270 「 」に至る病
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― グスタフ先生の診療所にて ― [アリスを引き取った当時、 アリスは口がきけなくなっていた。
だから僕、お医者さんに相談しよって思ったんだ。 僕は怪我も病気もしないからよく分からないけど、 とにかく、お医者さんならいいかなぁって。>>267 吸血鬼のお医者さんの所に行ってみたの。
アリスの問診をしてくれる先生の話を聞いて。 カウンセリングを勧められればそれに従おう。 (だってお薬って苦くて嫌でしょ?)]
カウンセリングで治るならお願いしたいです。 その他にも、僕にできる事ならなんでもします。
[医者の治療の他にも、最も身近(になるよう僕が仕組んだ)な僕も何か出来る事は無いかと聞いてみたり]
(361) 2019/10/10(Thu) 01時頃
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[紹介状を書いてくれるならそれを受け取ろう。>>268 眷属かと聞かれれば首を振って]
いいえ(まだ)眷属ではありません。 でも、僕の大事なだいじなアリスなんです。
[そう言って、さらさらと紹介状の書類にサインを。
そこに書かれた少女の名前はアリスではなく。 ――『ケイト』と書かれていた]
(362) 2019/10/10(Thu) 01時頃
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[それについて、踏み込まれなければ何も言わず。 何か聞かれたならば不思議そうに小首を傾げ]
ええ、アリスはケイトですね。 でもケイトはアリスですから。 どちらも僕の大事なアリスの名前ですから。
[なんて、謎かけのような答えを返しただろう。 (僕は当然のような顔でそう言うけれど。 むしろ、どこがおかしいのか分からない)]
(363) 2019/10/10(Thu) 01時頃
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[アリスを支えてくれと言われ。>>269 当然だとばかりに力強く頷いてみせて。 好きな花について、先生がアリスに聞くから]
そういえば好きな花を知らなかったね。 言ってみて、僕が買ってあげるから。 両手で抱えきれないほど大きな花束を買って、 それを部屋に飾って毎日眺めよ? 綺麗な絵を描いて額に入れて飾ろ?
[にっこりとアリスの手を優しく握って顔を覗き込んで。 好きな花を聞けたらそのお花を買って、 (花屋で売ってない野の花だったら、うぅん。 野原に一緒に探しに行ってあげるんだ)
お大事にと言ってくれる先生に礼儀正しくお辞儀をして、紹介状を手に診療所を後にした。*]
(364) 2019/10/10(Thu) 01時頃
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― 診療所の白兎のような男の子 ― [グスタフ先生の診療所には白い男の子がいた。 なんだか儚げに見えるのに、どこか芯の強さのようなものを感じさせる不思議な子。
僕が先生と話してる間、 アリスと仲良く遊んでくれてたみたい? (綺麗な蝋燭が見えた気がするけど、よく見えなかった)
帰り際、ちらっと机の上にホワイトラビット社のお菓子があるのに気付けば顔をぱっと輝かせて。>>194]
わあ、アリスの微笑み! 僕の会社の商品なんです。 食べてくれて嬉しいな。 そのお菓子が君に笑顔と幸せを運んでくれますように。
[にっこりと愛らしい子供のように微笑んでみせて]
(365) 2019/10/10(Thu) 01時頃
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[チョコが好きだと聞いたもの。 限定品は手に入りにくいと聞いたもの。
だからかな。 今回の定期健診でチョコのお土産を選んだのは。>>132
売り切れ続出の限定商品だもの。 きっと喜んでくれるよね。 そう、今回は会えないけれど印象に残った診療所の白兎さんを思い出してみるんだ。**]
(366) 2019/10/10(Thu) 01時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 01時半頃
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