278 冷たい校舎村8
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「はい、父さん」
(490) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[隣では俺より一回り大きい兄貴が、 陽ざしよりも朗らかな笑みを浮かべていた。]
(491) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[型のように笑いくさる兄さまと、 堅く口を引き結ぶ、俺と。
どちらも、手本通りに生きてはいて、 生きているだけ、であって
だから、俺達兄弟は、お互いが大嫌いだった。*]
(492) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[ 赤色が似合う颯真くんのままで>>419、なんて言われて、ほんの一瞬、足が止まる。]
……そー簡単に似合う色なんて変わんないっしょ。 俺だって今のままで居たいしね! 明るく元気なそーまくんのままで!
[ にゃははーっていつもみたいにふざけ半分に笑う。 嘘は言ってないよ。今のままで居たいもん、俺。
今のままでいるべきとは思ってないけど。]
(493) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[ そうしてようやく、校舎が見えてきた。 しかし校門をくぐっても、やっぱり人影はほとんどない。 そう、ほとんど。]
やっぱやけに人居ないなー。 でもほら、どうやら休校ではないっぽい!
[ 遠目に、昇降口から校内に入っていく見慣れた姿が二つ>>437。 昇降口に鍵がかかってないのなら、普通に授業があるということなのだろう。]
こりゃあ雪合戦は一旦お預けかもな? まあしゃーない、早く教室でぬくぬくしようぜ!
[ さっき二人そろって雪に埋まったこともあり、やっぱ寒い。 彼女も寒いだろうし、服とか髪とか、さっさと乾かした方がいいだろう、と、ちょっとだけ急かしつつ昇降口へ歩いていく*]
(494) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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―― 現在 / 通学路 ――
[暖かなコンビニから一歩外に出れば、 再び冷気が俺と誠香を襲う]
はは、美人女子高生かあ。 ありがとな。まあ俺、男なんだけど。
[かっこいい、という褒め言葉ではなく 美人、という形容詞なら 素直に受け止めることができた。>>457
それって、俺の女装スキルが高いってことだろ]
(495) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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やっぱ。 単なるイケメンじゃあ、駄目なんだよなあ。
[それまで軽い口調で話していた俺は、 そこで初めて、拗ねたような、 あるいは諦念したような、 ――そんな寂しげな声音を出しただろう。
きっと口元には、ほろ苦い笑みが浮かんでいる]
(496) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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(俺が普通の格好をして、普通にイケメンしてたら 誠香も俺を容姿で判断して、 色眼鏡で見てきたり、するのかなあ。
……あんまり、考えたくないや)
(497) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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――――、
[紡ぎかけた言葉は、うまく像を結ぶことなく ただ俺は曖昧に微笑むと]
約束だぞ。 大学に行っても、仲良くしてくれ。 まあ受験うまくいけばだけどな。
[いつも通りの軽口に、戻った]*
(498) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/12(Fri) 00時頃
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── 回想:文化祭準備 ──
じゃあおれ脚本やるー! なんかおもしろそ〜だし!
[ (福住誠香がやらないん)じゃあおれ(が)、 脚本やる。って、正確に言えばそう言った。
文化祭で演劇がやる、って決まって 適当にちょい役貰おうかなぁなんて 本当は暢気に考えていたのだけれど。
今年でラストって考えれば良い評価が欲しいし 作家大先生が脚本をやらないって言うなら おれもーらい、って郁斗は伸び伸びと手を挙げた。 ]
(499) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[ 脚本:喜多仲郁斗。(笑)。
つーか、まあ、こうやって見ると ペンネームっぽく見えて、ウケる。
どんな劇にすれば面白いだろうか。 漫画は読むし、ゲームもするけれど、 シナリオを書いたことなんて、まるでない。
でもたぶん、適当に適度な身内ネタ入れたり わっと話題になるような衣装を着せて あとコメディ入れて、最後は良い話風にすればいい。 そういう感じなら、文化祭ではウケる。多分。
大衆へのウケ方なんて、割と形式的だと 喜多仲郁斗はそう考えている。 ]
(500) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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ハア?赤い眼鏡え? チョー限定的じゃね? こわいィ?ワガママ言うなあー!
[ そうして決まっていく役割の中で、 役者を希望した颯真が声を掛けてくるので 郁斗は声を張り上げる。>>208
この時期、颯真と郁斗の席は 教室の隅とその反対側であったので ぎゃあぎゃあと喚く声が教室中に響き渡った。
し、担任の眉間の皺も寄せられていた。 ので、数分後ゲンコツが落とされた。 ]*
(501) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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/* まじで常にログ伸びてるな。止まると死ぬのか?お風呂に入ります…。
(-118) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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──現在・校舎へ──
[ おんなのこどうし、って こういうときに素直になれないの。 どうしてなんだろうね? っておもう。 もしも、まなちゃんの心情が届いてたらだけど。
今の心乃は知りっこないから、 外れた視線を追いかけて じいっと見つめることしかできない。 ]
(502) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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私に偉大なことはできません
(503) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[ この偉大な愛でちいさなことをするだけ。 だから私は、今日も微笑みを浮かべる。 ]
おんなじ大学に行けたら、 たのしく過ごせるかなって思っちゃった
[ 半分でている顔を見て、未来のお話を口にする。 それは、具体性があるわけじゃない。 ふわっとした、願望のようなもの。 ]
(504) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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――学校→職員室――
……飽きた。
[辰美は英単語帳を閉じ、バッグの中にしまった。
作家の単行本でもなければ台本でもない、 ただの言葉の意味の羅列を しんしんと雪が降る中読むというのはなかなか苦痛だ。 蛍雪の功は辰美幸俊には成し得ない。
辰美は黒板に向かうと、 きっと級友は――礼一郎は来るだろう、と踏んで こう伝言した。]
(505) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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みんなのお母さん、って そんな偉大なにんげんになりたいわけじゃないよっ
ボランティアだって、 私がしたくてやってることだし ……目標っていうと、ちがう気もするなぁ
[ ちょこっとだけ慌てるように、 傘を握っていない手を否定するように振る。 これが例えお世辞だったとしても、>>436 照れくさそうにしながらも、謙虚さを示す。 それが、愛宮 心乃であった。 ]
(506) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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「スマホの電波が繋がらないので 職員室に行ってくる 辰美」
[不良の字とは思えない程 整ったそれを黒板に書きなぐると、 辰美幸俊は1人、静かに教室から抜け出し、 職員室まで歩き出した*]
(507) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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まなちゃんこそ、何か目標とか やりたいこととか、ないの?
[ これは会話の延長線上のこと。 フツーに聞き返しただけのこと。 まなちゃんが言えない≠ネんて、 私は知りっこないんだもの。
だから、好奇心から私は問いかける。 ]
(508) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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……わ、重たいのにありがとう まなちゃん、優しいね
[ 重たそうに開かれる昇降口の扉。 かわいらしい女の子にやらせるなんて! どうしてもっと素早く動けないんだろう。 後悔先に立たず、遅ればせながら 手を伸ばして扉を開けるのを手伝いながら、 私たちは校舎の中へと踏み入れた。 ]
(509) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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……あ、そうだ 私、職員室に行かなきゃだから 先に教室へ向かってていいよ
[ 軽く雪を払い、上履きに履き替えたなら。 まなちゃんへと断りを入れてから、 1Fにある職員室へ向かおうと歩き出すだろう。* ]
(510) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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-- 通学路 --
[ 凧から風船に想定が変わる。 空気が抜けてしゅるしゅると千夏が飛んでいく。 それなら、掴むのも難しそうだと笑う。>>448
礼一郎が合流して、郁斗のトークは回転を増す。 仲良しだなあ、と千夏は思う。>>467 ぼんやりと、そう思った。 ]
(511) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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[ 飴を放り込めば、どうにか、気持ちが楽になって。 すこしすれば身体のほうもついてくるだろう。
礼一郎に断れれば、そうとすこし首を傾げて。 やったー!という郁斗には、ふふと二個渡そう。 ]
せっかく登校するんだし、 糖分補給してがんばろーね。
[ 礼一郎の傘へと入る郁斗に、ね、と声をかける。 そうして、三人は校舎を目指す事となるのだろう。 ]**
(512) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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師範棋士 千早は、メモを貼った。
2020/06/12(Fri) 00時頃
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/* ぷろろーぐ、土曜の夜までだよね、と思ってあとまるふつかなので、結構ペース早かったかな、とすこし反省する。 とりあえず、眠いのでねます。おやすみぃ。
(-119) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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/* たまたまだけどたつみくんと進行方向が被ってしまった! すまぬ!(!?)
(-120) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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―― 回想 / 噂と文化祭準備 ――
[噂ってやつは嫌いだった。昔から。>>415
だから辰美と葉野が付き合ってるという噂が 流れた時>>103>>104は、まずその真偽を疑った。 辰美が本気だったら祝福するまでだ。……けれど]
おい、辰美。 ちょっと衣装のサイズ測りたいから 男子更衣室に来い。
[衣装係の仕事を口実に、役者を呼び出した。 メジャー片手に男子更衣室にふたりきり。 仕事をこなしながら、俺は開口一番に切り出す]
(513) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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なんでおまえ、 葉野と付き合ってるなんて噓八百の噂を 放置してるわけ?
[元恋愛マスターの俺としては、気になるわけだ。 でも半分は、鎌かけなのだけれど]*
(514) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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――回想:文化祭準備、校舎裏――
[ 文化祭準備中、役者仲間の幸俊に頼まれて校舎裏で演技の練習をすることが何度かあった>>441。 役者は俺達二人だけというわけでもないし、俺だって初心者なのに、俺に頼んでくれたことがなんだか嬉しくて、結構ノリノリで頑張って練習してた。 ここはもうちょっと声張った方がいいんじゃない?とか、もっと身振り手振り大きめに、なんてアドバイスし合ったりして。 そんなある日。]
お?誠香ちゃんじゃん!やっほー! そんな風に身乗り出すと危ないよー!
(515) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/12(Fri) 00時頃
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[ おーい、なんて声が聞こえて>>485振り返ると、そこにはこちらに手を振るクラスメイト。 そちらに手を振り返しつつ一応注意はしとく。 万が一落ちてしまったら素早く駆けつけてキャッチ……なんて芸当ができればドラマチックだが、そんな上手くいくとは思えないし。危ないし。]
おお、ありがとー!お互いがんばろーねー!
[ 差し入れ、と投げられたミルクキャンディー>>486をなんとかキャッチ。 お礼を言いつつもっかいぶんぶん手を振った。片手でポスター抱えてるし、きっと宣伝も大変なんだろう。 それに報いるような演技をしなきゃなあ、と気合いも入るというものだ*]
(516) 2020/06/12(Fri) 00時頃
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