239 ―星間の手紙―
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(-57) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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……オメデトウ。正解ダヨ、ステラ。 ウン。俺ハ、ピスティオダ。
ゴメン。コンナ意地悪ナ問題ヲ出シテ。 アリガトウ。正解シテ俺ヲ見ツケテクレテ。
嬉シカッタ。 泣キタイクライニ、嬉シカッタ。 モウ涙ナンカ流セル身体ジャナイノニナ。
怖カッタンダ。 コンナニ俺ハ変ワッチマッテ、 ソレデモ『ピスティオ』トシテ受ケ入レテ モラエル自信ガナクッテ。
ソレデ、コンナ遠回シナコトヲシチマッタ。 ___________________
(-58) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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キット機械ノ手ハ冷タクテ硬イゾ。 昔ノヨウニハイカナイケド、 ソレデモイイナラ イクラデモ頭ヲ撫デテヤル。
俺ヲ抱ッコハ…… タブン、ステラニハ出来ナイナ。 機械ノ身体ハ重タインダ。
抱キ締メタッテ、抱キゴコチハ悪イゾ。 俺ハモウ何モ感ジルコトハデキナイケド ソレデモヨカッタラ、 ……俺ヲ、抱キ締メテホシイ。
約束スルヨ。ステラニ、会イニイク。 俺ハ、ステラニ会イタイ。 ___________________
(-59) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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ステラノ声ヲ聞イタ時、スッゲー嬉シカッタンダ。
事故ノアト、機械ノ身体ニ慣レナクテ ズットリハビリシテタ。
ヤット身ノ回リノコトガ 自分デ出来ルヨウニナッテキテ 仕事ニモ、少シズツ復帰シテ。
ソンナトキ、イキナリステラカラノ 通信ガ来タンダカラ。 驚クニ決マッテイルダロウ? デモ、打チ明ケル勇気ガ 俺ニハナカッタンダ。
ゴメン。ステラヲ泣カセルツモリハ、ナカッタ。 ___________________
(-60) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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……ゴ褒美。 ソレハステラノゴ褒美ジャナクッテ、 俺ニトッテノゴ褒美ダナ。
マタ、パイロットニ復帰スルタメニ、 イマ訓練ヲ始メヨウトシテタトコロナンダ。
イツカ夢ヲ叶エルコトガデキタラ、 俺ノ隣ニ座ッテホシイ。 操縦席カラ見ル宇宙《ソラ》は、 本当ニ、本当ニ、綺麗ナンダ。 ステラニモ、ソノ景色ヲ見テホシイ。 ___________________
(-61) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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デモ、ソノ前ニ。 エデンノアノ場所デ、 一緒ニ宇宙《ソラ》ヲ見ヨウ。
本当ニマタパイロットガデキルノカ、 ナーンテ少シ弱気ニナッテル俺ニ アノ頃ノ夢ヲ思イ出サセテホシイ。 ___________________
(-62) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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アト、ステラ。 俺カラモヒトツ、オ願イガアル。
ドウカ昔ノ俺ノ姿ヲ、声ヲ、 忘レナイデホシイ。
機械ノ身体ニナッテカラ、毎日怖インダ。 昔ノ自分ヲドンドン忘レテイク、 ソレガ怖インダ。
ダンダン記憶ガ薄レテ、 イツカ生身ノ身体ダッタ頃ヲ全部忘レテ、 完全ニ機械ニナッチマウンジャナイカッテ。 ……オカシイダロ。
俺ガピスティオデイラレルヨウニ、 ドウカステラハ、昔ノ俺ヲ忘レナイデクレ。 ___________________
(-63) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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……ズイブント長ク喋ッチマッタナ。
ジャアナ、ステラ。 アノ想イ出ノ場所デ、マタ会オウ。 ___________________
(-64) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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END ___________________
(-65) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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/* タイムアップだ……あとはエピでしゃべろう。 時間が……足りない……!!!!
(-66) 2018/04/28(Sat) 22時半頃
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/* ピスティオが機械と知ったときと リザが機械と知ったときの 俺のテンション違いすぎねえ……?って思ったけど リザはやっぱり一度死んでるっていうのがな
(-67) 2018/04/28(Sat) 23時頃
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[ルシフェルを起動し、デスクの前にちょこんと座る。 新しいメッセージは1件。 けれど、決して短くはないそれをじっくりと聞いていた。
ひょこひょこ、と耳のようなものが動く。 ちょうど頭でも撫でられた時のように。
何となく、撫でられたような気分になっていたからだ。]
私の頭の位置はちょうどいい、なんて よく言われていましたね。
どなたの手もやさしくて、あたたかくて。
[ここに来てからは得られていない感触を思い出すように、 目を伏せてじっと思いを馳せていた。]
(56) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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キャンディさんに会えたら、頼んでみましょうか。 この短い髪でも似合う髪飾りを着けて貰えるかどうかを。
[結ぶのは無理でも、ヘアピンくらいなら大丈夫そうか。 ふんわりと丸まった毛先を掌で触れながら、 これでお揃いですね、なんて笑ってみたかった。]
そういえばあの時の髪飾り、 ちゃんと手元に戻っているのでしょうか。
[暗い通路では追い付けなくて手渡せなかった星屑の飾り。 ピンク色の可愛いそれは落とし物センターに預け、 見つからなかったと戻って来なかったから大丈夫だとは思う。
問題は、あれをまた着けているかどうか、だ。 薄気味悪い記憶と一緒に捨てられていたのならば、 本当に悪いことをしたと きゅうっと目を細めていた。]
(57) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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いっぱい呼んでみれば慣れるんじゃないですか? 私への通信や、通信していない間も……は、おかしいですね。 でもうちの特産品にステラと名前を付けてしまえば、 とってもいい練習台になると思うんです。
うちの砂は光を溜め込める性質があるらしくって、 定期的に光を当ててさえいれば半永久的に光るそうです。 海の中にも敷き詰めたら淡く底が光るかもしれませんね。
でも、普通にシャワーだとすぐなくなってしまって。 最初の頃は、シャンプーを泡立てたりするのも大変でした。 保湿クリームを塗ったりしないとがびがびしてて、 しっかり対策しないと肌も髪もすぐにダメになりそうです。
綺麗な物を好きな人はどこにでもいますからね。 わぁ……おっきい宝石はインテリアにも出来ますし、 アクセサリーも大きい物の方が喜ぶ人もいるでしょう。 赤いハートだったら、ペンダントにしたら似合うでしょうか。 私は服も白いのでとても映えると思います。 水色のお星さまなら髪飾りか、イヤリングでしょうか。
(-68) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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出来たら、是非、キャンディさんに見立てて貰いたいですね。 私では髪を結んだり付けたりがとても下手くそなので。 ペンダントなら自分でも付けられるかもしれませんが……。
キャンディさんに似合わないなんて色、あるんですか? 私はどんな色か見当が付きません。 ああ、琥珀とかの深い色だと沈んじゃいますね。
………………いいんですか? 届かないならその時はその時ですが、 また会えた時、直接貰いに行きたいと思います。
折角の贈り物なんですから、 キャンディさんに着けた姿を見てもらいたいです。
[声が弾んで、弾んで、かたんとデスクの物に触れた音が入る。 ひゃあ、という慌てた声に続いて雑音が数秒程。]
(-69) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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とても、とても素敵な空間でした。 離れなければならなかったことをとても悔やんでいます。
でも、私は思うんです。 こうしてお話しする期間が空いてしまっても、 あの時のように変わらずお話出来るのは良いことだ、と。
そうですかね。誰ですか、それを言った人は。 女性に酷いこと言うなんて、「めっ」としたくなりますね。
[実際にも腕を振り上げる動作をして、衣擦れの音が混ざり。]
あー…………その、 おねえちゃん、と、 呼んでも、 良いのかなって こう、考えていまし、た。
格好良いキャンディさんにおねえちゃんは、どうなんだろうと。
[照れ臭そうに、戸惑うように。 そこから言葉が続かずに、また今度!と通信を切った。]
(-70) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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[この海の星のあちこちを歩き回ってアクティブに研究をするパパとママとは、 離れていても顔を見て通信ができる。 二人は困ったような笑みで告げた。もう2、3日だけ帰るのが遅くなる、と。
朝ごはんを終えた頃にそんな会話があって。 起きたばかりだというのに不貞腐れた顔でベッドに戻ってそうして今に至る。
お目当ての魚が採れないのが、帰れない理由らしい。 本当に2、3日くらいでどうにかなるんだろうか。 そう思ったのを皮切りに、よせばいいのに想像は良くない方へと膨らみはじめた。 あの異常におっきなクジラに、 パパとママのお目当ての魚を食べつくされているんじゃないか。 そうとも知らずパパとママはずっと魚を追い続けそして……]
(58) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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…………あーもうやめやめっ
[それならそれでいつも通り過ごせばいいじゃん、と]
ハァイ、ルシフェル。 新しいメッセージが来てるかどうか確認したいの。
[もはや日課となったことにとりかからんとする、 その声は明るさをとりつくろったものだった]
(59) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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[録音終了ボタンを押し、勢いのままに送信。 顔に手を当てると少しばかり熱を持っている気がした。]
……お化粧とか、 教わった方がいいんでしょうか、ね。
[まだ必要ないんじゃないと言われ続け、もう数年。 成長の兆しがないのならしてもいいのかもしれない。
自分の部屋にも置いてある、特産品の小箱を撫でて またアルバムを捲って思い出に浸り始めた。]*
(60) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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[届いていた2通のうち、先に聞いたのは、 広くて静かで深いところにいるというひとからのもの。 聞いているうちに思い出すことがあった。 海の星に来てから一度、独り言で済ませるつもりだった己の声を、 間違えて電子の海に流してしまったこと、である。
送信相手はルシフェル任せにしていたから、 誰に届いたのか本当にわからない。 一応後でお詫びのメッセージも同じところに送ったのだが、 その後一切お返事がなかったので、すっかり忘れていたのだが……、 巡り巡って、今度は彼が気まぐれに流したメッセージがクリスマスの元に届いたらしい]
(61) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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[彼の声に聞き覚えがあると感じたのは、 こっちが記憶の海に埋もれさせてしまっただけで、実は彼のメッセージを受け取ったのはこれが初めてではないからなのか、 あるいは実はどこかで会ったことがあるのかはたまた単なる気のせいだったのか。 謎は残る。しかし零れた感想は別のものだった]
むむ、……ちょっと恥ずかしいわね。
[詩人ではないクリスマスが、 かつて詩人になったつもりで語った海の話を聞いた人から、 まさかあんな感想が貰えるとは思いもせず視線を宙に彷徨わせていた。
しんみり、聞き入る。 宇宙のどこかにいるその人の言葉は、 暗いところを照らすほのかな灯りのようにクリスマスの心を照らしてくれた]
(62) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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ハァイ、こちらクリスマス。
お返事ありがとう。 私ったら前にあなたにメッセージを送ってしまっていたのね。 その、あれは正直声でつけた日記みたいなもので、 誰かに聞かせるつもりなんてちっともなかったのよ。 もはや日記でもなくて自己満足のポエムよ……!
…………ほんと、語るんじゃなくて映像を見せることができればよかったのに。 そうすれば、…海の青にもいろんな種類があるんだってことを、 どう言葉にするか悩まなくても済むのに……。
(-71) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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…………パパとママ、今日帰ってくるはずだったのに帰ってこれなくなっちゃった。 この声があなたに届くころにはまだひとりよ。
……海は好きよ。ずっと憧れてた。 だけどこの海がパパやママといられる時間も奪っていくって考えると泣きたくなっちゃう。 そんな風に考えるのはイヤなのに。 ……なーんて、誰にも言ったことなかったのに、 まるであなたは全部わかってたみたい。私が望んでることが。
ね、さっきも言ったけど、 この声があなたに届くころにはまだパパとママは帰ってこないから。 お返事を、ください。あなたの住んでいる星のこととか、 静かな星に来る前は何をしていたのかとか、そんな話だけでもいいから。 そうすればずっと穏やかな気持ちで海を見られる気がするの。 寂しくないから。パパもママも、海にすむ生き物も責めないでいいから。
(-72) 2018/04/28(Sat) 23時半頃
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そ、それで、もし、もしあなたさえよければ、 宇宙の誰かさんどうしじゃなくって、えっと、その、
お、……お友達になってほしいの!
顔も知らないお友達ってちょっとヘンな感じだけど。……ふふふ。
お返事待ってるわ。じゃっ!
(-73) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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はろー、ステラス。 ステラスの外見を、僕なりに想像してみたんだけど、ふわふわのキノコになったよ ほんとうに、抱きしめてみたい ここだけの話だけど、僕は昔から温かくてふわふわの生き物に弱かったんだ
君もエデンにいたんだね もしも、僕と近い時期にいたとしたら、エデンにいたいつも寝ている大きな犬は知っているかな たまに、誰もいないときに彼を抱きしめて、もふもふのおなかに顔を埋めるのが好きだった 移民船に乗るときは少しだけ別れが辛かったな もうずいぶん経ってしまったけど、今も、元気にしているんだろうか
(-74) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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彼のふわふわのことを思い出したら、少しだけ泣きたくなってしまったな こことそちらはどれだけ離れてるんだろうな きっと、遠く離れているんだろうな
それでも、通信は今回もとてもクリアに届いているよ こんなふうに君と話せるのが、改めて不思議だと思う ルシフェルを作った人も、僕と、同じような気持ちを味わったことのある人なのだろうか 遥か遠くを思って、もどかしさの中で、声やメッセージだけでも、どこかの誰かのもとへ、と。
そうだね 今後もちゃんと届きますように これからもずっと、メッセージが僕と宇宙を繋げ続けてくれますように
ステラスへ フェルゼ
(-75) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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― 地下52階 彼女の居る部屋 ―
[あの映像を見た次の日は、いつも、ここを訪れたくなってしまう。 それほど彼女は心もとない、儚い雰囲気の女性だった。
エレベーターの扉が開く。 地上1階と同程度の小さな暗い部屋の最奥に置かれた装置から、仄青白い光が漏れているのが見えた。 エレベーターから降りると、真っ直ぐそちらへと向かった。
置かれているのは冷凍睡眠装置だ。 装置の窓から、安定した白い光に包まれて眠る、映像記録より少し年を取った彼女の穏やかな表情が見えた。
装置の近くに置かれていた、音声記録装置の再生ボタンを押す。]
(63) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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『こんにちは、どこかの誰か。 数年前、私はこの星で一人になりました。 年上の人たちから徐々に、皆の身体は弱っていき、ある日、目が覚めなくなるのです。
原因はウイルスでも細菌でもないことはわかっていて、きっとこの環境の何かしらのせいなのだという所までは突き止められましたが、この星から出る手段はないため、研究はそこで終わりました。
皆は、私が最期まで穏やかに過ごすことが出来るよう、生活を維持できる手段を出来うる限り万全に、強固にしていってくれました。
でも、私はそれで安穏と過ごし、死ぬことを良しとしません。 私は皆を信じています。 だからこそ、この装置に入ることを決めました。 誰かが私を見つけるまで、きっとこの装置は稼働し続けてくれる事でしょう。
そして、私は人の力を信じています。 ここに、たどり着くような力を持った人が現れることを信じます。』
(64) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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『これを聞いてくれている方。 私には、貴方に話したいことが沢山あります。 ここでしかできなかった、ここでしか起こり得なかった物事を伝えることが、他の星に住む人々、そして、私たちすべての故郷である地球の復興にすら役立つことを、ある程度確信しています。 経験をもとに、この星の外でも、したい研究が沢山あります。
是非、わたしをここから連れ出してほしいのです。 私は宇宙を、もっともっと知ってみたい。
一人、眠りにつくことは怖くありません。 希望だけが、私のこころを満たしています。』
(65) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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[彼女の声に込められた希望はあまりにも重すぎて、自分には彼女を起こすことは出来なかった。 彼女を起こしたところで、状況は、彼女が眠る直前と何も変わっていないのだ。
あと何十年、いや、何百年、何千年もたてば、きっとここを訪れる人間が、あと一人くらいは居るだろう。 彼か彼女かが、眠る彼女の際限のない希望を満たしてくれることを祈り、暗い部屋を出た。
さあ、上に行って、今日もルシフェルを起動させよう。 自分と宇宙をつなぐ細いけれども確かな糸**]
(66) 2018/04/29(Sun) 00時頃
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