171 獣[せんせい]と少女
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ミツボシ。
[場所が何処であろうと跪けばいいのかもしれないけれど、自分はしゃがむこともせずにただ目下へと視線を向けて、]
俺の全てを与えよう。 御身が───…朽ちるまで、御護り申し上げる。
[仰々しい言葉遣いに彼女はどのように感じただろうか。 分からないけれど、少しだけまだ言葉に躊躇いを残しつつも続ける。]
(468) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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まなびやの出口でミッシェルとオズワルドが待っているみたいだ。 もしかしたら、みんなにも会えるかもしれない。
[もう既に巣立った可能性はあるけれども、きっとみんな集まるだろうと。 勝手に目論んで。]
………俺たちも何かプレゼント用意できるもんかな。
[ただ、この一言だけは困ったように呟いて彼女のアイデアを強請るのだった。]**
(469) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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[その本を…。 よほど、気に入ってるのだろう。
表紙のタイトルを、確かめて。 また、嬉しそうに笑うヒナコの様子に。>>460 人知れず、目を、細める。
その本を、持って行くかと提案した私に。 迷いながらも、持って行きたいと…心の中では、思っているのだろう。 その背を、押すように。 短く肯定の、意を示す。]
(470) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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……あぁ。
[実際に、そうして過去…。 持ち去られた本は、あるのだ。 返って来た本も、返ってこなかった本も…。]
そう…か。 なら、次に来る時には…忘れないように、しないとな…。
[借りるだけ。 なら、いつか返しに来ようと…。 先の、約束をして…。
頭の中に、直接響いた声。>>442]
(471) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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……分かった。 必ず、向かおう…。
[応えて…。 少しだけ…、昨夜見た、ミッシェルの白い髪を、思い出す。 恐らくはもう…残されてはいない、時間…。
なぜこうも…少女たちの命は、短いのだろうか…。]
(*3) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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………ヒナコ。 まなびやの、出口で。 ミッシェルが、妹たちに渡したい…、物がある…らしい。
[ヒナコには、獣の声について…話したことが、あっただろうか…? それとも、他のせんせいから、聞いていた…だろうか?
知らなければ、教えるが…。]
行く、準備が出来たら…。 まずは、ミッシェルたち二人に会いに…行こうか…。
[そう、提案した。**]
(472) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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うん。病気とか怪我してほしくないもの。
[ お守りは、絡まないように小さな布袋に入れてある。
ひとりでいいのに、って言ったのだけれど 風で体が冷えるからだなんて、言いくるめられてしまって。 でも独りぼっちにさせるのもわたしは嫌だったし、 これでいっか、と二人でみんなを待つ。>>442 ]
……ああ、そっか。 そういうの使えるんだったね。
[ 獣同士はわたしたちには聞こえない声を使って、 口を動かさずにお話が出来るって聞いたことがある。 頑張って念じれば、わたしの声だけは聞こえるよ、って 言ってくれたけど、本当なんだろうか。よく分からない。 ]
(473) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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[ 雫の形をした、いくつもの石たち。>>1:260
クリスマスは森色の翡翠に瞳の空色を。 クラリッサは草花色の孔雀石に橙色を。 アヤワスカは真っ白な月長石に紫色を。 ミツボシは、透き通った玻璃に黄色を。 ヒナコは、温かい黒の瑪瑙に亜麻色を。 コリンは、真っ赤な紅玉にピンク色を。
この紐の色にはこの石がいい、なんて聞いたりはしたけど どれを誰にあげるかまでは彼にも言ってないの。
偶然、アヤワスカにあげるおまもりの石が その昔、オズウェルがパティせんせいにあげた石と 同じだったのも、わたしはまだ気付いてない。>>0:47 ]
(474) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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わたしが寂しがると思って、 そうやって頭を撫でてくれるの?
[ さらりと指を抜けていく白の髪を見ながら、 そんな意地悪なことを言ってみたり。
瑞々しいみかんを一房ずつ口に運んで、>>443 オズウェルがじっと見てくれば口の中に入れてあげる。
さて、最初に現れるのは誰だろうか。 笑顔で出迎えてあげることに変わりはないのだけど。** ]
(475) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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[ぎゅっと抱き留めてくれたユージンは、>>391 昔と変わらないまま、大きくて、温かかった。
謝ってくれる優しい声も、 冗談で笑わせようとするところも、 不安を笑い飛ばしてくれるのも、>>393 柔く髪を撫でてくれる手も、>>397 全部、あたしのよく知ってるユージン。
『大好き』という言葉が嬉しくて、 あたしもだよ、って何度も大きく頷いた。]
(476) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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/* ああああちょっとパティシア先生とかぶってしまってるかもしれないごめんねごめんね!!! だめだ議事ぜんぶ頭に入ってない…… (キャパ少なすぎるぷしゅん)
(-183) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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[けれど最後の最後にユージンは、 あたしの知らない一面も見せてくれた。
鞄の中から取り出された、真っ赤な林檎。>>398 無意識に手を伸ばしかけ慌てて引っ込め、 盟約、と聞いて神妙な面持ちになる。
真っ直ぐに金色の双眸を見つめていたけれど、 唐突に角が青く光ったことで、声を上げてしまった。>>399]
わっ!!?
[あんまりにも驚いたから、 目を瞠って、口はポカンと開けたまま。
本当は雷と風、嵐の力を持っていると、 不安げな告白を、間抜けな顔で聞くことに。]
(477) 2015/10/13(Tue) 00時半頃
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[そのまま言い淀んで、下を向いてしまった彼。 だんだんと事態が飲み込めて、
…そしたらあたし、こんな時だというのに 何だか無性に、笑えてきてしまって、]
あは、あはは! やだ、もう…、 せんせいが、雷?…嵐? ふ、ふふ…! 全っ然! 似合わない!!
[向こうは真剣だったのに、失礼だったかもしれない。 でも、これがあたしなの。ごめんね、ユージン。
怖がられたらどうしよう、って 拒絶されたらどうしよう、って そんな心配しているユージンが、 とっても愛しくて、堪らなくて、]
(478) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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……怖くなんて、ないよ。
違うせんせいとも、行きたくない。
[下を向いてしまった彼の首を抱き寄せて、 さっきの笑いが嘘みたいに、 静かに、優しく、耳元に囁きを落とした。]
(479) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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/* みんながくれる赤の返事周囲がこちょばゆい
むずむずむずむず しあわせにあてられる!!!
(-184) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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…さっき、約束してくれたじゃない。
[一瞬、両腕から解放して、 もしまだ彼が下を向いているようなら、 その頬をぺちりと挟んで、金色を見つめる。
乾き始めた秋の空気、 まだ青い角の発する静電気を帯びて、 ふわり、前髪は風を受けたように膨らんだ。]
(480) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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あなたと、一緒がいい。 あなたじゃなきゃ、ダメ。
…他の人じゃ、嫌!
……これが、あたしの答えだよ。
(481) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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だから、 そんなこと言うなら、もう一度。
――…ちゃんと、約束して。
[どこにいても、見つけるって。>>393 ……もう、一人にしないって。>>397
もう一度あたしと、約束して。]*
(482) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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/* あああっ?!台詞一個抜けてるぅぅぅぅぅ!!!!!
(-185) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/13(Tue) 01時頃
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/* しかしユージン好きだなぁ。 最初に落下エピ拾ってくれたところからずっと好きだったけど、 初っ端から独占しっぱなしだと申し訳なさすぎるので、かなり自制して短縮してましたん。
一度縁故組んじゃうと、私はそこに夢中になり過ぎる傾向あるから… でも今回は満遍なく目指し過ぎて、どことも深まらなかった感はある( 難しいなペア作成村って!www
にしても、こんな可愛くない子のところ来てくれてつくづくありがとうなんだよ…! 中の人は甘えるロルが苦手です。大層苦手です。今回も途中で力尽きてしまった(
(-186) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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/* ドレスの話しを拾ってくれるのが嬉しいやら申し訳ないやら…
そして続々と契約成立してゆく獣と少女たちのロルが素晴らしくて眼福
モスのベヘモト(ベヒモス)は悪魔の方じゃなくて。 旧約聖書の天地創造5日目に作られた神の傑作。 世界の終末でレヴィアタンと四つに組んで死ぬまで戦わさせられ、残った体は終末を生き残った「選ばれし者」の食べ物となる
の方のベヒモス
(-187) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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/* そして明日からまた平日が始まる…ううう…
昨日も夜更かしさんだったし、ユージンにあまり無理して欲しくないのである (だったら早く書けっていう(遅筆ごめんなさいごめんなさい
なんでこう、色々詰めようとするのかね私は… いやでも、そこ躊躇ってると言い損ねちゃう言葉がとても多くて…w
リアル会話でも自分が喋ってる割合多いし、ここでも性格出てるよね、うんw
(-188) 2015/10/13(Tue) 01時頃
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[“がっこう”の外のことを知りたい、と思って手にしたこの本からは、>>470 ほんわかした空気があふれ出していて、 一目で気にいってしまいました。 他の本だと怖い存在として描かれているあくまも、 怖くはみえなくって。 こんな場所がおそとにあるなら行ってみたいとは、今もなお思っています。
モスキュートも頷いてくれましたので。 あらためて『めがみのとおいきおく』を、胸の中にぎゅっと、 抱え込むように持ちました。>>471]
(483) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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うんっ、次にここにくるまで、だいじにするんだー。
[世界は広いのです。 いろんなところを見ていたら、 次に帰ってくるのがいつになるか、わからなくなりそうだけど。 きっと帰ってくるんだって決意を露わにします。
どうせなら、昼にひとつと半分の月が、 ヒナコとモスキュートと、そしてみんなを見守る頃がいいですね]
(484) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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[またまた、渡したいもの、と聞いて、>>472 ヒナコの顔はぱっと輝きました。
どうしてここには二人しかいないのに、 モスキュートはミッシェルのことを知ることができたのか。
“せんせい”たちが不思議な声で遠くにいてもお話できることは、 やっぱりこの書庫で知った記憶があります。 モスキュートに、別の“せんせい”を呼び出してもらったんでしたっけ]
えへへ、準備はもうだいたいすんでるから、 すぐにでも会えるけど……、
[部屋の片づけはして、荷物はまとめました。 あとはこの手帳と本を加えるばかり]
ちょっとだけ、待っててねー。
[提案を受け入れてから、ヒナコは一度、自分のお部屋に戻るのでした**]
(485) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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/* アガットだー! アガットが来るぞー!(やっぱりjubeatの隠し曲にあるやつ)
なお盟約後敬語が抜けてるのはなんとなくですが別にモスキュートせんせいを軽んじているわけではなくなんというか雰囲気……(言語化うまくいかない)
(-189) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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― 昨日:二度目の誓い ―
………せんせい、は もう店じまい。 いま此処にいるのは、ミィだけの私だ。
[ 彼女>>405が己をせんせいと呼ぶ時は、 決まって構って欲しい時や、困らせたい時。 だから決まって口ごもって苦く笑うのが、きまり。]
ミィの味か、……そうだな。 ココアの上のマシュマロみたいにフワフワで ドーナツの上のアイシングみたいに甘くて
それに…… …………どんなだろう、な。
[ 過去が微かに蘇り、笑い顔は苦いままで元に戻せず。 誤魔化すのが下手なのは 昔から変わらない。]
(486) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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きっと、ミィを食べた後は悲しくて 100年くらいは何も喉を通らないよ。
眠れないのは今もだ。……知ってるだろう?
[ めいっぱい落ち込め>>406と、泣いて悲しめ>>407と 今、彼女が望むなら それに否とは返さない。 真に喪ったときに己がどうするのかは、
( ”今回” はどうだろうな、)
何度喪っても、その後のことは分からない。 けれど、必ずと約束できることが ひとつだけ。]
最後は必ず、ミィのために笑うと約束するよ。
[ 目を開けたまま、彼女の閉じた瞼とキスを受け取った。]
(487) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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さあ、折角来たんだ。 皆と、ミィの おたんじょうびのごちそうを作ろうじゃないか。
私の我儘を聞いてくれて、有難う。
[ 長く跪いていた足を伸ばして 己の”したかったこと”はこれでお終い。
あの子たちの新しい門出に、 あたらしいいのちのかたちに、 少しでも己とこの大切な”ひかり”が肖れますようにと。
大きな手を、いつものように 差し出した。**]
(488) 2015/10/13(Tue) 01時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/13(Tue) 02時頃
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……なっ…!? に、あ、わな……
[>>478…笑われた。 こっちは、コリンにどう思われるのか、 不安で仕方なかったというのに。
思わず顔をあげようとしたところで、引き寄せられて。 少し屈んだ状態だったのが、更に、首は下に。
そして、とすんと、コリンの肩口に頭は収まって。 囁かれた言葉が…耳を伝って体の中へ 暖かく―――染み渡っていけば。 今までの不安が嘘のように すっかり、消えて行ってしまった。]
(489) 2015/10/13(Tue) 02時頃
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