270 「 」に至る病
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今日の予約はまた若いな。 15って何の話が合うんだろうな。
[申し送りされてくるのは身体の真ん中、重要な臓器に難題を抱える少年。紹介元の病院から受け取った患者のデータには、身体も精気も薄い写真が添付されていた。>>44
生憎200年以上昔のことは忘れてしまったし、そもそも若い患者はあまり此処を訪れない。若ければ若いほど治療に意欲的なものだ。夢も未来も諦めて辿り着くには早すぎる。
カルテとペンを用意して、診察室のソファを見下ろす。 カウンセリングも同じ場所で行う為、座り心地には気を使っているが、子供が心を寛げさせるようなものはない。]
(84) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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―― 夜・街中 ――
[リンディンには夜空を飛ぶ影がある。 正確には跳ぶであるが飛んでいる本人は認めない。
漆黒のマントを纏った姿は理想的な"吸血鬼"。 どうして夜に飛ぶのかと問われれば、 『その方が吸血鬼らしい』と真顔で答える始末である。
カメラを片手に"吸血鬼"視点の写真を撮影する。 唯一持ち合わせている高い身体能力を駆使して 屋根の上を伝い跳ぶ。
普通の人間には見れない景色を見ていることは 作家としての強みであった]
(85) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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んー、
[少し考えてから、時計を確認した。 少年の来院までまだ時間がある。
窓から外を臨めば、柔らかい風が丘を撫でていた。*]
(86) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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[とある日のとある夜。 何時ものように夜空を飛びまわり撮影を重ね >>81とある倉庫の上に降り立った。
古い倉庫は屋根も壁も襤褸であり リンディンの街に相応しくない建物だった。 何れは再開発の波に呑まれ消えていくのだろう。 そう考えると資料として残す価値はあるかもしれない。
珍しく興が乗ったジャーディンは 倉庫を撮影して回ることにした。
屋根の上から撮影が終われば屋根から飛び降り地面に着地する。 下から見上げるアングルで外観を撮影して回り 一周すると扉に手を掛けた]
(87) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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[『めきょ』などという金属が拉げる音がして扉が開く。 どうやら鍵が掛かっていたようだが "吸血鬼"の前には無力である。
中を覗きこもうとしたジャーディンは 背中へと手を回すと振り下ろされた鉄棒を掴んだ。 振り返ると驚いた表情の男が居り額に青筋を立てていた。
無言の一撃は"吸血鬼"でなければ 下手をすれば死んでいたかもしれないものである。 三百年も生きていれば気配くらい気づけるし、 ある程度の喧嘩も出来るようになるものだ。
"吸血鬼"的には愚かなる人間に対しては シリアナから鉄棒をぶっ刺して地面に刺すのが 正答ではあるがそこまでやってしまうと 過剰防衛だと言われ法律的に裁かれてしまう]
(88) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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グスタフは、診察室に81(0..100)x1本の白い野草を飾った。
2019/10/05(Sat) 21時頃
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……世知辛い世界に噎び泣き 黒い悪魔の様な法律に感謝しろ
[宣告の言葉と共に顎を掌底打ちし脳を揺らして気絶させる。 周囲には物音に気付いたのか知らないが 何人か近寄ってくる音がしたので同様に意識を刈り取った。
そうして年齢の異なる男たちを川の字に並べると ジャーディンは躊躇なく全員のズボンを下ろして ベルトで後ろ手に拘束し草むらから生えるしめじを並べて放置した]
(89) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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[倉庫の中に入ると意外にも誰か住んでいる雰囲気があり、 広い敷地の所々に毛布やブルーシートで 覆われた囲いがあった。
ジャーディンは変わらず珍光景を撮影して回る。 そうしていると地面に大きな蓑虫が転がっていた。 麻縄で簀巻きにされているのはどうやら少女であり、 拉致されてきたとしては身形が汚らしく 外のしめじたちの仲間のようにも見える]
今時簀巻きとか前衛的すぎるな
[そう呟くとシャッターを切っていき、 簀巻き少女の資料を入手していくのであった*]
(90) 2019/10/05(Sat) 21時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/05(Sat) 21時頃
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/* しめじひどくない?????
(-20) 2019/10/05(Sat) 21時半頃
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[その日も、日々積もっていく刹那の続き、いつもと変わりない日常のはずだった]
は?嫌だわ
[働く気がないのに早起きだった。 午前中、ドミトリーの共用スペースで3日前の新聞を眺めながら一服していた。 そこへたまたま、持ち込みの”仕事”がやってきた。 一つずつはさほど低い確率ではなく、 たまたま それらが巡り合わせただけ]
今日はやる気ない
[長い前髪の下から、顔見知りの男を見上げた。 他を当たれと言わなかったのは、今日は働く気なかったけどやる気を出させてくれるならいい、という意思表示で]
(91) 2019/10/05(Sat) 21時半頃
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─ 路上 ─
ダウンタウン方面か。ふぅん
[バイクにまたがって、小包を受け取った。 急ぎの配達の依頼、 正規のメッセンジャーを呼び出す時間が惜しいのか、中身に問題あって頼みたくないのか。 ツヅラは中身に興味はなかったが、報酬の他に昼食代と、なんだかいう地元の作家の小説一冊で手を打った]
……じゃ行って来るわ
[エンジンの回転数が上がる感触と音。 タイヤが路面を噛んで、走り出せば革のジャケットが都会の風を受けとめる]
(92) 2019/10/05(Sat) 21時半頃
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[古いけれど、そこそこの馬力と頑丈な骨格が売りのバイクを繰って、目的の住所へ。 渋滞するストリートを避け、裏路地を飛ばして。 車両通行止めの階段は縁を駆け下りて まあ、自転車を使うメッセンジャーよりは速いだろう。
チャイナタウンを抜けて、スパイスの香りのする店の角を蹴るように曲がり、一方通行の暗く湿った道を走り抜ければ、広い路へ戻って来る]
(93) 2019/10/05(Sat) 21時半頃
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ち、邪魔
[目的の建物の少し手前、黒塗りで図体のデカい車が塞ぐスペースに舌打ち。 高級車すれすれの真後ろにバイクを駐め、外したメットをハンドルに引っ掛けた。
指定の時間には間に合っている。少し早すぎたくらいだった。 尻のポケットから烟草を抜き出して、唇の端に咥えた。擦ったマッチは用が済めば、携帯灰皿にねじ込んで**]
(94) 2019/10/05(Sat) 21時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/05(Sat) 22時頃
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― 今から二百年前のお話 ― [シャンシャンと鈴の鳴る音が遠くから聞こえる。 窓の外に飾られたキラキラの飾りはとても綺麗。 ターキーを、ケーキを、ご馳走を焼く匂いがする。
「クリスマスおめでとう、パパ!ママ!」
「いい子にしていた私の可愛いぼうや。 サンタさんがきっと素敵なプレゼントをくれるわ」
「たくさん遊んだらゆっくりお休み。 愛しているよ、お前は私達家族のの宝物だ」
お祝いをする声が遠くから聞こえる。 温かな声、幸せそうな声、 愛された子供と優しい家族の幸福な一場面]
(95) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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[ ――でも、その中にいつも僕はいなかった。 いなかったよね。父さん、母さん。
家の中に設けられた僕の部屋。 夥しい本と武器と菓子に囲まれた”独房”の中。 僕は使用人が放り投げた鼠の生き血を啜り窓の外を見る。 (ドアも窓も、僕が外出できないよう施錠されていたけど)
世界の福音は遥か彼方、僕の元へは届かない。 でも、ねえ、お願いしたら叶えてくれるかな、ねえ?]
サンタさん。僕、今年はとびっきりいい子にしてます。 勉強もいっぱいしました、両親の言いつけも全て守りました。 そうして全ての人々の幸せを祈り続けました。
だから、ねえ――、お願い、サンタさん。
[吐息を吐けば室内だというのに寒く、息は白く。 香る匂いは今しがた啜った鼠の血の生臭さ。 (それでも、命を捧げてくれた君を儚く想う)]
(96) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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僕に友達をください。
[祈り続けて幾星霜。 ああ、叶わない、敵わない。
世界の全てが僕を否定し拒み続けた。 (それでも、僕はやっぱりこの世界が案外好きで)
誰からも愛されず、求められなくても。 やっぱり僕は諦めきれなくて、 たくさん勉強したノートの端、 そこに僕は僕だけの”友達”を作り出した]
(97) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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君は可愛い女の子。 ピンクのおさげ髪に眼鏡をかけてる女の子。 甘いものが好きでよく食べてて、 ……そう、僕とも一緒に食べてくれたよね。 それから、いつも公園で日が暮れるまで遊ぶんだ。 何があっても君は僕を見捨てない。 何があっても君は僕を裏切らない。 大切な大切な、ずっと傍にいてくれる僕の友達。
[(――ええ、そうよチトフ。私の大切なお友達) どこからか、声が聞こえた気がした。
だからああ、やっぱり君はそこにいるんだって思えて]
(98) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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[大切な友達だもの、名前もつけてあげなくっちゃ。 何がいいかなぁ、いいかなぁって考えて]
……アリス! アリスにしよう! 僕の大切な友達。
ねえ、ねえ、これから先もずっと一緒にいようねぇ。 どこまでもどこまでも。 ずっとずぅぅーっと、僕ら一緒なんだぁ。
[(ええ、そうね。チトフ。私達ずっとずっと一緒よ)
ふふって楽しそうに笑って、 さらさらと僕はアリスと僕の物語を本に壁に書き綴る。 (寂しい石壁も、経済学の本も軍事書も!) そうしてやがて僕の中に築かれる。 誰も踏み入れない永遠の理想郷が]
(99) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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[世界の全てに拒まれ、否定され続ける日々。 でも、それでも。 僕にはアリスがいるから生きていけた。
アリスは僕の光、僕の希望。 僕の――僕だけの、永遠の友達。*]
(100) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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── 余命宣告から明けて ──
[『残りの人生を好きに過ごしたい。』
漠然とした息子の願いに、両親は困惑していた。 無理もない。彼らからしてみれば息子は体調を除けば 何ひとつ不自由のない生活をしていたから。
幼体に鞭打って働かせることもなければ>>22 寒空の下に放り出したこともなく。>>33 莫大な治療費を惜しげもなく支払い、 希む前にすべてを与え、尚、顔色を窺っていた。
不運な星の元に生まれた吾子が 少しでも幸せに暮らせるようにと。
彼らにとっての"正しい愛情"が、 ただでさえ浅い呼吸を更に圧迫しているとも知らず。]
(101) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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/* やるせなさとか、寂寥感とか、どうにもならなさとか。 そういうものを大切にしたいので、最初は絆を育んできたいんですが既にフェルゼくんを抱きしめたい。
(-21) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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[とはいえ、自身でもじゃあどうしたいのか、 具体的な願望はすぐには浮かばなかった。
ほぼ休学に近かった学校へ行こうか。 勉学以上に、遅れた交友を取り戻すのは憂鬱だが ずっと家にいて、専用の看護師や家庭教師から 監視と機嫌伺いと、億劫な視線を貰い続ける生活は 病院のベッドで過ごすよりも気詰まりして、退屈だ。
残り僅かの時間の過ごし方を考える中、 主治医から紹介されたのは「アルブレヒト医院」>>32 診療案内を見るに、如何にも匙を投げられた患者の 終末医療、といった印象を受けたが。]
ここなら、うちが持っている別荘からも近いし ……行ってみようかな
[一時の退屈凌ぎくらいにはなるだろう。 それに、最先端の設備が揃う都会の大病院しか 知らぬ身として、個人経営の病院に少し興味があった。]
(102) 2019/10/05(Sat) 22時頃
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── アルブレヒト病院 ──
はあ、……っは… あ、の、 …藪医者め…
[別荘から歩いて行ける距離、に間違いはなかった。 ただし健常者に限る。 道中になだらかな丘があるとは略式の地図から 読み取れず、運転手を置いてきたことを後悔した。 ──が、退き返せはしない。 そんなことになれば不承不承、緩んだ過保護が 更に厳重なものになると目に見えている。
息が切れる度に立ち止まり、滲む脂汗を拭い、 田舎独特の柔らかな風を受けて睫毛を伏せる。>>86
目的の建物は少し前から視界に映っているのに 全く近づいている気がしなかった。]
(103) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[曇天を、ただ見つめていた]
(104) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[零れてくる雨粒に目を細めて、鉛色の空を仰ぐ。
指先を動かす力すら既になく、 天から零れ落ちる涙をただ無気力にこの身に浴びる。 体が凍えるように冷たくて、震えが止まらない。 肌に張り付く濡れた亜麻色の髪が、 今はただうっとおしかった。
今年の冬を越せないであろうことは、 なんとなく分かっていた。
それでも、こんなにあっけないものかと あたしは他人事のように思う]
(105) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[僕のアパートメントがあるのは、いわゆる中流層の住宅地。 富裕層と貧困層に挟まれた場所に位置する公園は、今日も穏やかに時間が過ぎていき。 散歩から帰ってきたのは、一時間半ほど経った頃。]
……ただいま。
[返事をする相手の居ない部屋に帰ったなら、調理器具のないキッチンへ向かい。 ドッグフードを用意しながら、ふと。]
(106) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[華やかな大通りから外れた路地裏で、 血反吐を吐きながら息絶えてゆく。
――なんと惨めな最期だろう!
そんな自分の身を嘆く気力すら 今のあたしには残されていなくって、 すべてを諦めていつまでも曇天を見つめていた。
だから、知らない女の人の名>>63で呼ばれて 「大丈夫かい」>>64と彼に声を掛けられたときも]
(107) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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("...The cloudy sky disappeared.")
(108) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[あたしは彼の影で空が見えなくなったことにしか 意識が向かなくって、何の反応も示さなかったと思う。
ふわり、と身体が浮き上がる感覚。 自分が抱きかかえられたことに気付くのに しばしの時間を要した]
……ないてるの。
[なんで、あたしはそう思ったんだろう。 あたしの頬を伝う雫も、彼の頬を伝う雫も きっとただの雨粒だっただろうに。
それでも、彼の「死ぬな」>>66という声が 泣きそうなほどに悲しい響きに満ちていたから あたしはハッと息を飲んだんだ]
(109) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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[首筋を噛まれた痛みすら、もう感じなくて。
どうして彼があたしを 助けようとしてくれているのかも、分からなくて。
ただ。伝わる振動が、彼のあたたかさが、 あたしを助けるために彼が必死になっていることを 何よりも雄弁に物語っていた。
不思議な人だなあって、 あたしは虚ろな瞳でじっと彼を見上げる]
(110) 2019/10/05(Sat) 22時半頃
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