241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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生憎だけれど、 屋上ピクニックがしたいだけなら、ふたりでどうぞ。
[こちらは、たまたまジリヤを見かけたから声をかけたまでのこと。一緒に、スナック菓子を囲む義理はない。
だから、それだけ言えば、さっさと立ち去ろうと。 ──いや、けれど、ちょっとした置き土産ぐらいはしていってもいいかもしれない。]
(@120) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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[彼女たちには気取られぬよう、指を背に回して、ぱちん。 少女たちの背後、屋上の扉に隠れるように、サソリ型のノイズ<スコーピオン>を1匹、召還する。 前に鋏、尾に毒針を持っており、その毒針に捉えられれば、たちまちのうちに毒が回ることだろう。
死神が去れば、1匹のサソリは、静かに少女たちに這い寄るはずだ。 ……とはいえ、遮るものもない屋上だから、サソリが動き始めたら、流石にすぐに気付けるかもしれないけれど。 ただ、ミッションが終わったからといって。 呑気にスナック菓子を食べて談笑していたら、うっかりすることもある──だろうか**]
(@121) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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[気のせいか、顔色の変わったシュンタロの様子>>433 を少し怪訝に思いはしたけれど理由はわからなくて。]
えぇ、約束するわ。
明日…どこにいてもシュンタロの事、絶対見つけて 返しに行くからね。
…だから、また会いましょう!
[こちらへ伸ばされた手の上に自分の手を重ね 彼の意識が途切れるまでの時間を過ごした事でしょう。**]
(@122) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2018/05/21(Mon) 00時半頃
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[先生と落ち合う場所に向かう途中、わたしは空から見下ろした。
ミッションはクリアされたのに、参加者同士の諍いで命を散らす。 そんな光景、よくあること。 生き残りの枠が限られているのだもの、仕方ないこと。
ああ、でも、 あの、血にまみれているひとは。
白い王子様、だ。>>487]
(@123) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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…… ばいばい。
[抱えた氷のブーケは既に溶けて、水になってわたしの服に染み込む。 先生に見せることも叶わず、花の形はもう残っていない。
……遊んでくれたひとが脱落しても、何も感じない。 ちょっとだけ、残念だな、っていう感想はあるけど。
わたしたちが目指す世界に残る人が、どれだけいるかわからないから、 誰が消えたところで、何も変わらないのだ。]
(@124) 2018/05/21(Mon) 00時半頃
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「胸を張って行ってくると良い」
[先生が、そう言ってくれたから、わたしは頑張れた。 スケッチブックを持って、一緒にお絵描きしようって、 いつか友達と交わしていた約束を果たしに、習った言葉で声をかけたかった。
……できなかったのは、わたしが わるいから?]
(@125) 2018/05/21(Mon) 01時頃
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うん わたっかよ。
[わたしは、うなずく。
両手に握り締めているのは、大鎌の柄。 わたしの背と同じくらい大きく、ずっしりと思い。
これを構えたわたしの姿は、さながら言葉通りの“死神”らしいイメージで、 今この場では、死刑囚に刑を執行する執行人のよう。
わたしは、ぶれない手で大鎌を振り上げると――]
(@126) 2018/05/21(Mon) 01時頃
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[迷い無く、それを先生の胸元目掛けて振り下ろした。]
(@127) 2018/05/21(Mon) 01時頃
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[先生の体から吹き出した血が、黒の洋服を汚す。 崩れ落ちる体を、わたしはただ見下ろしていた。
そして大鎌を下ろし、しゃがみこんで、 もう何も言ってくれない先生に、うなずく。]
わたし そなんに よくなわい よ してんるじ から。
[だから、……任せて。*]
(@128) 2018/05/21(Mon) 01時頃
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