254 【突発R18】クイン・エルヴィニアの宮殿
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魔法使い、か。
[少女の言葉>>に苦笑混じりに応じる。 間違ってはいない。いないが……彼女の反応は(黒髪の少女よりも小柄なその背と合わせ)幾分か幼さを感じさせる。
尤も、そんな感想は此方の説明を聞いた後の彼女によって覆されることになるのだが>>59]
補填か……そうだな……。
[考えてみれば、僕らに親兄弟があるように、 彼女たちにもまた、帰るべき家があり家族があるのだろう。 この少女にも、――…あの黒髪の少女にも]
(60) 2018/11/25(Sun) 15時半頃
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申し訳ないとは思うが、 僕の一存でそれらを決めることはできないんだ。 君たちの召喚に関することは 全て女王陛下に権限が委ねられている。
もし、君たちが彼方の世界に戻ることを望むなら 恐らく女王陛下も無理強いはしないだろう。 僕らとしてもこの世界における君たちの衣食住は 可能な限り保障するつもりだ。
[何しろ、彼女たちの協力が――その生命力を得ることができなければ、この世界の衰退を止めることは難しいのだから。 ふむ……と、口許に手を当てて考え込むこと暫し]
君の家族への補填については少し考えさせてくれ。
[できる限り、応じる意思があることを示しつつ彼女の言葉にはそう答えた]*
(61) 2018/11/25(Sun) 15時半頃
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ええ。 そうね、私も、責任の所在を間違えてしまっていたわ。 女王陛下に会うことがあったら尋ねてみるから、貴方が気にしないで大丈夫よ、魔法使いさん
[丁寧な返答>>61に、素直に頷いて。言葉を聞いた分には生真面目な性格らしい青年が気にしないようにと無邪気に笑ってみせる]
無差別に産めよ増やせよの方針じゃないなら、それぞれの身柄を預けることになる相手に補填してもらうこともできるもの。 それなら、普通の政略結婚と同じだわ。
でも、そうね。 もしそれでも何か気にしてしまう優しい人であるのなら、私が行っていい場所や、貴方のオススメの場所を案内してくださらないかしら?
[無邪気な笑みで手を差し出す仕草は、華やかな舞踏会の片隅であるかのように優雅に*]
(62) 2018/11/25(Sun) 16時頃
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/* 割と切実に男キャラがほしいな、悩ましい。
(-20) 2018/11/25(Sun) 16時頃
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/* うむ! 思いつかないので暫し待ちます!
(-21) 2018/11/25(Sun) 16時頃
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/* どうしようかしら。何をしよう。
(-22) 2018/11/25(Sun) 19時半頃
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[伸ばした腕は届いただろうか。
届いても届かなくても、案内を断られようと、少女はふうわりと楽しげに笑うだろう*]
(63) 2018/11/25(Sun) 20時頃
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/* んんー…どうしましょ。
(-23) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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[眼前の少女>>30は当然と言えばそうだけれど、戸惑っているように見える。正装ではないというのでやはりな、といった視線になった]
そう。確かに、いきなり見知らぬ場所に呼ばれたばかりだし、戸惑っているのでしょう。 私も、貴女のいる彼方に突然呼び出されれば、そうならないとも限りませんものね。
けれど、貴女を呼び出した陛下…グロリア様、いえ、私達は少々焦っているの。
(64) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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『世界の黄昏に至りて彼方よりの来訪者来たれり、一粒の種地に落ちて此方に万の繁栄の種を残さん』……
詳しくはまた陛下よりお言葉があるかもしれませんけれど。 貴女はね、このエルヴィニアで、この地の者たちとの間に子を成すの。結ばれて、沢山産む事になるのよ。
そうね、好むと好まざるに関わらず、かもしれないわね。陛下がどのくらい貴女の希望を聞き入れてくださるかは分からないけれど…… そこは陛下の御心次第なので、私にはどうする事もできない事ですわね。
私もそのために呼ばれたのよ。……できれば、良い殿方であってほしいと願うばかりだわ。
(65) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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[実際、望む相手と結ばれるわけではないという意味では自分も同じ。政略結婚というなら別に珍しい事でもない。貴族の娘なのだからそれが務めだ。そこは割り切っているが、貴族でなければそういう考えもないかもしれない。 そんな事を話している間に、先程の彼からドレスが送られてきた>>32ようだったので、また目を丸くした]
あら。本当に気が利くのだこと。色合いも悪くはなさそうではありませんの。
ねえ貴女、私はコリーン。このエルヴィニアで最も古くから続くアネストリエ家の者ですわ。…貴女、お名前は何と言ったかしら。
ともかく、早く着替えていらっしゃいな。 これ以上遠慮すると、あの方に恥をかかせる事になりましてよ。
[彼女にそう伝え、着替えてくるように促し、自分もその場を離れた*]
(66) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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─回想・コリーン─
焦っている……?
[どう言うことだろう。 何か必要があって招び出されたらしいが、なにか危機迫るような事がここでは起きているのか。 起きているのだとしても、それで自分が招ばれる訳がわからない。
けれど、語られた言葉は驚きのもの。 思わず頬を引きつらせ、けれど眉は八の字へ。]
(67) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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えっ…………、そん、な。 私、初恋も……………。
[ああでも。言い訳しようとして唇を噤んだ。
初恋しようがしまいが、結果は見えている。 ブサイクな自分だもの、恋をしても破れるだけ。 恋をしても悲しいだけ。 自分の体WだけWが必要なのだろう。 それでも、貧相な自分の体がどんな風に見られ扱われるかは分からない。 相手を満足させられないかもしれない。 けれど、いっそその方が良いかもしれない。
自分なんかと子を成したくない相手かもしれない。 他に愛する人がいる相手も、子孫繁栄の為ならと自分との子作りを余儀なくされるかもしれない。 そんな時、本当に愛しい人に言えるはず。
『本当に愛しているのは君だけ』 自分の姿を見たならば、子が欲しいだけ、必要だからと割り切れるかもしれない。 そういう意味でも自分は適任、かもしれない。]
(68) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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私の希望なんて……、その、迷惑ですから。 ただ、なにも書き置きもしていないですから、………。
[手紙くらい届けられれば。 家族に迷惑がかからないかも。そんな気持ちと、きっと家族は自分なんていなくても気にしないという気持ちが混じって言葉を途切れさせた。
そんな時にドレスが届いたのだったか。]
………私は、花苗です。 二都花苗。 まだ学生です……、ええ、ええ、そうですよね。
[コリーンの出自に驚きながらも、着替えるためにその場を辞する。 何度もなんども、相手にペコペコ頭を下げる事になっただろう。]*
(69) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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─廊下から、中庭へ─
[芍薬の花を手に、俯き考え込んでいてもなにも答えは出てこない。 だからふらりと廊下を歩き始め、辿り着いたのは中庭だった。 今は、人の気配は薄い。 ふわりふわり、揺蕩う光は魔法なのか、妖精の類なのか。 誘われるように外に出てそのままぼんやりと外を眺めていた。]
(どうせ、帰っても。)
[けれど、気がかりなのは本当に自分が、必要とされているのかどうか。
不必要になってしまった時、切り捨てられないかどうか。
そもそも、自分の見目を考えれば。 どんなに着飾っていても、他に美しい娘など沢山居るはずだ。 そして、どうしたって頭に浮かぶのは馬の姿。]
(70) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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(……雌の場合、なんて言うんだろう。)
[それともあれは雄だけだったか。 それを調べる事すら今はできない。
逃げる場所も無いけれど、不安ばかりが募る。
……涙は目の縁にじんわりと溜まるだけ。 こぼれ落ちることは、無かった。]*
(71) 2018/11/25(Sun) 21時頃
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──中庭──
おろ?
[バスケの自主練の帰り道。 火照った身体で夜風を切りさいて、自転車をガシガシ漕いでいた夜。 信号に捕まって、赤から青へ変わるまでの短い時間を夜空の月を見上げなら潰していた────はずなのだが。]
[気づけば足元はアスファルトではなく土に早変わりをしていて 少し遠くには写真とか、映画ぐらいでしか見たことのない「宮殿?」「城?」としか頭に思い浮かばない建物がそびえ立っている。]
[自動車のエンジン音が消えた代わりに 建物の中からざわざわ、ガヤガヤという人の声が耳に入ってくる。動物だかの声も聞こえる気がするのはどういう事だ。そこまで田舎だっただろうか]
[がしゃん、とペダルを踏み付ける。自転車だけが唯一変わらないものだった。]
────。 どーなってんの?
[月並みな言葉が喉をついて出た。]*
(72) 2018/11/25(Sun) 22時半頃
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/* よかった、レン君来てくれてありがとう(感謝)
(-24) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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[がしゃん。と、静かな中庭で響いた音に肩が跳ねる。>>72 いきなりの音に息を呑んだし、細いけれど目を見開いて音の方を見た。
ぎゅう、と先程もらった芍薬を握り締めながら。 現実世界では着ることもないドレスに身を纏って、恐る恐る音のした方に近づいて行く。
そうすると、その先にいたのは。 恐らく、自分と同じようにこの世界に呼ばれたW人間Wだ。]
……あ、あの、えっと……!
[ああでも、この世界の住人でもないのにいきなりなにを話せば良い? 人間の自分が話したところで、説得力など皆無ではないか。 ただ思わず話しかけてしまって、けれどなにを話して良いか戸惑ってしまって。]
(73) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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あの、………………学校帰り、だったんですか? 私、二都花苗って言いまして、その、えっと。
………ここ、日本じゃない、というか。 現代の地球じゃない、みたい、です。
[声がどんどん小さくなる。 それでも、そこまで言っては言葉を区切って、癖のように「ごめんなさい」と蚊の鳴くような声で謝罪したのだった。]*
(74) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/25(Sun) 23時頃
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いや、此方こそ期待に沿えず申し訳ない。
[>>62緩く首を横に振る。 先の彼女の言葉だけれども、実際のところ、彼女たちの家族についての責任は女王だけではなくこれから彼女たちに関わる僕らにも少なからずあることだろう。]
「世界の黄昏に至りて彼方よりの来訪者来たれり、 一粒の種地に落ちて此方に万の繁栄の種を残さん」
[予言の言葉を呟いたところで一つ、息を吐いて]
君が僕らに応じてくれるというのなら。 女王も僕らも決して悪いようにはしないつもりだ。
(75) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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[ただ]
……こんなことを頼む立場で 聞くのもどうかと思うが。
その……君は、彼方の世界に 誰か心に決めた相手はいなかったのだろうか?
[もし、いたのだとしたら。 そのあたりは少なからず心苦しくはある]
(76) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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う、ぉわ!びっくりした!
[>>74周りの景色の変化に目を取られていたものだから、突然掛けられた声に過剰に反応してしまう。 見やれば、月の光を浴びて輝く装飾品をつけ、薄紅のドレスを纏う女がいた。]
[見慣れない景色。見慣れないドレス姿の女性。 けれど、女のどこか野暮ったい顔を見ると安堵の息が漸く漏れた。]
あぁ、そうだよ。 部活の帰りだったんだ。 俺は蓮だ。……ニト?なんか聞いたことあんな。
[同じ高校だかに、頭のすげー良いやつがそんな苗字だった気がしたが……今はそれよりも]
……それ、マジで言ってる? 白けるんだけど……
[彼女の突拍子もない言葉に>>74驚きとかよりも、何言ってるんだこいつはという感情が湧いて 小さく、小さく言葉がなっていくものだから慌てて]
(77) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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いや、いや悪い。 俺も頭が追いつかなくて……
あー。いや、つか、こーいうのって夢じゃねーの? ほら、頬を抓ったら起きるかもよ?
[出来るだけヘラヘラと軽い調子で言ってみたが 自分で抓った頬は痛いだけだった]*
(78) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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[差し出された手に顔を上げれば、無邪気な微笑みが目に入った>>62
……君は、なんとも不思議なお嬢さんだな。メアリー。
[此方と駆け引きしようとしてみせたかと思えば、今のように少女のように笑ってみせもする。 掴みどころのない少女だが、不思議と嫌な気持ちにはならない。
少しの間の後、にこ、と目を細めて見せる。 尤も、今の姿ではあまり見目の良いものにはならなかっただろうけど]
(79) 2018/11/25(Sun) 23時頃
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[差し出された彼女の手を取って、 その手の甲にそっと、恭しく口づける。
――…その瞬間、ほんの少しだけ。 いかつい姿とは別の誰かの姿が見えたことだろう。 それはつい瞬きするあいだに消えてしまうような一瞬のことで。
そう言えば、彼女の世界には 魔法をかけられた王子や王女の物語があったのだったか]
(-25) 2018/11/25(Sun) 23時半頃
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では、衣装室のほうへ案内しよう。 これから先女王陛下に会うつもりがあるのなら、 それに相応しい衣装に、着替えたほうがいい。
[あの黒髪の少女は、あれからどうしただろう? ちゃんと着替えてくれただろうか? 彼女のお気に召しただろうか? ふと、一瞬そんなことが思い浮かんだけれど。
恭しくメアリーの手を取ったまま、エスコートするように衣装室へと歩を進める。 もし別の場所に行ってみたいというのなら、彼女の希望に応じるとしよう]*
(80) 2018/11/25(Sun) 23時半頃
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恋なんて
[無邪気な笑みのまま、吐き捨てるような色をにじませて、少女は笑う。気にしないでいいのだと示すようにも、あなたの気にすることじゃないと払いおとすように見えるだろう笑みを]
許嫁すらもいない落ちぶれた家の娘に、そんなことが許されるわけないわ。 物語の恋や王子様には憧れるけれど、そんなことが現実に起こるわけがないって、もう理解してしまう年なのよ
[気を使うように問うてくれる青年>>76へ告げるには、少々あけすけすぎるような、諦めてしまった言葉]
恋を、してみたいとは、思うけれど、ね
(81) 2018/11/25(Sun) 23時半頃
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