48 マーメイドライン
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[ホッとした様子の彼女を見て。 自分も安堵の表情を浮かべる]
あぁ、良かった……。 あのまま、引きずり込まれてたら……危なかったね。
[海に飲まれるイメージが横切って。ゾッとして軽く頭を振り。 引っ張られて少し痛そうに見える、彼女の腕を。 無意識に撫でた]
(44) 2012/05/14(Mon) 00時頃
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― 海岸公園 ―
[どれくらいそうして佇んでいただろう。 時計をしていないから正確な所は判然としないけれど、肌に当たる風が冷たい。 昼食には多分に遅い買い出しへ出た筈が、この分では夕食になってしまいそうだ]
……――くしっ。
[屈み込む己の傍らで微睡んでいた猫が、嚔に驚き身体を跳ね上げた。 鼻を啜り、立ち上がる。 円い目を此方に向けるついでなのか、潮と血の香る袋へと注がれる視線には苦笑を零し]
ダメよ。これはあたしの。 それにお前、ちょっと太りすぎよ?
[ふくふくでっぷりとした体型の彼を窘める。 人魚程の大きな魚でも呑み込んでしまいそうな食欲を見せる彼は、他の家や道端でも餌を貰っているに違いない]
(45) 2012/05/14(Mon) 00時半頃
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単に落ちるならまだしも、 魚に引きずりこまれるとか絶対やですしね。
[冗談めかしてくすりと笑い、 腕を撫でられてもされるがままで。 絆創膏はあったろうかと、 頭の中は上の空…**]
(46) 2012/05/14(Mon) 00時半頃
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人魚を食べてしまったら。 お前も、人魚と一緒に消えてしまうのかしら。
[ふと思い付いた、埒も無い事を言いながら袋を持ち直し海の果てを見る。 視界の端に飛沫>>11の煌めきが留まり、其方へと視線を移した]
……――――。
[何かを口にしようと開き、そのまま閉じた。 少女の姿が美しかったからか、年嵩にしては幼いその行動にか、その姿があまりに儚げだったからか。 その理由は、自分でも判然としない]
(47) 2012/05/14(Mon) 00時半頃
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[厚い前髪の中に隠した、深海色の瞳を眇め見る。 良く良く見れば、彼女は岬で幾度か見掛けた少女だった]
……ふふっ。
[古い伝承になど思いを馳せていたせいか、人魚が波と戯れているようだなどと考えていた事に思い当たり、自嘲が零れる。 馬鹿みたいだ。 尤も、餌を強請る猫を足元に放り突然笑い出す状況も、冷静になれば中々に恥ずかしい]
(48) 2012/05/14(Mon) 00時半頃
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手伝い クラリッサがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(手伝い クラリッサは村を出ました)
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― 岬 ―
[ばしゃり、ばしゃりと水遊びを楽しめば、ゆうくりと水にぬれた脚を引き上げた。 タオルなんて持ってきていないから、どうしようかと思案した後、濡れたまま裸足で海浜公園と続く道を歩く]
……はじめて土を踏んだ人魚姫も、こんな気持ちだったのかしら。
[ぐじゅぐじゅと濡れた脚に土がまとわりつく感触が気持ち悪い。 眉根を寄せると僅かに顔をしかめて、モノクロームの現実が待つ街へと歩みを進めた]
(49) 2012/05/14(Mon) 02時頃
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[海浜公園の入り口まで来れば、少し離れた場所に見える女性と猫。 まさか先ほどの水遊びを見られていたなんて知りもしないから、 ただただ女性と猫の組み合わせにほっこりとしたものを感じて、自然と浮かぶ笑み]
こんにちは、お姉さん。 可愛い猫さんね。
[お姉さんの飼い猫……? と、潮の香りのする髪をゆるり傾いだ]
(50) 2012/05/14(Mon) 02時頃
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[少女から視線を外し、暫く海の青を眩しげに見遣る。 ああ、あの色はとても綺麗。似た色のビーズがあるからブローチにでも――]
――あっ、こら。 ダメだってば。
[魚入りの袋を狙う猫の額を慌てて押し留める。 思考が逸れた隙を狙う彼と、小さな攻防を繰り広げていると笑み混じりの声>>50が掛かった]
…………あら。
[先程波と遊んでいた少女の姿に、一度瞳を瞬く]
こんにちは。 ええ、うちの子。クラリッサ[[who]]って言うの。
[見ての通り食いしん坊で困ってるわ、と苦笑を浮かべ、答えた]
(51) 2012/05/14(Mon) 02時半頃
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/*
猫の名前は何となくランダムで決めようと思っていました。
(-4) 2012/05/14(Mon) 02時半頃
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クラリッサ……? まあ、すごい偶然。私の名前もクラリッサって言うのよ。
[同じ名前ね、と。 魚の入った袋を狙う猫を抱き上げ、腕の中へと包んで笑う]
なんだか不思議ね。
[くすくす、くすくす。 鈴をころがす様な声が、静かな公園に響く]
(52) 2012/05/14(Mon) 02時半頃
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え?
[少女の名を聴き、また一つ瞳を瞬く。 厚い前髪の下の事、相手には分からないだろうけれど]
そうなの? それは面白い偶然ね。
[猫と少女を見比べ、小さな驚きを覚える。 少女と同じ名を持つ猫は、くすくすと笑む少女の腕の中で暢気に欠伸をしていた]
(53) 2012/05/14(Mon) 03時頃
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[大きな口をあけて欠伸をする猫の額を指の先で撫でる。 ごろごろと心地よさそうに喉を鳴らす様に、笑みはより深くなるか]
クラリッサ、なんてそんなによくある名前でもないのに、ね。
[ね、クラリッサ…と、腕の中の猫に話しかければ、 にゃぁと呑気な声を返すのにますます楽しそうに笑って]
はい、お前の主人のもとへお帰り。クラリッサ。
[ひょいっと、猫を差し出した]
(54) 2012/05/14(Mon) 03時頃
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[公園に響く澄んだ美しい音が、猫の名と同じ別の少女の声音に重なる]
[冗談混じりに自分の名を雄猫に勧めた彼女は、今何処で何をしているだろう。 昔むかし、両親も健在で己が未だ少女だった頃。 淡い淡い憧憬を寄せていた、少女は]
……ちょっと人懐こすぎやしないかしら。
[クラリッサと名乗った少女の腕の中で我が物顔をしている猫に、じとりと視線を送ってやる]
(55) 2012/05/14(Mon) 03時頃
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[受け取る様子のない年上の女性に、ゆるりと首をかしげば、潮の香りのする髪が一房流れて落ちる。 目の前の女性と、差し出した猫と。ゆらりと泳ぐ視線]
同じ名前だからかしら。
[人懐こすぎるとの呟きにそう返して]
いつもはもっとやんちゃなの、クラリッサ。
[ぶらんと尻尾を揺らす猫に尋ねた]
(56) 2012/05/14(Mon) 03時半頃
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え、あ。 ……いいのに。
[ひょいと渡される猫を受け取り、慌てて弁明を入れる。 直前の己の言葉を思い返し、誤解させてしまっただろうかと]
その子、可愛い名前だけど男の子なの。 人が付けてくれた名前でね。
[あまり無い名の由来を付け足して、そういえば一方的に彼女の名を聞いた事になるのだと気付いた。 行きがかりの相手に名乗るべき状況かは、微妙な所だけれど]
ああ、あたしはラディスラヴァ・スナイダー。 街の裏通りで仕立て屋をしているの。
[重い猫を抱え上げ、営業用の笑みを浮かべた]
(57) 2012/05/14(Mon) 03時半頃
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/*
あああ! 行き違った上に取り消し間に合わな……っ!!orz
(-5) 2012/05/14(Mon) 03時半頃
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ラディスラヴァは、猫が直ぐさまクラリッサの元に戻る様子に呆れ顔を一つ。
2012/05/14(Mon) 03時半頃
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まあ。てっきり女の子だとばっかり…!
[男の子だと聞いて、赤い瞳をまぁるく見開くとまじまじと猫を見つめる。 むんずと女性の腕に抱かれた猫の後ろ脚を両手でつかみ左右に開けば、現れる男の子印にまあまあと呑気な声を一つ上げた]
裏通りの…? この間ね。ハイスクールのお友達が可愛い小物が置いてあるお店が裏通りにあるって言ってたの。 きっとお姉さんのお店の事ね。
[ぽん、と手を打ち、にっこり笑って]
お店のお名前も教えてもらってもいい? また、クラリッサくんにも会いたいから。
[だめ……?と見上げる赤い瞳は上目づかいに、ラディスの顔を映している]
(58) 2012/05/14(Mon) 03時半頃
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クラリッサは、じぃっと見上げたまま、ラディスの返事をわくわくと待っている**
2012/05/14(Mon) 04時頃
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[少女が近くになるにつれ、潮の香りが強くなる]
[まじまじと猫を見詰める少女の細い手が、戸惑いなく猫の両脚を広げた。 儚げに見えた少女の思わぬ大胆さに、思わず頬の辺りが熱くなった]
……え、ええ。 あの辺りで小物を扱っているのはうちだけだと思うわ。
[大通りには女性好きする雑貨を扱う店が沢山あるけれど、裏通りには見掛けない。 仕立ての仕事が無い時には小物等を店舗に出し、クラリッサの年頃の女の子も時折買いに来てくれていた]
『Sen o moi』というの。 よければ、クラリッサ――あ、猫の方ね。会いに来てあげて。
[貴女が好きみたいだから、と為すがままの猫をぶらりと持ち上げる。 見上げる少女の赤い瞳。 その瞳に映る己から視線を外し、逸らすように**]
(59) 2012/05/14(Mon) 04時半頃
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[不思議な響きの店名に、きょとりと動く赤い瞳。 ぶらりと揺れる猫の足を振りながら。 そらされた瞳を追いかけるように見やって]
お姉さんのお店には、私の夢も置いてあるのかしら。
[くすくす、くすくす。 鈴の音はころころと転がる様に笑みへと変わる]
きっと、逢いに行くわ。 クラリッサにも。それからお姉さんにも――…!
[猫の脚から手を離せば、ふわりと舞うスカートのフレア。 ごきげんよう、と。軽やかに手を振り、裸足のまま街へと戻る道を歩く。 後には仄かに、潮の香りだけを残して**]
(60) 2012/05/14(Mon) 13時半頃
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/* ラ神GJだな。猫の名前がクラリッサとか。フラグ立ったよなこれw
クラリとラディとか、綺麗だよな……。
(-6) 2012/05/14(Mon) 16時半頃
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本日0時前くらいに開始します。
少人数スタートですが、概ね見込んでいた人数程度ですので
ご了承下さいませ。
(#4) 2012/05/14(Mon) 17時頃
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/* 別ゲーが忙しくて来れなかったとか すみませんwwww この性格でこの立ち回りじゃ誰にも絡まない内に死にそうな予感!
(-7) 2012/05/14(Mon) 17時頃
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―― 港 ――
……。
[防波堤近くの街灯に手を当て ぼんやりと海を眺む]
また、
[明日も、明後日も、明明後日も 部下に怒鳴って、上司に指図される毎日が繰り返すのだと そんな、特別でも何でもない日常が 全て、この海に飲み込まれてしまえばいいのに、と]
下らない……
[海に身を投げたって悲劇のマーメイドにもなれないのだ。 ただ密かに新聞の片隅に名前が書かれ 悲しむ人も殆どいない。部下からは喜ばれるかもしれない。]
(61) 2012/05/14(Mon) 17時頃
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[飽いた。 飽いてしまった。 辞表でもつきだしてやろうかと思う。
だけれど世の中の歯車から外れたところで 自堕落な生活が待っているのは分かりきっている。 プライベートは駄目な生活。 部屋はゴミこそないものの、物の整頓は出来ていないし 料理なんて面倒くさいからと買い食いばかりしていれば 従姉妹の様に太ってしまうのだろうし。]
私は、何を望んでるんだろ、 ね。
[人当たりの悪い性格を簡単に治すことなど出来ず、 かといって独りになった所で世界が優しくなるわけじゃない。 残酷な現実の中で、アイデンティティを維持しているのは 結局はこの性格ありきなのだ。 この性格の所為で恋人という恋人も出来ないし 仮令付き合った所で建前と嘘を塗り重ねて駄目になる。]
(62) 2012/05/14(Mon) 17時頃
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[そもそも、異性との恋愛なんて―――]
……
[言ってしまえば、根っからの同性愛者だ。 世の中から忌避される、風あたりの強い存在。 この立場でそんなことをカミングアウトしたら 職場での視線がどれだけ冷たくなることか。
自分が同性愛者であるという問題は些細なことに過ぎない。 恋愛なんて切欠と相性でどうとでもなるものだ。 問題なのは、誰とも相性が良くない、この欺瞞に満ちた性格。]
――…あー。もうだめ、だ。
[ぐちゃぐちゃと頭の中が混乱する。 建前の強い自分、人に厳しい性格、 そしてそれを自己嫌悪する感情。]
(63) 2012/05/14(Mon) 17時頃
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よ、……と
[テトラポットの上に乗って、 打ち付ける波を見つめる。 海の藻屑になればこんな靄も消えるだろうか。 酷くつまらない日常。 先行きの真っ暗な未来。 そしてこの足は、今―――]
……無理。
[シニックに口元を歪めて、動かないどころか後退する足を見る。 身を投げる勇気なんて微塵もないし、 何から何まで情けない。]
(64) 2012/05/14(Mon) 17時半頃
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[>>46魚に引き込まれると聞いて。 海へと誘うセイレーンの事が少しだけ頭を過ぎったが。
無意識に擦った彼女の腕に、 少しだけぬるりとした感触を感じて。
よくよく見ると、うっすらと滲む血]
魚に引きずり込まれるとか。洒落にならないね。 ちょっと、血が滲んでる。待ってて。
[彼女の腕から手を離して。 先ほど無造作に広げたソーイングセットを手に取る。 小さなポケットの中に、絆創膏が3枚。
片付けるのが面倒で、無造作にポケットに突っ込んでおいたソーイングセット。 たまたま持ち歩いてた奇跡に感謝しつつ、彼女の傷をハンカチで優しく抑えてから、絆創膏を貼った]
(65) 2012/05/14(Mon) 17時半頃
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/* やーん。ミッシェル欲しい(まて
(-8) 2012/05/14(Mon) 17時半頃
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