158 Anotherday for "wolves"
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/*いまさらだけど、ベネットくん、キリングありがとう。
(-175) 2015/05/14(Thu) 03時頃
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/*おおう、ごめんよ。補足省いたから誤解させてしまった…! グラニテはシャーベットのこと。 フルコースとかでお肉とかお魚の間に食べるお口直しのこと。
血なまぐさい話の閑話休題って思ったけど表現ややこしいし、そんなに血なまぐさい話じゃなかったよねwさーせんw
(-198) 2015/05/14(Thu) 11時頃
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/*そしておそらくマーゴが描きたかったのはアイシング?
(-199) 2015/05/14(Thu) 11時頃
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誰…?
[未だわからぬ会話の相手>>*14に そして居もしないのにどこかから しかし確実に届く声に
戸惑う。
そういえば…――と記憶を紐解く。 昨日、自分が父と会話していた時に 頭のどこかで男と女が会話していたような。
ぼんやりとどこかで聞いていた声 にいまだ思い当ることはなく。]
(*22) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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わたしを見張ってるの…誰?
[わたしの問いかけには知らんふりで 相手は尚も続ける>>*15
「子供には少し難しいかしら」と高圧的な 態度に何となくつまらなくて口をへの字に曲げて 頭の中の声に耳を傾けた。
高い女の声が紡ぐのは まるで自分の持ってる絵本のようなお話。]
(*23) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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狼さんは悪気があったわけじゃないのに…―― ひどい話だわ……――。
わたしの持ってる絵本の話では 狼さんと山羊さんは仲良しよ。
[今――自分の読み進めた――のところまでは。]
(*24) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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[キンキンと響く声は頭の中だけでなく 鼓膜を内側からも震わせる。 それが妙に気味悪い。
それからお母さんが ベッドで寝かしつけてくれる時のような 優しい、柔らかな声色で
悪魔のささやき]
わたし、仕返しが怖い。 そんなことしたら 怒られちゃうよ……。
[まだバレてない。本気でそう思ってる。 仲間? 突然ふたりの男女の声と お父さんのもう一つの声。
わからない、わからない。 わかりたくない。]
(*25) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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お姉さんが食べたいんだったら 勝手にしたらいいわ。 わたし 知らないもの。
[彼女が食べたい相手が誰のことかなんてわからぬまま。 好きにすればいい、と無関係を装って。
ああ、少女が 「オンチョウ」の意味がわかる おとなならば。
ああ、少女が ラディスラヴァの嫉妬の先を理解できる おとなならば。]
(*26) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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[変えられる未来があったかもしれない。]
(*27) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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宝物…。 わたし……マーゴの宝物?
[小さく頷き返されれば 胸のうちがじんわりと温かくなって。]
わたしも マーゴが大好きよ。
[と小さく囁いた。]
(-200) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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[内緒話と 抱き寄せられる肩から 伝わる温もり。]
[マーゴが教えてくれた なくなってしまった「いちばん怖いもの」は思い当る。 会ったことのないマーゴの両親。
前にお父さんに聞いたら お母さんと同じところに居るって 言ってたっけ……。]
(311) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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[マーゴは優しい。 わたしの大好きな友達。]
[ふたりでいればきっと 大丈夫。 わたしは“いつも”を取り戻せる。]
[そう感じながら 肩に置かれた手に自分のそれを 重ねて。]
(312) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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―騒動のあと―
ジョスランさんが そんなようなことを言ったんだもん。
[新鮮なハムとみずみずしいレタスが挟まった もちもちのベーグルを力いっぱい 噛みちぎりながら。
しゃあしゃあと罪をなすりつけて えへへと肩をすぼめて笑う。]
わーい!! ヤキガシ!!美味しいやつだ!! マーゴありがとう、大好き!
[声を弾ませながらデザートのフィナンシェに 眼を輝かせる。 楽しい 楽しい ずっと続けばいいのに。]
(313) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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[悪夢――現実――に引き戻されないように。]
(314) 2015/05/14(Thu) 11時半頃
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[いつもなら半分こする花輪。
片側がきれいで 片側がいびつで
そんなふたりの花輪。
今日はいびつな花輪と きれいな花輪。]
(316) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[「交換こ」と言って差し出された きれいな花輪。
少女の辞書に「遠慮」という言葉はない。
いいの?!と 眼を輝かせて。
代わりにお礼をしようと、ポケットに手を突っ込むと…――]
(317) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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ヒヤリ…――
[冷たいものに手が当たり 自分の手が一気に冷める感覚。
手だけじゃない。 身体も目も 心臓だけが赤く熱く燃えるように 脈打って。
これはわたしが欲しかった大事なもの、宝物?]
(318) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[その時わたしの頭に 浮かんだのは きっとひどいこと。
おとなに言ったら お父さんやお兄ちゃんに言ったら 怒られそうなこと。
オーレリアお姉ちゃんが持ってた綺麗な銀の薔薇細工。 欲しかったのに、これがあると怖いから、 手放しちゃおうなんて。
しかも…――友達にあげちゃおうなんて。]
(319) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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……お礼、マーゴにあげる。
[少し俯くのは、マーゴには見えない。 隠しきれない少女の声色を照れ隠しと見るか、 また“いつも”に見え隠れする違和感と見るか。
受け取らなければ強引に手に握らせて。]
お花のかたちしてるの、それ。 お守り。
[と付け加えて。
本当にお守りだったことを ふたりは だれかは 知ることがあるのだろうか。]
(320) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[それだけ告げるとバスケットを片手に マーゴの花輪を頭にかぶせ 墓地の方へと駆けていく。]
またね! ジョスランさんと兄さんも!またね。
[と少しうわずる声を張り上げて 残した人たちに別れをつげて。]
(321) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[わたしは駆ける。 とばないように頭に乗せた花輪を片手で押さえて。
バスケットを持つ片手では本がカタカタの揺れる。
わたしは風。 びゅんびゅん。 高い木々に囲まれた獣みち。太陽も届かないで鬱蒼としてるけど わたしは気にせず走り抜けてく。
わたしは妖精。 ふわりふわり わたしの足元の花は 毒の花ばかり。]
(323) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[「何がなくなるのが怖い?」
「わたし」
「おともだちと家族がいなくなるのが」 「一番怖い。」 ]
(324) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[嘘ばっかり。]
(325) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[わたしが怖いの。
わたしのことを 愛してくれる人が いなくなること。
わたしの場所が なくなるのが 怖い。
わたしが 愛されなくなるのが いちばん怖い。 ]
(326) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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/*すごい自己中な考えだけど、 多分12,3歳の思考ってこうなんじゃないかなって。
でもそれを自分でわかってないと思うけど みんな何となくこういうことを考えてんじゃないだろうかって。
優しい目で見てあげてください。 この悪女、メアリーちゃんを(笑)
(-202) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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[ふざけたお話?
そんなことない。]
[そう言いたいのに、言えない自分がいる。 だってオーレリアお姉ちゃんを殺したのは自分。 ぐちゃぐちゃにしちゃったのも自分。 ちょっとだけ食べちゃったのも自分。
そんな自分が みんな一緒に仲良く暮らせるよ なんて言えないことは
さすがの少女にもわかる。 だから、噤んだ口を固く結んだまま。]
…………。
(*29) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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/*きぃついたらごっつ喋っとった。 桃はそんなにやけど赤入れたら結構。 多弁の駄弁。
ほげぇぇぇえ
(-204) 2015/05/14(Thu) 12時頃
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―墓地―
[母親のもとへ向かうころには 息もあがって。
ゆっくりと墓石へと 歩み寄る。]
お母さん。花輪、作ったよ…。 ……っていっても、これマーゴのだけど。 あげるね、お母さんに。
[今日で何年だろ? ……えっと…わたしが5歳の時だったから……。]
7年?
[8年です。]
(329) 2015/05/14(Thu) 12時半頃
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/*ジョスランさん…。 良い癒しをありがとう…。
あなたはこの殺伐の中で必要な癒しだ。 個人的に残したい要員w
(-205) 2015/05/14(Thu) 12時半頃
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[間違いには気づかぬまま、少女は続ける。]
どうしよう。お母さん。 村に戻るのが怖い。 多分もう話題になってるよ。 ごめんね、お母さんのめいにちに こんなこと言って。
[戻りたくない、その思いと 自分だとバレてやしないかという不安 それを打ち消したい、確かめたいという思いと。
せめぎ合う葛藤に中々答えが出せぬまま。 うだうだと墓石の裏に腰かけるとバスケットから 絵本を取り出し、読み*始めた。*]
(333) 2015/05/14(Thu) 12時半頃
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