155 【身内】砂煙の村
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 08時半頃
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[いたずらして怒られるっていうのは、今までも結構あったから 冷たい声で呼ばれるのだって 慣れてるはずなのに。 それなのにどうしてこんなに胸が痛むんだろう。
そんな声で呼ばないでって いつもみたいに呼んでって 言いかけたのに、結局形にはできなかった。 ぼくって いつからこんなに、おくびょうになっちゃったのかな ]
……なに、それ
[目の前でため息をつくなんて、失礼じゃないの。 ぼくが傷つくって、ちょっと考えればわかるでしょ。 そんなに 呆れなくたって、いーじゃん、 ]
(-56) 2015/04/10(Fri) 09時頃
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……ッい゛! った!?
[ふり上げられる手に反応するのは、ちょっと遅れちゃった。 多分 抱きついてなければ避けられたんだろうけど。
腕はおじちゃんの体に回してたし、手を止めることもできなくって ちかちか する視線をあっちこっちに飛ばしながら なんで殴るのって 混乱してたら、そのまま引きはがされて
かごを乗せられる頃には、それもおさまってたから 痛む頭を動かすこともできずに、ただ おじさんを睨んで
――でも 続いた言葉に、自分でもびっくりするくらい、動揺しちゃった ]
……ゃ やだ、 やだ、ごめんなさ い、
[口から出たのは、ありがとうじゃなくって ごめんなさい。 ただでさえ涙目だったのに、今はもうそれどころじゃないよ ]
(61) 2015/04/10(Fri) 09時頃
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[返事をうながされたって、上手く言葉が出てくれなくって ぼろぼろ こぼれる涙を、ぬぐうことも思いつかない。 だから 目の前にあるはずのおじちゃんの顔だって、どんどん見えなくなっちゃう。
あやまればいいのか、お礼を言えばいいのか それもわからなくって、ただ ごめんなさいとありがとうをくり返すだけ。
涙のまじった声は、ちゃんと形になったかわかんないけど ]
やだ、 きらいになっちゃ やだ!
[だだをこねるみたいに言って、 引きはがされたばっかりの体に腕をのばす。 そうしたら、そのままぎゅってしたいんだけど……ゆるしてもらえたかな ]
(62) 2015/04/10(Fri) 09時頃
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[睨まれれば、また 胸がズキン、って 痛んで わけもわからないまま、ただ こくこく うなずく ]
しない、さわんない から だから、やだよ おじちゃんがだめっていうなら しないから おじちゃんのいいつけなら なんだって、まもるから
だ だから き、きらいに ならないで……!
[もう ほとんど絶望した気持ちで 嫌われちゃうって、そればっかり考えて 言ってることは、自分でもかなりしりめつれつ だと、おもうけど ]
おじちゃんにきらわれたら、ぼく しんじゃう、
[だって、他にどうやって言えばいいか わからないんだよ。
……ねえ、どうしたら ゆるしてくれるの? ]
(-58) 2015/04/10(Fri) 09時半頃
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/* マジで嫌いになられたらこいつおじちゃんの前で死ぬくらいはしそう。。。っら。。。
(-57) 2015/04/10(Fri) 09時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 09時半頃
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/* ていうか広場でこんな事してていいんですかね……
(-59) 2015/04/10(Fri) 10時頃
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――むかし? そう、だったかな――……、ぁ、
[何かを思い出した、そんなフードの少女の声>>47に釣られるように、ぼんやりと蘇るいつかの記憶。 じわりと浮かび上がってくるのは、突然向けられたレンズの煌めきと、軽快なシャッターの音。自分はどんな反応をしていたっけ。]
………また、格好悪いところ、 みせちゃった、…かな。
[自身の姿をフィルムに残されたのなんて、初めてのことだったから――きっと先程と同じ。なんとも間抜けな顔をしていたに違いない。 そんな自分の収められたフィルムは、もしかしたらまだ、彼女の手元にあるのだろうか。]
………そうか、なら、…おかえり。 …その、おれより、もっと。 綺麗なものは、…たくさんあるから…。
[青年とのやり取り>>11>>47を聞きながら、ぽつりと呟いた言葉は、あくまで二人のやり取りを邪魔しない程度の声量。 ――正直なところ、レンズ越しの彼女の瞳に自身がどう写っていたのか、見せてほしくはあるけれど。 ……いや、でも、それを見るのも居た堪れないかもしれない。]
(63) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[それから白フードの背後。ひょこりと現れた、つい先程会話を交わしたばかりの少女の姿>>36。 僅かに唸るような声に、彼女の内心を知ってか知らずか、思わず視線を彷徨わせた。
その後彼女が野菜売りの少年に視線を向けたこともあって、自分から話しかけることは憚られたけれど。 行き場なく揺らした視界の行き着いた先。 彼女の白い足先が靴に包まれたままなのを認めれば、僅かに安堵の溜息を吐いた。
――あんなに反発めいた態度を作っていた、割には。 存外に素直で、安心したと。 ほんの少し、目元を緩ませる。]
(64) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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いや、おれの好きな花は――…
[正直なところ。陽の光に向けて真っ直ぐに伸びる鮮やかな花は、それすらも自分には眩しくて敵わない。 だけれど、妙に真面目な表情で此方を伺う彼と、一度だけ視線を合わせたなら。]
……す、き。だよ。どちらも。
ああ、…似合うと言ったら少し、語弊があるね。 きみに、…似てる。と、思って。
[そんな眩しい花も、存外 悪くないのではないかと。 それだけ伝えれば今一度彼の顔を伺って――明るい茶の髪がきらりと金に光った気がして、またすぐに、慌てて視線を背けて俯いた。]
(-60) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[そうして向き合った少年の言葉>>55。 みんなが喜んでくれるなら、なんてのも、理解はできても真似することなんて絶対にできない、から。 困ったように眉を落として、曖昧な表情を浮かべるのみ。
差し出した紙幣がそのまま受け取られた>>56ことには、確かな安堵と共に、ほう、と震えがちな息を吐いた。 不満げな声には、やはりおろおろと、視線を彷徨わせてしまったけれど。]
(65) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[受け取った紙袋に一歩二歩とたたらを踏む間、彼からの視線>>57はどうにも居た堪れない。 その気まずさも手伝って、彼への申し出を思考する時間も、自分にしては短かった、はず。]
…ほんとうに、いいのかい。 ――ぁ、…いや、ひとつくらいは持つよ。 おれだって、…そこまで非力な訳じゃあ、ない。……はず。
[親切すぎる申し出にぶんぶんと首を振って、抱え込んだ紙袋は、無意識のうちにぎゅ、と抱き抱える。 道端でよろめいておいて、今更そんな建前もあったものじゃないとは思うけれど。]
(66) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[同じように紙袋を抱えた彼女>>36の手前では、さすがにそれは――格好が付かな過ぎた。 ――どうせなら自分が、彼女の荷物を持ってあげられるような人間なら良かった。 そんな思考は、実行することはできないのだから――恨めしさと共に飲み下す。]
家!?までなんて、…それは、さすがに。 ぁ、――きみだって、 あまり、ここを離れる訳にも…いかないだろ。
………ごめん、な。
[彼の行動は自分とは違って、ひとつひとつが機敏。 並ぶ商品の山を見て唸るその姿に、燻る罪悪感はさらに増していったけれど。]
(67) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[今更どうにもならない謝罪を絞り出す間に、彼はもう気を取り直してしまったよう。 ――まったく、敵わないと。半ば畏怖めいた感情さえ抱きながら、彷徨わせた視線はひょこひょこと後ろをついて来るフードの少女>>48に。 それからその後ろから、テッドと会話を交わしていた>>53らしい彼女>>37にも。]
……あ、きみも、家。 広場の方だったっけ。 そろそろ、日も暮れてくるだろうから…。
[一緒に行かないかい、…までは、なんだか自分が出しゃばるのも違うような気がしてしまって、言えなかったけれど。 彼女がいつか飛び出したその家に、今はきちんと帰ろうとしているなら。 ――送り届ける事ができたら良いのに。
なんて、自分には身に余るエゴかもしれないのも、知ってはいる。 曖昧ではあれど自分らしからぬ提案を、勝気な彼女は聞いてはくれただろうか。]
(68) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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[そうして、自分の分の紙袋を抱えた彼に続きながら。]
――――…、あ、りがとう。
[今まで言えずにいた礼は、ひどく今更だったけれど。 白い歯を見せてからりと笑う彼の笑顔には到底届かなくとも――歪んだ口角を持ち上げて、目を細めてみせただろう。
それが、上手く"笑えている"かどうかは、理解らないから。 万に一つ、年若い女性二人に見られるようなことがあったら居た堪れない。彼にのみ向けた顔は、すぐに逸らした。
両手が、塞がってさえいなければ。慣れないことをした羞恥からか――血色の悪い肌にじわりと滲んだ熱を、隠すこともできたはずなのに。]
(-61) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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―広場付近―
[結局、同行者はどこまで増えただろうか。
自分にとってはそれなりの大所帯は――どうしても、落ち着かない。 それでも言い出したのは自分なのだから、今更逃げ出す訳にもいかなかった。 もはや体調不良なんて言葉では誤魔化せないうっすらとした冷や汗を感じながら、広場へ続く道を進んで。
――じとりと肌を刺す、異質な空気に気付いたのも、すぐ。]
…………、…?
[ばらばらと、ばらけ始めてはいるけれど――不穏な音色のざわめきを残した、まばらな人の群れ。 それからしばらく前にも目にした、青年と宣教師、ふたりの姿>>43>>45。
いくら中心部とはいえ、こんなに人が集まることなんてあっただろうか。 怪訝そうに首を傾げながら、今度は重たい荷物を崩さないように、ゆっくり一歩一歩、近付いた。]
(69) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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何か、…あったのかな。
[奇妙な混乱めいた何かを残す人々に進んで声を掛けるほど、度胸は座ってはいないものだから。 ぽつりと呟いてから――半ば助けを求めるような心地で、同行者の顔を見渡してみる。
他に会話をできそうな相手がいたなら、そっと視線を送ることもしただろうけれど。 問いかけに、視線に。どちらも例に違わず控えめなものだったから、気付いて貰えたかは分からない。]
(70) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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/* ごめんちょっとテッドくん秘話たいへんぶっこんでごめんごめん(ふるえ 何にしても冗長ではずかしいです。
(-62) 2015/04/10(Fri) 10時半頃
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/* 泣かれた!!!ふへへ泣いてくれたふへへ(げす
(-63) 2015/04/10(Fri) 11時頃
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/* はーーーーーかわいいね………籠頭に乗せたまま腕伸ばしてくるのとかもうほんとかわいいよねぎゅってしたいのかなかわいいねかわいいね………
(-64) 2015/04/10(Fri) 11時頃
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/* きみがそんなにかわいいからおじちゃん思わず意地悪したくなっちゃうんだよきみがわるいんだよはーーーーかわいい。。。
(-65) 2015/04/10(Fri) 11時頃
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[拳に伝わる鈍い感触と、坊主の目に飛び散る星(>>61)を目を細めて眺めつつ。身体を引き剥がされ、頭に籠を乗せてこっちを睨んでも何の迫力もありはしない。 拳骨を落とす刹那、どうにも傷付いたような顔を向けられた気もしたが……しかしそれも、お前さんが悪いんだろうと。
そうして仕返しに掛けてやった脅しの言葉は、予想以上に功を奏したようで。 ……少し効果があり過ぎたか、とそう思ったのは、坊主の目から痛み以外の涙が溢れてからの事。]
――ん?嫌か。ならちゃんと……、おい。
[求めてるのは礼だってのに、詫びを口にする坊主に苦笑を向けて。"ごめんなさいじゃあ無くてありがとうだ"、と続けようとした言葉は、坊主の頬を伝う涙の雨に飲み込まれた。
……そんなに必死に泣く事か。自分は同じ事を言う癖に、いざ自分が言われたら嫌だ嫌だと駄々をこねて――まったく、餓鬼はこう我儘だから苦手なんだ。 礼と、詫びと。本人ももう、どっちを言っているのか分からんのだろう。 必死なのは分かるものの、そんな心の篭らん礼も詫びも、受け取るつもりなんざありはしないが。]
(71) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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……あー、分かった分かった。分かったから、泣くな坊主。泣き止め。 ったく……これだから餓鬼は。泣けば済むと思いやがる。
[困惑と呆れを顔に滲ませ、溜息と共に片手を上げ。伸ばされた腕(>>62)には、息を吐きながら半歩だけ坊主に近付いてやる。剥がした距離は戻ったろうから、後は抱き付こうが好きにすればいいと。
坊主が抱きついてきたのなら、また息を吐いて頭に乗った籠を退かし。コツンと一度、拳骨を落とした場所を小突いてから、軽く頭を撫でてやった。]
嫌なら、最初から生意気な事を言ってんじゃあねェ。 お前さんがちゃあんといい子にしてりゃ、嫌わんでおいてやる。
[口調はそれは、面倒臭そうなものだったろうが――あぁ、実際餓鬼の子守は面倒臭い。今だってそうだ、何でこんな道の往来で、びーびー泣く餓鬼を宥めんとならんのだ。 それでも、泣きやんで貰わんと困るモンで。撫でる手だけは少しだけ優しくしてやったが……この様子だと、気付かんだろうが。]
(72) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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分かったならそれでいい。 ……あぁクソ!ならん、嫌いにならんから、少し落ち着け。坊主。
[絶望したようにただ自分の言葉にこくこくと頷く坊主を見下ろし、出るのはやはり溜息で。何を言われても大抵ケロっとしている癖に、いったい何がこの坊主の心を揺らしたというのだろう。 この歳の餓鬼というのは情緒不安定なモンだが、それを宥めさせられるオッサンの身にもなって欲しいモンだ。]
……はあぁ。大袈裟な事を言ってんじゃあねェ。人がそんなにすぐ死んでたまるか。
[死んでしまうだって、あぁ本当に馬鹿らしい。俺に嫌われたくらいで人が死ぬのなら、まずはあの俺から毎回財布の中身の大半を掠め取って行きやがるあいつは、今頃星になっているだろうに。]
――……泣き止め。お前さんは、いい子だろう。
[まったく、餓鬼の扱いには慣れていないというのに。煩く泣かれるのも、駄々を捏ねられるのも嫌いなんだと。 しかし怒鳴り散らす気にもなれず――きっと逆効果だろうから。撫でる手で触れた頭をぐいと胸に引き寄せて、坊主の頭を抱き締めてやったが……さて、こんなモンで泣き止んでくれるかね。]
(-66) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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[そうしていれば、坊主は少しは落ち着いてくれたろうか。道行く人は、俺が泣かせたとそんな目でこっちを見るだろうから、それにもまたうんざりしつつ。 ある程度坊主が落ち着けば、またふと身体を離そうと。その際に、涙で濡れた顔を手袋を嵌めた指で、乱暴に拭うくらいはしてやったろうが。]
土が付いただろう、百合を変えてやる。 今度は籠を落とすなよ。……腕を上げろ、坊主。
[再度、坊主の前で籠を揺らし。大人しく片腕を上げたなら、籠の持ち手を腕と鎖に通して坊主の肩に掛けてやる。 その際に、花粉が落ちて汚れた百合は籠から引き抜き。百合を抱えながら煙草を一本口へと咥え、火を付けたのなら百合の代わりとばかりに片腕を差し出した。]
ほれ、行くぞ。……もう泣かんでくれよ。 これ以上、変な目で見られるのは御免だ。
[差し出した腕を軽く揺らし、鎖を指に引っ掛けて。百合を片手にまた来た道を戻ろうと、進みだす。 もっとも、坊主が進もうとしなければ。出した足を止めて、振り返りはしただろうが。]
(73) 2015/04/10(Fri) 12時頃
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/* もーーーーほんとこの人ずるい。。。おとなはずるい。。。
(-67) 2015/04/10(Fri) 12時半頃
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[おじちゃんは、ズルい人だと思う。 ぼくがおじちゃんをすきだって、わかってるでしょ。 なのに、どうしてこういうことを言うんだろう。
ぼくから言うのと おじちゃんから言うのと 全然、ちがうんだから。 八つ当たりみたいに考えるけど、もちろん 口にはできないまま 今のぼくに 言えるのは、ごめんなさいとありがとうだけ ]
…………ぅ ご め なさ……、
[泣けばすむなんて>>72思ってないよ。 ぼくだって、すきで泣いてるわけじゃないんだから 泣かしておいて、そんなこといわなくてもいーじゃん。
……そう 思うんだけど。 いつも言えてたからかうような言葉だって 今は なんにも、言えなくっちゃう。 だって ほんとに嫌われちゃうかも しれないし ]
(74) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[あぁ、ほんとうにズルいんだ。 近づいて、抱きつくのを許してくれるくせに ……そっちから 手をのばしては、くれないんだから。
たばこと お酒と。あと ほんのすこし、お花のにおい。 抱きついてすりよった体からは、ぼくの落ち着くにおいがする。
ぎゅ、って 腕を回しても、こたえてはくれない。 でも いいよ。我儘なんて言わないから、せめて そばにいてね ]
ほ んと、う? きらいに、ならない? うそじゃ ない?
[こっそり おじちゃんのお洋服で涙を拭きながら、こづかれたり なでられたり。 ほんのすこし落ち着いたから なんだかいそがしい人だなって 他人ごとみたいに、考えてみたり ]
(75) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[優しくなでてくれる手には、気づいてたから おじちゃんの体に顔を押しつけながら、こっそり 目を細めて
いいこにしてて"きらい"にならないなら どうやったら "すき"になってもらえるんだろう。
それとも、そんな我儘 言っちゃだめなのかな。 それなら、どうして優しくしてくれるんだろうって ……ほんのすこし、それが痛くもあったけど ]
(-68) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[嫌いにならないって言ってもらえたら、ようやくおじちゃんを見あげて ため息をつかれても、今回ばっかりは睨むこともできないよ ]
…………ぼくは しぬもん。
[嫌われたら、おじちゃんに触ってしんでやる なんて 流石に怒られそうだから、言ったりはしなかった。 でも 多分ぼくは 嫌われたら、ほんとにそうするんだろうな ]
ぅん いいこに するよ だからぜったい、きらわないで ね。
[すきじゃなくてもいーから、って そう、言おうと思ったんだけど ――あぁ、やっぱり 言えないや。
そうして、頭を抱きしめられたら さっきまで ずきずき 痛んでた胸が、今度はどきどきしちゃって うれしいのか びっくりしたのか、よく わかんなくなっちゃう ]
(-69) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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[ぴったり 寄りそって、おじちゃんの心臓の音を聞いてたら どきどきするのに、すごく 落ちついて
だから ずっとそのままでいたかったのに 結局おじちゃんに 離されちゃった>>73 ]
……、ぁ……
[離れたくないけど、でも しょーがない。 らんぼうに目をふかれながら、わかってても 思わず不満そうにおじちゃんを見て
かごを肩にかけてもらったなら、ちいさくお礼を言いつつ 視線は、おじちゃんの持つお花の方に ……別に、かえてくれなくっても いいのにな ]
ぼくといたら どうせ へんなめでみられるよ。
[ぐしぐし 袖で顔をふきながら 呟いた言葉は、届いたって困らせるだけなんだろうけど ]
(76) 2015/04/10(Fri) 13時半頃
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