268 オリュース・ロマンスは顔が良い
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[それからはずっと、思い出を積み重ねた。 どれだけ積み重ねても、足りなくなるってわかってるけれど、会えない間の心の燃料、その火種だ。 想えば、名を呼べば、火種はごうと燃え盛る。 会いたい、会いたいと唱えれば、 その声は風となって空気を、愛を吹き込むんだ。
出発前の船には勿論、乗組員以外は乗り込めないから、 港であれだよ、と指をさした。 初めての船に乗る時は、まずは船底から甲板まで一気に駆け上がれるか試すんだ、それが難しくなった時が引退だと思ってる、だとか。 早起きしかいない船乗りの中でも、たまに本当にいつ寝ているかわからない奴がいて、だとか。
色んな話をした。 嵐の時は毎回不安で泣きそうになることも。 翌日の快晴、皆で笑いながら半裸で服を乾かすことも。 たくさん、たくさん話をした]
(396) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
|
/* しぬほどぽえまーではきそう つづきはこれからかく ひえええええええええええええええ
さいらすにあいされてる。・・・・すき・・
(-1610) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
|
― 出発の日 ―
[星が最も多く流れた週末。 オリュースは少しずつ、いつもの生活に戻っていく。 沢山の観光客を受け入れた港から、 ひとつ、またひとつと船が旅立つ。
遠くへと行く船ほどその体は大きく、 沢山の積み荷と人を蓄え、 多くの別れを背に、出発する。
どの船でも、別れを知らない乗組員はいる。 彼らはその瞬間だけ、専門とは違くとも仕事を請け負って、「さよなら」「また」「いつか」そんな言葉を叫ぶ仲間の背中を押すのだ。 今までは俺もそうだった。 故郷だろ、と顔見知りの奴は言う。 あのオレンジ色はもう見飽きたから、なんて笑ったものだ。 なあ、でも今までは海を見据えるばかりだったから、 今回ばかりは、いいだろう?]
(402) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
|
[飛び跳ねる姿に、腕に抱えた軽さを思い出した。 陽光を反射する髪は、海よりずっと綺麗だ。 周囲には、同じように別れを惜しむ人が沢山いるのだろう。 みな、大事な人しか見えていない。
愛してる、と叫びたかった。 けれどこの街を離れるのは自分だ。 そこまで若くないから、ただ、頷いて、]
(409) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
|
「あいしてる」
(-1635) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
|
[大声で叫ぶ時みたいに、右手をらっぱの形にそえて、 伝わったから、伝わるだろう? そのまま右手で唇に触れ、額の生え際あたり、前髪に触れてから、手を振った。 唇へのキスはどうしても離れられなくて、港で最後にしたキス。 もう触りすぎか、ってくらい何度も触れた、あの髪へ。 朝日に輝く海に似た金髪に、 忘れないで。 覚えていて、と。 声が届かなくとも、願いを込める。
なあ、サイラス。 船乗りは早起きなだけじゃない。目だっていいんだ。 ぼろぼろに零れた涙で、俺の顔が見えなくなっていたとしても、大丈夫。俺は、その青を見ていたよ。 海より空より、世界の何より好きな青を、 別れを終えた周囲が帰っていく中でも、 見送ってくれたことを、知っているよ]
(410) 茄子 2019/08/12(Mon) 23時半頃
|
|
/* なんか村が終わることをうけいれがたい・・ ちょっとまって・・ちょっとまって・・あとちょっと・・ ところでええとあいさつ・・
みんなー!いつもありがとー!!!(挨拶)
ぱんださんとの殺し愛の歴史に新たな一ページが……一ページじゃむりだろ、数冊だろ、そういうあれが刻めてほんと・・・すき…(情緒が不安定 二人でもっと幸せになろうね…
(-1642) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
|
|
[海での生活は過酷だ。 寂しがる暇なんて、………いくらでも、あるに決まってる。 あの日、サイラスを抱きしめながら、 きっと俺は自分でも知らない寂しさを知るんだろう、なんてことを考えていた。のんきな話だ。本当の寂しさを知らない。 会いたくて、夜一人で泣く日が来るなんて、誰が思った?
話したいことがどんどん増える。 聞いて欲しいことが増えて、 今何してるんだろう、ってずっと、考えた。
他に考えることがないのか、って?その通りだ。 それまでの俺は、何もなかった。 だから、未知の何かに焦がれていたんだ。 勿論今も焦がれている。海と結びついた錨はもう誰にも外せやしない。でも、サイラスとの愛の錨だってそうなんだ。 もう、それなしじゃあ、……生きられない、とかじゃない。 俺じゃ、なくなるんだ]
(414) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
|
|
『会いたい』 『愛している』 『元気にしてるか』
[そんな平凡な言葉しか並ばない絵葉書。 寄港するたびに送って、 返事が貰えるはずもないのに、 (仕方ない、それが船乗りの定めだ) それが、痛くて。痛くて、いたくて、 気が付いたら、また次の流星の季節が近づいていた]
(415) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
|
|
[そんな情けないことになってるなんて、言えるはずもないし、言うはずもないし、……もしかしたら、冗談に紛らわせて言えるかもしれないけれど。 ――そう、思っていたんだけどな。
年をとると、涙もろくなるんだよ。
一年前のことを。 最初に見た運命の絵を。 あの日、天窓から見た星の光を、]
………ただいま、
会いたかった
[絵葉書に勝るとも劣らない、一言。 なあ、今ならちょっとくらい、泣いたって、いいだろ]
(422) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
|
|
一年分、言わせて 愛してる、って。
(-1681) 茄子 2019/08/13(Tue) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る