18 Orpheé aux Enfers
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/11(Sat) 14時頃
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― 練習室A ―
[半日ぶりに手元に戻った楽器。 ぴんと張った弦を震わせて奏でる音はさぞかし想いの篭った― ―バーナバス曰く暑っ苦しい音だそうだが―ではなく。 完全に心ここにあらずのかすかすの音。
手が震えて弓にうまく力が伝えられないのもあったけれど]
…で、なんて言えばいいんだよ。俺は、あいつに。 どんな顔したらいい―……?
[楽器は見つかった。 しかし、その楽器を持ち出したのは同室の後輩で、 彼がそそのかされたにせよなんにせよどんな顔して接したらいいのか そればかりをずっと考えていたのだ。
だから、鳴り響く鐘の音―ラ・カンパネラは何を告げるでもなくただそぞろ]
(371) Cadenza 2010/09/11(Sat) 15時頃
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あ、せんぱ、い?
[やってきたラルフに弓を止め、肩に楽器を挟んだまま瞬いた。 彼が練習中にしかもノックもせずに駆け込んでくるのは、 何かあったとしか思えない。 見せられた楽譜。その端に記された文字に目を見開く]
え?楽器置いたまんまで荷物がない?って…あいつ!
[楽器と弓ををアップライトピアノの上に置く。 それから、ラルフを見て―]
まだ、この辺にいるかもしれない。 俺、探してきます!
[練習室から駆け出した]
(372) Cadenza 2010/09/11(Sat) 15時頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/11(Sat) 15時頃
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あとはお願いします!
[駆け出しながらラルフに後のことを頼んで廊下をかける。 自分の足音の他には、キインとした感じのフルートの音。 誰が吹いているのだろうなんてことは―考える程余裕はなかった。
カルヴィンが出て行ってから自分がそれを知るまでのタイムラグはどのくらいだろうか。 もうこの建物の中にはいないかもしれないけど― そう思いながら駆ける先、エントランスに人影]
おい、どこ行くんだ。
[荷物を肩から下げている後輩へ向かって声をかけ、 歩いて近づいて、進行方向を塞ぐ形で立ち止まった]
まさか帰るつもりじゃないだろうな。 楽器置いたままで。
[自分の身長とそう変わらない後輩。 僅かだけ下にあるチョコレート色をじっと見た]
(375) Cadenza 2010/09/11(Sat) 16時半頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/11(Sat) 16時半頃
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忘れもんがあるだろう。
[くいっと建物の中の方をあごで示す]
あれどうするんだよ。
それに―副部長から聞いた。 お前そそのかしたって。
まあもう楽器が返ってくれば誰がどうだとかはともかく、 それでおまえが楽器手放す理由はないだろう?
―それに、先輩達もお前のことを心配してる。
[そこまで一息で言って、ふと視線を落とす。 カルヴィンが本当に音楽なんてやりたくないって言うのなら 何を言っても届かないくらい、音楽が苦痛だというのなら―でも]
(377) Cadenza 2010/09/11(Sat) 17時頃
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俺は、お前とはもっと一緒に演りたいし、 今度の4人だったら絶対に音大生には負けない。 それくらいのものが出来ると思ってるし、信じてる。
そりゃ、お前が盗ったって聞いたときはぶん殴ろうかと思ったけど。 でもやっぱりお前の音―いや、お前自身が、必要なんだよ。
[下げた視線を再び上げる]
だから―頼むから、戻ってくれ。
[それは命令でも懇願でもなく―願い。 まだ音楽に対して少しでも未練があるのなら、と]
(378) Cadenza 2010/09/11(Sat) 17時頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/11(Sat) 18時頃
さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/12(Sun) 00時半頃
さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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― 回想・合宿中のエントランスにて ―
[置いて行く。その言葉に眉を寄せる。 どうして楽器を手から離そうするまでに至ってしまったのかと それを想ったが―答えはわからない]
その、お前の目と、耳をふさいでしまったのは何かはわからないけど―。
[ふ、と目を伏せて、空を見上げ、そこに広がる青を見る けれどこんな物ではないはずだ。 音ならばはもっとたくさんの色を紡ぎ出せる―]
そんな音だって、今の北校のチェロはお前だ。 お前と全く同じ音が出せるやつなんているもんか。 俺達には他の誰でもない、お前が必要なんだよ。
[首を傾げたチョコレート色を見る]
(419) Cadenza 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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だから、お前の視界が晴れるまで、俺等が― 俺が、手をひいてやる。
今までたっぷりお前の音に引っ張ってもらったからな。 だから今度は、俺の番だ。
[先輩じゃ役不足ですよ。 なんて言われかねないな、とはおもったものの…]
だから、戻って来い。
[チョコレート色を見る視線は、揺るがない。 それは間違いなく本心であり、覚悟を決めている現れ]
(420) Cadenza 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/12(Sun) 00時半頃
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― 文化祭当日 ―
[かくして、この日がやってきたわけで。 声楽科の練習室で姉の練習のにギリギリまでつき合わされていたせいで、 集合はギリギリ。 控え室でも気になる部分の確認を入念にしていた]
よし。
[そして、ステージ。 緞帳が開けば右半身がライトの光で熱くなる。
指揮台を挟んで向こう側。 チェロの席にふと目を向け、それからヴィオラを、 2番ヴァイオリンを順に見た]
(425) Cadenza 2010/09/12(Sun) 01時頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/12(Sun) 01時頃
さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
Cadenza 2010/09/12(Sun) 01時頃
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[緊張が指先に残っていた。 手を握ったり開いたりして解きほぐそうとしてみる。
タクトが上がる。 振り下ろされると同時に、左の方― 管楽器軍から音の波が押し寄せた。
弦はといえばぴったりと合ったボウイング。 一糸乱れぬ動きが、視覚的な波を産む。
思えば、あの合宿ではいろいろあった。 あの時のカルヴィンの返事はどうだったか。
それに、あれからラルフの音を枷に感じなくなった。 ぴったりと同じ形で後を追わずとも、 ちゃんと待っていてくれるとわかったから。
だから、今はあの時よりも自由に歌うことが出来ていた]
(429) Cadenza 2010/09/12(Sun) 01時半頃
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