185 虹彩異色の死
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大好きよ
[ぼろりと右腕に絡むアイビーは 花弁の束を取りこぼすよう地に落ちる。 既にそこに右腕はない。]
(267) rain 2016/03/15(Tue) 15時半頃
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…、リッサ
[ぶわりと下から風が舞い上がるよう。 蒼と朱の眸は細くなり、 優しく紫と緑をみつめるも 足元に既に足はなく色鮮やかな 何枚もの花弁と葉がそこにあるだけ。]
(268) rain 2016/03/15(Tue) 15時半頃
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心をくれてありがとう 眸をくれてありがとう
あなたの思い ぜんぶ あたしの わたしの宝物よ
[風が葉や花弁を舞わせ、 2人の周囲を取り囲う。
花となり草となり消えゆく身体。 頬に伸ばす左腕は、 触れるより前に小さな花となりゆく。
儚く散るだけが 残された時のよう。]
(269) rain 2016/03/15(Tue) 15時半頃
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――
[いっしょにとも。 おいでとも誘わない。 欲を塗って思いを告げて そして消えるを選ぶ。
それから先の彼女の選択は 言わずともわかるから。]
(270) rain 2016/03/15(Tue) 15時半頃
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…、…
[足も手も腕もなく、 髪の端から花となり顔に迫る。 腰から上も徐々に消えて]
最期の時まで 離れずにいましょ
[強い花と草の香の中、 身体しかない身を寄せて、 一度触れた唇を、 もう一度と強請る声。]
(271) rain 2016/03/15(Tue) 16時頃
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―― …ん
[やがて首から上までも花となり 重なる唇すらも消えて、なくなる。
残り香を彼女の唇に残して**]
(272) rain 2016/03/15(Tue) 16時頃
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――
[落ちる涙と共に、感情が崩れていく。 きっと、マリーが攫っていってしまった。]
私は……
[消えていくマリーを たぐり寄せるように、求めても求めても 彼女が遠ざかってしまうなら]
(273) bloody 2016/03/15(Tue) 16時頃
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…… 愛してる。愛してるわ、マリー。
[もう届かないとしても]
(274) bloody 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[触れた唇と香りが、私が最期に感じたもの。
あなたを愛したがゆえに、 この孤独があり、 この感情が薄れていくのならば、
愛という感情だけで、 あなたをどこまでも求め続ける。
変わらぬ"愛"。 それが私が、存在した、理由だから。**]
(275) bloody 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* いい?いい? もう中の人出てきていいかな?
マリーこのやろうwwwwwwwwwwwww
(-620) bloody 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[ローズマリーを埋葬するため遺体を引き取りに 自警団のもとへと赴いた際、 彼女の肌に刻まれた鞭打たれたような痕について 何か知らないかと団員に聞きまわってみたけれど 結局、答えに繋がる情報は彼らからは得られなかった。
騒動から一ヶ月して、 怪我が癒え身体に巻かれていた包帯も外れる。
二ヶ月も経つ頃には、 両親とも連絡がつき申し立ても受理されて 祖父母と暮らした、生家とも呼べる場所で暮らせるようになった。
伯母と名乗った他人がどうなったか? 余罪がないか今もなお、自警団での取調べが続いていると風の噂できく。]
(276) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[ローズマリーの傷。 そこにあった秘密に関しては手がかりさえ見つけられない。
部屋の窓辺に飾られたタッジーマッジー。 外から流れ込む風を受け、それが微かに揺れる。
魔除けでもあるといわれるそれが、 ただのお守りではなく彼女が守ろうとしてくれた証のようにも見え、 いつか会えるその日まで、 御伽噺のような夢をみるのもいいかな、と思う。
自慢におもう幼馴染のひとりが、 守り手の力を持つお姫様だなんて、素敵だと思うから。
そうして彼女との物語を書き記す。 出会いから思い出を書き綴り、いつしかそれが一冊の本となった。*]
(277) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[海を、見てみたいの。 そう言って村を出た友達のことを思い、 さがしに行こうかと思っていたけれど、 騒動から、一年あまりが過ぎた頃、 クラリッサの父親から、手紙が手渡された。 同時に、知らされるのは彼女の死。 突然の知らせに頭がまっしろになる。
またね、と次に繋ぐ言葉が返らなかった時に、 もう会えないのかもしれない、とそんな予感めいたものはあった。 けれど信じたくなくてそれには目を瞑り、再会を夢見ていた。
心が揺れる。 手紙を胸に抱き、 クラリッサの父親にお礼とお悔やみの言葉を伝えるのが そのときの精一杯で、 気付けば、最後に会った教会へと辿りついていた。]
(278) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* うふふ うふふ
(-621) rain 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[最前列の信徒席に座る。 ステンドグラスを暫くぼうと眺めていた。 ふと、隣に視線をうつす。 誰もいないことに、視線が落ちて]
――…。
[溜息じみたものが零れる。 受け取った手紙の封をあけて中をみる。 そこにあるのはクラリッサの言葉と思い。]
親愛なる……
[そうして始まる彼女の手紙、その文字を指でなぞり目で追う。]
ああ、海を、見れたんだ。 ……うん、一緒にみたかった。
[一年も待ってしまったせいでもうそれも出来なくなって]
(279) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[涙が滲む。 ごしごしと服の袖で拭い、続きへと読む。]
優しいひともリィの傍にいたんだね。 ……よかった。
[いじわるをする人がいても その村で生きてゆこうとクラリッサが思えたなら 彼女の選んだ道が彼女の幸いだったのだと願い。
語りかけるような手紙の文字。 聞きそびれた言葉の続きに、泣き笑いの貌。]
――…うん。 そうだね、……リィも、私も、不自由じゃない。 ……今あるのは、わたしたちが選んだ、さき。
[その選択を後悔しないことなんてないけれど 少しずつ前へ進むために刻んできた道筋だから]
(280) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[俯けば、肩より長くなった髪が、さら、と流れる。 小さく肩を震わせるのは、 短い生涯を心のままに懸命に生き抜いた友との別離を惜しんで。]
……、……リィ。
[幸せであることを、祈ってくれたクラリッサ。 彼女がこれまでも、これからも幸せあればと願い、 その微笑みが、その声が、そのぬくもりが、 消えてしまったことをこれまでの別離と等しく悲しみ嘆く。]
……しあわせ、は、思い出の中。 マリィがいて、メアリがいて、 リィがいた日々に 私のしあわせは、あったんだよ。
[幼馴染のひとりは残り交流もあるけれど メアリとシーシャの思いを感じればこそ 昔からのその強いつながりが愛しくも淋しくもあり 近くあるがゆえに、孤独を感じることさえある。]
(281) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[教会で人知れず泣いて。 涙を拭って、家へと帰る。
部屋の机の引き出しに、手紙を大事にしまった。 その机の上には、アイビーのかんむりが今もある。
虹彩異色症だから この村にいても肩身の狭さはあるけれど それでも騒動の前とはかわり、 メルヤも人並みの暮らしをおくれるようになった。
髪も昔のように伸ばしている最中で、身体つきも女性らしくなり 少しずつではあるが料理も出来るようになった。 料理の楽しさを教えてくれたのは、 人狼であるソフィアとミツボシで、 ミツボシはといえばスープに仕込んだあれが メルヤにとってトラウマにもなったのだけど。 それでもきっかけをくれたことには少なからず感謝もしていて。]
(282) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[結局、ローズマリーの料理は口には出来なかった。 彼女の料理の腕前はどれほどのものかはわからない。
得意料理をきいておけばよかった。 料理のことだけでなく、 もっとたくさん話をすればよかった。
できないからこその後悔が募り 離れてからまた話したいことも増えてゆく。
今も、彼女の家を時折訪れ、 窓を開けて掃除をして 彼女がいたままの状態を残している。
彼女が歩んだものをなぞるように 彼女が残したものに触れるのも、 メルヤにとっては大事な時間。]
(283) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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[いつかの先に、 とても大事なひとたちに会えたら、
しあわせだったよ、と笑って言いたいのに うしなったものが大きすぎて
今はまだ、胸を張ってそう言えそうにないから
そうなれるように、 自分なりに今を精一杯生きようと思う。**]
(284) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/*
落とすだけ落として、また離脱。**
(-622) helmut 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/*
あああああもおおおおおお めるうううううううううう
(-623) rain 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* めっちゃ挟まったけれど後悔はない…(キリッ
(-624) rain 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* 頭パーンしてたところにメルヤぁぁぁ
(-625) bloody 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* いやいや最後まできちんと ロールを回してやり切れた感
はああ ありがとうございました (勝手に賢者モード
(-626) rain 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* >>-626 ここ、こちらこそ!! 咄嗟にBGMを変えた話はいつかの機会に語ります。 頭パーンやでほんと
うぉれすさんは、こういう最後まで、隠しだねがあるから、ほんとこいつwwwwwってなr
(-627) bloody 2016/03/15(Tue) 16時頃
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/* さくらっこと遊ぶの楽しかったよほんと 久しぶりに両想い( うふふ
いや、本編中もずっと貞操守ってますからねえええ って 言い続けていたじゃないですか
働いていた時? そんなの手と口と胸の尻でどうにかしたに決まってるじゃなぁい
って誰かに言うつもりが言えなかったね☆
誰かに抱かれたら守護は永遠にパス設定だったよ!
さて時間だ…!夜に頑張って来るぞー
(-628) rain 2016/03/15(Tue) 16時半頃
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/* メル、投下するの待ったよね、ごめんね……! メルが生きてくれるのが嬉しいわ…… 誰かの記憶にあるうちは、消えないもの。
エピローグなのに延々と表ログが続く村は久々だわ……
(-629) bloody 2016/03/15(Tue) 16時半頃
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/* BGM云々は聞いてもらうより例えたほうがいいな。 エンダァァァが流れてたと思ったら 突然ニルヴァーナがかかったような感じね。
(-630) bloody 2016/03/15(Tue) 16時半頃
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/* >>-628 私も、たのしかった、わ(魂抜けてる
ほんとにね……私がうぉれすさんのキャラに惚れっぽいのは自覚してるんだけど、いつも恋しては 泣かされてたよね…… 片思い然り、ごくまれな両思いも然りw
RPで醸すオーラに惹かれるものがあるんだなぁ…… けどなんか悔しいよね! エピに入って気が抜けてたせいで 貞操のことまで考察してなかったわ。うぐぐ。
貞操まもってる=べつのところってのは メモで見た時点で察すさww
(-631) bloody 2016/03/15(Tue) 16時半頃
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