18 Orpheé aux Enfers
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from:Bennett title:有難う御座います。 -------------------- ひとつ、あて先が間違っていました。 僕は出席日数足りているはずですからね。
ええ、オケをあまりよく思っていない者が居るのだと噂が流れているようです。 まだ左程広まっていないのでしょうか、ガセであることを祈りたい所ですけれど。 有難う御座います。 こういう時、誰を頼れば良いのかわからなかったので。 お待ちしています。
(-150) 2010/09/04(Sat) 00時頃
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―研究室―
[パソコンのモニタに、浮かび上がる文字。]
『分かりました。 私もそちらに向かいましょう。』
[それを含んだメールを送信すると、拳で軽く額をこつりと叩き、息を吐いた。]
データはおおよそ纏まりましたし、少し時間が取られてもどうにかなるでしょう。そういえば、この大学のオーケストラをまともに聴いたこともないですし。
夏休みスペシャル、というやつで。
[メモを鍵付きの引き出しの中に厳重に収納すると、胸ポケットに煙草とライターを入れて、研究室を出た。
→合宿棟へ]
(@23) 2010/09/04(Sat) 00時頃
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- 練習室D -
[色彩も感情もない音楽が、ただただ響いている。]
(421) 2010/09/04(Sat) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 00時頃
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To:ベネットさん Title:Re;有難う御座います。 Subject:
ああ、申し訳ありません。 きちんとメールを送信しなおしますね。
(-151) 2010/09/04(Sat) 00時頃
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To:トラヴェルソさん Title: Subject: 尊敬……とはいまいちぴんと来ませんが……。 とりあえず、大学生の皆さんは世話役になるでしょうから、あまり肩肘張らないでくださいね。
それから、授業はきちんと出てくださいね。 夏季集中講義は出席日数もある程度重視しますので。
(-152) 2010/09/04(Sat) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 00時頃
掃除夫 ラルフがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(掃除夫 ラルフは村を出ました)
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/* 出入り激しい、な!! 皆弟子希望だったのかな!?
どうでもいいけど、赤が来るとこまるなー 考え付かない。 サイラスが同時赤だった場合のみ 簡単なんだけど、ね
(-153) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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[この曲を練習するきっかけは後輩のカルヴィンだったか。 合わせることがなかったのは、合わせようとしなかったから。 この手の曲は、きっとヤニクや他の面々の方が得意であろうと思った。 他校の生徒からの申し出だから、断らなかった。それでも、内心困ったなとは思った]
………
[様子見とばかりに抑えて弾くこともできる。 ただそれをするのは同じ合宿のゲストであるから、失礼かと思いなおす。
今できることは自分の技量を尽くすことのみ。 面白みも何もなくただ楽譜に忠実に…ただ生真面目に。 悩むくらいなら音を外して終わらせてしまえばいいのに、それは性格的にできず。
セシルのチェロの音を聞けば、彼は素晴らしい才能を持っていると思う。合わせたのが自分で申し訳ないなと思った。 溜息を実際には吐けないから、内心で吐いて、それでも最後まで楽譜を少しも違えることはなく弾きこなした]
(422) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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[Vn1と2の譜面を並べて置いていた。 1stが休みの場所は2ndを弾く。
チェロの音に誘われるように舞う艶やかな音色。 まるで本当に自分が誘われている― そんな感覚すら覚えた気がする。
まだできる。 こんなものじゃないはずだ。
熱くそれでいて冷静さを失わぬ道標を追って 弓を引く指先に、弦を押さえる指先に熱がこもる]
(423) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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さすらい人 ヤニクがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(さすらい人 ヤニクは村を出ました)
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 00時半頃
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[そして、気付いた。
音に酔うというのは、こういうことなのかもしれない、と。
心と音色が重り、広がっては高く舞い上がる。 それが堪らなく心地いい]
(424) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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/* A部屋の音楽を聞いてきた。 成程。確かに私だ。
(-154) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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/* やばい、すでにもう楽しいデス。 そして明日は一日音楽漬けなのさひゃっほい!
(-155) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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〔……ふむ……ううん ……どうやら僕は選曲を失敗したようだ。 第一印象の生真面目。 それが、とてもよく出てる演奏だと相棒を唄わせ気づく 譜面に、忠実に、誠実に弾く様は 奔放に音を舞わせるよりも 敬虔な祈りの楽曲が向いてるんじゃないかなとか
普段は奔放な曲になるWild Stallionsも どこか物静かだったから、 それならばと、音の深さを演出し 荘厳さへ持っていけないかとか どうすればラルフの”個”を、 その誠実に歌う音を生かせるのかと 思いながら演奏していた。
ラルフ自身が>>422と思っていることは知らずに。 弾き終わったら、己の選曲ミスを詫びようと思いつつ それでも、最後まで刻み歌い駆ける〕
(425) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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もっとだ。
[掠れた声は無意識のように呟く。 その指も、弓も、総てが動きを止めないままに。 子供と大人のちょうど狭間のような場所にいる声は、 何の意味を以ってその言葉を発したのか。
器用な先輩のボウイングに口元の笑みは深くなるばかり。 リズムは揺らいで、音は揺すられて、作り上げられる大地に根付く人の音。 時々唇が浅く空気を吸い込む音が、弓が弦を滑る音に混じる。
それほど長くない曲だから、もうすぐ終わりがやってくる。 けれど、終わりが来るのがもう少し先だったらいいと、少しだけ願った]
(426) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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―練習室A―
[ヴァイオリンは空調の効いた部屋で休ませてやることにして、 部屋に置かれてあるピアノへと向かう]
ピアノ触るの久しぶりだなぁ。
[椅子に腰かけてから、指で一つ鍵盤を押す。 ぽーん、と高い音が室内に響く]
良い音。
[ふふ、と目を細めて、別の鍵盤も押してみる。 まるで小さな子供がするような無邪気な音遊び。 人差し指だけで作られる旋律は、和音すら奏でないけれど]
♪ どー、どー、そー、そー、…
(427) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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〔だから、弾き終わって携帯に打ち込んだのは……〕
『……宗教曲とかのがよかった、かな? 折角誠実な、音なのに、ね』
〔と、言う言葉だった〕
(428) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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[幼いころ、「お隣のお兄さん」にヴァイオリンを褒められたことがある。 今にして思えば、酷く拙い演奏だった『きらきら星』 「お隣のお兄さん」は、きっと僕を気遣って褒めてくれたのだろう。
だけど、嬉しかった。 ヴァイオリンの先生は僕の演奏を聴いても、難しい顔をするばかりだったから。 自分の音を聞いて、誰かが笑ってくれるのが、嬉しくて、嬉しくて]
ふぁー、ふぁー、みー、みー、
[きっと相手は覚えていないくらい、昔の話。 けれど自分にとっては、大切な想い出]
(429) 2010/09/04(Sat) 00時半頃
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