278 冷たい校舎村8
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[ 心乃は息が上がっていた。>>845 急いで追いかけてきてくれたらしい。 申し訳ないことをしたと思っているので、 誠香にできることであれば協力したい、のだけれど ]
……大道具って、場所はどこ? 空き教室借りてやってる方とかだったらいいけど、 教室には……ちょっと今すぐ戻るのはパス、かな。 さすがに気まずい。
[ 捨て台詞を吐いて飛び出してきたのだ。 心乃に引率されて戻るのはいささか決まりが悪い。 まるであれみたいだ。 保護者に付き添われて仲直りに行くやつ ]
(892) 2020/06/12(Fri) 22時頃
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怪我? してないよ。 めっちゃ元気。
[ まさか椅子を後ろの席にぶつけたことを 心配されてるとは思い至らず。 ちょっぴり怪訝そうな顔をしつつ、 元気だ、と頷いた* ]
(893) 2020/06/12(Fri) 22時頃
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/* 女の子かわいいな 心乃ちゃんも癒しだな…… ひーーーーん
(-166) 2020/06/12(Fri) 22時頃
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/* ほんとはソーマの中学時代に絡みにいきたいんだけど、 そうするとほぼ全員同じ中学出身にならない? ってのと、 ちょっと委員長でばりすぎじゃない? って気持ちがあります。
(-167) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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-- 回想/初夏 --
[ 夏の始まりは、草花が美しい。 青々した葉が風に揺れている。
誠香と話しながら、揺れてるなあと窓の外を思う。 知識として、すこしはあるだろう。 生活習慣病、注射、インスリン、諸々。 誠香に浮かぶ表情が怖くて、 視線はどこかへと出かけている。>>553 ]
ありがとう。 少しでも知ってくれてる人がいると思うと、 心強いな。
[ きっとこの言葉は誠香の顔を見て言えた。 千夏をただ気遣ってくれてるのだと、認識する。 教室でしつこくされたことは知らぬままに笑む。 ]
(894) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[ これで話はおしまい。知見の糧にしてください。 と思っていたけれど、 誠香はポケットを探る様子に首を傾ぐ。 ] ……食べても、大丈夫。 もらっておくね。
[ 甘いものは毒ではない。 口にすると死ぬわけではない。
ただ計算していたコントロールが狂うだけ。 そもそも計算自体が難しいから、 急に低血糖になってしまうのだけど。 ]
(895) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[ ご褒美だよ、と渡されたクッキー。 壊れないように指先で包装をつまむ。 それを食べるのは次に血糖値が下がってきた、 と千夏が知覚するとき。
3年もあれば、成長するもので、 不必要時の甘いものも我慢できるようになる。 ] ところで、誠香ちゃん。 もしかして、用でもあった?
[ 話を逸らすように、 どうしてここにいるのか質問をふわっと投げた。 ここはあまり人のいない場所ですから。* ]
(896) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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――回想:観客――
[女子の恋愛方程式は男子には読み解けない。
ので、壁ドンも辰美幸俊としては計算したものではないし (それはそれとして効果は得られていないのだが)
今少女の頭を駆け巡る勘違いの速度が 何km/sかもわからない。>>819
わかるのは、……やべ、スベったかも。>>829 という、己の焦りと気恥ずかしさだけだ。]
(897) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[数分間沈黙が続いた。]
…………
[何か喋れよ!とここでノリのいい男子なら言っているが 辰美が言うと本当に恫喝にしかならないので おとなしく綿津見の返答を待っていた。>>830
やっぱり相手がパニックになっている>>821>>823と 気づいた時点で、静かにその場を去るべきだったのだ。
侍は引き際が大事だと父が言っていたことを思い出し 余計苦々しい気持ちになる。辰美は侍ではないが]
(898) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[――と、思った、ところで。]
(899) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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……!
[綿津見の口から聞きおぼえのある台詞が>>832出て 辰美は少しだけ目を丸くした。 まるで小説の台詞をなぞるような一言ではあったが 引かれてはなさそうだと理解し、ほっとする。
その後向けられた笑顔には 思いもよらず辰美の方も驚いてしまって
どう答えたらいいかまたほんの少し、逡巡すると]
(900) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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まじ……? ありがと。
[楽しい、と柄にもなく思って、 ……ほんの少しだけ、表情を和らげた。
俺のへたくそな演技でも 喜んでもらえるのっていいな。 それに、役者仲間をほめてもらえたのも嬉しい。 辰美はこの時、らしくもなく少しだけ浮かれていた。 役が多少乗り移っていたのもあるだろう。]
(901) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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わだつみ、 台詞を覚えてるなんて、すげーじゃん。 スジガネいりのファンってやつ。
[それが弾けるような笑顔になって 出ることはなかったが 柔らかくなった声音には喜色が滲んでいた。]
(902) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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***
[――とはいえ。
その後、テンションがあがってしまっていたのか、 落とした炭酸飲料をそのまま開けた綿津見によって 練習は一時中断になったし
その時には辰美は、ちょっとあきれた顔で綿津見を見ながら のそのそと雑巾を取りにいくことになったので
その一幕のことは強烈に覚えていても、 つかの間に覚えたその感情や声の出し方は、 炭酸のようにふわりと消えてしまったのだが。]
(903) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[電波ではないけれど 台詞に、相手役の台詞で返されるなんていうのは。 ちょっとした異文化コミュニケーションめいていたし
……割と嫌いじゃなかった。*]
(904) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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── 教室 ──
ハア?いっちー冷たい! フツー優しい声かけるでしょ。 あーあーあーあ〜、 正論言って彼女に振られるタイプじゃん!
[ 萎えてたら、礼一郎がぶつかりに来た。>>879 正確にはぶつかってはないんだけれど、 というか、急ブレーキを踏んだ足は ぶつかりそうにも、なかったのだけれど。
当然、膝をついたままの郁斗は、 ──自分より10センチ程度小さい礼一郎を 見上げる貴重な機会である── 腕を引かれて立ち上がった。 ]
(905) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[ 扉んとこいる邪魔なやつでも、蹴っ飛ばすとか、 いっちーがするわけないじゃん(笑) ]
(906) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[ いつも通り見下ろしの体勢になったけど、 ぶーぶーと口を尖らせるのはやめなかった。
郁斗と話す人の声が大きくなるのはよくあって、 たぶん、釣られてるんだと思うのだけれど 礼一郎もわあわあし始めた。>>882 ]
(907) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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えーーーおれも誰か探そうかな。 なんか思ったより、人居そうだし。
[ 恐怖が、好奇心に勝ったから。
喜多仲郁斗は、そんなことを言って 不満そうな顔は変えずに廊下の方を見る。 んで、ちょっとずつ、礼一郎に寄りかかる。
怒られたら、あるいは 体重をかけ過ぎてバランスを崩しかけたら、 礼一郎の方を見て、ぎゃははって笑う。 ]*
(908) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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/* じゃれじゃれ。 絡む人絡む人、みんな楽しい。くて、面白い。あー、楽しい。 みんな好き。好きだけど、ここすきを埋められないほど表が激流。ロルを書かねば。
(-168) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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あ。 おっ、はっ、ぁ……っくしゅん!!
[>>883保健室に踏み入って中の様子を伺っていたら、 その後ろから声がしたので、振り返って、 その刹那、猛烈なくしゃみの予兆を感じたので、 口元を手で覆おうとしながら、振り返った体をその勢いで振り切る。 まなちゃんに飛沫がかからないようにすることだけを考えて、ぐるん。 よろめいて、転びそうになった。]
(909) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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……はよー。
なんか、誰もいないねぇ。
[顔を合わせられたのがクラスメートだったから、 わたしもにこやかになれたけど、 見てよこの人気の無い保健室の中、とばかりに指し示す。
先生は来てないらしい。 溶けた雪が入り込んだ体が寒く、このままにしていたらくしゃみの第二波がやってきそう。]
替えの制服を借りたかったんだけどな……。
[そう呟きながら、どこかにあるかなと手当り次第に物色を始める。 勝手に借りてメモでも残せばいいかなって。*]
(910) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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/* しばらく現軸を放置して、回想を、ね、ね…… 蝉が死んでいる話をどうにかねじ込みたい。
(-169) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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/* プロローグ中に1000行くかも〜とは思ってたけど 今夜中にいきそうっすね……(ふるえ
(-170) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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―― 現在 / 昇降口 ――
お、まじか。 じゃあ誠香が第一志望落ちたら 同じ大学に通えるってこと?
うーれし。
[などと縁起でもないことを言う]
(911) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[受験――特に志望校についての話題は、 この時期になってくると中々に ナイーブな扱いの代物で。
こんなに気安く触れてはいけないものだと もちろん俺自身、理解している。
茶化した冗談を言う俺は きっと誠香との心地よい距離感に 甘えているのだ]
(912) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[こちらを見上げる誠香と、 ぱちりと目が合った>>622]
確かに、全然人いねえな。 休校連絡は来てないと思うけど。 電車が遅延してるのかもな。
[昇降口の下駄箱にローファーを突っ込んで、 リノリウムの廊下をひたひたと進む]
(913) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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ちょっと俺は 部室覗いてから教室行こっかな。
……誠香は?
[引き留められなければ、 そのまま部室棟へ向かう心づもり。
きっと別れてから マフラー貸しっぱなしだったと 俺は気付くのだろう]*
(914) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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[ どうしようかなって思ったまま、 結局見送ることしかできないこともある。
宙ぶらりんなやさしさってことなのかな? 多分、タイミングが悪かったって、 そういう話になる気もする。 ]
(915) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/12(Fri) 22時半頃
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──回想・文化祭準備──
ふふ、さすが委員長だね。 でもね、ちゃんと休憩もとるんだよ?
[ 委員長をねぎらうのも副委員長の仕事だろう。 自分が傷つくほど与え尽くすことに抵抗はなくとも、 しかし、だれかが傷つくのは心乃の意に反するので。 文化祭に向けての体調管理も、愛情の内だ。
そんな風に行われた擦り合わせ。 余裕がでてきからなのか、雑談をする時間ができる。 ちゃんとした人同士の、平和で平凡なやり取り。 ]
(916) 2020/06/12(Fri) 22時半頃
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