278 冷たい校舎村8
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うまい?そお? 頑張ったら俳優になれちゃったり? はは、なんちゃって。
[ 演技を褒められれば、調子に乗ってそんな冗談も言ってみる。 しょーらいのゆめなんてないし、現状のままなら、なんかそのへんの大学に行って、なんかそのへんの企業に就職するんじゃないかな。きっとその方がいいだろうし]
初心者だって!演劇なんて今回が初めて!ほんとほんと!
[ 疑うような言葉にはわざとらしいくらいに頷いてみる。 いやでも実際、演劇は初めてだし初心者だ。演技は、まあ、中学時代にちょこっとやらないでもなかったけど]
(601) 2020/06/12(Fri) 03時半頃
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[ その後、誠香からの差し入れを受け取り、 手を大きく振る幸俊>>546とか、 オーバーリアクション気味の誠香の姿>>562を見て、 ちょっと珍しいと思いつつ、なんだか微笑ましいような気分になったりした。 もしやお二人とも、文化祭近づいてきてテンション上がったりなどしていらっしゃるのだろうか。 うんうん、青春じゃのう。よきかなよきかな。
まあ老人気分になってもいられないので、ちゃんとすぐ練習を再開しましたけどね!*]
(602) 2020/06/12(Fri) 03時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2020/06/12(Fri) 03時半頃
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[ 好奇心は猫を殺す、ともいうけど 九生もないのに17まで生きてる郁斗は 結構ラッキーなほう、って説もある。 ]
(603) 2020/06/12(Fri) 04時頃
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── 回想:好奇心 ──
[ 通っていた塾で、仲良くしている子の中学に 死ぬほどかっこいい男が居る、って話を聞いて 見に行かないのは、郁斗には無理な話だ。
学校まで見に行く、と宣ってしまったので 次の日の放課後には校門で待ち伏せた。 でも、違う制服で佇むのは、結構キツイ。 ]
どれだよお。 つぅか、どこに居んの?
[ 喜多仲郁斗は中学はお坊ちゃん校に通っていて つーか、通わされていたので、 他の中学に行くって行為自体は 中々に楽しかった。というのは余談。 ]
(604) 2020/06/12(Fri) 04時頃
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[ アレだよ、アレ。って隣の女子が言う。 指さした先に居たのは、なるほど。 あー絶対ソイツのことだな、って人が居て 確かに顔の綺麗な男だった。
喜多仲郁斗は、顔が綺麗な人が好きだ。 この時すでにあった自撮りのアカウントも 作った理由は効率的に綺麗な顔が見れるから、 が四割くらいは占めている。
恋愛感情とかそういったものとは別として フツーに、見てるだけで幸せじゃね?って そーゆーことをケロっと言える男だった。 ]
(605) 2020/06/12(Fri) 04時頃
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[ ので、行動は早かったし、躊躇とかもない。
塾の友達の、悲鳴染みた声を背にして、 放課後、帰ろうとする生徒たちの間を縫って、 その綺麗な顔の、氷室怜の前に立ったのなら、 ]
レイくん、だっけ。 君ちょ〜かっこいいね! 友達になろ!てか何かSNSやってる?
[ ナンパ。 たぶん、つーかきっと、女装した後は 嫌になるくらい遭遇してるんだろうけど。
まだ男の格好をしていた彼に向って、そう言った。 ]**
(606) 2020/06/12(Fri) 04時頃
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/* 口内炎、治る気配、ナシ!
(-127) 2020/06/12(Fri) 04時頃
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/* これがあと二日続くの?と怖くて怯えてる。 他のみんなは文字打つのに通常より二倍時間がかかるとかハンデつけて欲しい。 灰にぜんぜんみんなの感想をながせん。みんなかわいいです。 たのしそう。比較的。
(-128) 2020/06/12(Fri) 04時頃
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――回想/噂話と文化祭準備――
……あ?
[何測ってんだよお前は、 という感想を包み隠さず表情に現し ピンと己の腰を締めるメジャーを見下ろした。>>582
カワイソー?俺が?と小首を傾げ>>583 更に動揺した元恋愛マスターを 不可思議なものを見る目で見た。
本人に聞く気がないわけではないのだが、 氷室の言う事を理解できる辰美幸俊なら もうちょっと女子ウケのいい男として青春を送れている。
つまり真面目に聞いてはいるが、話を理解できていない。]
(607) 2020/06/12(Fri) 07時半頃
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じゃあ何。意中の男でもいんの? れーとか?
[氷室が女装をしている理由を知らないので、 そういう返答になるのもむべなるかな。>>585 相手に礼一郎を選ぶのは半ば冗談だが。
今カレ、元カレ、についてはさらに理解ができなかった。 軽く眉間に皺をよせ、辰美は唇を開いた。]
(608) 2020/06/12(Fri) 07時半頃
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「葉野、男を見る目がないよね。 だって辰美だよ? 楽しいのかな。怖そう」
って女子が言ってたことがある。 今だの元だのの称号がついてアレなの あいつの方だろ。 女子って、彼氏のスペック気にするって聞いたし。
恋人でもないのに彼氏扱いは 確かに居心地が悪いし困ったけど。 今更不快感が追加されたところで別に…………
[眉間の皺を深くして辰美はこめかみを叩く。]
(609) 2020/06/12(Fri) 07時半頃
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嘘つき女って喧伝されたら 女子の中で居場所なくすんじゃないのか? そういうの男よりシビアだろ。
……あいつが嘘つき扱いされようが別にいいけど、 兄貴に似てて放っとけなかった。
[生きるためにその場しのぎで嘘をつく。 平穏無事でいるために嘘をつく。 それは家庭の中での辰美幸俊とその兄を想起させた。
……個人的な話ではあったが。]
(610) 2020/06/12(Fri) 07時半頃
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別に俺はあいつのことどうでもいいんだから、 あいつがどうでもいい俺のこと嘘に巻き込んだって、 別に。
……好きにすればいいだろ。ばからし。
[そこまで吐き捨てるように言って、 ――あ、俺ちょっと傷ついてるな。 と思う辰美幸俊であった。 閑話休題。]
(611) 2020/06/12(Fri) 07時半頃
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[辰美という男は演技であったり、 あるいは礼一郎の前以外で そう長めに真面目に喋ることがあまりない。
できればあまり喋らずに過ごしたいが、 そうしなかったのは、 氷室が彼なりに自分を心配していると察してのことだった。
居心地が悪そうに咳払いをして、 半目で氷室を見下ろした。]
…………測れた?
[呼び出しておいて、 どうにも仕事をしているようには見えなかったが*]
(612) 2020/06/12(Fri) 07時半頃
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――一階・職員室――
[扉を開ければそこは先生がいる職員室―― では、なかった。
ごうごうと窓の外で積もる雪。 無人の職員室。無人のデスクの前に立つ愛宮。]
おはよ。 来てたんだ。
[ほっとしたような、していないような。 辰美は彼女に軽く声をかけて 無人の職員室を見渡した。>>558]
(613) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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誰もいねえ。 せんせ見てない? スマホ繋がんねえから電話借りようと思ったのに
[彼女にそう問いかけて、答えはあるだろうか。
辰美は机に近づいていくと 置かれていた固定電話を手に取り手早く番号を入力する。
受話器を耳につけても、返るのは無機質な音ばかり。 ――電話までイカれるなんてそんなことありえるか?]
繋がんねー。
[軽く舌打ちをして辰美は受話器を置いた。*]
(614) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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/* 男子ズが、葉野本人より葉野のことを真面目に考えてくれている。 もがもが。
(-129) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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/* 睡眠取って冷静になったんだけど、 葉野の嘘によって過去が多角っぽくなってしまっているのは、 委員長・辰美・氷室の中学縁故組にぶつけたが故の必然だったな……って。
男子の青春に、変なことする女が頭から突っ込んで行ってほんとすまねぇ……。
(-130) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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/* そして女子縁故が無さすぎるので今度はそっちどうにかせんと
(-131) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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―― 回想:校舎裏の青春? ――
感情移入…… トリップ…… なるほどな
[何がなるほどなのか。 分かっているのか分かっていないのか>>600 神妙に頷いて、辰美は連城のアドバイスを聞いていた。]
あー。主演男優賞とかとれるかも。 てか取って? 応援するから。
[真顔で冗談か本気か分からない言葉を返す。 実際に俳優になるかどうかは、 本人のユメ次第なのでノーコメント。]
(615) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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サイノーの塊連城そーまってか。
[演劇は初めてという言葉は疑わない。 冗談めいて応答するのみ。男子高校生ですので。]
(616) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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おー。
[役者を気遣ってくれているのだろう。 ポスター貼りの手伝いは断られたので>>561 だいじょーぶを四回重ねた福住に大きく手を振った。
なんだか青春っぽいな。と面映ゆくなっていると 少しだけなら笑う演技もできる気になってきて]
じゃ、続きやるか
[隣で老人気分になっている連城のわき腹をつつき 辰美は演技の練習に戻るのだった。 同い年ですよ。*]
(617) 2020/06/12(Fri) 08時頃
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――回想:観客――
毎回来てんね。 好きなの?
[いつだったかの練習の時、 自分の出番ではない場面で>>533 辰美は綿津見まなの隣に座ったことがあった。
それは単純な興味で、 壁ドンを目撃されていたのを 知ってのことではなかったけれど。
役者の熱にあてられて練習場は暑くなる。 自販機で買ってきていた冷たいジュースを 投げやりに渡そうとしたのは いつも見に来ている観客への、礼のつもりだった。**]
(618) 2020/06/12(Fri) 08時半頃
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―― 現在:通学路 ――
[ 誠香は、怜の中学時代を知らない。 高校に入学して、初めて怜と会った時の第一印象は、 うお、モデルみたいな美少女! だった。 実際話してみれば、怜は声も仕草も表情も、 どこをどうとっても男子だったのだけれど、 第一印象の美少女! の印象が強すぎて、 男子が女装をしているということを 妙にあっさりと受け入れてしまっていた。
女子ではない。でも男子よりちょっと近しい。 男子でも女子でもない氷室枠とでもいうものが、 どうやら誠香の中にはあるようだけれども、 怜が女装をやめてただのイケメンになったら、 その位置がどうなるのか、正直誠香にもよくわからない。 その程度で壊れるような もろい友人関係ではないと個人的には思っているが、 誠香は怜の抱える怯えを知らない ]
(619) 2020/06/12(Fri) 09時頃
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おいコラ。 僕のなけなしの乙女心をつつくのはやめろ!
[ 一般的な女子より多分少な目配合だけれども、 誠香にだって乙女心は一応あるのだ。 気安いとはいえ、ただのイケメンに戻ったらなんて ちょっとシミュレーションしたせいもあって、 撫でられるのはいつもより3割り増しくらいで 気恥ずかしい。
というのも嘘ではなかったが、 空気を戻そうと怜がおどけたことは>>575 なんとなく察していたので、 誠香もことさらにぎゃーすかと騒いでみせる。 妙にひとけのない通学路に、誠香の声が響いて、 初めて少し、違和感を抱いた。 あれ? 人少なくない? ]
(620) 2020/06/12(Fri) 09時頃
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[ 内心首をひねったけれど、話題が受験へと移ると あっさりそれは霧散した ]
あー、嫌だ。 ほんっと、嫌だ。 受験なんて滅べばいいのに。
あ、氷室海星受けるんだ? 僕も受けるよ。 一応、第一志望は国公立だけど。
[ ちなみに担任には、第一志望に行きたかったら もっと頑張れ死ぬ気で頑張れと言われている。 思い出して渋面になった。 作家となると、プロフィールが人目に触れる機会も そこそこある。 生半可な大学では恥ずかしいですよとか 余計なお世話なことを出版社の人間に言われたことは 言いたくないし思い出したくもない ]
(621) 2020/06/12(Fri) 09時頃
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[ げんなりしながら校門をくぐると、 先ほど抱いた違和感がよみがえってきた。 人が全然いない ]
なあ……人全然いないけど。 やっぱり実は休校だったとか、ないよな?
[ ここまで来てそれは勘弁だ。 隣を歩く怜の顔を見上げた** ]
(622) 2020/06/12(Fri) 09時頃
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── 現在/通学路>>511>>563 ── わかったならよろしい。 なんてな。 なんか苦情があんまり来るとさ、 先生らで見回りしなきゃいけねえんだって。 若林先生が嘆いてた。カワイソーだろ。 [ あの不健康そうな担任は、 足を使う仕事なんて嫌いそうだし、 さすがに見回りに生徒を買収もできまい。 悲しげな顔で通学路を歩く担任の姿は、 想像するとちょっとおもしろそうではあるが、 仕事が増えて可哀相というのも本当だ。 素直に声のトーンを落とした喜多仲>>563に、 礼一郎は冗談まじりに笑いながら言う。]
(623) 2020/06/12(Fri) 09時半頃
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バカにしてるつもりねえけど。 だってイクト、ふらっといなくなりそうじゃん。 野良猫追っかけて迷子になったりしてない? [ そういう扱いがバカにしてると言われればそれまで。
礼一郎に言わせれば、 ふわっと飛んでいきそう>>511なのは、 喜多仲のほうってことになる。 手綱を握ってその場に置くほうが早未。 飴玉の受け渡しを横目で見ながら、 また少しだけ高い位置で傘を持つ。 ……少しだけ、なので。 喜多仲も少しだけ猫背気味に歩けば、 傘の骨に頭をぶつけることもなく済むだろう。]
(624) 2020/06/12(Fri) 09時半頃
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[ 学校の外から中へ。境目を跨ぐ。]
(625) 2020/06/12(Fri) 09時半頃
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