199 獣[せんせい]と少女 2
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難病………そうなの、お医者様に見せても、治らなかった……そう。 だからわたし達を尋ねてきたのね。
[この二年でいろいろなことがあったわ。 あなたに連れられた先で、文字に触れ、人に触れる中で、わたしも外の世界に何があるかを学んできた。 だから、大抵のことに察しをつけることができる。
この人のお願い事はきっと、この子の命を救うこと。 命の摂理を捻じ曲げる程、大きなものではないとは思うのだけれど、きっと小さくはない代償を払うのでしょうね]
ヴェスパ。……わたしとあなたでこの子のこと、助けてあげることはできるかしら。
[あなたの身体が痛むのは、嫌。 あなたが望んだものだとしても、わたしの心は痛んでしまうのだから。 でも、目の前で弱っていく命を見ていたくないのも本当のきもち。
あの時、あなたはなんて答えたかしら。 どんなものであったせよ、あの時、誰かを想う為の眼差しの色が強いことをわたしは知った]*
(448) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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[冬化粧ですらも溶かしそうな熱だった。 あの時に当てられたのか、わたしはわたしで、薬草も詳しくなりたいと思ったの。 その過程で花を見つけた時にその蜜も吸ってみたわ。
誰かが好きなハニーミルクよりは優しい味。 でも、その花を潰して出来た色は、いつかのいたずらを思わせる懐かしいもの。 三食に彩ったシーツはオーロラの下だと違う色を見せるんでしょうね。 未だに飾られた小さな苗木。 あれだけうまくできなかった温度調節は今じゃ、得意なものになってた]
(449) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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[実のなる木を見ていると思い出すのは五年目の春。 海を見たいっていったあなたと機関車に揺られて遠い土地へと飛び出たの。 旅の賃金はわたしとあなたで力を合わせて作っていったわ。
あの時みたいに歌ったり、様々な色の花弁を集めてショーを演じてみたり。 街の子供たちと遊んだり、して、ね。
そしてたどり着いた真っ白な砂と、色の付いていない無限の海が広がっていた。 そんな時に声をかけてきてくれたのは、日に焼けた肌を保つ男の子、だったわね]*
(450) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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─五年目の春─
ルチオっていうんですって。
[光という意味を持つ少年は、わたしが一人でいる時によく声をかけてきてくれたわ。 何でも一度わたしを見たことがあるんですって>>146 わたしは覚えていなかったけれど、その子は運命だ!なんて言って喜んでたの]
なんだかとっても嬉しそうだったわ。 花までプレゼントしてくれたの。
[わたしにその理由は分からなかった。 その理由…運命、なんてね。 だってわたしの運命はもう決まっているもの。 一生をあなたといっしょに過ごすと約束したのだから。 それでも贈られた花を忘れられなかったのはそれが、ヒナゲシだったから]
(451) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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…………この花、懐かしくて。つい、受け取っちゃった。
[懐かしむように顔を伏せながらわたしは用意を整えるの。 元から一箇所にとどまるつもりなんてなかったから。 だからもうしばらくしたらこの街ともお別れすることになる。
あなたは、そのスタンスについてどう考えていたかしら。 行き先も正確には告げずに足が赴くままに歩くわたしのこと。
でも、そうね。 さいごは、あなたが生まれた場所に戻りたいって考えていたから。 わたしがさいごの年を迎える時にはその街でのんびりと紅茶を飲みながら過ごしたいわ。
日記にそんなことを残しながら、わたしは今日も元気に笑ってた]*
(452) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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/* とりあえずここまで。 他のことも書いてきます。**
(-710) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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─七年目の夏─
[この頃からわたしは、よく眠るようになったの。 髪の色もミルクティーよりも薄い色をしていたわ。
あなたが好きな紅茶を淹れられるように何度も練習したわね。 おやつに選んだのは、アップルパイ。 参考にしたのは、昔だいすきだった焼き林檎。 今でも飾っている青い星の刺繍を撫でながら、針に糸を通すの。 カップの下に敷くものが欲しいなぁと思って、ね。
あなたのお誕生会はいつかしら。 わたし、旅に出て間もない頃に聞いたわ。 それがあの日教えてくれた、かなしいおはなしの日だとするなら、あなたが寂しさを覚えた日を喜びに感じる日に変えるわって意気込んでわたし、いつでもなんでもしたわね。
だってわたし、いたずらは得意よ? 落とし穴に、ビックリ箱。サプライズをたくさんたくさん考えた。 時には街の子供たちにも協力してもらったの。 お駄賃に作ったのはドライフルーツの入ったクッキーを用意してね。 みんなでお誕生会おめでとうの歌をあなたに送ったわ]
(453) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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[でも今年はどうしようかしらってわたし悩んでたの。 わたしのお願いごとはもうたくさん叶えられていたから>>2:303 だから、あなたも、もっとワガママを言ってもいいのよ!って頬を膨らませた三年目を懐かしく思いながら、困り顔]
こんな時、……みんながいたら、なんて…ね。
[みんな、今頃何をしているのかしら。 窓際で頬杖をつきながら口笛を吹いてみる。 そうしたら小窓の鳥さんが不思議そうに首を傾げるものだから、わたしもくすくすと笑ってしまって。 うたた寝をしては、数時間は眠りこけてしまうわたしを、あなたはどんな目で見ていたんだろう。
少しずつ、わたしは、わたしといういしきはうすれていっている、けれど。 あなたのいのちが芽生えた日をわたしは、悲しみで塗り潰したくはなかったから。 その日はあなたが帰ってきたら飛び込んで。 素直にあなたの欲しいものを尋ねたわね]*
(454) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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/* 続き書いたらすごい多軸になるので控えますね。 現軸に対する過去軸(冬春夏)の回収はやりやすいように。なくても大丈夫です。 他、やりたいことがあれば投げてください。ゆっくりですが回収します。
(-711) 24kisouth 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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/* >>430 (これで概ね伝わってた!ってよろこんでる!
書いてこようと、思いますが、どうしようかな! お話進めるのは難しい…かも?
(-712) iori427 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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/* 戻りました。
食べるということは、生命を頂くことなんだなあ、と。 あたりまえのことをぼんやり考えながら、豚しゃぶを食べました。 豚さん、ありがとう。
(-713) ひびの 2016/10/22(Sat) 21時半頃
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/* >>-712 エリ 今から、白い街のお話書きますね。 やりづらくて、ごめんね。
(-714) ひびの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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/* は。せんせいもちょうど、おかえりなさい。
>>-714 戻ってくるのおそくなりました。はふう。
せ、急かしたみたいで、ごめんなさい! 大丈夫ですよ。 と、いうか、進行に関してあまりにも受身投げっぱなしなので、そのあたりは申し訳なく。 若干、(これ、続き書く余地あるのか…?)と悩んでいるのはナイショ。
(-715) iori427 2016/10/22(Sat) 22時頃
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/* カリュクスが可愛くてそろそろ天国が見えてしまいそうで(リボン結ばれた! 赤いリボン似合ってるかなとか考えながらほんわかしてしまってるw
ちょっと待っててなー。一言だけでも少し話したい(
(-716) LMN 2016/10/22(Sat) 22時頃
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/* >>-697 ピッパ 生命だけではなくて、想いとか、そういうものも人を生かす糧になるわけですしね。
>>-715 エリ 素敵な返しを頂けてるので、それだけで充分ですよ。 なので、>>430が間違っていなかったようで、本当に良かった。
(-717) ひびの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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/* しくしくしてきたから みんなまとめてぎゅうしよう(ぎぅぅ
>>-716 せんせ 鉤爪に結ぶのね、難しそうだなって思ったのですよw せんせなら肉球リボン、きっと似合います!(きっぱり
(-718) pearlkun 2016/10/22(Sat) 22時頃
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/* 今更ながら、デメテルの出力の質と量の充実はすごいと思いました。
(-719) ひびの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[ピッパの絵の中にピッパ自身の姿がなくても それが少女の見ている世界だと知ることが出来るから、 其処に描かれた私や、タマや、少女を取り巻く世界に 対する愛情がよく伝わってくるから、 私は少女の絵を見るのが好きだ。
だから、本当に、素敵だねと、 私は初めて絵を見せてくれたときとは違う>>2:133 誇らしげな様子に私は頷いて 少女の頭を褒めるように撫でた。>>436]
(455) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[私が絵を描く少女の手元を真似していたことは 気づかれなかったようで、なんでもないよ、と 照れ笑いを浮かべる。
座った私の背後から回せるほどに 大きく育った少女が、 成長したのは背ばかりではないと せんせいのように私に絵を教える手のひらと アドバイスに思うのだ。
絵の正しい描き方はわからないけれど 私はピッパの描く絵が好きだから 私の絵のせんせいには、ピッパしかなり得ない。
ピッパに絵を教えた学び舎の同胞に 私は胸の内で感謝を述べる。
ふたりで持ち帰り育てた花を、 共に画板に咲かせた花は、見ているだけで 自然と笑みが零れる様な幸せの色をしていた。>>438]
(456) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[もっとはやく一緒に、という言葉に これからもっとたくさん一緒に 描けばいいじゃないかと言いかけて、つぐむ。]
ありがとう。 ピッパが教えるのが上手いからだよ。
[今教えてもらったことを噛み締めるように 私は礼を告げて、背中に感じる温かさに目を細めた。
頬を摺り寄せる少女が告げた言葉と頬への口付けに どうしてもまだ照れてしまうけれど]
(457) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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私も、 大好きだよ。
――…ピッパのおかげで私は本当に、幸せだ。
[私も言葉にして、それを伝える。>>439
わかりきっていることでも、 幾度も伝えてきたことでも、
今伝えておかなければいけないと このとき私は特に強く思ったんだ。]
(458) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[ひとつずつ、画板に咲かせていくオキザリスの花。
此処に咲かせる代わりに 少女の身体に咲く花が止まってほしいと このしあわせな時間が ずっと続いてほしいと願ってしまう。
少女の与えてくれる幸せが、 魔法みたいだと少女らの言った獣の力よりも ずっと特別な魔法のようだから、
この世界に生れ落ちてからずっと 疑うこともなかった世界の理に、 そんな奇跡を望んでも許されるのではないかと、
私は、
(459) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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――…カツン。
背中にかかる少女の身体が私に向かい傾ぎ、 重ねられた手のひらが離れて、
筆の落ちる音がした。]
(460) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[どうしてだろう。
眠りに落ちれば力が抜けて、 重みが増すはずの身体がいつもより軽い気がする。
食事の量が減ったからかな。 明日また、葡萄を取ってこよう。 私がとびきりおいしくするから。 それなら、食欲がなくても食べられるだろう?
大きくなる心配なんていらないんだ。 このまま背が伸びて私を追い越したっていい。 それでも私は君を支えることがきっとできるから。
少女を抱えてベッドへと運びながら 私はそんなことを、いつになく饒舌に "眠っている"君に語りかける。]
(461) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[おかえりをいう時を待って、 私は少女の手を握っていた。
指先の感覚がないのは、 少女の手から温かさが失われていくように感じるのは きっと気のせいだと自分に言い聞かせて。
どれほどそうしていただろう。
いつもなら、お腹が空いたと鳴き始める時間になっても タマは横たわるピッパの顔の傍に寄り添ったまま。
私は、震える手で少女の胸元の釦を外した。
"ここまでだと思う。"
少女が言ったその位置に、 咲いた哀しいほどに美しい一輪の花の上に、
温かい雫が落ちた。*]
(462) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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/* 先を書くのがつらすぎてめっちゃ時間かかっ…た…
(-720) dix73 2016/10/22(Sat) 22時頃
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新しいお洋服? いいの?やったぁ。
ここに来る途中も、 素敵なものを着ている人が沢山いたけれど。 ここに住む人たちも、素敵だねえ。
[微笑みながら往来を見つめては、 ごしごしと僅かに淡くなった瞳を擦る。 遠くに在るものが少しだけ、ぼやけているような気がした。 気のせいだと頭降って、せんせいへ視線を向けた。]
(463) かの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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萌黄色? 花葉色? ……よく 分かんないけれど。 せんせいが僕にって選んでくれるんだから 素敵な色に違いないよねえ。
せんせいには何がいいかなあー。 桃色が、良いと思うよ!
ふふ、じょーだんだよう、
(464) かの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[せんせいのと、僕の服をあつらえに質屋に入って。 せんせいが僕にって、二つの色の生地を指してくれたのなら、 どっちも!って言って困らせた後、萌黄色に決めた。 何かの花があしらわれていたのだろうか、 何か模様が入っていたのだろうか。 もしかしたら無地だったかもしれないけれど。 袖を通せば、似合う?って嬉しそうにくるくる回った。
僕はせんせいにって、濃紅色、浅蘇芳色。 それから紫苑色が似合うと思う!って、 色の名前は分からなかったから順にさし示して。 裾のあたりに桃色で、桃の花の刺繍を入れて!ってお願いした。 せんせいはどの色を気に入ってくれたのだったっけ。 どれを選んでくれても、似合う、かっこいいって 僕の言葉が変わることはない。]
(465) かの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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[それからそのあと。 おずおずと切り出したお願いを受け入れられれば、 安堵したように小さな息を吐く。 せんせいが僕のそれを無下にすることなどないと、 知ってはいても。]
ほんっと? いじられた、なんて、そんなこと思ってないから! せんせいとふたりで作ったものを、 がっこうにのこせて、僕はしあわせ だから。
せんせいも嬉しい? えへへ、ありがとう。
[その木が咲かせる花を見ることは出来ても、 実を食べることは恐らくないのだろう。]
(466) かの 2016/10/22(Sat) 22時頃
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