199 獣[せんせい]と少女 2
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[獣と少女の鞄に結んだ、対の帯飾りも、 少し前までは少女が身につけていたものの一部だった。
形を変えても傍にいるには変わらないと、 聞こえのいい詭弁を乗せても埋め尽くすには至らない。 旅をしながら言葉を交わすたび、別れは惜しく。]
(-907) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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——刻限——
[最後に星の降る夜を見上げた頃には、 少女の目はもう霞んでいたのだろう。
しきりに話を強請られるから、 少女に聞かせる語り口はみるみる上達を遂げた。
古い詩人のように、声の色にまで風景を語らせて、 歴史が紐付いているならば、何人も演じ分ける。]
(671) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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ほら、あそこ。街の一番高い所。 降りたての雪のように真っ白な塔が。
まるで水晶のような形で、 上の四つ空いた窓にひとつずつ鐘が吊り下げられている。 旅立ちの日より小さいけれど、あの鐘と似た金色の。
[隠しきれない透けた肌、薄くなった虹彩。
不躾に向けられる興味の視線を疎んじて、 直接、街中を歩くことはなくなっていた。
それでも穏やかに過ごせるよう、郊外に小さな家を用意して。]
(672) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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[紗をかけた窓から降るささやかな光も、 時々痛がるようにするので最後の方はずっと寄り添っていた。
目覚めの挨拶に少女の言葉は聞くことはできただろうか。
ここのところはずっと熱っぽく見え、片時も離れていなかったから、 目覚めの挨拶と言っても獣は起き通しだったけれど。 少女の額に手を当て瞳が開くのを待つ。]
(673) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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おはようございます、愛しいカリュクス。
(-908) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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[薄く、薄く。 今にも消えてしまいそうな気がしてぐっと胸が締め付けられる。
それでも、この運命でなければ出会ってすらいなかったから。 最後まで摂理を曲げる願いを星に託しはしなかった。
存在を少しでも確かにするために、 少女の透けた手のひらをそっと握り込む。]
もう一度、故郷までいきましょうか。 何も、砂しかないところですけれど。 [桜より薄い瞳に映る獣の姿も霞んでいる。 寝台から抱き上げて、黒い覆い布を被せ空を駆ける。 ぴたりと身を寄せ合ったのだから、早くなった鼓動は聞かれているのだろう。*]
(674) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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/* ごめんなさい、仕事長引きそうな気配が……! なんとか更新前には帰りたい……!!
ロル見ているだけで切ないしもう。いろいろと。 ちょっと一撃だけになってしまいますが!確定いろいろ大丈夫なので**
(-909) LMN 2016/10/23(Sun) 18時頃
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/* えへへへへへ(せんせいだいすきって顔
ただいま! わたしはおねえちゃんと一緒だからさみしくないよ! せんせいもいっしょだよ!(ぎゅっぎゅ
(-910) prin 2016/10/23(Sun) 18時頃
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/* >>-893ホレーショーせんせい おかえりなさい、せんせい。 ごはん だいじってマリオも言ってるので、 ちゃんとっしっかり食べて下さいね。
ひいええ、こちらこそ急展開にしてしまってすみません…!
(-911) かの 2016/10/23(Sun) 18時頃
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/* 恥ずかしくて潜ってる間に、せんせきてた…! うわぁぁ……お別れ哀しい。でもしあわせ
あ、あとね。お仕事行ってらっしゃいですよー。
(-912) pearlkun 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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/* そろそろ、ひとこと付しておこうか。
いちおう、 エピローグはごちそうさままで…のつもりですが いま紡いでくれているおはなしを放り投げてまで 少女を死なすのも食べるのもぼくの本意ではありません。 お相手様次第によっては、 そこまで描けずとも仕方なし!としています。 (前村も時間足りないひとたくさんだったんだ)
残った時間でそれぞれ描きたいものを どうぞたいせつにされてください。
……でもぼくは待ってるよ! みんなのいただきますとごちそうさま めっちゃ待ってるから!!!(という個人の叫び
(-913) kanko 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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―しあわせの色―
[ぴいぴい、と鳥の鳴き声がして私は目を覚ます。 その声を聞けば、すっと瞳が開くようになったのは ひとりになってすぐあとのこと、だけれどそれは、 ひとりではないからだと私はわかっている。
朝ごはんに蜂蜜をあげて、 肩の上に乗ったタマを連れて畑へと向かう。
半分だった担当が一面に変わっても 時折君のちいさな生徒たちが手伝いに来てくれるから 大変ではないんだよ。
野菜を届けて、ありがとうを貰って 帰ってくるのは私たちの丘の上の小さな家。]
(675) dix73 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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[玄関に飾られた貝殻はまるで成長の記録のように 小さい物から大きな物が並んでいて ―180cmの貝殻はさすがにまだ見つかっていないけれど―
ただいまと、おかえりを告げ、 向かうのは少女のアトリエ。
君のアトリエで四枚の海を眺めて、イーゼルの前に座る。
窓から見える庭いっぱいになったオキザリスの花。 ひとつ、またひとつとそれが増えるたび、 画板の上に花を咲かせるのが私の新しい日課。
この色はどうやったら出るのだろうか、 ここはどうしたら、と胸の内に問いかけて
滑る絵筆を握る私の手の上に 温かい掌が重なっている気がするこの時間は 一日のうち、一番好きな時間になっている。]
(676) dix73 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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[花を増やす画板の横にはもうひとつ、 新しい画板が並んでいて
まだ描きかけのそれは庭先のオキザリスの海と よく似た風景の中に佇む大小に並ぶ二つの影。
淡い桃色の海と、 突き抜けるような蒼穹と、 空気の色は――幸せの混ざるマーブルの色。
しっかりと瞼の裏にあるこの色を 絵の具で作るのはとても難しそうだけれど
その作り方を私はきっと、知っている。*]
(677) dix73 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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―*年後・廻る日―
[壁にかけられた思い出の品。>>401
その横にかけられた暦に記された印。
少女の決めた私の誕生日と タマの孵った日、 かつての少女の誕生日と ピッパの誕生日。
私の誕生日には プレゼントのノートを日がな一日眺めて過ごす。
タマの孵った日には 一緒にあの山々に赴いて、特別な蜂蜜を買ってきて。
かつての少女の誕生日には 畑の片隅に無花果の木を植えて。]
(678) dix73 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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[ピッパの誕生日には とびきり美味しい葡萄を食べて 海の中から見上げた夜空にあの歌を歌う。
そして明日、次の君の誕生日を示すその日には、 特別大きな丸が書いてある。]
(679) dix73 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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["あれから"、20年後のその日。
私は遠い約束を果たすために 君のくれた帽子と肩に乗ったタマと、"君"を連れて、 遡る汽車に乗ったら 思い出の詰まった学び舎へと向かおう。*]
(680) dix73 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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/* 待って いまいちばん泣いてるかもしれない
(-914) prin 2016/10/23(Sun) 18時半頃
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/* そしてタマくっそ長生きでいま爆笑もしている
(-915) prin 2016/10/23(Sun) 19時頃
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/* ばんごはんの香りが漂っているので、 おへんじは結構後とおもわれる!
にゃーん!(名残惜しい鳴き声
(-916) prin 2016/10/23(Sun) 19時頃
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/* 後日談一旦、できたとこまで…!! 私もごはんたべる。じゃむたべる。(きょうジャムしかくってない
>>-914 うっうっ(ぎゅっぎゅっ >>-915 鳥、寿命でぐぐったら5年、15年、30年、100年とかあってそういや鶴は千年とかいうしわかんないどうしよこれ小鳥だし短い??? モデルの鳥は其処まで長いかわかんないけど ホレーショーの卵はとくべつな卵だし少女の孵した卵だから長生きってことにしよ!(自己完結)ってなった!
(-917) dix73 2016/10/23(Sun) 19時頃
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/* こんばんは。思ったより遅くなっちゃった。 今からログ読んでお返事書いてくるわね。
(-918) 24kisouth 2016/10/23(Sun) 19時頃
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[どのくらいそうしていただろうか。 飽きることのない静かな時を裂くのは、ほんのすこし勇気がいる。>>541>>542
とくに、近頃は、 花を咲かせることに熱量を割かれるのか、妙にねむたい時間が長くなっていた]
そしたら、お祈りしたら、神さまが戻ってくるのかもね。
シルクちゃんみたいに、毎日毎日お祈りしたら、 聞いてくれる神さま、来てくれるかな?
[そんなことを望んでいるとは、思わなかったけれど。
長い一生のうちの、ほんの短い間の出来事に囚われるせんせいのことだもの。 ひとつでも、ふたつでも、みっつでも、蠍の救いになるものは多いほうが良い。
あまり、終わりを示す言葉を紡ぎたくはなかったけれど、 それは自然のことで、長い獣の一生のほんの一部のことでしかない。
これだけの言葉で、どれだけ伝わってしまったのか、あたしには分からない]
(681) iori427 2016/10/23(Sun) 19時頃
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[また、ひとつひとつ煉瓦の道を踏みしめて、湖までの道を下る。 目の前でみた湖は、神殿から見下ろしたときよりもずっと大きい。 覗き込むと、魚が影から逃げるように草の隙間に隠れたのが見えた。
手をどろんこにしながら土を掘り下げて、植えて、湖の水で洗い流す。 お花の育て方も、花畑の作り方も知らないあたしは、ただ自己流に摘んだ花を植えていくだけの作業]
ねえ、せんせい。 ここに来て良かった?
[何の気なしに聞いてみる。 何を言っても重い言葉になる気がするのは、綻びそうな花弁の所為。
この街を埋め尽くす白い花を、あたしが見ることはない。 それは知っていたことで、隠し立てもしないこと。 ただ、これからのせんせいのための花畑だと、あたしは思いながら、最後の一輪を湖畔に植えた。*]
(682) iori427 2016/10/23(Sun) 19時頃
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[最後の我儘だというその顔は、>>657 なぜか、ひどく寂しげな表情を浮かべていた。 …どうしてだろう。 俺は何か、伝える言葉を間違えたろうか。]
あ、あぁ…、なんだ? 俺の叶えてやれることなら、 どんな願いだって、聞いてやるぞ!
[困惑の中に、少し混ざる緊張。 それでもいつものように、俺は答える。]
(683) yosumi 2016/10/23(Sun) 19時頃
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[見つめた双眸には最早、晴天の青はなかった。>>659 名を呼ばれれば、おう、と優しく声をあげ、 導くように、伸ばされた手に手を重ねるが。>>660
愛してはだめ、との言葉に、>>661 思わずその手を離し、びくりと肩を震わせた。]
………っ、マリオ、?
[小さな手が、表情を確かめるよう輪郭をなぞる。 少し前まで、どうにか笑みを保っていたけれど、 今はもう、震えを隠すこともできやしない。
…だって、見えてないんだ。なぁ、そうなんだろ。 それがどういう意味かなんて、俺はよく、知って ]
(684) yosumi 2016/10/23(Sun) 19時半頃
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っ その我儘は、それは、
[別れを予感して強張る頬に、 おまえの優しさに歪む目元に、>>662 …あぁ、ダメだ。ダメなんだ。 頼むよ、マリオ。気付かないでいてくれ。
そんな願いは、聞いてやれない。>>663 もう今さら、手遅れなのだから。
……だから、さ、 おまえが気付いちまったら、 最後の我儘。叶えてやれなくなっちゃうんだよ。]
(685) yosumi 2016/10/23(Sun) 19時半頃
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[けれど。 その我儘を承諾する間も、拒絶する間もなく、]
―――――マリオっ!!
[愛さないでと、愛を込めて囁く少女は。 がくりと突然膝を折り、腕の中へと倒れ込んだ。]
(686) yosumi 2016/10/23(Sun) 19時半頃
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マリオ…! おい、しっかりしろ! …マリオ!
[まだ、意識はあるだろうか。 抱き留め、慌てて容態を確かめる。
倒れる前の瞳は、白花色。
来年も、ずっとここに居ようと言ったじゃないか。>>469 山頂に植えた桃の木の成長を見守って、>>581 そして春になったら、なったら――…]
(687) yosumi 2016/10/23(Sun) 19時半頃
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バカやろう…ッ あんなこと言われたら、 余計に愛しくなるだけだって、 わっかんねぇかなぁ…!
[……ごめんな。 おまえの最後の我儘は、叶えてやれそうもない。]
おまえの姿が見えなくても、 おまえの声が聴こえなくても、 おまえは俺の中で、ちゃんと生きてるんだ。
[愛した者に先立たれるのは、辛いから。>>661 優しいおまえは、遺された俺を想うんだろうが。>>662]
(688) yosumi 2016/10/23(Sun) 19時半頃
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