246 とある結社の手記:9
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[狼に襲われるべき人間。
霊能者であると告白(>>2:395))した後に出た言葉(>>2:420)に、トレイを落としたメイドは、破片をガチャガチャと踏みながら、よろよろと前の身に里かけて、リンダの震える身体を後ろから抱きしめた。]
…………どうして ……お嬢様……どうして…
[抵抗されることがなければ、しばらく抱きしめたままリンダの背に顔をぴたりとつけて、静かに泣き続けるだろう。]
(427) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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[胸中からざわざわと黒い羽音のように、重なり合う多くの囁きが沸き上がる。聞くに堪えなければ、耳を塞ぐこともできるほど、小さく細やかで、重い言葉の群れ]
……まだ……まだ…なにか……おまちください…まだなにか、手があるはず……よい手が、かならず…ああ、なんだって…なんだって、"今"……まだ、まだなのに……ちがう、ちがう、ちがう……旬じゃない、まだ旬じゃない…ちがう、そうじゃない……まだその時じゃない、まだ……違う……ああ、おいしそう……すいた…おなか、すいた……ちがうちがう…ちがう、そうじゃない…そうじゃない、ちがう… …おまちください、まだなにか…なにか手があるはず…… ……ああ…なんだって、こんなことに… …だいなし…すべてがだいなし…… ……おまちください… …まだなにか… …ああ…… ……… …… …
(*100) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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[沈黙した思考。 やや間があってから、抱きしめたリンダの体臭を胸いっぱいに吸い込んだ。]
…… ……
[甘い、甘い、果実のような芳香。 完熟にはまだ早く、若くもみずみずしい肉の手触り。 舌にのこる濃厚な血液の残り香。
まぶたがひくひくと痙攣してから、ぴたりとやんだ。 ピチャン と水滴が落ちた水面に波紋が広がるように、思考力が戻ってくる]
(*102) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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[リンダを喰っていいのは――ロイエだけ]
(*104) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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……ふぅ
…………失礼。 取り乱しました。
…ええ、ええ…支障ございません。 やってごらんにいれましょう。
要は、お嬢様を"偽"の霊能者だとすればよいのでしょう?
(*105) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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――――あの…………………… ……『クソ野郎(>>2:434)』
(*106) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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[人狼に喰われる事を選ぶだろう。 メイドたちも聞かされていなかったフーバー家当主の言葉(>>2:434) 背中からリンダを抱きしめる腕に力がこもっていく――]
……ですが……なぜ、よりによって… ……こんな『嘘』を…っ
[ぶるぶると腕がふるえる。フーバー家当主のことを今では心底悪いと思った。フーバー家など、知ったことではなかった。]
(440) 2018/07/29(Sun) 00時半頃
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/*ルパートさんとスージーさん、ここぞってタイミングで煽り入れてくれるので最高ですね。ありがとうございます。ロイエはお二方の協力でなりたっています。*/
(-324) 2018/07/29(Sun) 01時頃
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……お任せください。 このロイエ、必ずや完璧なる"霊能者"となってごらんにいれましょう。 とはいえ――処刑もまだの時分…… "人狼"から狙われます身としては、いま名乗りをあげるのは… …いささか"説得力"に欠けましょう。
わたくしの名乗りは、明日の朝にでも…… ええ、ええ、しかとこの眼で目撃いたしましょう。 "人狼"の幽霊を――
(*111) 2018/07/29(Sun) 01時頃
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[ここにいる人狼へ向けたリンダの言葉(>>2:436)に、背中から抱きしめているロイエの肩がよりいっそうワナワナと震えた。]
……お願いです……どうか…そのようなことは……
……お嬢様に、もしものことがあれば……
……わたくしも……人狼の口に飛び込みます…
[堪えきれない涙が、はらはらと頬をつたっている。]
(457) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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(>>2:436)
[ ――――ハァッ
――――ハァッ
――――ハァッ]
(*115) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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[スージーの呼びかけ(>>2:*116)にはきっぱりと]
……わたくし、今宵は処刑を行く末を見届ける義務がございますので。人狼……
……なんと…恐ろしいっ!!
(*118) 2018/07/29(Sun) 01時半頃
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[愛しの女王(>>2:464)からかけられた言葉に、 やっとの思いで返した言葉は――]
……や"、や"だぁ……お"……お"ぜう"…さ"ま"……。 ……や"ぁ……
[涙や鼻水やヨダレで、ぐちゃぐちゃと音をたてていた。]
(469) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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(>>2:436)(>>2:469)
[ ――――ハァッ ――――ハァッ ――――ハァッ
ジュルルルルッ
――――ハァッ ――――ハァッ
涙や鼻水やヨダレで、ぐちゃぐちゃと音をたてていた。]
(*124) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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……ほほぅ…ほほぅ…… ……これは、これは……なるほど?
……つまり、皆…だれかに庇うために"嘘"を…? それとも、他に思惑が……?
(*126) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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[リンダの背につけていた顔を少し離してユージンの方を見た。[人には聞こえない声](>>2:466)。たしかにそう言った。]
………。
[スンスンと鼻をならしながら、じっとユージンの言動を見つめていた。目元から頬、そして口元にかけて、てらてらと光っていたかもしれない。]
(481) 2018/07/29(Sun) 02時頃
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[(>>2:479)(>>2:*130)]
……ええ、ええ…ご明察通り…
ピスティオ様が人狼モンド様を告発し、 わたくしが彼を人狼と証言すれば…… ピスエィオ様とわたくし、2名の信頼は… …確固たるものに……。
となれば…わたくしは、か弱き霊能者。 人狼が告発されないうちは……ええ… 恐ろしい人狼から逃れるために… 様子を見ながら…震えておりましょう。
(*137) 2018/07/29(Sun) 03時頃
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[手洗い所で、ぐしゃぐしゃになった顔を洗ってから、 汚してしまったリンダの上着の代わりをロビーへ持ってくる。]
……どうぞ…お召し物を。
……その…お見苦しいところをお見せしてしまい、 なんと、申し開きすればよいか……。
……"失格"でございます。 メイドとして、姉として……。 お辛いのは……お嬢様だというのに…… あんな……。
[言葉につまり、目を伏せてから、深々と頭を下げた。 リンダにさすられていた手を慈しむように抑えている。]
(506) 2018/07/29(Sun) 03時半頃
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[投票の時間前。丁寧に折り畳まれた投票用紙を箱にいれた。しばし待った後、個室から戻ってきたリンダを見て、一礼する。その顔はいつになく真剣で、氷のように冷い。]
……畏れ多くも、お嬢様のお役目(>>2:434) わたくしには、許容……いたしかねます。 ですが……それが、お嬢様のお覚悟だと ……いうの…なら……
[表情を殺しながらも、スカートを握る手には力がこもっていた。]
……もしも、です。 お嬢様。
もし、仮に……わたくしが自身を護る。 その『結果』、皆が助かり……お嬢様も救われる。 そうなった、あかつきには……
生きてくださいますか? お嬢様……。
この……ロイエと共に。
(508) 2018/07/29(Sun) 03時半頃
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(>>2:496) [その目が求めているものは――]
……リンダ。
(*139) 2018/07/29(Sun) 03時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/07/29(Sun) 04時頃
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[その言葉(>>2:508)に、どのような応答があろうと、リンダの傍に寄って、その身体に優しく腕をまわす。拒まれれば、そのまま一礼して、自室へ去るだろう。
拒まれなければ、そのままリンダを抱き締める。ただ無言で、つよく、つよく、抱き締める。しばらくそうしてから、やっと身体を離した。一礼してから踵を返し、そのまま、まっすぐ自室へと向かった。*振り返ることはなかった*。]
(513) 2018/07/29(Sun) 05時半頃
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(……どうか、わたくしに…やりとげる勇気を…)
[一番大切なことは、なにか。 ロイエは、決断を迫られていることを自覚していた。 護れるものは、少ない。選ばなければならなかった。**]
(*140) 2018/07/29(Sun) 05時半頃
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