は学生に見えるが自分よりもずっと年上の吸血鬼だ。 酒を勧めても捕まることはないだろうが、本人が飲めるかどうかまでは確かめていない。 飲めなければ持参したお猪口には別の液体が入ることになるだろう。]
(127) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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ソウスケは、扉が開くまで35(0..100)x1秒カウントした。
2019/10/05(Sat) 23時頃
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/*アオくんめっちゃ速くドアまで来てることにしてしもうたwwwがんばれ……(ランダムを恨んで♡)
ところで既に>>112可愛すぎてだめ。 ねえ……この既にアオくんの日常にソウスケがいる……尊い……
(-24) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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/* あーあー蒼佑の過去が切ない…… アオも過去が壮絶には見えるけど、この子は依存されている時間がただただ幸せだったからなぁ
(-25) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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[痛みと苦しみを和らげるの診療所は生に遠く、死に近い。 沢山のものを捨てた人間が辿り着く最後の場所だ。 完治を諦め、せめて穏やかに死にたいと願う人々の。
インフォームド・コンセントの観点から、自身が吸血鬼であることは隠していないが“万能”と呼ばれる治癒力を持つ吸血行為を患者らから求められたことは一度もない。 無論、どれだけ真摯に求められようと治療行為として吸血する気はないが、此処に訪れる多くの人々は既に生を諦め、死を受け入れている。 そもそも痛みや苦しみから逃れ、死に縋りついてきた人々は何処か達観しているものだ。二度目の生を受け、すり替えた苦しみに喘いでも生きたいと思うほど愚かではない。
喧噪を遠ざけ郊外に診療所を構えたのも、患者への安寧を追求した結果だった。穏やかな風が吹く場所は心に優しい。 ―――― が、万人の身体にも優しいかと言えばそうでもない。>>103]
(128) 2019/10/05(Sat) 23時頃
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えっ、歩いてきたの。
[少年に思わず聞いてしまってから、自らの失言に片目を歪めた。怒った心算はないがまるで咎めるような物言いになったのは仕方ない。 彼が来院したのは予定時刻を三十分ほど過ぎた後。 てっきり今回の紹介状も破られたのだろうと、気を切り換えた直後だったのだ。直前の無断キャンセルと言うのも珍しくない。]
いや、此処までの道のりは結構急勾配だから。 歩き慣れていないと辛いだろう?
[この時期は確かに白いレースの花と柔らかい風が気持ちが良いが、心臓に難のある少年に歩かせる傾斜ではない。 挨拶より先に言い訳を口にして、苦笑しながら掌を差し出した。ようこそ、と彼の手を軽く握って握手しようか。]
(129) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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あら、御免なさい [声がした>>94 目が自由でないぶん、耳は敏感に出来ている 次いで、漂う香りにそちらへ顔を向ける 何を見るためでもない。何が見えるわけでもない。 反射的にそうしただけの行動だったが、図らずしもそれが決定打となった] ……、まあ [女の声色が嬉々として弾む]
(130) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[腕に抱いた感触は、 かつて自ら死を望んだ妻の重さよりも軽かった。
セイルズは焦燥の滲んだ瞳で、 腕の中にある小さな体を 反応の薄い少女の顔を見下ろした。
ひび割れた唇が紡ぐ「ないてるの」を うまく処理できずに、 唇を歪ませて苦しそうに笑ってみせる。]
……大丈夫だよ。 大丈夫だから。
(131) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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("Please kill me, darling. I wanna be with you forever.")
(132) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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私はアルブレヒト。 これから君の主治医になる。 ――― シューマッハくんさえ良ければ、だがね。
今日はカウンセリングだけになるが……、 今後も歩いて通うなら、丘の下まで迎えにいこう。
[年配者の患者相手にはもう少し丁寧な敬語を使うが、対面した少年の幼さに少々砕けた。 儚く薄く折れそうな少年は重ねた掌すら、包み込んでしまえそうだった。*]
(133) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[耳元で優しい声がする。 見下ろした幼子の白い顔に妻の笑顔が重なる。
セイルズは否定するように小さく首を横に振り、 口の中に広がる甘い味に見て見ぬふりをしながら 振り切るように言葉を吐いた。]
(134) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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…………殺したりしない。
[地を蹴る。 灰色の空を映し出した水溜りが白く揺れて、 真っ黒な傘が転がった。
にぎやかなクリスマス・ソングが 場違いのように流れる街中を プレゼントの時間に遅れそうなサンタクロースのように セイルズは少女を連れて駆け抜けた。]
(135) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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[1人で暮らすには広い自宅の扉を開けて、 自分のベッドが濡れるのもかまわず、 寝室に少女を横たえ 冷え切った体にタオルをかける。
血を吸ったところで 吸血の力が病魔に勝てるかはわからない。 死の足音のほうが近いかもしれない。
まずは救急車が先か、と慌てて電話を手に取る様は 子供を世話する事にはまるで慣れておらず、 早口で住所を言い終えてから、 セイルズはようやく少女に再び向き直った。]
(136) 2019/10/05(Sat) 23時半頃
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