241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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…………………、くッ……!
[ぐらりと心が傾いだ、──とか思ってはいけない。 罠だ。これは罠である。 ぶんぶん、と首を振る。黒いお下げが、びゅんびゅんと揺れた。]
……分かったわ。 それじゃあ、ホーリーバッジを賭けての サブミッション、といこうじゃないの。
内容は、そうね──……
[お使いでもこなしてもらおうかと思っていたけれど、──やめた。>>@21 そちらのお願いを聞くんだから、多少難易度はあげたっていいじゃない?]
(@60) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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[テーブルに出されたみつ豆は、赤が彩られているものの 見た目として全体的に派手さはない。
けれど、恐らく先程説明にあった寒天だろう物。 それの透明感は、初夏も近づくこの季節にはぴったりだったと思う。]
それじゃあ、いただきます。
[シロップと言われてみつ豆を少し観察する。 容器の下に溜まっているこれの事だろうか?
震える寒天と一緒に、こぼさないようそっとすくって 一口頬張る。]
(@61) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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[──すっ、と。 くじ引きで賑わっている人だかりの方を、指し示す。>>#9 くじを引く者の何人かは、バッジを狙っているものもいるだろう。 けれど、それはもう、彼らにとってはあまり意味をなさないのだろうから。]
……あのくじ引きで、 貴方たちのどちらかが、1等を引き当てたなら。
このホーリーバッジ1個ずつ、 それぞれ、貴方がたに差し上げようじゃない。
[ふふん、と皮肉げに笑って。]
(@62) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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[ひんやりとした液体が口内を満たしていく。 口を閉じたまま冷たいと言えばシュンタロはどんな反応をしていたかしら。
寒天の方は見た目は確かにゼリーに似ているものの 舌の上にのせてからも崩れる様子を見せない。 確かに少々固いようだ。
(上顎…でしたっけ?)
先程の説明>>331を思い出し、 そっと舌をつかい上顎に押し付けてみれば不思議なもので 寒天は脆くも形を崩れていった。]
(@63) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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無茶を言う! とか、言わないでちょうだいね。 死神なんて、そんなものよ。
まあ、潔く諦めてマブスラ観戦に行ったって、 こっちは全然構わないけれど。
[肩を竦めて、そんな言葉を吐く。 彼らがこのサブミッションに乗るかどうかは、彼らの自由だ。*]
(@64) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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…ほんと、不思議なものね。 さっきまで形があったのに、少し力を入れたら壊れてしまう。
ガラス細工かしら…涼しげで、綺麗で、だけど繊細なの。
そう、まるで…
[思い出したように店の入り口に目を向ける。 そこには、風鈴が取り付けられていた。]
あれに似ている、わね。
[時に風に揺れ、涼しげな音色を届ける日本の風物詩。 それをそっと指を差し、無邪気な顔を見せたでしょう。*]
(@65) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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[こちらを眺める目と、びっくりされる目と。 対称的な反応をたのしんでいたら、ふより、ここまで白いクラゲさんがのぼってきた。>>384]
わっ! ひやんり する……
なだんか きちもちい ね?
[攻撃かと思ったけれど、その見た目のトゲの無さから無警戒で近付くと、 周囲の空気が冷やされる感じがする。 熱がどこかへ去って行くように、心地の良い冷たさが齎された。]
(@66) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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すきてな のりょうく ね くげらさん わしたも だるのせよ
[くすくすと笑んで、指を鳴らす。 そうすると、わたしの周りにぷかぷかと、1匹の青いクラゲが漂い始めた。 紛れも無いノイズの一種、<ジェリ>である。
攻撃する意図ではなく、ただ仲間を呼んだというだけの気持ち。 だからわたしは無邪気にわらう。
<ジェリ>が、白い髪の男の人に触手を伸ばそうとするのも、止めずに。*]
(@67) 2018/05/19(Sat) 00時頃
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……ワレンチナ。 って、ああ、名前ね、貴方の。
[淡々とした名乗りに一瞬困惑しかけたけれど、すぐに頷く。>>397
静かな感情のない瞳が、こちらを射抜いたけれど。 お姉様だのなんだのと呼び慣れない呼称で呼ばれるよりは、しいんとしたその視線の方が、ずうっと気楽なものである。
パニックも些か落ち着き、サブミッションも突きつけた死神は、腕を組んで2人の回答を待って──。]
(@68) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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…………………、ちょっ、と?
[静かに、諭吉さんを数えだすワレンチナ。>>403 さらりと、耳を疑うような金額を口にしたジリヤ。>>408
背に、ひやりと冷たい汗が流れたような気がした。 そうして、続く、ジリヤの言葉を耳にして。>>412]
(@69) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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何なのよ、貴方たちーーーーーッ!?!?
[一際大きな叫びを発して、 その場に崩れ落ちた、死神少女は。
ただただ、己の敗北を悟る他、なかったのだった。]
(@70) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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負けよ! 私の負け! 完膚なきまでに、負け!! どうぞ、お好きなだけ持っていくがいいわ!
[相手を、考えるべきだった。
この場が初対面のワレンチナはともかく、ジリヤが──言葉遣いからしても、生粋のお嬢様だろうってことは。 お嬢様というのは、得てして金銭感覚が狂っている生き物(※偏見)だってことは、分かっていたのに!]
(@71) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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私ね、食事には色んな楽しみ方があっていいと思うの。
至高の食材を集めて作ったもの。 家族が集まって食べる暖かいもの。 季節の移り変わりを味わうもの。
だから暑い季節を涼しく過ごす綺麗なものがあるのも いいわよね。 だって、四季のある日本らしいもの。
[味よくわかんないでしょ>>409と言われれば 確かに私に味はわからない。けど、]
いいえ、おいしかったわ。 こちらこそありがとう。
シュンタロが風流を大事にする人なんだなってわかって嬉しいわ。
[この時間を楽しめたのだから、お礼は言いましょう。]
(@72) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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[やけくそのように、ホーリーバッジをふたりの手に押し付ける。 ついでに、恐らくは本日のミッション遂行にはもう不要であろうとは知りつつ、持っていたバッジも押し付けた。>>@20
ジリヤの手には、ロリータテールとホーリーバッジ1枚。 ワレンチナの手にはウシワカとホーリーバッジ1枚。
なんとなくしっくり来る方をざっくり押し付けただけで、特に渡したバッジに意味はない。 もともと良い思い出の無いバッジだ、体のいい厄介払いでもある。]
(@73) 2018/05/19(Sat) 00時半頃
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[何かと思えば テーブルの上に置かれたのは指輪を模した物。>>413]
あら、綺麗…もらっていいの? 見た目は宝石みたいだけどキャンディーかしら?
[受け取れば早速開封して、右手の人差し指につけてみる。 店の照明を受けてキラキラ輝く大きな苺色の宝石。]
(@74) 2018/05/19(Sat) 01時頃
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[似合うかしら?なんて微笑んでみせて。 こちらも忘れないうちに、シュンタロへホーリーバッジを 手渡したでしょう。
…今日のミッション時間もそろそろ頃合いでしょう。]
プレゼントまでもらえるなんて… 今日は素敵なデートをありがとう。楽しい時間だったわ。
[だからお約束の一言を伝えないと。]
またどこかで会いましょうね。 だから――
(@75) 2018/05/19(Sat) 01時頃
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絶対…絶対誰にも消されないでね…。 生き残ってちょうだい。
[私の言葉は最後まで、彼に聞こえたでしょうか。*]
(@76) 2018/05/19(Sat) 01時頃
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