171 獣[せんせい]と少女
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少
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 00時頃
子守り パティは、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 00時頃
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−記憶の水底−
――パキリ…
―――パキリ……
[少女の遺骸に覆いかぶさった黒から、乾いた枝が折れるような音がする。
血の一滴。 肉の一片。 髪の一筋さえ残さずに。
与えられた唯一の糧《マナ》を喰らう、獣の嗚咽。]
(-238) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[やがて黒は、ゆっくりと起き上がり、顔を上げる。
数百年と抱えていた飢餓感は、もう、ない。 小さな少女の遺骸は、数百年の飢えを充たし。 この先また、数百年獣を活かすのだ。]
―― スノウ……。
スノードロップ…。
[呼んでももう、その名の少女はどこにもいない。 血の一滴、肉の一片、髪の一筋さえ残さず。 全て自分が食べてしまったから…。
喰らわずにはいられない。 喰らうことこそ正しい行いなのだと。 それが死んだ彼女に対する礼儀なのだと、分かってはいるが…。]
(-239) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[獣は嘆き、耐えがたい哀しみをその身に刻むように。 両手で自らの顔へ爪を立てようとして……]
………は、……はは……
[指先に触れたのは、冷たい骨の感触。]
酷い…なぁ…。 私の顔を…、持って逝ってしまうなんて…。
[本当は分かっている。 今、力を使って顔を変えているのは自分自身だと…。 それでも、獣は居なくなった少女を酷いと詰る。 その声は泣くのを耐えるように震えながら。 目に見える少女との繋がりを。 温もりのない冷たい骨の感触を。
獣はただ、愛おしんだ…。**]
(-240) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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せんせい……、が教えてくれたの、 おねえちゃんが、渡したいものがあるって。
[まだいつも通りの呼び方が抜けないまま、 お礼を言うならモスキュートの方だって続けようとして、 ふいに聞こえた言葉に、目をぱちくりさせました。>>566
振り返れば、黒いローブ姿は相変わらずだけれど、 白いお顔から、みんなと同じお顔になっていました。>>563]
………、わ、これならこわくないし、 おそろいだね、わたしと!
[オズワルドのからかうような声もちっとも恥ずかしくないくらいに、 おそろいを喜ぶヒナコです。 髪の色だけじゃなくって、 長さは違うけれどみつあみもおそろいだったでしょうか。
すぐにミッシェルとお話の途中だったのを思い出して、 にっこり笑って近付きます]
(588) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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きれー……。
[手のひらの上にのせられたのは、>>581 複雑そうな編みこみがされた紐に、雫のかたちをした石を結びつけたもの。 石の色はモスキュートのローブのような温かな黒色。 紐には、今やヒナコとモスキュートの色になった、 柔らかなミルクティーの色が中心に添えられています。
手のひらの上の感触と髪をなでられる感触、 両方に気持ちよさそうに目を細めて囁き返すのは、お礼の言葉]
ありがとう、ミッシェルおねえちゃん。 うんと大事にするね……!
(589) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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…ヴェラが。 私の顔だと描いた、絵を真似たんだが…。
[オズワルドの反応に。>>566 なにか、不自然なところがあるのだろうか…と。 まだ、表情の乏しい顔で、首をかしげる。]
確かに。 オズワルドよりは…若く、見えるかもしれない…な。
[普段より砕けた表情で、笑う旧知の友に。 返す笑みは、無機質な骨よりも、分かりやすく。]
そう…だな。 おそろい…だ。
[思った以上に、喜ぶヒナコに、小さく笑う>>588 その後やって来たブローリンと、ミツボシの姿に目を、止めて。>>582 ミッシェルから、御守りを受け取ったヒナコの。>>289 耳元へ、耳打ちをひとつ。]
(590) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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………おひめさま。 最後になにか、咲かせてみる…かい?
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(-241) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[さて、花のお姫様は、どんな花を咲かせただろうか…?
それぞれの用事が終われば。 ヒナコの手を、取り…。]
さぁ、行こうか…。 おひめさま?
[まなびやに、暫しの別れを告げようか。*]
(591) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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―旅立ちのとき―
[支度を終え、さいごに裾野の町のひとたちからの贈り物のあたたかいポンチョを羽織れば旅立ちの準備は終わり。お待たせなの、と飛びつけばせんせいは疑いようなくしっかりと支えてくれただろう。立ち止まり、まなびやの出口へ行こうかと誘われれば]
まなびやの出口?うん、もちろんいいの。 いいことってせんせいなにか知ってるのー?
[せんせいが獣だけにしか使えない声があるなんてことは知らないから、疑問符を浮かべて。そこでだいすきなひととまた会うことができるなんて考えもつかないまま*]
(592) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[どれだけ歌ってもなくならない>>569 喉がすこし枯れてしまうことはあるかもしれないけれど、いつまでも耳に馴染む声は確かに失われることはない。]
………、……、 …。
[時が経てばそれは、何処にも残らなくなるとも、思っているけれど。 今は、背伸びする姿に、情けない口元を引き結んでは歩いた。
赤い目尻はすこし気にはなったけれど。]
(593) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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お祭り、行くか。 コインの使い方は覚えてるか。 ないとは思うがぼったくられても知らないからな。
[希望>>571を耳にすれば頷く。 ただ、未来の地図はまだ思ったよりも真っ白だ。
綺麗なばかりではないとは思うのだけど、機体に花咲くこの子に野暮なことを口にする唇は閉ざしてしまおう。]
あぁ、急いで転けたら元も子もないからな。
[取り留めのない言葉を代わりに置いて。 でも、不透明な未来はすこしばかり不安で、道が見えないけれど、嫌だとは思わなかった。]
(594) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[それは出迎えてくれた声>>573に、その台詞に思わず鼻を鳴らしてしまう。
いつか彼が口にした言葉>>0:268を自分はまだ覚えている。 まなびやで暮らしていた少女が新たに旅立つこということの意味を彼は知っているだろうけれど。
小さな仲間意識。 まだ、言葉は、口にしないままこちらを見上げる二つの瞳>>582に向き合う。
歌えるよって、答えるように息を吸い込んだ。]
(595) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[ 命を終える場所に 何百年と変わらず命を育む神木の元を選んだ理由は どうしてなのか。
喚ばれたような、此処がいちばん落ち着くような 暖かな感傷。
瞳が映すのは昏い瞼の裏だけだけれど ありありと浮かぶのは 何年と見続けた神木越しの夜空と がっこうを訪れた、知った顔や うら若い獣
そして、いま 旅立ちつつある少女達の 声。
( どうか君たちに 幸あらん ) ]
(596) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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Twinkle, twinkle, little star. How I wonder what you are…
[歌い出しは彼女の目を見て、共に。 合わせるように開けた。 口元から溢れる声はプレゼントというにはささやかなもの。 いつかの聖誕祭の時のように指を灯らせ光で照らしたりすることは、しなかったけれど、]
so high, Like a diamond in the sky.
[宝石のように散らばる星々が、 旅人達を照らせばいいと。
それはここを去り行く同胞にも、そして、見送ってくれる彼女と彼にも。]
(597) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!
[きらきらと光る星が輝くことを、祈って。]*
(598) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[それから、飛び跳ねるみたいなうきうき度合で、 モスキュートのところに戻ろうとしたところで――、]
なんですかー?
[ちょいっと手招きされて、こしょこしょと。>>546 囁かれたあわよくばの“おねがい”を聞いて、 もちろん! と言いたげに、 何度も頷くヒナコの姿が見えたことでしょう]
(599) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[ す、う と吐き出した最期の呼吸音は 滑らかな白い木肌に吸い込まれて。
「 ごめんなさい、 またね 。」
……あのとき、確かにあの子はそう云ったから
( ああ、もうすぐだ ) ( …謝るのはわたしの方だというのに。 )
護ってやれずに、 こんな己でも待っていてくれるものだろうか。
咥内に蘇る彼女の味は苦くて、甘くて、苦かった。]
(600) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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もちろん! やりますよー。 せんせい、……からの素敵なプレゼントを、 少しずつ、わたしたちのおもいででうめていきます。
たんけん? なかみ?
……よくわかんない! けど、 どんななかみでもせんせいは、わたしの“きしさま”ですよー?
(-242) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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[ 光を失った瞳はゆっくりと帳を降ろして 友>>1:415の記憶とは対照的に、
重く、深く、沈んで
まるで眠るように
――燈は 消えた。*]
(601) 2015/10/14(Wed) 00時頃
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