158 Anotherday for "wolves"
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いらっしゃい。
[そうしてまた出迎えたのは、新たな客>>409で。 サイラスとジョスラン、そして黒犬にまで笑顔を向けた。 無論、この宿でジョスランの「兄」を追い出すようなことはしない。 「兄」とて、行儀のよいものなのだから。
ルパートは顔を上げ、酒場をぐるり見渡した。 人間が減って人狼が増え。 結局客は、常と同じか少し多いくらいだ]
(422) 2015/05/12(Tue) 23時半頃
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[酒場のカウンターには、花桃のジャムが置かれてある。 少し場違いにも見えるその瓶は、 持ち主が帰ったなら渡してやろうと目に付く場所に置かれたまま]
そうさなあ。 グレッグ、お前こそ行ってきたらいいのじゃないかい。 昼は忙しかったのだろう?
[軽口に応えて、夕方まで配達をしていたらしき甥の前に、 ミートパイの皿を置いてやり目配せをする。 実際のところ、本当に助かっているのだ。彼の手伝いには。 だからこそ、休ませてやりたいと思いもするが]
(428) 2015/05/13(Wed) 00時頃
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…──、
[ふと。カウンターで動かしていた手が止まった。 依然、店は客で賑わっている。 このままでは少し、食材が足りないかも知れない。 食材の蓋を開け閉めして、ルパートは少し眉を顰めた]
(431) 2015/05/13(Wed) 00時頃
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…── メアリー?
[どこかで悲鳴が聞こえなかったか───?>>*19]
(*33) 2015/05/13(Wed) 00時頃
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少し外すよ。 すまないが、少しここは任せるよ。 ああ…食材を取りに行くだけだから、大丈夫。
[カウンターの内側の甥に、こう告げて。 食堂の主は、勝手口に続く扉を開けて外に出た。
チーズが少し足りない気がする。肉も少々。 それらを頭に置いて、近くの食材小屋に向かうべく外に出る。 通りかかりに注文>>430を聞き、グレッグに向け振り向いた。 彼なら少しの間、任せておいても大丈夫だろう]
(435) 2015/05/13(Wed) 00時頃
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[すぐ近くの食材小屋、そこに向かうに 人影を見つけたのは偶然だったと言って良いものか。 どのみち宿のすぐ傍であったのだし、 ならば必然と言うべきかも知れないが]
おや。メアリーにクラリッサか。
[花屋の娘を愛娘の傍らに見出して、目を細める。 ぎゅうとクラリッサに抱きついたように見える娘の様子に、 男は少し首を傾げた]
……どうしたんだい?
(441) 2015/05/13(Wed) 00時頃
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メアリー?
[声は二重写しのように、その耳まで届くだろうか。 ふわりと鼻をつく、血の香り。 甘いその香りに、男は微かに目を見開いた]
(*34) 2015/05/13(Wed) 00時頃
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[店を出る前、甥は何かを言いかけたようだった。 言いよどんで途切れた言葉の先、耳には届いていたけれど。 丁度途切れる形になったものだから、結局は聞けずじまい]
ああ──…、そうか。そうかね。
[クラリッサの胸にしがみつく娘の様子を見れば、 何でもないと言われようとも、信じがたいものだったが>>455 とはいえ、無理に彼女から引き剥がして事情を問うわけにもいかぬ。
ルパートは、困惑した父親の顔で少しその場に佇んだ。 どうも男親というものは、こんな時に役に立たない]
(466) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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うん、……すまないね。
[恐らくは娘が彼女に迷惑を掛けたのだろうと。 そう想像して、クラリッサに向け小さく頭を下げた。
少し前、娘が彼女に零した言葉>>460を父が聞くことはなく。 ただ昼間の話はやはり衝撃が大きかったろうかと案じるばかり]
君も、疲れているだろうに。
[心優しい花屋の娘。 今はどの花が良いだろう、どれが一番綺麗だろうと。 花にはからきしの男の相談に、以前は良く乗ってもらった>>177
月日が過ぎ、大体の目星がつくようになってもそれは変わらず。 真剣な顔で花選びに付き合ってくれる様を嬉しく思っていたものだ]
(472) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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─ 花屋の話 ─
ああこれは…妻の好きだった花でね。
[ある時、アネモネの花を選んだことがある。 花を選ぶうち、折に触れて言葉を交わすようになった。
決して多い、長い話ではなかったけど。 妻はこの色が好きだった、この花が好きだったと。 大体、キャサリンと花の話をしたようにも思う]
… ありがとう、
[そうして花屋の静かな気遣いを優しい束にして、 妻の墓へと向かうのだ。 折に触れ、墓に供えられている小さな花>>345 その隣にそっと並べるために*]
(474) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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/* >>453
後で拾うとこ
(-225) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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おいで。
[やがて娘が此方に気付いて手を差し出せば、 男も少しほっとしたように、その手を取った>>471 手の内の銀の薔薇は見えぬまま。 不安げに握られた手を、温もり伝えるように握り返す]
クラリッサ、本当にありがとう。 良かったら…何か食べていっておくれ。 もう暗いから、帰るならば仕方がないが。
[そうして少し、言葉を切って]
───明日、伺うよ。
[毎月毎日の予定を告げた]
(478) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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[手を握れば、傍に寄れば間違いなく匂う血の残り香。 人より鋭い人狼の嗅覚の所為だろうか。 いや。それならばクラリッサもとうに気付いたはずだ。
…… ざわり。 心をざわめかせる血の香り。
感じられるのは”血”のためか。 それともこの身が、とうにまどろみの外にある為か]
(*39) 2015/05/13(Wed) 01時頃
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メアリー、少しいいかね? 食材を取りに来たんだよ。
[もしもクラリッサが食事の誘いを受けてくれるなら、 先に入っていておくれと言うつもりで。 娘は恐らく、手を離さない方が良いだろう。 そう考えて、メアリーには食材小屋へ付き合って貰うことにした。 なに、敷地内の小さな小屋だ。 そこで取ってくるのは、チーズと少し足りない肉と]
(483) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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メアリー、聞こえるんだね。 お前、何をしてきたんだい?
…血の、匂いがしている。
[責める風はなく。 案じるように、確かめるように乗せる声なき囁き]
(*40) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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お父さんはいつだって、
[そう、いつだって。 人を手に掛けるには老いた、 ぬるま湯に馴らされすぎたこの身だけれども]
お前と──…
[声が聞こえる。ひとつ、ふたつ。 ああ、うたかたの夢から醒めた者らの声が]
…──── お前たちの味方だよ。
[闇に光る獣の目を伏せ、そう囁いた]
(*41) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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/* 入れ違ったかね!メアリーすまんww これで狂人伝わりますか…どうですか… 襲撃の牙は持っていないよ!
(-232) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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/*
よーーーーーし、しぬぞおおお!!! いいねいいねwww
どこにも行くよおおお!!
(-234) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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/* ラディスラヴァほんといいなと思います
(-235) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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……ん…、
[手を繋いだ娘にしゃがむようにせがまれて膝を折る。 耳に囁きかけようと添えられる手に、耳を寄せ]
…────、
[笑みを浮かべた]
(488) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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ああ、どこにも行きやしないよ。 ずっとお前の傍にいるとも──…
約束だ。
[愛しい娘の頭を、皺じみた手で一度撫で]
(-237) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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そうか、分かった。 ならば今度寄っておくれ。 何か…美味しいお茶でもご馳走しよう。
[クラリッサの、予想通りの応え>>485には頷いて。 ホットミルクとの注文には、その気遣いに笑みを深めた]
ああ、承った。 お代はもちろん、要らないよ。
[暗闇の中、ふわりと微笑む姿は遠いひとの姿を思い起こさせる。 彼女たちの優しさが重なるためであろうか。 それとも明日が、その日であるためであろうか]
おやすみなさい。良い夢を。 …気をつけてお帰り。
(493) 2015/05/13(Wed) 01時半頃
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私もだよ。 メアリーは私の…私と母さんの、大切な宝物だからね。
[栗色の髪を撫でて瞳を細め。 食材小屋で目当てのものを手に入れれば、頷いた。
結局、結構な時間が経ってしまった。 グレッグには悪いことをした。 早く戻ってやらなければ]
何も心配しないで、おやすみ。
[心からの言葉を愛娘へと掛ける。 この娘と甥っ子のグレッグと。 この二人を育て守ることだけが、 妻亡き後の支えであり続けたのだからと]
(505) 2015/05/13(Wed) 02時頃
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─ 宿屋 ─
[メアリーを伴って戻れば、未だそこは賑やかで。 ただ、今の娘にこの賑やかさは辛かろうと奥へ促しつつ]
グレッグ、すまなかったね。 メアリーが…少し、参ってしまっていたようでね。 連れて来たんだが、ホットミルクを用意してやってくれないか。
…さ、メアリー。
[食材をカウンター奥に置くのもそこそこに、 甥へ事情を簡単に説明して娘を奥の自宅へと促したものだったが]
(506) 2015/05/13(Wed) 02時頃
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[アルカイドは未だ楽しげに飲んでその場に居たか。 その様子を目にとどめれば、男の瞳は細くなる。
『ぜったいに』、と。
繰り返された言葉の強さ>>453は意外なようで嬉しくて。 ああ、ぜったいにと此方も繰り返して笑みを返した。 それでもやはり、彼が同世代の若者に混じる姿も嬉しく見るのは、どうにも父親根性が抜けぬところか]
(508) 2015/05/13(Wed) 02時半頃
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/* ん!? 赤で応答できるのは(起きてる的意味合いで)私だけかね!
(-246) 2015/05/13(Wed) 02時半頃
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いらっしゃい。ゆっくりしてお行き。
[新たにラディスラヴァの姿をみとめれば、声を掛け。 オーレリアと仲良さげにしていた姿を思う。 物思わしげな視線は一度、花桃のジャムと彼女を行き来して]
…────、
[何を出そうか。 そう考えるより早く、とうにホットミルクとビーンズチャウダーを甥が用意していることに安堵する>>502]
(509) 2015/05/13(Wed) 02時半頃
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………君かね。
[聞きなれぬ声。 思えば昔聞いたことはあったのだろうが、 それでも長らく──しかも年も違う──聞かなかった声。
高く澄んだ声響かせる娘へ向け、声ならざる声が向かって]
(*51) 2015/05/13(Wed) 02時半頃
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[深く落ちたのは、諦めに似た溜息。
何故同胞は目を覚まそうとしないのか。 何故同胞の手で、同胞を裁かねばならないのか。
人狼が人を食らうことなど”自然”というのに]
…… その前に長を、かね。
[そうかも知れない。それが正しいのかも知れない。 けれど長年をぬるま湯で過ごした男には最早牙はないけど]
(*52) 2015/05/13(Wed) 02時半頃
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やるなら──…
……、上手く「隠さないと」、なあ。
[牙はなくとも知恵はある。 さてどうしたものかと、思案する様子で口を*閉ざした*]
(*53) 2015/05/13(Wed) 02時半頃
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