88 めざせリア充村3
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[答える声に頷いて、弦を弓で撫でる。 どこか雨音のような旋律を奏で。
静かに歌い出す。 感謝と願いを込めて。
貴方が幸せになれますように 貴方がいつまでも変わらずにいられますように
その優しい音が、好きだから。 貴方だけは―――…どうか、変わらないでと]
(+5) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[着ていたはずの青の軍服では無く、研究所に居た時の服装になっているのに気がついて、小さく首を傾げる。 床に足をつけてぼんやりと状況を確認するように視線を走らせれば、 会いたかった人の、姿が目に飛び込んでくる。>>+0]
……夢、なのか。
[目を丸くしながら、それでもゆっくりと近づいていく。]
(+6) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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−青の拠点へ続く道− [ふらりふらりと道なりに歩いて、彷徨う。]
…ゴホッ
[心臓の痛いはしない。 なのに手を当てて咳をしたら、手に血がべったりついた。]
………。 [心配してくれる人も、傍にいてくれる人も、何も、ない。]
…あっちはどうなったんだろうね。 [ライジは大丈夫なのかな。]
(6) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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リッキィ。
[名前を呼ぶ。最期に呼びかけた名前を、今度はしっかりと届くように。 手を伸ばしてふらりと歩く>>+6彼女の手を掴む。 その視線はこちらへを向けられただろうか。 名前を、呼んでくれただろうか。]
ごめんな。
[ライジのことを告げなかったこと。 置いていってしまったこと。 泣かせてしまったこと。 側にいれなかったこと。 それから。]
……っ、
[たくさん言いたいことがあるのに、伝えたいことがあるのに。 リッキィの顔を見たら何から言えばいいかわからなくなって、掴んだ手を引いて近くへ寄せて、彼女の身体を抱きしめる。 拒まれなければ、少し長く。]
(+7) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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……泣かせて、ごめん。 側にいれなくて、ごめん。
……苦しい思いを、させて、ごめん。
[耳元でとぎれとぎれに、言葉を零す。]
(-7) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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……ライジの所へ導いて。 [花びらを4枚、生み出すとひらりと燃える火の蝶へと変わりふわりふわりと漂う。
ふわり ふわり
と道を外れて、ライジが歩いている道へと蝶は火の粉を撒きながら舞う。 それを目で追いながら、ついていけば会えるかもしれない]
(7) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[音に込めるのは、感謝と願い。 だけど、ほんの少しだけ、滲む音色があった。
家族に向けるものとは僅かに違う―――…好き、]
(-8) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/07/03(Wed) 00時半頃
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/* ……導入される炭コーヒー…… この村は炭コーヒーの村となったのだ……
なあ。その炭って(以下略)
(-9) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[一曲歌い終わった頃だろうか。 遠くの方で微かに鳴り響く、あの電子音。 誰かが、また……夢の中で、死んだことを悟る。]
……っ、
[兄が、目覚めたのか。 それとも、ソフィア? それとも、それとも。
脳裏に浮かぶ生き残っていた"家族"たちの顔。]
(+8) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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ナユタ、さん……
[ナユタにもあの音が聞こえただろうか。 不安げに名を呼べば、じっとナユタを見つめた。 なんとか悲しいも、辛いも、滲ませなかったけれど。
頼りなく囁かれた声は、微かに震えていた。]
(-10) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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志乃は、不安げにナユタを見つめていた。**
2013/07/03(Wed) 00時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[名を、少し前までは当たり前のように聞いていた声で自分の名前を呼ばれる。 紺色を、見上げようとして、掴めなかった手を掴もうとして]
ヤ、ニク? なん、で……だって、死んだんだよね? 私、ちゃんと…………やっぱり、夢?何、これ。 ………夢でも、いい。
[自分の幻想か妄想が、ヤニクの姿を作り上げて言葉を紡がせているのか、それとも何なのか。 混乱した頭では上手く物事が考えられなくて。 夢だと思い込んでいるから、ヤニクの行動は拒まない>>+7。 寧ろこちらからも力をこめて。小さな声が聞こえれば、さらにその力は強くなっただろう。]
(+9) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[赤の撤退の動きは、 青にもすぐに伝わるだろう。
敗走する軍への追撃はこの地で俺が止める。
赤が滅びても戦争はきっと終わらない。 青が滅びてもそれは同じ。
勝ちも負けも無く この地一帯に争い事を閉じ込めたまま、 未来に続く道を探らなければならない。
…と、軍医は言っていた。 それなら俺はここで戦争を続ける。]
(8) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[炎の蝶に出会ったのは、道すがらの出来事。
夜に灯るあたたかな炎。 それは見慣れた、モニカの蝶だった。
――逃げたんじゃなかったのか。
モニカとオスカーの別れ際の姿を思い出し、 この状況を訝りつつも 俺は蝶の後を追った。*]
(9) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[暗がりの中で多くは見えないが、 どうやら出陣していた兵が戻ってきたようだった。 そして、“千枚刃”が死んだと教えられて。
『あの悪魔も裏切ったんだろう』 『そっちの始末はもうついたらしい』]
………。
[その場にしゃがみこむ。 ああ。もうぐちゃぐちゃだ。]
(10) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[その旋律に、志乃の声が重なる。 3年ぶりに聞いた優しい唄。 戦場の音とは違う、懐かしい旋律。
目を開けて、志乃を見る。
念願の、目の前で歌う彼女の姿は 想像していたよりも、ずっとずっと美しく、 少し眩く感じて、瞼を細める。]
(+10) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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嘘つき、うそつき…… 死なないって言った、私怒るって言った。 ヤニクの馬鹿。………どれだけ、
[どれだけ、寂しかったかと。どれだけ、傍に居て欲しいと願ったかと。 震えている声を誤魔化すように、ヤニクの肩を少し強めに叩こうとした。]
(-11) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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/* アキ兄様も妹としてみてくれてるって。。。 信じてる!!違ったら、私とても悪女。
アキ兄様は、守らなきゃいけないと感じてて。 幸せになって欲しいと願ってて、幸せになるのを 見守り隊……と志乃は、思っている。
ナユタさんに対しても、幸せになって欲しいと思ってる。 自分が近付いちゃいけない人な気もしてる。 綺麗な部分だけ見せたかったのは、きっと乙女心。
世話好きだけど、やっぱり甘えたいのかな? 百合子お嬢様も気丈だけど、そんな感じだった気がする。
(-12) 2013/07/03(Wed) 00時半頃
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[名前を呼ばれる。 やっと――何だか、実感がわく。]
夢じゃねぇよ。……夢じゃない。 俺は死んでない――ちゃんと生きてる。
[夢はあちらの世界の方だった、とリッキィに伝える。 こちらの世界の方が本物。これはただの悪趣味な実験。 そう説明しながら、小さくて少し冷えている彼女の身体を抱きしめる。 その腕にさらに力が込められれば、こちらの腕は少し緩めて、宥めるように背中をさすって、小さく微笑む。]
……夢でもいいとか、言うなよ。 覚めたら終いな夢でもいいとか、言うな。
[夢でも会いたいと思ってくれたのか、とは尋ねず。 そうであったら良いなと思いながら。]
(+11) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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……うん、ごめんな。 もう死なねぇから、ちゃんと約束、守る。
[泣いているリッキィを見て後悔した、彼女を泣かせてしまうなんて思わなかった。 ヤニクが死んで、誰かが泣いてくれるなどとは思わなかった。]
リッキィ泣かすようなこと、しねぇから。
[そう言いつつ、彼女が叩こうと手を挙げれば避けることはなく。]
(-13) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/03(Wed) 01時頃
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/* キリング頑張るーヽ(*´▽`)ノ ス、スペックとかの差は……愛で埋めるよ!
(-14) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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― 皆とは違う実験室 ―
[鳴り響くビープ音に眉を顰め、薄らを目を見開くと殺したはずの研究員が顔を並べていた。 研究員は実験の結果に満足していたのか、互いを讃えあい、中にはグラスを仰いでいる者も存在した]
……なるほど。
[――全ては夢だったのか。 カプセルは顔だけが覗けるようで、傍らの存在。 ロックが外れて開けば彼らは大慌てとなるだろう――]
(+12) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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志乃・・・ありがとう。
ずっと、ずっと、聴きたかったんだ。
[旋律に込められた志乃の願い。 ありがとう。素敵な、唄をありがとう。]
志乃―――・・・好きだよ。
[ポツリと、小さく呟いき、でも真剣な眼差しを向ける。頬が熱くなるのを感じるのは、気のせいだろうか。]
(-15) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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[音がやみ、彼女の様子に異変を感じる。 その様子に、もしや、という思い。
でも、それ以外に思い当たる節がなくて…。]
………
[ちらりと扉の方へと視線をやる。]
(+13) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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…ぁ…。 [のろのろと歩いていたから、蝶の明かりを見失うことなく負えば、蝶の灯りを見つけて近づいてきたライジの姿が灯る]
…ライジ…。 [ライジから見て、モニカの、血塗れな姿が見えただろうか。 血塗れのまま、ライジの姿をほっとした笑みをこぼす] そっかー、無事だったんだー。よかったー。 ねぇ、ねぇ、ライジ。 青の拠点で暴れていいー? 焼いていいー? いいよね、いいよね? もういいよね。 殺して、焼いて、みんな青のヤツラしんじゃえばいいんだ。 [殺しても足りないと言いたげに]
ライジは?ライジは? 赤の拠点に帰るの?
[壊れたかのように一方的にたくさん、そう話しかけただろう 衝動与えれば落ち着くかもしれない。**]
(11) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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―――いき、てる………?
[あの戦場での感覚も、銃の感覚も……雷の痛みもナユタを撃った感覚も。 匂いも痛みも全部覚えているというのに。 苦しそうな声も、焼けた匂いも、全部が全部。 ………あっちが、夢だったとしたら現実味がありすぎるし悪趣味だ。 悲しんだ感情も、苦しんだ感情も、……別の、感情も。 全てが実験内でのことでした、と言われても簡単には納得できなかったけれど。]
………誰も、死んでない…… ヤニクも、生きてる………そっか。 あぁ、うん。そしたら……覚めない夢なら……
[段々と俯いて声を小さくして。>>+11 自分の行動に恥ずかしさを覚えたのか、耳は真っ赤で床と睨めっこ状態。 ……それでも、腕の力は緩める事はなかった。]
(+14) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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―― 実験室→別室の実験室 ――
[一人だけ隔離されている被験者。 オスカーが目覚める時間となったので、 会話をしていても打ち切ってそちらへと大股で向かう。
近づけば祭り騒ぎの音が聞こえたか。>>+12 オスカーの能力は予想以上だったらしい。]
……めでたいこったな。
[彼はここから出るのか、 それとも飼い殺されるのか。]
おい、邪魔だ。 おねんねさせられたくなきゃ静かにしろよ。
[中に入って一言。 ミナカタと力を防御する方法などないから 彼らは一応おとなしくはなるだろう。]
(+15) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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……おはようオスカー。 暴れるなよ。
[彼の気性はモニターで十分理解したので カプセルから覗く顔に向かって話しかける。 続きは小声で。彼にだけ聞こえるように。]
(+16) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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[ふらりと立ち上がる。 足が向かう先はチアキの天幕だ。
今の報告の真偽を確かめたくて、薄く開いたままの天幕を引く。
死体の転がる天幕の中、 ぬいぐるみを抱いて哂うチアキ>>1がいた。
本当に、嫌になるくらいこの軍の諜報力は優秀だ。]
(12) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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……いいこにしてろ。 まだカプセルの中の被験者は、 電源一つ落とされればそのまま永遠におさらばだ。
[釘を刺すように事実を伝える。 自身も何かあればオスカーに立ち向かうだろうけど。 それは、まだ言わなくていい。]
(-16) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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[はたと我に返ると、転がる部下の死体がふたつ。脳天に穴。 わあ、僕射撃うまーい。すごーい。]
……どうしよ
あは。あー、もう。僕ほんと馬鹿だし短絡的だし感情的だし、いいとこないなあ。あはははは
[床に座り込んだまま、笑う、笑う。 ふと、手に何か持ってるなと思って見てみたら、何かぼろ布と綿を握りしめていた。 数秒の間の後、それが元は志乃のうさぎだと気が付いて
また笑えた。]
(13) 2013/07/03(Wed) 01時頃
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